キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

辻堂の夜

2018年12月13日 | Weblog
昨夜は酒を飲まなかったので、早めに二階へ上がりベッドにもぐりこんで本を読み始めたが、直ぐに寝てしまったようだ。
気が付いたら零時半で、いくらなんでも早すぎるので二度寝を試みたが、結局寝られず2時頃から読書を始めた。
読書は睡眠薬替わりになるが、朝方2時間ほど微睡んだようで、7時半に起き出して雨戸を開けて風呂に入った。
雨が降っていたのでそれほど寒くなかったが、雨は煩わしいもんだ。
朝めしは豚汁に葱を入れて温め、叉焼を切り、ポテサラを冷蔵庫から出し、数日前に漬けた白菜を出して切り、納豆を納豆用の陶器の容器で攪拌して食べたので調理らしいことはしなかった。


小雨が降っていたが合羽を着てJA湘南まで自転車で出かけた。
オバサンが一人ポツンと販売小屋に居たが、暖房もなく寒そうにしていた。
スティックブロッコリーと椎茸、梅干しを買った。
昨日、妻がヤオマサで曽我の梅干し400gで1,600円のを半額で買ってきたと威張っていたが、JA湘南で曽我の梅なら安く売ってるよといった手前買ったのだが、200g入って280円だった。
以前母がお粥を食べるときに梅干しを食べたが、何故か急に食べられなくなり、ここのところ海苔の佃煮に変わったが、以前は何時も買っていた。
この梅干しは添加物の使用が無く塩だけで漬けているので支持しているが、その分味わいが単純だ。
だが、3年寝かせると深みを増す、何事もだいたいそういうもんだ。

娘のところに寄り、スティックブロッコリーと椎茸を献上し、珈琲を淹れてもらう。
パチは大分大きくなって賢くなり、遊びかたもモダレートになっていたので、ソファーに座って珈琲を飲みながら、片手でネズミの玩具をぶらぶらやっているだけで、襲ってきてジャンプしたり、でんぐり返りをして遊んでいる。
帰るときはスカイウォークに登って、そこからこちらをつぶらな瞳で帰るのかと見つめた。

今年中にやらなければいけないことが二つある、年賀状の宛先の入力と作製、部屋の片付け、読書と映画鑑賞、散歩はル―ティーンとしてやらなきゃいけないし、時々友人と呑みに出かけるから時間がひっ迫してきている。
まあ、のんびりやっているからいけないのだけれども、仕事じゃないのだから時間に追われるのは嫌だ。

昼は常備している叉焼を使って炒飯を作ることになっていたので、二階で音楽を聴いて遊んでいた僕のところに妻がやって来て、他に何を入れますかと聞いたが、要はあなた作ってくださいという事で、台所に降りて冷蔵庫を見た。
人参、玉葱、葱、ピーマン、レタス、ブロッコリー、卵を準備した。
妻にはスープを作るように頼んだが、材料が重ならない素材、エリンギとミニトマトのスープを作った。
炒飯とスープが出来上がったころ娘がやって来て3人で食べた。
各人好みがバラバラなので、料理は薄味で作り、塩、スパイスなど好みで味を調えて食べる。
スープに唐辛子を泡盛と白酒の古酒に漬け込んだのを入れたら、思ったより辛くなり、白酒の風味が強く出て、中国の南方の奥地の村で喰っているような感じになり、行ってみたいなあと思いを馳せた。

「Lethal Weapon 3」を観たが、このシリーズは最初のだけ観て2と3は初めてだった。
今回は元警察官が、警察が押収した銃器を不法に持ち出し売却しているのを取り締まるストーリーだが、内務班の女刑事とリッグスのラヴロマンスが交差する。
今回は濡れ場での裸が無くて残念だった、白人の乳房は乳首と乳輪の色が好みなんだけどね。
それはともかく今回はその女刑事が撃たれて重傷だったが死ななかったので、4に出て来るんじゃないかな。
プロットは単純で、カーチェイスと銃撃戦を見せるのは1と2と同じだったが、善玉のほうがリンチを受ける場面が無かったような気がした。


4時前に辻堂に着きBOでゆっくり本を眺めた。
このBOは久し振りだったので、掘り出し物があるんじゃないかと期待して、1時間半かけて関心のある棚はほとんど詳細に観たが、気になるのが野坂昭如の旅に関する文章の自選集と赤江貘の10年ほど前の小説集だった。
買ってもすぐに読まないだろうなあと思い買わなかった。
川本三郎の映画の本と油井正一の「ジャズ昭和史」は買いたかったが、高かったので見送った。
文庫本の棚に講談社文芸文庫で川崎長太郎の文庫が2冊あったのを見てにんまりした。
2冊とも持っているものだったが、マイナーな好きな作家が並んでいるのを観るのはそれだけで心楽しい。
時間をかけて結局何も買わずに無駄じゃないかと思われるかもしれないが、たとえてみれば、惚れた女と1時間半いちゃついていたのと同じくらい愉しいんだな。

6時に西口で待ち合わせしていたが、その前に待っているとのメールが来て慌ててその場所へ向かったら、先輩がた3人が既にいらした。
「辻庵」に行き赤ワインを飲む、カルフォルニア、オック、メドックを開けた。
多分60代3名、70代1名のはずだが、老人パワー侮れないぞ。

次の店まで西口から東口まで歩いたが、2年ほど来ない間に街の様子が少し変わっていた。
駅前のスーパーが締まっていたり、新しい呑み屋が幾つか出来ていた。
そのスーパー脇の道の二階に上がると、魚と酒を売りにしている店があり、そこで粒貝、北寄貝、氷見の鰤の刺身を肴に、神心、七田など4種類ほど酒を呑んだ。
女二人連れが二組居て、その子たちが典型的な湘南ガール、見慣れてるというかその中で育ったからか、好ましいんだよねその雰囲気、愉しかったなあ。
この店70代それも後半の大先生に導かれて来たが、飲み屋の開拓怠りないなあと感心した。
次回また来よっと。

その店を降りて少し行くと「ピチーチ」があり、何時ものごとくそこへ繰り出してビールとマールを飲んだ。
2年ぶりに見るイケメンの店主はちょっと貫禄が付いていた。
相変わらず、続々と女一人客が入ってくるのは、彼の人柄と見た目なんだろうね。
でも、この店主の舌は一級品で、何を飲んでも美味いのでお勧め、カウンター8席で、1杯飲んで立ち去ることもできる気軽さも魅力。

駅で皆さんと別れて一人下り東海道に乗り、お隣の茅ヶ崎で下りて「凛」に寄った。
遅い時間だったので店長のマヤちゃんが一人いて、お客は女2人連れがいただけだった。
ビールとウイスキーを飲んだような気がする。

二宮に降りてから家までの足取りが重く、ようやくたどり着いて、そのままベッドに倒れ込んだ、多分1時頃だったのだろう。
目が覚めたら6時過ぎだったが、酷い二日酔いで参っている。

コメント
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