まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

リーガルハイ 第7話

2013-11-21 23:32:36 | ドラマ


第7話

『天才か暴君か!? 世界的アニメ監督パワハラ裁判!!』





羽生の事務所『NEXUS』に移った黛。

初日からあのメンバーに馴染んでいる。

仕事後、羽生と一緒に帰る黛。


「やっと君を手に入れた。 来てくれてありがとう。」


「追い出されただけだよ。」


「君のために心を鬼にして手放したんだよ。 古美門先生は。

助手を探しまくってるらしいよ。」


「あの人、書類仕事なんか全部私にやらせてたから。」


「なかなか決まらなくて困ってるみたい。 心配?」


「別に。 私の存在の大きさを今頃思い知ったかって感じ!」



こっそり古美門事務所を覗きに行った黛。

しかし蘭丸に見つかってしまう。

今、面接中だと蘭丸に聞き、その様子を覗き見。

すると美女ばかり集めてウハウハしてる古美門を見て、

側にあった大根を投げつけるが、服部にキャッチされた。



黛が担当することになった案件の資料を

古美門に渡す蘭丸。


「相変わらずのゴミ拾いだなあ。」


「やっぱ先生も心配なんっすね。

真知子ちゃんに力貸してあげようとするなんて。」


「マヌケ、逆だ。

朝ドラポンコツヒロインとゆとりの国のヘタレ王子。

まとめて抹殺してくれるわ!」



アニメ裁判。

劣悪な労働環境、常軌を逸した労働時間、

最低賃金スレスレの給与を訴える黛。


「そして何より同社の代表であり世界的アニメ監督

宇都宮仁平氏のスタッフに対する非人道的な仕打ち。

作画担当の穂積さんはそのまま行方不明。

2ヶ月後、青函トンネルを

徒歩で渡っているところを保護されました。」


何を質問しても彼は流氷が見たいとしか言わず・・・


「今も自宅療養中で働けずにいます。

穂積さんの治療費と慰謝料の請求並びに

宇都宮監督からの謝罪を要求するものです。 以上です。」


「被告代理人。」


「同社の労働環境は労働基準法に照らし

なんら違法とは考えられませんし、

宇都宮監督の言動も世界のトップを

走り続ける職業人として当然のものです。

甘やかされて育ったゆとりのボンクラどもが仕事も出来ないくせに

権利だの補償だの抜かし始めてから

この国はおかしくなったんだ!!

アニメ産業をはじめ世界の最高峰で戦う我が国の

あらゆる分野のプロフェッショナルたちのためにも

この請求は断固拒否します。」



その後、全裸裁判、インコ裁判も古美門vs黛。

黛の主張をことごとく跳ね返す古美門。



「どういうつもりですか?」


「なんの話だ?」


「私の訴訟相手の代理人を

根こそぎ掻っ攫ってることですよ!!」


「私は真面目に仕事をしてるだけだ。」


「私がいなくなって寂しくてちょっかい出してる訳ですか。」


「ゴミがいなくなって実に清々しい毎日だよ。

序でにゴミ弁護士どもが1ヶ所に集まってくれたんで

この際事務所ごと消えてな くなれば

もっと清々しいだろうと思ってるだけさ。」


「やれるもんならやってみなさいよ!」


「なんだと、この。」


「あの~、悪いけどそのやり取り、別場所でやってくれないかな。

ここに死刑囚がいるんだけど。」


貴和の面会室だった。


「失礼しました。 貴和さん、死刑にはさせません。

最高裁での進め方について話し合いましょう。」


「話し合わなくていい。 君はクビになったんだ。

今後は私1人でやる。 ご苦労だった。」


「引き続き私も担当します。」


「貴和ちゃん、言ってやって。

幼稚園児はお友達とお遊戯してろって。」


「なんであんたが勝手に決めんの。 雇うの私でしょ?」


「いくら先生でもこれだけの事件を1人で受け持つのは無謀です。」


「君に足を引っ張られるよりマシさ。」


「じゃあ、こういうのはどう? 幼稚園児対横分け小僧。

幼稚園児が1勝でもすれば引き続き私の弁護人。」


「受けて立ってもいいが結果は見えているがねえ。」


「あなたは?」


「私はそういう賭け事のようなことはしません。

勝ち負けではなく当事者たちの幸せを目指しているので。」


「ふ~ん。 まっ、あなたを雇うかどうかは少し考えさせて。」



アニメ裁判証人尋問。

監督はスタッフの中で気に入らないヤツを見つけて

怒りや不満をその1人に徹底的にぶつける。

みんな辞めて行き、いつ自分の番になるのかと思っていると。


「宇都宮監督のやり方は明らかに問題がありそうです。

あなた自身も監督から酷いことを何度も言われた。」


「才能ないから辞めちまえって毎日のように・・・」


「福田さん、ここにあなたが担当した原画があります。

この哺乳類らしき独創的な生物はなんですか?

