DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ドルティコス、豪快に勝利(WBAクルーザー級:レギュラー王座)

2017年10月03日 00時16分37秒 | 世界ボクシング
先月23日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦(レギュラー王座):
王者ジョエルニール ドルティコス(キューバ)KO2分10秒 挑戦者ドミトリー グドリアシュフ(露)

*昨年5月、強豪ユーリ カレンガ(コンゴ)との激戦を制し、当時空位だった同暫定王座を獲得したドルティコス。王座獲得後、レギュラー王者だったベイビュート シュメノフ(カザフスタン)との王座統一戦が計画されていましたが、その試合はシュメノフの引退により消滅。思わぬ長期ブランクを作ることになってしまいましたが、戦わずしてレギュラー王者に昇格しています。

ようやく迎えた初防衛戦。挑戦者グドリアシュフは21勝1敗の好戦績の持ち主ですが、ここまでの22戦、勝っても負けてもKO決着という漫画に出てくるような戦績の持ち主。そしてドルティコス自身も21戦全勝(20KO)という驚異的な戦績を誇っています。

そんな選手同士が拳を合わせるんですから試合が長引くはずはありません。試合終了まで有した時間は5分。しかし意外というか、決してドンパチの打ち合いではありませんでした。

キューバ人が固いガードから丁寧に丁寧にワン・ツーを上下に散らしていき、それをタフなロシア人がガッチリと受け止めます。ドルティコスは打ち合うだけでなく、スムーズな足さばきでグドリアシュフの強打を空転させていきます。

徐々に、といっても僅か5分内のことですが、ロシア人にダメージを蓄積させていったドルティコス。最後はきれいな右でフィニッシュ。その強打者ぶりを誇示するとともに、王座獲得から16ヶ月ぶりにようやく初防衛に成功。

この試合後のKO率は何と95パーセント!クルーザー級はヘビー級の次に重い階級ですが、それでも驚くべき数字といって過言ではないでしょう。ドルティコスの上には、WBAスーパー王者保持者としてデニス レベデフ(露)が君臨していますが、まだまだ続いてほしいですね、このキューバ人の活躍は。
コメント
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