書道家Syuunの忘れ物

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倖田來未と日本人のDress(ドレス)コードの無知

2008-02-02 11:17:06 | 読み解けば‥‥

倖田來未の「35歳で羊水腐る」発言を見ていると、この人は本当に無知で、耳学問でしか知識を取り入れていない事がよく分かる。
本来、女性の体に関してはもう25歳にもなったら、まともな知識ぐらい勉強して置いたらと思う。
女性の羊水は血液だから、腐るということなどないのは判りきったことだ。
しかし、昔、そう言う下世話な表現をする女性が冗談交じりに言うことがあった事は事実だ。
それをまともにメディアで公言してしまうところに、知識の欠如、物事を感覚でしか捉えることが出来ない欠陥がある。

近年、女性が子供を産もうとするとき、35歳くらいまでに初産をするのが望ましく、それを過ぎると不妊治療という医学に頼ることが多いとマスコミで言うようになった。
本来、女性は20代で結婚する人が多かったから、こんな表現は必要なかった。
よく24歳は結婚適齢期といったものだった。
今なら、「早い結婚」で学生時代から相手がいた人に限られるだろう。
その後26歳、28歳、30歳、結婚年齢が上がり、笑い話で「大晦日(31歳)までには結婚して欲しい」と母親が言ったと言うのがあった。

そうして、30歳を過ぎてからの妊娠には、ダウン症の子供が生まれる確率は急速に拡大するし、特に体に異常がないカップルの人達でも妊娠しない例が多くなった。

不妊というのは、年齢に関係なく起きるもので、色々な症例があって一概には言えない。
ただ、不妊治療で人工授精(排卵日に男性の精子を女性の体に直接注入する。)をして妊娠するなどは、半数以下4割、場合によっては3割以下だ。
これは、羊水が腐っているのではなくで、卵子と精子の問題だと直ぐに気づくのは常識だろう。
そして、女性は35歳を境に、急速に女性ホルモンが低下して卵子の「質」が悪くなる、いわゆる「未成熟卵」が増えてしまうのである。

以前、倖田來未が、和服を自分でデザインしたとして、肩を出したような着崩した和服でコンサートをやったことがある。
その時、品が悪い、和服はそう言うように着るべきものではないと書いた。

そうしたら、「倖田來未は、そう言うデザインや服装をポリシーにしている」と批判されたことがある。
しかし、伝統的な服装というものは、それなりのドレスコードがあって、それに外れるというのは現に慎むべき事であると思う。
そして、いわゆる現代の洋装・スーツ姿でも、欧米では歴史に裏付いたドレスコードというものが存在する。
そのドレスコードというものは、少なくても17世紀ヨーロッパで認知されたもので、それを踏襲している。

日本のモーニング、タキシードなどは割合と着方の原則は知られてきているが、冠婚葬祭になると全く駄目だ。
本来、あの黒の略礼服というのは、所詮略礼服に過ぎず、葬式ではよいとしても、結婚式には相応しくないだろう。

そして、ドレスコードの無知をさらけ出したのは、サミットに出席した元総理の小泉氏だった。
簡単に言えば、サミットに明るい灰色の背広(スーツ)だった。

知っている人がみれば、「何を考えているのか」と笑われる事だが、指摘したのは雑誌で指摘された以外、日本では全く論じられることはなかった。
よく分からなかったら、いろいろその手の映画、冠婚葬祭、正式な場面を撮ったものを見てみればドレスコードがどんなものだったかよく分かる。

いずれにせよ、倖田來未というのは、全く無知で、感覚でしかものことを捉えていないと言うことが良く分かったことだった。


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