まさかとは思いますが猫ですか?」


「タヌキです。」


「才能ないから辞めちまえ~!!

監督だけじゃなく誰もがそう思ってます。

監督は口に出して言ってくれてるんですよ。 あなたのために!!

あんな人だと思わなかったですって?

少女がお花畑を走り回るアニメを作ってる人は

お花畑を走り回るような人だと思っていたんですか?

そんな訳ないでしょう!!

鬼の形相で机にかじりつき血ヘドを吐いて

命を削り作品を生みだしている人だ!

スポンサーである親のコネで入社させてもらえたことに感謝せず

分際もわきまえずに天才の足を引っ張るなら

さっさと辞めて趣味で未知の生物の絵でも描いているがいい!!

以上です!」



続いて全裸裁判、インコ裁判の証人尋問も

古美門にやり込められる黛たち。



事務所に戻った黛は怒り心頭。


「横分けクソ野郎が!!」


周りから宥められ、ラブ&ピースと盛り上がり、

黛も自分を取り戻したよう。



インコ裁判被告本人尋問。


「民法第195条によれば他人の所有物であることは知らずに

即ち善意で飼育を開始したのであれば

1ヶ月で所有権を有することになります。

そこで平野さんに質問です。」

カフェの前でインコを保護した時、

誰かの所有物であると認識していましたか?」


「勿論そんな認識はありませんでした。」


「原告は喋るインコは客寄せになるから

保護したのだと主張していますが。」


「とんでもない。 この5年間、私たち家族が毎日毎日

愛情を持って話しかけ少しずつ覚えていったんです。

特に娘が熱心に。」


「平野さんご一家に所有権があることは明白のようです。 以上です。」


「平野さん嘘をついてはいませんか?

最初から言葉を喋ったんじゃありませんか?

