団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

モデル都市

2008年01月26日 | エネルギー 環境

  第2967回などで取り上げたレンタサイクルで驚かせてくれたフランスが又してもやってくれそうです。 

  日経エコロミーより

  (1/20)街中の電力供給、再生可能エネルギーだけで・南仏にモデル都市

 仏政府は、街中のすべての電力を太陽光や風力など再生可能エネルギーでまかなうモデル都市を整備する。南仏にある人口約20万人の都市が対象。市街地での消費電力を減らす一方、周辺に太陽光発電所などを新設。2015年までに電力の100%を再生可能エネルギーに切り替える。温暖化対策を推進する際の世界で初の大規模な実験となる。

 モデル都市となるのは、スペイン国境に近い地中海岸の都市ペルピニャン。古都で市街地には古い建造物が多いため、建物の断熱性能を高め、冷暖房の消費電力を減らす。新規に着工する建物は設計段階から省エネを考慮する。

 再生可能エネルギーの生産施設として、市街地にある大規模な市場の屋上に欧州最大となる太陽電池を設置する。郊外には敷地面積が100ヘクタールに及ぶ太陽光発電施設を新設するほか、数百ヘクタールの敷地に風力発電施設を建設する計画だ。全施設が稼働すれば、ペルピニャン市の消費電力は石油や石炭など化石エネルギーから再生可能エネルギーに切り替わるという。

  これこそ日本で、それも願わくば坂出市でやって欲しかったことなんですが先を越されてしまいました。しかし、人口20万都市とは凄いですね。坂出はせいぜい5万ですから規模では競走になりません。完敗です。

 それに、20万都市なら路面電車を主体とする交通体系も導入し易そうですからそちらにも挑戦して欲しいですね。

  これに似たものは第2903回で取り上げたアブダビお「グリーンシティー」がありますがここは全くゼロからの都市づくりですから、今回の都市ペルピニャンとは違いますね。

  それにしても、世界ではこうした思い切った街づくりが現れてきていると言うのに、最もやるべきと思う日本に何の動きもないのは悲しいものがあります。

  いずれにしても日本の政府の政策の貧しさはどんどん日本を落としてめて行きます。

もう浮上の望みは無いのでしょうか!