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DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

テテ、強し(IBFスーパーフライ級)

2015年03月11日 04時30分02秒 | 世界ボクシング
先週6日、英国・イングランドで行われた試合結果です。
IBFスーパーフライ級戦:
王者ゾラニ テテ(南ア)TKO8回1分34秒 挑戦者/前IBFバンタム級王者ポール バトラー(英)

*スーパーフライ級で175センチという長身の持ち主であるテテ。リーチは何と183センチもありしかもサウスポー(左構え)。相手にとって非常に嫌な選手ですね。

以前は打たれ脆さが見られた選手ですが、今回の英国に乗り込んで行われた初防衛戦では強さが目立ちました。

本来は同級で活躍するバトラーですが、昨年1年に限り一階級上のバンタム級で戦い、見事にIBF王座を獲得しています。しかし上の階級で体格差のハンディを感じてか、本来のスーパーフライ級に再降格。今回の世界挑戦に結び付けています。

接戦が予想されていたこの試合ですが、蓋を開けてみると王者のワンサイドマッチとなりました。長身からの右ジャブをポンポンと放ち試合をコントロールしていきます。フットワークもスムーズで英国人に有利な距離を与えません。3回から左パンチを上下に持って行き完全に試合を把握。最終的には左のアッパー気味のストレートで試合を終わらせています。

昨年、神戸でこの王座に就くまでは肝心なところで白星を逃していたテテですが、王者になった自信でしょうか、妙に風格が備わってきました。この敵地での初防衛成功によりさらに精神的に強くなった事でしょう。長期政権樹立の可能性も十分アルと見ます。
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ユーバンク、一応親子2代での世界奪取に成功(WBA暫定ミドル)

2015年03月10日 00時06分25秒 | 世界ボクシング
先月28日、英国・イングランドで行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(暫定王座):
挑戦者クリス ユーバンク2世(英)TKO12回2分11秒 王者ドミトリー チュディノフ(露) 

*3ヶ月前にビリー ジョー サンダース(英)に僅差の判定で破れ、英国/英連邦/欧州王座獲得を果たせなかったユーバンク。今回の暫定王座挑戦試合では前半に王者にリードを許すも、徐々にペースを把握。最終回にレフィリー・ストップに持ち込み、デビュー20戦目で暫定ながらも世界王座奪取に成功しています。

ユーバンクの実父1世は、1980年代後半から1990年代中盤にかけてミドル級、スーパーミドル級で活躍した選手。まだマイナー団体の域を抜けきれていなかったWBOのミドル級とスーパーミドル級で王座獲得を果たしています。ミドル級では3連続、スーパーミドル級では14連続防衛に成功した1世。スーパーミドル級時代には、同国人のWBC王者ナイジェル ベンと統一戦を行い引き分け。キャリアの最終2戦ではクルーザー級王座に挑戦するも王座獲得はなりませんでした。

さあこの2世、どこまで親父さんに近づく事ができるのでしょうか?まずは「暫定」の2文字を返上しなければなりませんね。

WBOインターナショナル・クルーザー級戦:
王者タイソン ヒューリー(英)TKO8回 クリスチャン ハンマー(ルーマニア)

*WBOの世界ランキングでは1位と3位の対戦となったこのインター王座戦。英国のタイソンが圧勝を収め、3団体統一王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)への挑戦へ大きく前進しています。
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ロイ ジョーンズ、60勝目を飾る(クルーザー級)

2015年03月09日 00時06分19秒 | 世界ボクシング
一昨日6日金曜日、米国・ノースカロライナ州で行われた試合結果です。
クルーザー級10回戦:
元4回級制覇王者ロイ ジョーンズ TKO2回 ウィリー ウィリアムス(共に米)

*これまでにミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級、そしてヘビー級で世界王座の座についているジョーンズ。ここ4戦は欧州のリングに登場し、この試合が2011年師走以来の米国でのものとなりました。

元スーパーマンに相対するのは、14勝(4KO)8敗(2KO負け)2引き分けのウィリアムス。これが2度目の10回戦出場となった選手です。そんな格下相手に、46歳のジョーンズはスパーリング感覚で試合をこなし、2回に左フックからの連打でダウンを奪いそのままTKO勝利を収めました。

あまりにもあっさりと勝利を収めたジョーンズ。まあ肩慣らしにはちょうどいいでしょう。何でもジョーンズは、現クルーザー級最強王者説が漂っているWBO王者マルコ フック(独)への挑戦話があるそうです。

動き自体は大きな衰えを見せているジョーンズ。しかしパンチ自体にはまだまだスピードがあります。フックは攻防分離のボクシングを行うため、ジョーンズが勝利できる可能性もかなり低いながらもあるでしょう。

ジョーンズが最後に主要4団体の世界戦に出場してからすでに11年の歳月が流れています。もしフックへの挑戦が実現すれば、意外にもジョーンズにとり初のWBO戦出場となります。

