キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

アリカンテにて

2012年06月30日 | Weblog
港町アリカンテのヨットハーバーの前に宿をとっいるが、生憎安い部屋なのでヨットも海も見えない。仕事できているのだから仕方が無いが、周りは昨日から始まったヴァケイションで観光客がごった返していて、仕事をやる気にならない。

シャティヴァからアリカンテまで電車で満員の移動したが、窓口では大きな荷物を抱えたおばさんたちが、席は無いのかと大騒ぎをしており、席を予約しておいたことを感謝した。民族がこぞって海辺へ移動して、まさかこの国の経済が破綻しているなどとは思えない。

昨日、エンゲラで43℃の酷暑の中、ワイナリーの見学をしたが、この温度を体感するのは初めてで、それが嬉しかった。風は熱くて助けにならないし、強い日差しでぶっ倒れそうだった。シエスタは必要が生んだ習慣だ、これなくしてこの国では生きては行けない。

 
アルバーロと酷暑の中ワイナリーを散策する


近頃良く見かけるマルセラン、房に隙間が多いのが特徴で、風通しがよくグリーンハーベストを行わなくても健康なブドウの収穫が出来る。

その後セラーの見学と試飲をしたが、温度管理されているので極楽だ。カベルネ・フランとプティ・ヴェルドーのブレンドは、完熟するためか青っぽい風味が無く、しかし酸があって美味。話題のマルセランは、酸が強くスパイシーな風味が舌を差し、日本人為は難しいような気がした。カベルネ・ソーヴィニョンは、予想外にもピーマンの風味があった。以上は樽からの試飲で20011年産。モナストレルとシラのブレンド2009は此処の最高級品とのことだったが、一言で言えば濃すぎる。こんなに濃くしてどうするのって感じだ。

ちょっと高いが、軽く木樽に通した白ワインのブラン・デンゲラがひじょうに良く、50ケース購入。此処は軽く作った赤と白がいい。



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