DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ガルシア、意外な苦戦防衛

2014年03月21日 02時35分34秒 | 世界ボクシング
先週末15日土曜日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBA(スーパー)/WBCスーパーライト級戦:
王者ダニー ガルシア 判定2対0(116-112x2、114-114)挑戦者マウリシオ エレラ(共に米)

*ちょうど2年前、古豪エリック モラレス(メキシコ)を下し世界王座(WBC)を獲得しているガルシア。その後アミア カーン(英)をTKOに下しWBA王座を吸収。モラレスとの再戦、元王者のスピード スター ザブ ジュダー(米)、WBC暫定王者ルーカス マッティーセ(亜)を破っていき評価を上げてきたガルシアですが、安易な挑戦者だと思われていたエレラに予想外の苦戦を強いられています。

   

僅差の判定勝利で辛うじて勝利を手にした王者。WBC王座の5度目、WBA王座の4度目の防衛に成功しています。


WBOインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦:
ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)TKO2分44秒 ダニエル ポンセ デレオン(メキシコ)

*2008年6月以来の両者による再戦。初戦ではロペスが速攻勝利(1分55秒TKO勝利)を収め、デレオンからWBOスーパーバンタム級王座を獲得しています。

この再戦では2回にダウン応酬の激しい攻防が見られました。最後はロープに詰まったデレオンにロペスが連打を仕掛けている時にレフェリーストップが入り試合終了。最後の攻防では守勢のデレオンがパンチを貰っていなかっただけに、論議を呼ぶストップとなっています。


ヘビー級10回戦:
デオンテイ ワイルダー KO初回96秒 マリク スコット(共に米)

*これまでに4回以上の経験がないワイルダー。戦績を31戦全勝全KO勝利に伸ばしています。パーフェクトレコードの持ち主ワイルダー。打たれた時の耐久力、長期戦でのスタミナ等試されていない部分がありますが面白い存在になってきました。
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大毅、IBFスーパーフライ級王座返上へ

2014年03月20日 00時17分50秒 | 世界ボクシング
昨年師走にWBA王者との王座統一戦に敗れながらも、IBFの不手際により非難が集中していた大毅のIBF王座。今回、保持する王座の返上に踏み切ったようです。その試合の勝敗に関わらず激しい減量苦が囁かれていただけにいい選択だと思います。

   

今回の件に関し、大毅はあくまで被害者。今後は上の階級でしっかりと体を作り3階級制覇を目指してもらいたいものです。
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高山、苦しんでV3

2014年03月19日 22時08分34秒 | 日本ボクシング
一昨日17日月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ウェルター級戦:
王者高山 樹延(角海老宝石)判定3対0(96-94x3)挑戦者鈴木 哲也(六島)

*攻める高山とさばく鈴木の対戦。高山が2回にバッテイングで負傷するも常に若干有利な状況を維持。結局は僅差の判定勝利を収め、保持する王座の3連続防衛(0KO)に成功しています。試合後、高山はチャンスがあれば一つ下のスーパーライトでの世界挑戦機会を模索していくとの意向を表明しています。

2階級上のミドル級に続いての日本国内王座2階級制覇に臨んだ鈴木。階級を2つ落として狙う複数階級制覇というのは中々珍しいですね。世界で見てみると、アンソニー マンディン(豪)がWBAのスーパーミドル級王座を2度獲得。その後、体重を徐々に落とし、2階級下のスーパーウェルターのWBA暫定王座を獲得しています。
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アルバレス、クルス、リナレスが順当な勝利

2014年03月18日 10時23分41秒 | 世界ボクシング
今月8日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
スーパーウェルター級強12回戦:
サウル アルバレス TKO10回47秒 アルフレド アングロ(共にメキシコ)

*昨年9月にフロイド メイウェザー(米)に敗れて以来の再起戦を飾ったアルバレス。強打の元WBO暫定王者とはいえ、アングロには少々荷が重い相手だった模様です。



WBCスーパーバンタム級戦:
王者レオ サンタ クルス 判定3対0(120-108x2、119-109)挑戦者クリスチャン ミハレス(共にメキシコ)

*結果は当然として、内容はもっと接近した試合を予想していました。クルスには、スーパーバンタム級強のウェートでアブネル マレス(メキシコ)との対戦話が持ち上がっています。



WBCライト級挑戦者決定戦:
ホルへ リナレス(帝拳/ベネズエラ)判定3対0(100-90x2、98-92)荒川 仁人(八王子中屋)

*日本のリングで活躍する選手同士が聖地ラスベガスのイベントで対戦したというすばらしい一戦。リナレスがスピードで荒川を一蹴した模様です。リナレス、日本のマスコミでは日本人同様に扱われていますね。うれしいことです。

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ローセルが4連続防衛に成功

2014年03月17日 00時11分30秒 | 世界ボクシング
先週末8日、ペルーで行われた試合結果です。
WBAライトフライ級戦(暫定王座):
王者アルベルト ローセル(ペルー)判定3対0(118-113、118-114、117.5-111.5)挑戦者カブリエル メンドサ(コロンビア)

*格下相手との対戦が続いているとはいえ防衛回数を伸ばしているローセル。ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)がスーパー王座を、井岡 一翔(井岡)がレギュラー王座をそれぞれ返上しフライ級に去っていった現在のWBAライトフライ級戦線。いつの間にやらローセルが唯一王座となっています。このままだとレギュラー王者への昇格も時間の問題でしょう。

現在のWBAライトフライ級の最上位ランカーは比国のランディ ペタルコリン。20勝(15KO)1敗1引き分けのPABA王者です。また五輪2連覇のゾウ ソミン(中国)が10回戦を戦わずしてランキングに登場した模様。相変わらず???だらけのWBAのようですね。
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マルケス対アルバラード戦が決定(色々:03‐16‐14)

