作品紹介・あらすじ
2019年7月22日、「東洋経済オンライン」記事で紹介され話題。
少年院には「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いた……。
この世には「反省以前の子ども」が沢山いる。認知力が弱く「ケーキを等分に切る」ことすらできない――。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを社会生活に導く超実践的メソッドを公開。
読書備忘録
知らないことは数あれど、これを知らなかった!で済ませることはどうなんだろう?今知ったからと言ってどうなるものでもないけれど、生きにくい子供たちがいること、手を差し伸べられずにいたとしたら?
ケーキが三等分できないってどういうことだろう?と思い読んでみた本の内容の衝撃が大きく、いちいち え? どういう事?
三等分って難しいじゃない?でも恐らく誤差はあったとしても、ケーキはだいたいの人はベンツのマークのようにするわけで、それがそうではなく、あ、面白い三等分だね?なかなか個性的!とは言ってられないお話。だと思って次々に出てくるお話を読んでいた。
まわりにそういう子がいないから、まるで他人事だった。
ひと様を説得したり、導いたりするって事はとても難しい事。
生対生!
ちゃんとあなたを見ていますよ。
生きにくいともがくあなたを、心からちゃんと見てくれている大人がひとりでもいれば・・・
学力だけじゃなくて脳の問題もあるみたい。
大人になりすぎた私だってそんなことやっても無駄!と思うことも、間違った選択をすることも、キーっとなることだってありますからね・・・
以前、ちょっとした知り合いで、とある宗教の信者さんは、私に言わせればきれごとばぁ~っかり!なんて思っていたんだけれど、ある時、はぁ、そうですか?本当はそう思っているけれど、立場上そう言ってはいけないんだもん!ってことなのですね?って聞いちゃったことがあった。そしたら、そりゃそう!って返ってきたことがあったなぁー・・・と、思い出した。
本音と建前を使い分ける力っていつ頃付くもんなんだろう。