活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

そうか。 今治市の国家戦略特区指定には政治家の利権あさりのために力学が働いたのか!

2017-03-14 21:25:15 | Weblog
「第2の森友疑惑」として先日来浮上していた、今治市に「加計学園」(岡山市)が獣医学部を開設することで同市から16.8haという、とてつもない広さの土地をただで譲り受けていたことが報道されていました。この土地は同市の土地開発公社から36億7400万円で買い戻した物件ですが、今月3日に同学園に引き渡しされました。これとは別に同学園が校舎建設費として192億円を計上していましたが、そのうちの半分、96億円を助成すことも市議会で賛成多数で可決されています。同学園には今治市民の血税132億円超がつぎ込まれるという前代未聞の優遇ぶりにはあきれるしかありません。

同学園理事長の加計孝太郎氏は安倍晋三とは「特別の仲」で、第2次安倍政権発足以来13回にも及ぶゴルフあるいは会食を重ねています。安倍の妻昭恵氏もあの「安倍晋三記念小学院」の名誉校長に就いていましたが、加計学園系列の「御影インターナショナルこども園」(神戸市)の名誉園長に就いているという、「ずぶずぶの関係」も取りざたされています。

2015年12月には安倍が議長を務める、国家戦略特区諮問会議は今治市を特区に指定しています。この特区に参加する事業者を公募したところ応札したのは加計学園だけだったそうです。このため、事業者として指定を受けたといいます。出来すぎもいいところですね。

まるで安倍の特別の仲である加計氏のために特区を設けたようなものですから、森友学園問題同様に安倍や側近のの力学が働いているのではないかと噂されています。まさに「疑惑まみれ」と言っていいでしょう。安倍は関係を否定していますが、否定すればするほど疑念が広がり、政治家の利権目的に特区が指定されたことを物語っています。

それほど財政が豊かでない同市だと思うのですが、ずいぶんと「大盤振る舞い」したものです。政治権力や国から働きがなければこのようなことはできません。今後の展開、目が離せません。