アダム・クーパーのインタビューが新国立劇場公式サイト上で公開された件


  上のタイトルのとおり、新国立劇場公式サイト で、去年末の『シンデレラ』終演後に上映されたアダム・クーパーのインタビューが閲覧できます。

  新国立劇場で上映されたインタビューより、時間が少し長めになっているような気がします(後半部分がつけ足された?)。編集もきっちりされてる印象です。2003年のボーン版『白鳥の湖』日本公演の舞台写真、そして本題であるピーター・ダレル振付『ホフマン物語』の舞台写真も多く見られます。『ホフマン物語』の舞台写真は、98年にスコティッシュ・バレエ団が上演し、アダム・クーパーが主人公のホフマン役で客演した折のものです。

  写真だけですが、クーパーの演技の凄さがよく伝わってきます。こんなインタビューと舞台写真を見たら、ますます『ホフマン物語』が楽しみになっちゃいますね。よくできてるトレーラー(宣伝動画)だと思います。新国立劇場もなかなかやるようになったねえ。

  みなさまぜひご覧になって下さいませ~


  最初で紹介されている『ラ・バヤデール』(2月上演)も観に行きます。小野絢子さんとワディム・ムンタギロフ主演の日です。ガムザッティ役は米沢唯さん、ブロンズ・アイドルは八幡顕光さんだそうです。米沢さんがガムザッティか~。技術面ではまったく心配してないけど、演技のほうはどうなるかなあ。可憐な感じの米沢さんがガムザッティをどう演じるか、心配半分、楽しみ半分ですね。

  他の公演日のガムザッティ役は本島美和さん(21日)と長田佳世さん(22日)。長田さんは21日のニキヤ役でもあります。米沢唯さんも22日にニキヤを踊ります。こういうキャスティングが本当は面白いんだけどね。正反対のキャラクターの役を同じダンサーが踊るっていう。特に長田さんはテクニック強いし、演技力もあるから、このキャスティングは納得です。

  本島さんのガムザッティは、演技面ではまったく問題なしだろうと思います。容姿と演技では最も魅力的で、圧倒的な存在感のあるガムザッティになるでしょう。本島さんのガムザッティには大いに興味をそそられるのですが、ガムザッティは演技だけの役ではないので…。第二幕でのガムザッティとソロルとのパ・ド・ドゥを考えると、う~ん。

  ソロルのキャストが他に菅野英男さん(21日)、福岡雄大さん(22日)というのはよく分かるし、ブロンズ・アイドルを福田圭吾さんが踊る(21日)のも分かる。でも、22日のブロンズ・アイドルが奥村康祐さんというのは少し意外でした。

  『シンデレラ』で奥村さんは道化を踊っていて、あれにも正直驚いたんです。奥村さんの現在の立ち位置がよく分からない今日このごろ。

  新国立劇場バレエ団の『ラ・バヤデール』はいいですよ。衣裳と装置のデザインが洗練されているのに加え、演出が女目線で説得性があります。上演時間も短いです。改訂を担当した牧阿佐美さん曰く「世界で最もコンパクトな『ラ・バヤデール』」だそうで、確かに冗長なところがなく、途中で飽きることがありません。群舞も見ごたえあるしね。

  楽しみにしてます~。

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