



姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。色艶に満ちた皿の数々と、それぞれの事情を抱えたアモーレども(罪深い味わいに満ちた男と女)を描く幸福な物語。






リストランテアモーレのシェフは弟の杏二 姉の偲と一緒にやっている小さなお店。
そこの常連さんやそうでもないお客さんと弟が関係しちゃってややこしくなっているけれど・・・
秘密の多い姉の、ふたつの秘密が最後まで引っ張る。
いろいろあるけれど、妊娠していないのにマタニティードレス着て妊婦のふり・・・そんなことして結婚したがる?イヤナ女だっ!偲がんばれ!って読んでいた。
初子ちゃんの事が気になったけれど、一緒に沖縄に行くって聞いて、よかった、よかった。
本日のメニューの最後には・・・
罵る女
ひみつが多い女
作りかえられた女
心得た女
インドへ行く女
重くて軽い女
ハクビシンな女
不毛な男
必要なことだけする女
旅立つ女
アモーレの男
インドへ行く女のひとりは、インドには行かず韓国に行ったのだけれどね。これがまた素敵なお話だった。一生懸命探したのね、マグネット!!!
”俺の大好物”をみつけにいって、”私の大好物”までみつけた。
本日のメニュー11
なんだこれは・・・
Mが現れた・・・。
食べたことのないお料理がたくさん出てきた。というかそういうお店に行った事がないのでした。





長崎屋へ舞い込んだ謎の木札。『お願いです、助けて下さい』と書かれているが、誰が書いたか分からない。以来、若だんなの元には不思議な困りごとが次々と持ち込まれる。船箪笥に翻弄される商人、斬り殺されかけた噺家、売り物を盗まれた古着屋に、惚れ薬を所望する恋わずらいのお侍。さらに江戸一番の美女選びまで!?一太郎は、みんなを助けることができるのか?シリーズ第11弾。
ろくでなしの船簞笥
ばくのふだ
ひなこまち
さくらがり
河童の秘薬






表題のひなこまちが面白かった。
ひなこまち・・・雛小町
浅草にある人形問屋平賀屋が、美しい娘を一人雛小町に選び、その面を手本にして、立派な雛人形を作る事になった。のだが・・・とんだ捕物帳に・・・
雛小町騒ぎのせいか、着物や小物が盗まれる・・・
そんなわけで屏風のぞきが巻き込まれ、危うく土左衛門に間違えられるところだったわけで・・・
土左衛門といえば、子どものころ隅田川から横っちょにのびる運河で何度かみたことがある。
子どもは見ちゃダメ!って言われたって・・・大人の足の隙間から・・・
江戸時代の子どもではありませんが・・・。





体調には気をつけていたつもりなのに、ある日突然、とても立ってはいられないような強烈なめまいにおそわれた著者。これはまずいと駆けこんだ漢方薬局。そこでの体験が、著者のココロとカラダを少しずつ変えていく……。体質改善していく様子を丁寧に綴った実録エッセイ。