だからこそ客寄せに使おうと。」


「いえ違います。 何も喋りませんでした。」


「そんなはずはありません。

渡辺さんも言葉を沢山覚えさせていました。

裁判長、証拠物の検証を求めます。

さあ渡辺さんあなたのピースケですよ。

覚えさせていた言葉を仰って下さい。」


しかし渡辺は言葉を覚えさせてはいなかった。

やったことはないと、「チクショーめ!」と

いつもの口癖を言ったら、インコが「チクショーめ!」と。


「平野さん、これもあなたや娘さんが覚えさせた言葉ですか?」


「いえ、うちではそんな言葉は・・・」


「では渡辺さんに飼われていたころに

覚えた言葉であることは明白ですね。」


「お前いつの間に!」


「覚えさせたつもりがなくても愛情深いコミュニケーションの中で

自然と 飼い主の口癖を覚える。

真の飼い主とペットの関係を見た気がします。

ピースケは元々言葉を喋ったんです。

被告もそれを充分承知していたはず―」



インコ裁判判決言渡期日。

被告は原告に対しオカメインコ1羽を引き渡す他、

訴訟費用も負担とすることとなった。

インコは渡辺の元へ。

「チクショーめ!」は蘭丸が覚えさせていた。



古美門事務所では祝杯。


「まずは1勝ですな。」

「残り2つも完膚なきまでに叩きのめします。」


「容赦ありませんな。」


「でもちょっと可哀想じゃないっすか?」


「気にすることはない。 勝ち負けは関係ないそうだからね。

きっと負けても幸せなんだろう。

彼女は自分に相応しい事務所に行って

さぞ充実していることだろうよ~。」



一方、NEXUSでは・・・


「和解なんて無駄よ。 あいつは最後まで戦うわ。」


「真知子さん心に醜い感情を育てちゃ駄目だ。」


そしてまたラブ&ピースで盛り上がる羽生たちに

遂にキレる黛。


「そんな甘っちょろいこと言ってるから

あんたたちはいいようにやられるのよ!!」


「え~!」


「勝つか負けるかよ。 誰も邪魔しないで!!」



全裸裁判証人尋問。

カーテンが開いてる時間が決まってると判明。

日曜の朝7時~7時10分くらいの間だけ開くと。


全裸裁判被告本人尋問。

被告は空気の入れ替えだと主張。

しかしその時間は原告が教会へ向かうために

必ず通る時間帯だと、それを知っててやったのでは?と黛。


「それを知ったあなたはその時間になるとカーテンを開け

偶然を装ってご自分の裸体をさらすようになった。

性的興奮を覚えるからです。」


「いやそんな・・・」


「隠すことはありません。

一部の男性にそのような性癖があることは事実ですし

性的嗜好は人それぞれです。

ただし相手に精神的被害を与えることは許されません。

これは故意にわいせつ行為に及んだ計画的犯行でもあります。

是非、猛省し賠償金の支払いを受け入れていただきたく思います。

以上です。」


「被告代理人。」


「ありません。 裁判長、前回中断してしまった原告本人への

反対尋問の再開を希望します。」


全裸裁判原告本人尋問。


「不適切な表現は極力避けますのでご安心下さい。

趣味の話でもしましょうか。 ご趣味は?」


「映画鑑賞でしょうか。」


「そのようですね。 この1ヶ月で少なくとも

12本の映画をご覧になっています。」


その殆どに男性の全裸もしくは上半身裸のシーンがあると。


「うち7本にそれはそれは濃密なベッドシーン。

うち2本にはなんと男性同士のラブシーンがありました。

やはり映画の選考基準として男性の裸は欠かせませんか?」


「映画は芸術です。 そんな目で見ていません。」


「マーロン・ブランドとマイケル・ダグラス、

どちらのお尻が好みでした?」


「異議あり!」


「大石さんの性的嗜好を知りたいんです。

どんなタイプの男の体に興奮するのか。」


「女性に対する侮辱的発言です。」


「侮辱などしていません!!

男は女に裸を見せることで興奮するかのように

断定しているそちらこそ偏見だ。

郷田さんのお宅に面した路地を通る目的は?」


「教会へ行くためです。」


「遠回りです。 大通り沿いに進んだ方がはるかに早く着きます。

ド~ン! 何故わざわざこの路地を通るんですか?」


「以前、大通りが工事で通れず・・・あの、この辺ですこの辺。

仕方なくこの路地を通ったら静かで気持ちのいい路地だったので

それから通るようになりました。」


「遅刻をしてまで?

路地を通るようになってから神父のお話に

5分ほど遅刻するようになりましたね。

そうまでしてこの路地を通りたいのですか?」


「いけませんか?」


「だったら何故5分早く家を出ないんでしょう。

6時55分に通ったのでは郷田さんのお宅の

カーテンが開いていないから。 違いますか?

