内容紹介
何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためなら。ゴッホにセザンヌ、ルノワール。綺羅星のようなコレクションを誇った美術館は、二〇一三年、市の財政難から存続の危機にさらされる。市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきなのか? 全米を巻き込んだ論争は、ある老人の切なる思いによって変わっていく――。実話をもとに描かれる、ささやかで偉大な奇跡の物語。
読書備忘録
デトロイト美術館展にはこの本を読んでからと思って言ったけれど、図書館の順番がなかなか来そうもなかったから行ってしまったのだけれど、特に読んでから行かなくてもと感想を持った。
主役は表紙のマダム・セザンヌ
財政難をどう乗り越えたか・・・
「売る」ではなく「募る」
この発想の転換。