Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編418. ニコノスが登場しないので、Goproにした!

2019年09月21日 | Photographic Equipment

 来月久米島、宮古島へゆく計画があり水深45mまで潜る可能性がある。耐水深限度30mのニコンW300をBCDにつけっぱなしにして45mまで潜っていって水没しないだろうか!?。30mで4気圧、45mだと5.5気圧、撮影できないまでも、持参して大丈夫か!。

 そこでニコンのサポートセンターに尋ねた。回答はもっていってほしくないがダメだとはいわないのでよくわからなかった。おそらく製品開発段階で実験数値があるはずだが、明快な回答でないのは一寸残念だった。昔のニコンならハッキリと××メートルで水没したというデータがございます、ぐらいの情報はくれたのだが・・・。

 だからGopro+魚眼レンズという小さな撮影システムを調達した。GoProはハウジングをつけて公称水深60mまで潜れ、動画が中心だが、ちゃんとスチールモードもついている。

 実は数年程前ニコンは、アクションカメラKeyMissionを発売したことがあった。ハウジングを必要とするなどGoProもどきだったが、その後実物を国内では見かけなくなった。

 さらにニコン1AW1という機材も登場したが、耐水深15m迄ではダイビングでは使えず、さらに肝心の魚眼レンズがなく、ニコン1システム共々廃盤になってしまった。だからニコンも水中機材の製品開発にはアレルギーがあるのだろうか。そもそも独創性が高くリーズナブルなGoProの真似をするからニコンも怪我をするわけであり、ニコンの技術力ならば、そんな必要は最初からなかったはずだ。

 というのも1963年からハウジングレス水中機材ニコノスをつくってきたという56年ものブランドがある。GoProに対向したければ、フルサイズイメージセンサーを積み潜水工事でも使えるぐらいの本格的水中機材として、ニコノスのブランド力を活かすのが製品開発の戦略だと思いつつ期待していたのだが・・・。

 そう考えていたら、もうニコノス復活どころではなく、Instagramみたいな画像が撮れるといった別の評価基準が出てきて、そうした志向性に応えられる機材の1つがGoProか。

 そのGoProにも欠点はある。イメージセンサーが大変小さいので高画質なスチールや動画の画像(それにしては画像が大変綺麗だが)は無理、あるいは暗いところや夜に弱い、そしてハウジングが必要(但しボディが大変小さいのでハウジングもすこぶる小さいのが救い)、水中では機材の消耗が激しいから耐久性があるようには思えないなどなど・・・。

 そんな欠点はあるが、魚眼レンズがつき水深60m迄潜れるGoPro水中機材システム一式の価格は¥93,934と、オリンパスTG6+ハウジング+魚眼レンズよりリーズナブルで、しかも小さいことが私の関心を引きつけた。これで水深45mをクリアし魚眼レンズのついた撮影をしたいとする私の所期の目的は、画質を気にしなければ難なく達成してしまった。

 画質は魚眼レンズを外付けしているのでGoPro本来の画質より落ちるだろう。来月後半以降のブログで画像がアップできる幸運に恵まれるといいけどなぁー。

調達した撮影機材は次の通り

カメラ:GoPro HERO7ブラツクCHDHX-701-FW

ハウジング:GoPro Super Suit ダイブハウジングAADIV-001

レンズアダプター:INON SDフロントマスクforHERO5/6/7

魚眼レンズ:INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

 あら!、GoProにはもともと魚眼レンズがついているのに、なんでまた魚眼レンズなんかつけるの?、と思われる人もいるかもしれない!。GoProの画角140°は、水という巨大なレンズによって94°ぐらいの広角レンズ並みの画角に狭まってしまう。だから水中で狭まった画角を140°に戻すのにまたフィシュアイレンズをつけるわけ。 

 さて宅配便待ちしていた8個のパーツというのは、実はこの小さな機材のことだった。いずれ本格的水中機材ニコノスが登場するまでは、ニコンW300と併用しつつGoProでつないでゆこう。もし登場しなかったら・・・、そのままGoProでしょうね。


SONYα6000,CarlZeiss Vario-TessarE16-70mm/F4.0

ISO320,焦点距離50mm,露出補正0,f/4.0,1/90 

コメント
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