2014年03月16日 00時47分06秒 | 世界ボクシング
最近(2014年3月16日ごろ)のニュースです。

1)世界5階級制覇を目論んでいるファン マヌエル マルケス(メキシコ)が5月17日、元WBOスーパーライト級王者のマイク アルバラード(米)を相手に再起戦を行います。米国カリフォルニア州で行われるこの試合は、スーパーライト級より3ポンド重い143ポンドの契約体重で決行。ちなみにマルケスはいまだに、WBOスーパーライト級のスーパー王者として認定されているようです。



2)その一週間前の10日、米国内で空位のWBCヘビー級王座決定戦、バーメイン スティバーン(カナダ)対クリス アレオラ(米)戦が行われる予定です。

3)昨年6月にWBAスーパーウェルター級暫定王座を獲得しているエリスランディ ララ(キューバ)が先日、晴れてレギュラー王者へと昇格。ララは5月2日、元IBF王者イシュー スミス(米)を相手に同王座の2度目の防衛戦に臨みます。

4)少々古い情報になりますが、井岡 一翔(井岡)がWBAライトフライ級のレギュラー王座を返上。現在はWBAフライ級の3位にランクインされています。噂ではIBFフライ級王者のアムナット ルエンロエン(タイ)に挑戦するという話が出ているようですが、出来ればWBA/WBO統一王者のファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)を標的としてほしいですね。

5)そのエストラーダは来月19日、比国のジョバート アルバレスとの防衛戦に臨むようです。

6)ヘビー級からクルーザー級に再降格しているファン カルロス ゴメス(キューバ)が先週8日ハンガリーのリングに登場。クロアチアのイビカ バクリン(Ivica Bacrin)に2対1(78-74、77-75、76-77)の判定勝利を収めています。

7)上記の興行には元WBOライトヘビー、WBCクルーザー級王者ゾルト エルディ(ハンガリー)も登場。シャルヴァ ジョマダシュビリ(クロアチア)に3対0(100対90x3)の完封勝利を収め、空位だったWBOライトヘビー級の欧州王座を獲得しています。
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今週末の試合予定

2014年03月15日 02時27分11秒 | 世界ボクシング
2014年3月第3週末の試合予定です。

15日 土曜日
プエルトリコ
WBA(スーパー)/WBCスーパーライト級戦:
王者ダニー ガルシア 対 挑戦者マウリシオ エレラ(共に米)


17日 月曜日
後楽園ホール
日本ウェルター級戦:
王者高山 樹延(角海老宝石)対 挑戦者鈴木 哲也(六島)


21日 金曜日
アルゼンチン
WBAフライ級戦(レギュラー王座):
王者ファン カルロス レベコ(亜)対 挑戦者マヌエル ビデス(パナマ)
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10周年

2014年03月14日 02時57分31秒 | ボクシングネタ、その他雑談
このDaispo World Boxing Express も、タラタラと更新し続けて開設から今日でちょうど十年が経った事になります。最近はボクシングに対する関心が薄れ気味ですが、今後ともご贔屓に。
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ホプキンス対シュメノフ戦の前座(色々:03‐13‐14)

2014年03月13日 09時02分15秒 | 世界ボクシング
最近(2014年3月13日ごろ)のニュースです。

1)4月19日、米国の首都ワシントンDCで予定されるライトヘビー級王座統一戦、IBF王者バーナード ホプキンス(米)対 WBAスーパー王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)。この試合の前座にはIBFウェルター級王者ショーン ポーター(米)の初防衛戦、対ポール マリナッジ(米)戦が組み込まれる事になりました。

2)またWBOミドル級王者ピーター クイリン(米)も防衛戦を予定している同興行。クイリンは元WBOスーパーウェルター級王者ルーカス コネクニー(チェコ)を相手に3度目の防衛戦を予定しています。

3)現在WBCスーパーフライ級王座に君臨するのは日本でもお馴染みのシーサケット ソールンビサイ(タイ)。そのシーサケットへの挑戦権を持つのが帝拳ジムと契約を結んでいる29戦全勝24KOの記録の持ち主カルロス クアドラス(メキシコ)です。既にシーサケット対クアドラスの興行権は帝拳ジムが勝ち取ったと聞いています。そんな帝拳/クアドラス陣営を尻目に、シーサケットは今年に入り毎月リングに登場し既に3連勝(全KO)を飾っています。と言っても、すべて6回戦での試合ですが...。

4)スーパーミドル級でWBA王座に2度就いているアンソニー マンディン(豪)。現在は2階級下のスーパーウェルター級を主戦場にしており、昨年11月には将来の殿堂入り候補の英雄シェーン モズリー(米)を下し同級のWBAインターナショナル王座を獲得しています。マンディンはその王座の初防衛戦を4月2日、元IBFウェルター級王者ジョシュア クロッティを迎え行う予定です。

5)WBAは2012年師走から同王座戦に出場していないマーティン マレー(英)のミドル級暫定王座を剥奪しています。

6)政情が非常に不安定な現在のウクライナですが、同国出身のヘビー級王者ウラジミール クリチコの4月26日の防衛戦、対WBO指名挑戦者アレックス リーパイ(豪)は現在のところは予定通りに試合決行のようです。ちなみにこの試合はドイツで行われます。
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沼田対下川原戦は引き分け

2014年03月12日 01時46分03秒 | 世界ボクシング
昨日11日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーウェルター級王座決定戦:
沼田 康司(トクホン真闘)判定1対1(115-113、113-115、114-114)下川原 雄大(角海老宝石)

*チャーリー太田(八王子中屋)の返上により空位になった王座の決定戦。結果は両者譲らず痛み分け。王座は空位のままです。

3位の沼田は試合後引退を表明しています。
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