活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

日本の景気停滞要因は大企業の賃金搾取と行き過ぎた内部留保積み増しが原因している

2017-03-15 20:19:00 | Weblog
今年の春闘ではきょう15日、自動車や電機の大企業が賃上げ要求に一斉回答しました。それによればベースアップは4年連続になりましたが、前年比ダウンでベア再開の14年以降、最も低い回答になりました。

この結果について、経営側は世界経済が見通せないという先行き不安という、毎年決まった言葉を理由にできるだけ賃金を抑え込みたい身勝手さをのぞかせました。

企業である以上は利益を出すことで社会貢献しなければなりませんが、大勢の非正規雇用を使うようになってからは、従業員と折半の社会保険料負担はゼロになり、時間給も最低賃金ぎりぎりに抑制できたおかげで、多大な利益をフトコロに納めることができるようになりました。それなのに、お涙程度のベアで利益をため込もうとする経営者は、「悪徳」そのものと考えます。景気が上向いた時でも従業員の賃金を上げずに、ひたすら「内部留保」の積み増しと経営側の報酬だけは人目を忍ぶこともなく、せっせと大枚を蓄えてきたのです。それは従業員の犠牲の上だったのです。

大企業経営者は考えてみるがいい。あなた方はひとりで従業員何百人分の報酬を得ているが、すべて従業員を「踏み台」にした結果ではないのか。「自分の代さえよければ」の経営者がなんと多いことか。従業員が爪に火をともすように生活してもちっとも楽にならないのは、あなた方経営者が思いを馳せないからではないのか。もっと太っ腹の少しは気前のいい経営者になってみろ!

うそつき稲田朋美防衛大臣が「森友問題」でも懲りずにうその答弁を重ねる異様な光景

2017-03-15 12:19:59 | Weblog
安倍晋三はよくもまあ、ウルトラ右翼で大うそつきの稲田朋美を国の中枢である防衛省のトップに任命したものです。

稲田は昨年10月南スーダンPKO陸自を訪問した際、「首都ジュバは落ち着いている印象だ」と述べたり、戦闘状態にあることをごまかし、「武力衝突」と国会で答弁してみたりと、あきれ返るほどのうそを身にまとった大臣生活を送っています。

その稲田がいま巷間をにぎわしている、これまた右翼「日本会議」大阪支部幹部の籠池泰典理事長が経営する「森友学園」問題で、「(理事長とは)10年ほど会っていない」と語っていましたが、実は1、2年前に会っていたことが明らかにされています。また同学園が起こした訴訟でも「受任したこともなければ裁判を行ったこともない」と、いけしゃあしゃあと国会で答弁。あげくには「(同学園の)顧問弁護士をしたということはまったくの虚偽だ」と、これまた国会で答弁しましたが、すべてがうその答弁だったことが、野党側議員の追及で明らかされました。

このことに稲田はきのう14日、「記憶に頼って答弁した。訂正してお詫びする」と、前言のすべてを撤回、謝罪しました。大臣の座にしがみつくためなのか、あるいは同じうそつき首相に「うそをつけ」と指示されているのか、なにくわぬ顔でうそをつらぬく稲田防衛大臣ですが、それでも安倍は続投させるというのです。このふたり「終わりの始まり」のように思えて仕方ないのですが。