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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

カローラ王座陥落

2011年01月12日 | 日記・その他

  とうとうカローラが王座から滑り落ちましたね。年度によっては逆転された事もありましたし、軽と比べるとまけていることもありましたが、兎に角デビュー以来王座を死守してきたカローラが過去の数字でも逆転されたそうですからこれは画期的なことでしょう。
  それも、プリウスというハイブリッドカーに負けたのですから驚きです。日本人というのはこういうところを見ても本当に真面目なんでしょうね。私なんか決して手が出ない高級車ですが皆さんお金があるんですね。 

 SankeiBizより 2011.1.4

  トヨタ「プリウス」、歴代首位に 10年販売31万5000台超、カローラ抜く

 トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」は、2010年の国内の年間新車販売台数が31万5000台を超え、これまで車名別で最も多かった1990年のトヨタ「カローラ」(30万8台)を上回り、20年ぶりに歴代首位が入れ替わったことが3日、分かった。

 プリウスは10年1~11月の11カ月間ですでに29万7563台を販売。同12月も28日時点で約1万8000台を販売し、年間での過去最高を更新した。低燃費や従来のHVより割安な価格に加え、エコカー補助金と減税を追い風に販売を伸ばした。…以下略

  全体の販売台数自体が減っている中、歴代首位も変わったのですから本当に画期的といえるのじゃないでしょうか。プリウスが大衆車になったという話もあるようです。
  とは言いながらも、優遇税制が終わった後、どんな動きになるかは分かりませんね。まだ、EVが取って代るのは先のことになりそうですが、それだって本当にそういう時代が来るのかどうかも分からないところです。
  私に言わせれば、「もうぼちぼち車を手放したらどうです。自転車はどうです。」となります。

余計なお世話ですか!


世間体

2011年01月12日 | 日本再生

  私が子供の頃、親や祖父からよく言われたのが「世間体」でした。それは、行動の基本に世間の目を常に意識することでした。つまりは、悪いことや卑怯なこと礼儀はずれな行動をして人様から後ろ指を指されないようにしなさいということである。
  その締め付けが厳しかったが故に、悪いことや卑怯なことは別として敢えて悪ぶって礼儀をわきまえないような行動をとるようになった気がします。若気の至りだったのでしょうが、その性格は未だに治らず、世間を狭くして生きてきたようです。
  しかし、最近のこの国の犯罪や礼儀や道徳の荒廃を見るにつけ、たがが外れないような行動をさせるためには法律だけでなく「世間体」というものも必要なのかもしれないと思います。

  そんなことを考えさせてくれる言葉がありました。

 宮崎正弘の国際ニュース・早読みより

  加瀬英明『徳の国富論』(自由社)

 ・・・略

 「江戸の人々は共通の価値観のもとで生活していたから、『世間体』がなによりも大事だった。世間体は、世間態とも書き、世間のひとびとに対する対面を意味し、見栄でもあった。世間の人々との人間関係が、天と同じように重要だった。ユダヤ・キリスト・イスラム教のように絶対神を想定することで、同じ価値観のもとに人々を結束させる文化もある。しかし、日本の場合は、社会そのものが人を見守る天であり、人々を束ねる役割を果たしていた」(本書44p)。・・・中略

  「日本国民は先の大戦で敗れた時にも、未曾有の困難によく耐えて、うちひしがれることがなかった。廃墟の中から立ち上がって、世界第二位の経済大国を築くことができた。それは江戸時代に培われ、日本を支えてきた精神のおかげだった。そうならば、いま私たちが直面している危機は、経済が停滞したことによってもたらされたのではない。精神が蝕まれて、日本人を日本人たらしめている心が失われようとしているからである」(242p)。・・・以下略

  相互監視の窮屈さを嫌った私も、放任すると何をするか分からない人間にとってある程度の相互監視は必要なのかもしれないと考えるようになりました。
  人間、罰が無く、恥を感じる心がなくなるとたがが外れてどんどん落ちて行くのが本性かもしれません。
  そうであるなら、やはり「世間体」のような規範も必要なのでしょう。

残念ではありますが!