キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

マルシャンから届いたメール

2007年08月28日 | Weblog
昨日の横浜は残暑厳しくなるとの予報でしたが、陽射しは厳しいものの、浜風に秋の爽やかさを感じ、湿度も低いせいか暑いながら過しやすい日でした。夏休み明けの一日としてはうってつけの日和でした。

お仕事モードに入った私のもとに、ジュブレ・シャンベルタンのジャン・フィリップ・マルシャンから収穫情報が送られてきました。当地では12℃~15℃の冷涼な気温の日が続いているようですが、幸いブドウは腐敗もせず健康に育ち、ボージョレでは27日から収穫を開始するそうです。どの様なスタイルのヌーボーになってゆくのか出来上がるのか楽しみですね。マコンとプイイ・フュッセ、コート・ド・ボーヌでは8月28日~31日、コート・ド・ニュイでは9月3日~6日頃の収穫開始が見込まれているとの事です。予想通り今年の収穫は早いですね。

さて、国内のボージョレ・ヌーボーのお祭り度は昨年から低減しておりますが、今年も各社手を変え品を変え努力しているものの一度下火になったお祭りは中々盛り上がりません。最もこれは業界内部の話でして、一般消費者の方にはまだまだ先の話、盛り上がるも盛り上がらないも、解禁日間近になってみないと分からないというのが本当のところです。お祭り騒ぎではしゃぎ過ぎた罰が当ったと他の業界の人からは言われますが、2,000円~3,000円もするワインがほんの数日の間に飛ぶように売れるなんて事は、このボージョレ・ヌーボー以外にはありえないことで、画期的な企画をしたワイン業界が誇っても良い事柄であることは間違えありません。

物事には光と影が付き物ですが、その影の部分の対応を、ボージョレで浮かれ騒いでいる間に考えるもう一人の天才がワイン業界に居たらよかったのですが、それは適わぬ願い。とすれば我々凡人がなすべきことは、この下火になったボージョレ・ヌーボーの火を消さないように次の世代に繋げて行く事くらいなんでしょうか。

コメント
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