キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

鶯盛んに啼く

2018年04月22日 | Weblog
いつもより早く起きて朝風呂に入り、牛肉と新玉葱、芹炒め、豆腐と葱の味噌汁を作り朝飯を食べる。

葉室麟「京都再見」を読む。
装丁が綺麗だったので作者も知らず思わず買ってしまったのだが、買ってからすぐに作者が亡くなってしまった。

自転車でJA湘南まで買い物に行き、菜花、小松菜、独活、泥葱を買う。

自転車を置き散歩に出る。
葛川を下ったが、ドイツ大使館別荘下で鴬が啼く。

ヤオマサでN君に刺身の盛合せを薦められ買ってみる。
夜、「加賀纒」の冷の肴にしたが、本鮪、鰆、石鯛、伊佐木、スルメイカの5種の味わいが楽しめ変化があるのが良かった。

昼飯は鯖カレー、鯖の水煮の罐詰を使ったのでやや生臭かった。
生の鯖を煮込まないと本来の味わいにならないのだろう。
それでもパセリを振りかけ、カンパーニュを焼いてバタをつけて食べたが、中々美味かった。

珈琲を淹れて飲み、廊下のソファーに移動して庭を眺めながら「おいしさの科学」を読み、2時からは母の居間で巨人阪神戦を観るが、やけに眠たくて居眠りをしていたので2階に上がって寝た。
野球は流れからして巨人の勝ちと思ったが、夜ニュースで結果をみると果たして勝っていた。

6時半まで寝て風呂に入り、刺身の盛合せで「加賀纒」を呑み出した。
独活の酢味噌、独活きんぴら、韮饅頭、牛肉ともやし小松菜炒めが出てきて、マンハッタン、カンパリラムなどを飲んだ。
その後だらだらとTVを観ながら零時までコニャック、有機ビールなどを飲んだが、土曜日は観たい番組がなく、もらってあるオーディオを組み立てて、音楽を聴きながら本を読んだり外を眺めたりしながら飲みたいが、ずるずるとそのまま4か月がたった。
そういえば先日新聞に、高音質のラジカセを日本の電気メーカーが発売する記事があった。
高齢者はカセットテープを未だ捨てられず大量に保持していて、テープの柔らかな音も魅力とのこと、予価も書いてあったが、そこそこの価格で手が出ないほどでもなく、場所を取らないから手っ取り早く音楽を聴くのに良いかもしれない。
父も晩年まで、レコード店のオヤジが届けてくれた演歌のカセットテープを購入してラジカセで聴いて新曲を覚えていた。
最近新譜はダウンロードされCDの売り上げも下がっているが、レコードを発売するケースもあると聞く、カセットテープの発売も根強く継続されていたのかもしれない。
何でも新しいものに飛び付き、その使い方を覚えて自在に使いこなし、その恩恵を十全に受けてているやつはどれ程いるのだろうか、機械に振り回されて高額な使用料を搾取されているだけに過ぎないような気がしてならない。
家族には白眼視されている本だが、12畳の自室に収まらず、6畳の納戸や物置にまで侵略している保管コストを考えたら、べらぼうなことになるかも知れない。
でも、その本を処分して電子書籍にしようなんて考えはこれっぽっちもない。
本を後生大切にするのも僕の代で終わることと思っていたが、その内少子化で土地の価値など無くなるやも知れず、人間の脳に染み付いた習慣で、紙の本ならではの価値が見直されるかも知れない。
物事は100年単位で評価をして行く見識を持つようにしたいもんだね。

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コメント
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