キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

夏休みの終わり

2007年08月27日 | Weblog
昨日は短かい夏休みの最終日、4時前には起きこの休み中最後のチャンスとなるソーダ釣り出かけました。浜に到着したのは明るくなった5時過ぎ頃でしたが、既にソーダ愛好家が浜に並んで忙しくリールを巻いておりました。さびいて海底の様子を伺いながらのキス釣りも妙味がありますが、このソーダ釣りは単純明快なうえ釣味が良いので愛好家が多く、暗いうちからの釣行と相成る次第です。

昨日は当りが何回かあり、ソフトワームの尻尾を齧り取られること三度、二度ほどは数秒のファイトまで持ち込むことが出来ました。追われたひこ鰯が足元に打ち上げられ、よれも出てムードは最高なのですが、なかなかヒットまでにはいたりませんでした。其れでも7時30分ついに波裏でヒット、引きもそう強くありませんでしたが、凄く慎重にファイトし波に乗せて引き上げました。波が引いた後に砂の上に残る魚体が何時もツバメに似ているなと思うのですが、30cmの可愛いソーダでした。今年初めてのソーダに嬉しいやらほっとするやら、野球選手がシーズン初めに一本ヒットが出るまでは落ち着かないという気分と似ているのかもしれません。これで精神的に随分と余裕が出てきました。二尾目は沖合いでヒット、引きが強くファイトを十分に楽しんで、引き上げてみると35cmの良型でした。

早起きをすると一日が長いですね。釣りから帰りソーダを二枚に下ろし塩にして漬け込み、朝風呂を浴び、横になって前日から読みかけの団鬼六「真剣師小池重明の光と影」を横になって読んでいたら寝てしまい、気がついて時計を見たらまだ11時、小池重明とは面白い人物だなあと関心しながら一気に読了して、昼飯を食い、また横になって午睡が出来る贅沢さ。日が翳った頃散歩に出かけビールを飲み、東に赤い大きな月を眺めながらの帰宅。ソーダが釣れたのは上り潮の中潮だからかと、十三夜の月を観ながら納得をいたしました。夜になると庭の虫の声を聞きながら、南天に冴えた光を放つ月を観ながら、月の光も秋だなあ、いよいよ栗松茸秋刀魚鮭が美味くなる季節と、夏の忘れ形見のスイカに齧りつきながら行く夏を惜しみ、秋の物悲しい気配に浸っておりました。

こうして私の2007年の短い夏休みは終わり、今日からは秋のワインシーズンに向けてのお仕事が始ります。
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