確かに郷田さんはあなたに見せるために

7時にカーテンを開けていたのかもしれません。

しかしあなたもまた郷田さんの家を覗くために

7時に路地を通っていたんです!!」


「違います。」


「郷田さんに気付かれずに彼の裸体を盗み見るのが

あなたの日曜の朝の楽しみだった!」


「違います!」


「神父さまのお話なんかよりよっぽど興奮されたことでしょう!」


「違う!」


「しかし偶々相手と目が合ってしまった。

パニックになりご自分の性癖を否定するため

相手を露出狂呼ばわりして被害者を装った!!」


「違う! 違う! 違う!」


「異議あり!」


「見せたのか、覗いたのか、どちらが変態なのか

徹底的に検証し合いま しょうよ。

この裁判はそういう裁判であり吹っかけてきたのはそちらだ。

佳苗さん欲望を否定する必要はありません。

心の赴くままに生きればいいんです。

性的嗜好は人それぞれです。

ご自分の性癖をなんら恥じることはありません。

来週からは6時55分に通ることをお勧めします。 以上です。」



また貴和の面会室で言い争う古美門と黛。


「佳苗さんが可哀想だとは思わないんですか!!」


「実に可哀想だよ。 代理人がボンクラ過ぎて。

お前は依頼人の心理を奥の奥まで読み取ろうとしなかった。

だから法廷で恥をかかせた揚げ句負けたんだ。」


「失礼しました。 最高裁での方針を―」


「横分け小僧、今日はあなたもういい。 お帰り。」


「なんで? なんで僕だけ帰んの?」


「女同士楽しみたい気分なの。」


貴和に追い払われたため帰って行った古美門。


「いいですよ遠慮せず私をクビにして。

古美門の言う通り、私がいても役に立たないかもしれないし。」


「弱気ね。」


「思い知らされます。 才能の違いを。」


「才能か。」


「先生は私に言ってるんですよ。

才能ないヤツはさっさと辞めろって。」


「私は違うと思うな。 あいつ自信がないのよ。

このまま最高裁をやって勝つ自信が。

勝つためには誰かに目覚めてもらう必要がある。

なのに眠ったままで一向に起きてこない。

だから全力で叩き起こしてる。 私にはそう見えるな。

倒しちゃいなさい。 彼もそれを望んでる。 私もね。」



黛が事務所に戻ると羽生がいた。


「あの人に勝ちたい。 勝たなきゃいけないの、私は。」


「世界を変えるためには勝つことが必要な時もある。

そして君と僕が組めば勝てない相手はいない。

敵の奥の手は封じておいたよ。」


蘭丸を言いくるめていた羽生。



古美門事務所でもその話に。


「君はバカなのか? 一体幾らで買収された?」


「いや~、金じゃないんすよね。

なんかあいつに頼まれたらどうしても断れなくって。」


「人たらしの本領発揮ですな。」


「何を命じられた?」


「動くな。 それだけ。」


「服部さん、この恩知らずのダブルスパイから

食い物を取り上げて下さい。」


「はいはい。」


「え~、そんな!」


「素手と素手との真っ向勝負ということになりそうですな。」


「望むところだ!!」



アニメ裁判原告本人尋問。

鉛筆を持つ手が震える原告。

鉛筆を手にすると手が震え、目まいがする症状は改善されず、

もう二度と絵を描けないかもしれないと黛。


「宇都宮監督に今言いたいことはありますか?」


「謝罪して欲しいです。

二度と僕のような人を出さないために。

アニメの世界に夢を持ってる若い人を潰さないために。」


「以上です。」


「何故スタジオ小春日和に入られたのですか?」


「宇都宮監督の作品が大好きでしたし

僕もああなりたいと思いました。

でもあんな非常識な人だとは思わなかった。」


「天才に常識を求めますか?」


「天才だって一般常識は持つべきです。」


「ヘドが出る。 ダビンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。

彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?

王様と奴隷で何が悪い?

みんな平等みんな仲良しで

天にそびえるピラミッドが作れる訳がない。

天才の下で働こうとしたなら地獄を見る覚悟をするべきだ。

そして耐えられなかったのなら黙って去れ。

非常識で横暴で自己中心的。

しかし人類の宝のような作品を生み出す。

それが宇都宮仁平です。

穂積さん、この愚かな訴えを

ただちに取り下げることをお勧めします。 以上。」


アニメ裁判被告本人尋問。

当たり前のことを当たり前にしただけと監督。

自分はそういう教え方しか出来ないと。


「結果的に穂積さんは心と体を壊し

絵が描けなくなってしまいましたが。」


「あの程度で壊れるのなら

さっさと辞めて他の道に行った方がいい。 本人のためです。」


「そこまで厳しく育てる理由は何ですか?

スタジオ小春日和は後継者不足に長年頭を悩ませていますね?」


「はい。」


「全制作スタッフを正社員として雇用する

御社の運営には莫大な費用がかかる。

それを監督自身が大ヒット作を作り続けることで

辛うじて賄ってきたのが実態です。

1本生み出すのが奇跡である世界的ヒットを

何十作と続けてきたあなたのご苦労は想像を絶する。

生半可な育て方ではあなたの後継者にはなり得ない。」


「鉛筆を削り、絵を描いてまた鉛筆を削る。

どんどん小さくなる鉛筆を見るたびに、

私は自分の命が削られている気がする。

アニメ制作とは畢竟そういうものです。」


「王様こそ誰よりも苦しみ血を吐いてきたようですね。

あなたこそアニメーションの神様に全てを捧げた

ホントの奴隷なのかもしれません。

彼に金と謝罪を要求する資格のある人間など

果たしているのでしょうか。 以上です。」


「もういいです。 僕が甘かったんです。 取り下げます。」


「原告から何か申し出があるようですが。」


まだこっちの反対尋問が残ってると止める羽生。

そして黛に思い切りやってこいと送り出した。


「監督、あなたの置かれている状況は理解しているつもりです。

慢性的な腰痛、腱鞘炎、白内障に視野狭窄。

あなたはボロボロの体にムチ打って走り続けてこられた。

そして残された時間が少ないことも分かってらっしゃる。

穂積さんを怒りのハケ口の生贄にしたというのは

ホントは違いますね?」


辞めて行った人たちがそれぞれ活躍して結果を出している。

誰でもいいから目をつけていた訳ではなく、

他のアニメーターとは違う光る才能の持ち主にこそ

目をつけあえて試練を与えていたんじゃないか、

それを信じたからこそ他の誰より 厳しく鍛えたのではと。


「でも人はそんなに強くありませんよ。

あなたは結果的にスタジオを

背負って立つかもしれなかった才能を自ら潰してしまったんです。

あなたはやり方を間違えたんです。

何故一言、君には才能がある。 期待している。

そう言ってあげなかったんですか?