今回の勝利で通算戦績を60勝(43KO)8敗(4KO負け)に伸ばしたジョーンズ。キャリア終盤にもう一花咲かせてもらいたいですね。
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モンティエルが登場(色々:03‐08‐15)

2015年03月08日 00時04分59秒 | 世界ボクシング
最近(2015年3月8日ごろ)のニュースです。

1)フライ級からバンタム級までの3階級で世界王座の座に輝いているフェルナンド モンティエル(メキシコ)が来週末の14日、地元メキシコで比国人ロゲリオ ドリゲスと10回戦で対戦します。昨年は3度(3勝1KO)のリングに登場しているモンティエル。この試合が2015年の初試合となります。

2)今月28日に母国フィリピンで再起戦を予定しているノニト ドネア(比)。対戦者はブラジルのウィリアム プラドに決定しています。この試合には比国で行われ、アジアと南米の選手が対戦することになるのですが、空位のNABF(北米)スーパーバンタム級王座が争われることになりました。

3)米国のベテラン・ヘビー級ランカーであるトニー トンプソンが先月末27日、トルコのリングに登場。11ヶ月前に同地で破っているオドラニエル ソリス(キューバ)を8回終了TKOで破り空位だったWBC米大陸王座を獲得しています。欧州とアジアの中間点で争われた米大陸王座でした。

同団体にはNABF、米大陸、インター王座などそれなりに由緒あるタイトルがあります。WBCのシルバーベルトは不必要だと強く感じます。

4)来月4日に5度目の防衛戦を予定しているのがWBCライトヘビー級王者アドニス ステベンソン(カナダ)。挑戦者が元WBCスーパーミドル級王者のサキオ ビカ(豪)に決定しています。

5)同じ興行にはライトヘビー級の超新鋭アルツロ べテルビエフ(露)の対戦者も決定です。ベデルビエフは元WBA王者のカブリエル カンピージョ(スペイン)と対戦します。

6)WBAはスーパーミドル級のスーパー王者アンドレ ワード(米)と元統一王者のカール フロッチ(英)に対戦を指令。両選手が同王座を返上すれば、同団体の面子丸つぶれですね。
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今週末の試合予定

2015年03月07日 00時02分30秒 | 世界ボクシング
2015年3月第1週末の試合予定です。

7日 土曜日
後楽園ホール
日本スーパーライト級戦:
王者岡田 博喜(角海老宝石)対 挑戦者外園 隼人(帝拳)

日本ウェルター級戦:
王者高山 樹延(角海老宝石)対 挑戦者新藤 寛之(宮田)



中国・マカオ
IBFフライ級戦:
王者アムナット ルエンロン(タイ)対 挑戦者鄒 市明(中国)

米国・ネバダ州
WBAウェルター級戦:
王者キース サーマン 対 挑戦者ロバート ゲレロ(共に米)

スーパーライト級12回戦:
エイドリアン ブローナー 対 ジョン モリナ(共に米)


13日 金曜日
米国・カリフォルニア州
WBAウェルター級王座決定戦(暫定王座):
アンドレ ベルト 対 ホセシト ロペス(共に米)
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細野、福原を退ける(日本フェザー級)

2015年03月06日 00時05分17秒 | 日本ボクシング
先ほど(3月5日木曜日)、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
王者細野 悟(大橋)判定3対0(95-94、98-92、98-91)挑戦者福原 力也(ワタナベ)

*かつては共に世界が狙えるホープとして位置づけられていた両選手によるサバイバル戦。両者は2012年10月に無冠戦対戦しており、その時は7回TKOで細野が勝利を収めています。その後負傷引き分けで世界奪取ならずも、3連勝(全KO)を飾っている細野。福原も好調を維持しており、敗戦後4連続KO/TKO勝利を収めています。

前回の対戦から共に4戦をこなしていますが、試合の質に差があります。比較的安易な対戦者を相手に4戦を行った福原に対し、細野は敵地での世界戦、日本王座戦2戦と無冠戦に出場しています。

その差が出たかは分かりませんが、今回の試合は全体的に見て細野が大まかに試合をコントロール。最終回に一瞬動きを止められましたが無難な判定勝利。昨年のチャンピオンカーニバルで返り咲いた王座の2度目の防衛に成功しています。これまえ強豪を相手に3度の世界挑戦を経験している細野。4度目の世界挑戦の機会は訪れるのでしょうか?
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一翔、3階級制覇に再挑戦(WBAフライ級)

2015年03月05日 00時09分13秒 | 世界ボクシング
4月22日、大阪ボディメーカーコロシアムで予定される試合です。
WBAフライ級戦(レギュラー王座):
王者ファン カルロス レベコ(亜)対 挑戦者井岡 一翔(井岡)

