第3207回や第3782回で取り上げたカーシェアリング、徐々に広まっては来ているようですが、まだまだ本格的な展開には程遠いと言えそうです。日本中のどこでも利用できるなんてのは夢の又夢のようです。
ところが、アメリカで面白いものが始まっているようです。
お金がもらえる自動車共有サービス『リレー・ライド』 2010年12月22日
カーシェアリングの新興企業、米RelayRides社が、ボストンだけでなくサンフランシスコにも進出した。同社のサービス『RelayRides』は、参加したユーザーが、マイカーを利用したい人に対して、さまざまな条件で有料で提供できるものだ。[RelayRides社は2008年創設。米Google社のGoogle Venturesが支援するベンチャーのひとつ。「世界初の個人間カーシェアリング・サービス」を謳っている]
『RelayRides』では、車の持ち主は、1時間あたり6ドル以上で料金を設定できる。支払われた金額のうち65%はそのまま持ち主に渡る。15%はRelayRides社に入り、20%は最高100万ドルの保険に充てられる(個人の免責額は500ドル)。…以下略
これは案外いけるかもしれませんね。というのも現行のカーシェアリングは全国展開するとなると莫大な資金を必要とするでしょうからどうしても大手でなければ無理でしょう。ところが、この方式なら、車は個人の車ですからその資金は必要ありません。要は全国的なネットワークシステムを組めば良いのですから自社で車を所有することから比べれば相当に資金は少なくて済みそうです。これなら中堅どころの企業でも手を出せるかもしれません。何しろ車は全国に掃いて捨てるほどあるのですから如何に提供者を増やすかです。
期待できそう!