今月12日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーライト級戦:
王者藤田 炎村(三迫)TKO4回1分24秒 挑戦者関根 翔馬(ワタナベ)
*ここまで築き上げてきた11の白星の内、9つの試合を規定ランド内で終わらせてきた藤田。ボクシング歴22年、37歳にして初のタイトル戦に臨んだ関根をその強打で沈めています。
初回、2回と初の大舞台で気負いすることなく、上体を振りながら積極的に攻勢を仕掛ける関根。クリーンヒットはあるものの、如何せんパワー不足のため王者にダメージを与えることが出来ません。最初の6分間は様子見だった藤田がエンジンをかけ始めた3回、あっという間にダウンを奪ってしまいます。
迎えた4回、一気に勝負を賭けた藤田は2度のダウンを追加しゲームセット。少々雑なボクシングですが、このレベルでは十分に勝ち星を伸ばしていけることを実証しました。
4月に獲得した王座の2度目の防衛に成功した藤田。上を目指すには全体的なレベルアップが必要でしょう。
2023年12月27日現在の、スーパーライト級のタイトル保持者たちは下記のようになります。
WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:デビン ヘイニー(米/0)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:藤田 炎村(三迫/2)