今まで群さんのエッセイを読んできたけれど、不摂生とは程遠いところにいたような・・・私が言うのもなんですが、いくらなんでも饅頭6個はちょっとどうかとは思ったけれど・・・
フツーに病院に行ったならあの病名が下されたのでは?と思った。
が、漢方先生は病気ではありません。水です。はと胸だと思っていたのも実は水だったとか・・・
水がたまっているから、甘い物厳禁でリンパマッサージで水を出す。身体は冷やさない。
舌に歯型がついているといけない。
そんな人見たことないなーと思っていたときにたまたま猫舌かそうではないかがどうしたこうしたの番組でベロベーと被験者がしていたのを見たら、あ!歯形だ!!!
リンパは、どこかの先生があまり強く押してはいけません。って言っていたのを聞いた記憶があるけれど、ギャーギャー叫ぶほどやられているのは・・・はぁ・・・そうなのね?
あまりののめり込みように、何かがよぎった。
行くたびに症状を言うと、では今回はこちらを・・・と症状にあわせて漢方を処方してくれていたけれど、普通の人じゃ保険もきかないからかなりの出費だなー・・・
弱くなっているときに言われたらそうだよなーって思うだろうなー
そんな事を思うのは大きなお世話で・・・群さんにはとてもよかったみたいで、すっかりスリムになられたようです。
ただ、寝る前のと寝起きの水で脳卒中などは防げるってのはどうなっちゃうんだろう?
昔の人は寝るときに枕元にお水を用意して寝ていたよねー・・・
とか、今まで思っていたことが覆され、えーーーって感じ!
こういうことは研究もされ、つねに情報は変わっていくのだろうけれど・・・
日野原先生の話も、そうよねーと読んでいた。個体が違うんだから。
風邪の時に子どもにスポーツドリンクはよくないって・・・えーそうなの?ずっと飲ませてきたから・・・なんで?
虫歯になるからだって・・・え?そっち?
出産後は暫く専門家にケアしてもらう?自分で体調を戻すのは3,4年かかるって・・・えー、その間にもうひとり生んじゃう人ってたくさんいるような・・・?
漢方の原本の勉強会でその本には両親の干支と自分の干支の肉は食べるな。とあるそう・・・。豚は絶対平気だっ!
「漢方を頭から信用しない人もいますからね」って、漢方先生。
私は漢方っていいな、と思っていた人です。
西洋医学と漢方とイイトコドリをして、楽になれたらいいのにーと思うのです。
末期がんで余命3ヶ月と言われた人が、3年生きたって・・・これは漢方先生が言ったのではなく、群さんのお知り合いのお父さんの話。根拠があるわけではないけれどとは書かれていた。
2008年11月から一週間に一度、通い続けて、リンパマッサージをしてもらい、雑談をし、お薬を調剤してもらっているって・・・
やはり経済的に余裕がないと無理だわね・・・
西洋医学だったらどうだったのだろう?そっちで検査しての漢方っ!てのも有りだったんじゃないかな?とも思ったけれど・・・そっちに行ったら、なんらかの病名はつけられたよね。漢方先生は病気ではありません。って言ったんだもんね。
まだ週一で通っているのだろうか?
年取ればあちこちガタが来るのはあたりまえで、猛暑の時だと、今年こそダメだ!くたばる!なんて私は騒いでいるけれど。今年もきっと言うでしょう。で生き延びる。かどうかは終わってみないとわからない。
で、水分の取りすぎと甘いもんは気をつけよう。
ただ、汗かきなのよねー・・・漢方の先生も人それぞれ的なことを仰っていたから、イマノトコロ不具合はないし、かなぁ~りゆるい生活しているから・・・って、不具合が出てからでは遅いです。
生活習慣改善、小麦は体を冷やします。と言われてもパン好きだしなぁ~~~







横浜本牧埠頭の倉庫街で、警官が射殺された。女性初の経営弁護士を目指しロー・ファームに勤務する弁護士・水島由里子。彼女は、貿易会社の法的危機管理を担当するうち、巨大な陰謀に気づく。「依頼人」は、古ぼけた倉庫に何を保管していたのか!?乱歩賞作家の現役弁護士が描く、傑作リーガル・サスペンス。






これはもしや・・・犯人は早々にわかってしまった。って、そういうもんじゃないんだね。
精神的パラノイアって、なんですか?調べました。・・・なるほどと言ってみたところでよくわからない。
今回主役は女性弁護士がどっろどろに挑んだんか挑まなかったんだか・・・
結局助けてもらったんだから感謝して。
1995年の作品だから時代がちょっと・・・今はいろいろと変わっている・・・?





東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」―。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが…。将門の首塚、天皇陵…東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは―。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」…一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!






EPITAPH・・・墓碑銘
将門の首塚の都市伝説・・・お参りしている人はみたことないけれど、”あれ”いるみたいです。って話は聞いたことあった。
ほんとだ・・・都会には鏡が多い。お店のウインドウも鏡みたいだし・・・映らなかったら吸血鬼?
Piece18と19・・・
そうそう芸大の美術館でそのうちあるから、行きたいけれど、一人じゃ怖いしって思っていたところ・・・
そして、何それ、手袋はめているし、防水エプロンもつけている。その先、怖い怖い!オリンピック、イスタンブールでよかったのにって言ったからって・・・
色別されているから、切り替えればよみやすいとは思ったけれど、終わってしまって、イマイチ私わかって読んでいた?って聞いてみたくなった。
不思議~・・・
突如現れる挿絵が素敵だった。
