BILLION レーシング パワステ タンク


走行中のパワーステアリングオイルの温度がどの程度まで上昇しているのかはあまり知られていない事でして、アイドリング時で50度程度 普段の街乗りなら80度程度で問題はない範囲です。 
しかしワインディングや都市高速道で少しスポーツ走行をしただけでも結構な温度まで上昇しているようで、走行後にボンネットを開けZ33.Z34純正採用の半透明パワーステアリングタンクを見ると、今にも吹き返す勢いでオイルが廻っているのを見たことがある方も多いと思います。 この時で大体100度程度です。
走行中でしたらもっと高いでしょうから。。。 パワステオイルは結構な温度まで上がっています。

Z33の時はnismoが大型パワーステアリングクーラーを販売していましたので、そちらに変更しているお客さんも多く、やはり皆さんパワーステアリングオイルの温度上昇からくるステアリングフィールの悪化を嫌っている様子でした。
残念ながらZ34は現時点ではnismoのクーリングユニットはありません。

前々から興味があったBILLION レーシングPSタンクの仕組みを見て これならパワーステアリングオイルの温度が上昇しても、ある程度は抑えることができるのではなかろうかと思いまして早速取り寄せ 取り付けを行いました。
商品の構造はいたってシンプル
温度が上がって気泡が混じったパワーステアリングオイルを、タンク内の外周路を通し泡とオイルを分離し、オイルだけをタンク内のオイルパンに落とすというやり方です。 気泡が温度上昇をさせ、フィーリングの悪化となる原因です。
その原因を取り除くということです。


デイトナの近くにある小さなダムまで試乗に行きました。
小さな道路は切り返しが多くパワステには物凄く負荷がかかり、今回のようなTESTには持って来いのコースです。
ステアリングを切り返して切り返して いつもだったら熱ダレで「ダル」になりそうな時にも、しっかりとしたステアリングインフォメーションがその効果を立証してくれているようでした。

僕がお勧めしたいのは 特に初期型のZ33です。
何となく安定性がないステアリングが恐ろしいほどに一定の軽さになり 非常に効果があり間違いなく体で感じ取れます。

■BILLION レーシングパワーステアリングタンク BRPS-N04 
定価 23,100円

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