言葉にしなければ伝わりませんよ。

監督、穂積さんに謝罪するべきではありませんか?

そして本当の気持ちを伝えるべきなんじゃありませんか?」


「あなたが謝罪する必要はない!」


「被告代理人は黙っていて下さい。」


「穂積くん、私の本当の心を伝える。

私は君に・・・才能があると思ったことは一度もない。」


「えっ?」


「ちょっと待って下さい。 本心を―」


「本心だ!! 細川にしても梅田にしてもそうだ。

私の目から見たら才能のあるヤツなんて1人もいない!

どいつもこいつもバカばっかりだ!!

そもそも才能なんてものはな、

自分で掘り起こして作り上げるものなんだよ!!

俺だって天才なんかじゃない。

誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ踏み締めてきただけだ!

振り向いたら誰もついてきてない。

怠けた連中が麓でこう呟く。

あいつは天才だから。 冗談じゃない!!

ゆとりで育ったのんびり屋どもがホントに嫌いだ!!

俺より時間も体力も感性もあるヤツがなんで俺より怠けるんだ!!

だったらくれよ。 無駄遣いするんだったら俺にくれ。

もっともっと作りたいものがあるんだ。 俺にくれ!

いや・・・穂積、そんなに謝って欲しいなら謝る。

金が欲しいんならくれてやるよ。」


「いいですよ。」


「欲しいんだろ?」


「いらねえよ!! ふざけやがって・・・」


一心不乱に絵を描き始めた穂積。


「ゆとり教育やったのあんたら大人だろうが!!

あんたらがクソなんだろうが!!

才能ないだと? あんたのアニメは古いんだよ!

すぐに追い抜いてやる。 王様の椅子は俺がもらう!

あんたのよりはるかにどでかいピラミッド作ってやるよ!!

ゆとりなめんな!! だから・・・

それまで引退なんかさせませんよ。」


「のんびり屋は嫌いだが

威勢がいいだけの身の程知らずはもっと嫌いだ。」


穂積が描いたのは監督の似顔絵だった。



古美門事務所。


「古美門先生!  訴えを取り下げてきました。

3連勝 おめでとうございます。」


「当然の結果ですね。

あのバカはどのボタンを押せば

どういう結果になるか計算も出来ない。

今後も期待出来そうにありませんね!!」



黛は貴和と面会していた。


「結局あの人には勝てないのか。」


「そうでもないわよ。

ここに顔を出さないってことは恥ずかしいからでしょ。」


「恥ずかしい?」


「決めたわ。 あなたには引き続き弁護人やってもらう。」


「頑張ります。」



インコを勝ち取った渡辺だったが、

上手いこと喋ってくれないインコに苛立ち・・・

結局、元のところへ引き取ってもらうことに。



一方、いつも通り全裸男の家の前を通る大石。

大石を見た全裸男がウインクをして誘う。

大石は部屋の中へ入って行った。



黛は羽生に謝る。


「ごめんなさい。

NEXUSの方針を無視した揚げ句負けちゃって。 処分なら受ける。」


「僕も支持したんだ。 処分なんてする訳ないだろ。

これからも 一緒に理想の実現を目指してくれる? 真知子。」


「勿論。」


「それにしてももう一息だったね。

あのまま判決に行ってたらこっちが勝ってたと思う。」


「だよね! 古美門先生、絶対焦ってたよね。

あの顔はそういう顔だった。」


古美門の話ばかりする黛を見つめる羽生。



その頃、古美門事務所では・・・


「面接結果は如何致しましょうか?」


「全員不採用です。」


「かしこまりました。

より大きく飛躍させるために

あえて敵の懐に送り込まれたんでしょうが

果たして吉と出るのか凶と出るのか。

案外このまま取り込まれてしまうのかもしれませんな。」


「ならばそこまでの玉だったというだけの話です。 服部さん。」


「はい!」


「やっぱり1番おっぱい大きい子をキープで!」





裁判3連発!!


テンポが良くて面白かった。


古美門はやっぱり凄いんだね(笑)


しかし羽生の事務所はちょっと宗教っぽい気も。


「ラブ&ピース!!」ってみんなで笑いながら言ってるのが・・・


あんな事務所ヤダなぁ(‐∀‐;)


あの事務所に行って黛はどう化けるのか。


古美門の期待?通りに行くかな?


次回は北の国からのパロディのよう。


パロディ物またやるんだね(笑)





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