小春日和の横浜から久し振りにお便りいたします。先週は陸奥へ旅に出ており、ブログが滞っておりました、すみません。
八戸には当社のSさんが駐在しており、横浜ワインコレクションの案内を陸奥一帯にして頂いております。元々八戸近辺は酒どころ、南部杜氏の本拠地でもあります。Sさんは元々桃川におられた方で、蔵の中に知人も多く、しぜん私も桃川を頂く機会が多くなりがちですが、今回も八戸でお世話になっている方をお招きし、酒盛り。当然南部津軽の酒の話になりました。悪口もいっぱい出ましたが、蔵元に対して個人的な見解で評価するのは大変失礼なので、ここは桃川の酒質について話した事のみを書くことにいたします。桃川、特にそのとき飲んだ”杉玉”についての意見は、雑味の無い純粋な綺麗な酒。純潔無垢。
皆さん楽しく杉玉を飲んでいらっしゃったので文句を言うつもりはまったくないのですが、ひねくれ者の私としては、その純粋さが物足りない。素直すぎて汚れきったこちらが恥ずかしい。そんな感じを抱いてしまうのでした。
でもよーく考えて見ますと、酒は食に合ったものが造られるという原則。八戸は港町、日本一のイカの水揚げ、白いイカは食わない、透明静謐なイカを食してきた文化。イカだけでなく生臭い魚なんて考えられないのですね。酒質もそれに合わせてどんどん磨かれてきたのだろうなと、酔った頭で考えました。
陸奥で成功するワイン、港町と山間部では当然異なるのでしょうが、山の山菜きのこでさえ凝った料理を考える必要は無く、素材の味を生かした調理方法が主流。とすれば自ずから出てくる答えは、純潔無垢、雑味の無い清冽なスタイル。強い香りが有ってはならず、酸が強くては問題外、タンニン控えめの軽いワイン。うーん、今思いつく当社のワインで言えば今度新たに取り扱う予定の”タリケ”が該当するような気がしてなりません。
陸奥の旅から始まり、清酒の話、八戸のイカの話と続きましたが、何のことは無いタリケの宣伝だったのかと怒らないで下さい。陸奥には酒や食べ物以外にも温泉という悦楽が各地に点在しており、ぜひその三点セットでお楽しみいただこうと言う旅への誘いでした。
八戸には当社のSさんが駐在しており、横浜ワインコレクションの案内を陸奥一帯にして頂いております。元々八戸近辺は酒どころ、南部杜氏の本拠地でもあります。Sさんは元々桃川におられた方で、蔵の中に知人も多く、しぜん私も桃川を頂く機会が多くなりがちですが、今回も八戸でお世話になっている方をお招きし、酒盛り。当然南部津軽の酒の話になりました。悪口もいっぱい出ましたが、蔵元に対して個人的な見解で評価するのは大変失礼なので、ここは桃川の酒質について話した事のみを書くことにいたします。桃川、特にそのとき飲んだ”杉玉”についての意見は、雑味の無い純粋な綺麗な酒。純潔無垢。
皆さん楽しく杉玉を飲んでいらっしゃったので文句を言うつもりはまったくないのですが、ひねくれ者の私としては、その純粋さが物足りない。素直すぎて汚れきったこちらが恥ずかしい。そんな感じを抱いてしまうのでした。
でもよーく考えて見ますと、酒は食に合ったものが造られるという原則。八戸は港町、日本一のイカの水揚げ、白いイカは食わない、透明静謐なイカを食してきた文化。イカだけでなく生臭い魚なんて考えられないのですね。酒質もそれに合わせてどんどん磨かれてきたのだろうなと、酔った頭で考えました。
陸奥で成功するワイン、港町と山間部では当然異なるのでしょうが、山の山菜きのこでさえ凝った料理を考える必要は無く、素材の味を生かした調理方法が主流。とすれば自ずから出てくる答えは、純潔無垢、雑味の無い清冽なスタイル。強い香りが有ってはならず、酸が強くては問題外、タンニン控えめの軽いワイン。うーん、今思いつく当社のワインで言えば今度新たに取り扱う予定の”タリケ”が該当するような気がしてなりません。
陸奥の旅から始まり、清酒の話、八戸のイカの話と続きましたが、何のことは無いタリケの宣伝だったのかと怒らないで下さい。陸奥には酒や食べ物以外にも温泉という悦楽が各地に点在しており、ぜひその三点セットでお楽しみいただこうと言う旅への誘いでした。