キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

25年ぶりの開高

2006年12月20日 | Weblog
本日は名古屋へ行ってきました。我が家は湘南(正確には西湘ですが、知らない人が多いので湘南といっております。ちなみに地元では湘南は大磯平塚茅ヶ崎までです)二宮ですから、小田原から新幹線で名古屋へ向かいます。丹那トンネルを越えると快晴で見事な富士が見えました。前の席のおばさん二人と一緒にあんぐりと見とれておりました。当然お昼は味噌煮込みうどん、八丁味噌のお話をさせていたましたね。先週は伊達の仙台味噌をいただきましたが、やはり兵糧として優れており正宗躍進の一因になったそうでございます。

車中開高健の文庫本を眺めておりました。実は恥ずかしながら寿屋宣伝部開高健・山口瞳・柳原良平がサントリー躍進に大きく貢献した故事に習い、わが横浜ワインコレクションでも第二の開高山口柳原を出そうじゃないかと企図しているしだいで、こっそり開高大兄の書物を紐解いているのです。大兄の最後の棲家は茅ヶ崎で現在われわれに解放されております。入場無料でコレクションのパイプ、ルアー、リールなどが身近に見学できます。釣りが好きなところ、小太りなところ、メガネを掛けている所なんか私そっくりです。大きな違いはもって生まれた才能だけです。いえ決して大兄にせまろうなんて・・・。

思い起こせば1981年まだ私が若く希望に燃えてハワイ駐在をおおせつかった頃、勇躍開高大兄の”ロマネコンティ1935”名作”玉、砕ける”を携えホノルルの無聊を慰めて以来の邂逅です。

出張の疲れもあり今日のところは書物の題名にワインを散りばめだけで玉砕けました。



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