*昨年5月IBF王者アムナット ルエンロエン(タイ)に判定負けを喫している一翔。以前から噂されていたように、比較的戦いやすいレベコへの挑戦が決定しました。WBC王者である怪物ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)、そのロマゴンに善戦をしているWBA(スーパー)/WBO2冠王のファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)、そして嫌らしいボクシングを展開するアムナットに比べれば、レベコは確かに戦いやすい選手かもしれません。しかし2度ライトフライ級王座を獲得し、現行のフライ級王座もコツコツと8度防衛しているレベコ。実力では一翔に劣らず、実績では上回っている選手です。フライ級に体が慣れてきているとはいえ、一翔にとり厳しい試合になることが予想されます。

この興行では、複数の世界戦が組み込まれる予定で、近日中にそれらの試合も発表される見通しです。

会場となるボディメーカーコロシアム。大阪の後楽園ホール的な場所ですね。個人的には大阪府立体育会館という呼称の方に親しみを感じてしまいます。
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フランプトン、指名挑戦者に快勝(IBFスーパーバンタム級)

2015年03月04日 21時26分22秒 | 世界ボクシング
先週末2月28日、英国・北アイルランドで行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級戦:
王者カール フランプトン(英)TKO5回1分33秒 挑戦者クリス アバロス(米)

*この階級ではどちらかというと小柄な部類(身長165センチ)に入るフランプトン。しかしそのボクシングは左ジャブ、フットワークを駆使した大変キビキビとしたものです。対するアバロスはここ数年、この階級の世界王者候補生として挙げられてきた選手です。

2回2分過ぎ、妙な動きを見せた挑戦者。どうやら右肩を痛めたようです。それに加え、王者に比べバランスが悪く、パンチも大振りが目立ったアバロス。最終的に深刻なダメージを被ることはありませんでしたが、フランプトンの連打の前にストップ負けを宣告されてしまいました。

指名挑戦者を相手に予想以上の楽勝劇を演じたフランプトン。今後の更なる飛躍が期待されます。焦点はWBA/WBO王者ギレルモ リゴンドー(キューバ)退治なるか?
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ロマゴン、無冠戦に出場(スーパーフライ級)

2015年03月03日 09時11分10秒 | 世界ボクシング
先週末2月28日土曜日、ニカラグアで行われた試合結果です。
スーパーフライ級10回戦:
WBCフライ級王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)TKO3回2分27秒 バレンティン レオン(メキシコ)

*現在の世界王者としては珍しく、無冠戦にも積極的に出場しているロマゴン。昨年11月の日本で行ったロッキー フェンテス(比)との防衛戦から数えて3ヶ月ぶりの実戦を行っています。

ロマゴンが対戦したのはこの試合が何と70戦目のレオン。戦績は38勝(21KO)29敗(17KO負け)3引き分けと勝率が5割強の選手です。しかし2000年代初頭には、WBC米大陸のミニマム級とライトフライ級王座を獲得しています。敗れたとはいえ、ブライアン ビロリア(ハワイ)、イザック ブルドス、イバン カルデロン(プエルトリコ)、ウーゴ カサレス(メキシコ)、ウリセル ソリス、ファン アルベルト ロサス、フリオ セサール ミランダ、エリック オルティス、ファン カルロス サンチェス、エルナン マルケス等(国名無しはすべてメキシコ)この10年間の軽量級の強豪達と対戦してきた筋金入りの選手です。

そんなレオンですが、初回は中々善戦したように見受けられました。しかし2回、準備体操が終わったロマゴンのボディー攻撃にお手上げ状態。この回に1度、3回に2度のダウンを喫したレオンはその回にストップを宣告されてしまいました。

2015年の初陣を飾ったロマゴン。次戦は米国で上位ランカーとの防衛戦が予定されているようです。ふと思ったのですがロマゴンって、攻撃時の方が防御力がいいような気がしました。
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ヒル、7年3ヶ月ぶりのリングで勝利(クルーザー級)

2015年03月02日 11時24分49秒 | 世界ボクシング
先週末2月28日、米国・ノースダコタ州で行われた試合結果です。
クルーザー級10回戦:
元ライトヘビー級/クルーザー級王者バージル ヒル TKO2回2分 ジミー キャンプベル(共に米)

*2007年11月にWBAクルーザー級王座を失って以来引退状態だったヒル。2013年にはボクシングの殿堂入りも果たしています。今回の再起の目的が何だったかは分かりませんが、最後は勝って引退したい、という事でしょうか?今回の試合後、正式に引退を表明したようです。

1984年のロサンゼルス五輪に出場し、ミドル級で銀メダルを獲得しているヒル。デビュー当初は地味な存在に甘んじましたが、1987年にWBAクルーザー級王座を獲得。10連続防衛後、あのトーマス ハーンズ(米)に破れ無冠となりましたが、同王座には直ぐに復帰。再び二桁防衛に成功すると共に、IBF王座も吸収。その後は欧州、南アフリカ、地元ノースダコタ州で転戦を重ね、2度のWBAクルーザー級王座獲得を果たしています。通算戦績は51勝(24KO)7敗(2KO負け)。輝かしいキャリアを見事に締めくくっています。
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