活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

ナチス・ドイツの熱狂的信者麻生太郎副総理がヒトラーを理解する発言をしたが今さら撤回しても間に合わない

2017-08-30 20:17:40 | Weblog
麻生太郎副総理兼財務大臣がきのう29日、横浜市で講演しました。席上、麻生はナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを引き合いに、「ヒトラーの動機が正しくてもだめ」と、看過することが出来ない発言をしたと言います。麻生の言い分を要約すれば、ヒトラーにもそれなりに理解ができる面があると言いたかったようです。ウルトラ右翼の安倍内閣の一員に位置づけされている麻生ですが、やっぱりヒトラーを信奉しているのですね。

一夜明けたきょうになって麻生は、さすがにこの発言をまずいと思ったのか、「きのう(29日)の発言を撤回する」と言い出しました。過去にもヒトラーに言及。日本国憲法を改正するには、「ワイマール憲法を誰も気づかないうちに変えてしまった(ヒトラーの)手口を真似したらどうか」と発言。物議をかもした末に撤回に追い込まれた前歴があります。

麻生がヒトラーをたたえるような発言をしたのは、今回の件で2度目のことです。どこかねじが緩んだ間抜けに見えるネトウヨ的性格の持ち主麻生。日本の恥をいつまで国際社会に輸出するつもりなのでしょうか。発言を撤回すれば「一件落着」という訳にはいかないことさえ理解できない麻生ですが、ここはさっさと辞めたほうが国益にかなうのです。

「アメリカファースト」のトランプは北ミサイル発射を自国兵器産業の利益が最大化されることから大歓迎している

2017-08-30 12:12:10 | Weblog
北朝鮮がきのう29日、ミサイル発射したことを受け、日本のテレビ局は視聴率稼ぎに朝から晩まで危機を煽り続けています。日本に被害がないことが判明しているのに、防衛力増強の論調ばかり流され、あきれ返るばかりです。

このように日本では大騒ぎしていますが、北のミサイル発射を喜び大歓迎しているのは、「アメリカファースト」を掲げるトランプです。なにしろロッキード、ボーイング、グラマンなどを筆頭とする米兵器産業の雇用が守れ、これらの企業の利益の最大化が図れるからです。

トランプや兵器産業が「金正恩将軍様万歳!」を三唱している姿が目に浮かんできます。日韓には防衛力増強という餌を撒いて、トランプと兵器産業がタッグを組んで「ぼろ儲け」する構図に、日本国民はもっと目を向ける必要があるのです。

「加計」獣医学部新設認めた国家戦略特区WG八田座長らは「一点の曇りもない」と記者会見したがやっぱり茶番だった

2017-08-07 20:44:10 | Weblog
国家戦略特区による「加計」学園獣医学部新設に関するワーキンググループ(WG)八田達夫座長、竹中平蔵らは6月に記者会見し、獣医学部の新設を加計に決めた経緯をこう説明しました。「政策をゆがめた事実はない。一点の曇りもない」と強調しました。

不透明な加計獣医学部の特区指定にマスコミから連日批判され、世論をなだめるために官邸サイドが演出した茶番劇に何食わぬ顔して登場。潔白を訴えていたことが昨日のようによみがえっています。この会見うそっぽくて、誰も信じる人はいませんでした。

このうそを裏付けるかのように、きょうのマスコミ報道によれば、WGが2015年6月に愛媛県および今治市職員を呼んでヒアリングしたときは加計学園幹部も同席し、発言をしていたのに議事録には記載されていなかったことが明らかにされています。

「加計ありき」で進めてきたWGが加計幹部の出席と発言を載せたら、せっかくの特別扱いが発覚することを恐れて、あえて議事録に記録として残さないことに決めたものと思われます。WGの八田や竹中らは正義漢ぶって潔白を証明する会見をしていますが、彼らの主張は脆くも崩れ、今後どの顔して正当化させるのか見ものです。

再任用され舞い上がる小野寺防衛相が「北基地攻撃能力」保有を検討しているというが、PKO日報隠しの疑惑解明が先だろう

2017-08-05 20:44:50 | Weblog
2014年の第2次安倍内閣の防衛大臣を退任するにあたり、よほど悔しかったのか、涙ぐんで見せた小野寺五典氏。その小野寺は今月3日の第3次安倍改造内閣で防衛相として再任用されました。早速、自論の「北朝鮮基地攻撃能力」の保有を検討していることを記者会見で披露して見せました。

先月24日に衆院で行われた閉会中審査では大臣の座を射止めたいのか「加計」学園獣医学部新設を巡って、安倍晋三首相に「助け舟」する質問を連発しました。その一方、前川喜平前文科次官には現役時代をほじくるような質問を浴びせていました。実にいやらしい男でしたね。

そんな小野寺がやはり閉会中審査で南スーダン「PKO日報隠し」疑惑で渦中の稲田朋美元防衛相に、「野党の厳しい質問には細心誠意答弁するように」と歯の抜けるような質問をしていたことは記憶に新しいところです。PKO日報隠しの問題は何ひとつ疑惑が解明されていませんが、野党が求める稲田の参考人招致の要請を自民党は出席させないことを決めています。この問題を自民党はうやむやにしてしまうつもりです。

一体、小野寺の国会質問は何だったのでしょうか。小野寺は稲田の国会招致を実現、疑惑の解明に努力するべきですが、大臣席に座った途端、問題をすり替えるために北朝鮮基地攻撃能力の保有に言及しました。肝心の日報問題の疑惑解明を拒んでいる姿勢は、防衛大臣としての「資質なし」といっても過言ではないと思います。

政権と一体の大阪地検による籠池夫妻逮捕目的は「口封じ」にあり、財務省の国有地不当廉売疑惑は立件見送りの可能性大

2017-08-01 21:19:10 | Weblog
昨日31日、「森友」学園籠池前理事長夫妻が国の補助金をだまし取った容疑で大阪地検特捜部に逮捕されました。籠池の日ごろの言動が政官を揺るがしていることから、これ以上広がらないように「口封じ」することが目的との観測もささやかれています。いずれにしても司法に政権が介入していることを裏付けています。

大阪地検は籠池夫妻を逮捕することで世間の耳目を集める傍ら、肝心要の財務省による国有地8億円値引きした不当廉売疑惑には、政権側に気兼ねしているのかメスを入れる気配が全く感じられません。報道によれば財務省ではパソコンを更新中で、更新後にはそのデータがすべて失われ、復元することができないことが指摘されています。これは隠ぺいのためのパソコン更新と思われても仕方ないでしょう。

検察は隠ぺいを許さないためにもパソコンの保存措置を取るべきですが、ただただ指をくわえて眺めているだけといいます。これでは財務省の犯罪行為を黙認するようなものです。立件するという「やる気」が全くないこともはっきりしました。トカゲのしっぽを切って、それでおしまいというシナリオを地検が描いていることが心配され、今後の地検の動きには目を離すことができません。