キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ワイン、本、花

2013年09月04日 | Weblog
薔薇とワインの日々なのに、花も出てこなけりゃワインも出てこないと云われているので、たまにはワインの事を書きましょう。

月曜日の夕刻、チリワインの試飲をした。
レイダで高級ワインを造っているメーカーのセカンドクラスのソーヴィニョン・ブランとピノ・ノワールの二種、共に2011。
レイダは寒流のフンボルト海流を渡る海風が一年中吹いている冷涼なところ、この二つの品種との相性がじつにいい。

ソービニョン・ブランはステンレスタンクで醗酵熟成されていて、品種の特性がダイレクトの出ている。
青っぽいハーブのような香り、果実味が強くフィニッシュの酸がたっぷりとしていて長く続く、ソービニョン・ブランはこのように造れと、お手本のようなワインであった。

ピノ・ノワールは、樽のロースト香がほどよく香り、品種のもつ奥行きのある味わいと果実味が実にいいバランスで、ブルゴーニュのいいワインを飲んでいるような錯覚に囚われた。
3,000円くらいで販売できるから出色のピノ・ノワールである。

アナケナ・オナとほぼ同価格のワインなので、比較試飲をしてみたが、ピノ・ノワールはオナが2010であったので、ワインが柔らかく酸化熟成していた。
印象が薄く、いかにもピノ・ノワールでございと主張を持ったこのサンプルワインに軍配が上がった。
オナ・ソーヴィニヨンブランは取り扱いがなく、白のブレンドで比較したが、やはり比較することに無理があった。

そして本のこと少し。
火曜日のお昼を伊勢佐木町の「桃山」でスープ、エビフライ、珈琲をいただき、目の前のBOへ、阿川弘之「女王陛下の阿房船」講談社文庫1995年、萩谷朴「語源の快楽」新潮文庫 平成12年を購入。
有隣堂前の古本ワゴンセールで、深沢七郎「極楽まくらおと図」集英社1985年10月第一刷、1986年3月第七刷を購入。

折角だから最後に花のことを、百日紅、カンナ、ノウゼンカズラが赤オレンジ系統の色あいで咲き乱れ、玉簾が愛らしく白い花を咲かせている。
無花果が喰い頃となり、家路の途中で失敬して食すが、ここの所の高温好天のせいで甘くて美味。


コメント
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