まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

スペシャルドラマ リーガル・ハイ

2013-04-14 22:41:19 | ドラマ

『慰謝料1億円で学校を訴えろ!!

闇の首謀者と微笑みの女教師・・・

隠された真実と裁判長の罠』





不動明王図の修復をボランティアで請け負った

絵画コンクール3位入賞者の田沼が、

名画をモディリアーニの絵画のようにし訴えられた。

黛が弁護を担当するが無駄に終わり敗北。



その頃、古美門と服部はフランスでバカンス中。

黛は古美門に電話するが着信拒否する古美門。

その時、依頼電話が・・・



古美門はスキーリゾート地で日本人女性をナンパ。

しようとしたが2回も足の甲の同じところを踏みつけられる。

腹いせにフランス美女を探そうとした時、

目の前に黛ががに股で現れる。

電話が繋がらないので直接来たとのこと。

引き受けて欲しい依頼があるから日本へ帰ろうと言う。


黛が持って来た依頼は中学校の虐め事件。


学校で転落事故があり、学校側は生徒・和彦が

遊びの延長で落下したと事故を主張。

命は助かったものの、足の骨折や肋骨にヒビが入る重傷。

頭部を打ったため意識が戻らない。

母親・秀美は和彦が虐めに遭っていたのではないかと、

黛に相談を持ちかけた。


「相変わらず病原菌しか持って来ないね。

虐められる側にも問題があるんだよ。」


「それが問題なんです!

問題を隠蔽するために虐められた側を隔離して虐める側を守る。

これこそ日本の教育の根深い闇ですよ。」


「いつもながら朝ドラヒロイン全開だな。

私はガキと学校が大っ嫌いなんだ。

どうしてもやって欲しければキャッシュで1000万、

いや2000万持って来なさい!!」


依頼者は早くに夫を亡くした母子家庭で、

そんな依頼費を支払う能力はない。

自分が立て替えるからと食い下がる黛に、

既に自分に借金があるくせにと古美門。

服部に黛がやるしかないんじゃないかと言われる。


「私だってそうしたいですが・・・

悔しいけど私では勝てるかどうか分かりません。」


「120%勝てないね。」


「だからこうしてフランスまで来て、

嫌だけど先生に頭下げてるんじゃないですか!!

やって下さいよ!!」


「やだね~! やだね!!」


子供のような言い争いをする2人。


「私の弁護士費用は2000万だ。

それが払えない貧乏人は、泣き寝入りするか

君のような四流弁護士と心中して

木っ端微塵になるしかないのだと伝えたまえ!!」


黛は近くにあるカジノで稼ぐことに。

そして15万3600ユーロを稼いで来た。

日本円にして18,124,030円。

それを見た古美門は、その才能を生かせる道へ進めと。


結局、依頼を引き受けることに。



秀美に話を聞きに行く古美門と黛。

秀美が虐めだと思ったのは、

和彦は子供の頃から高所恐怖症で

屋上から飛び降りたりするはずないと。

けど証拠は何もない。


「すぐに訴訟提起するように致します。」


「訴えるのは学校を設置している市、

加害者少年とその父母です。」


「いや、加害者親子は外して学校に絞る。

損害賠償額は1億円でどうです?

あなた自身の精神的慰謝料1000万円も加えましょう。」


帰り際、黛が言う。


「大丈夫。 和彦くんはきっと回復します。」


「回復しなければ我々は負ける。」


「えっ?」


「虐め裁判は君の足りない脳みそで考えるより

はるかに難しいものなのだよ。」



その頃、学校側は三木の事務所へ弁護を依頼。

なんとか穏便に済ませたいと言う学校側に、

残念ながら難しいと三木。

徹底的に戦うしかないと。

今回、三木は新人弁護士に担当させると言う。



三木たちは古美門事務所に挨拶に。

担当する新人弁護士を見て唖然とする古美門。

弁護士は勅使河原と言う老人。

60を前に弁護士になったとのこと。


勅使河原が出してきた和解案を古美門は一蹴。


「勅使河原先生。

この際、先輩として一言申し上げておきます。

私と和解交渉をするのは30年早い。」


「30年ですか? いや~、これは長生きをしなければ。」


和解は決裂し裁判で争うこととなった。



法廷の裁判官長席へ現れたのは、

フランスで古美門の足を踏みつけた女性だった。


「負けた。」


そして1回目の公判は厳しいまま終わった。



学校側の実態を探るため蘭丸を潜り込ませようとするが、

さすがに今回は無理があるようで・・・


「しかし、虐めの証明とは困難なもんなんですね。」


「虐めてる側は自覚なかったりするからな。

俺も思い返すと虐めてたのかもなって思うことありますよ。」


「先生はそんなに性格悪いのに虐められたことないんですか?」


「ないね。 私を虐めれば、あらゆる手を使って

500倍返しされると分かっていたんだろう。」


「確かに。」


「そういう君はどうなんだ?

正論を振りかざすウザイ学級委員は

虐めの標的になりそうなものだが。」


「いいえ。 私も大丈夫でした。

あっ、まあ、強いて言うなら上履きに納豆を入れられたことと、

あと椅子に座ったら瞬間接着剤が塗られていたことと、

あと修学旅行の時にみんなに撒かれて

1人で京都見物したことくらいかな。」


「滅茶苦茶ヘビーな虐めに遭ってるじゃないか。」


「あれ虐め?」


「だね。」


「あっ、私、虐められてたんだ。」



三木事務所では古美門が何か仕掛けてくると予想。

勅使河原はいっそ学校を好きに見てもらえばと。



古美門と黛は学校を訪ねる。

教師たちは大歓迎で出迎え、生徒はいい子たちばかり。

そして最後に問題のクラスを見学。

担任の藤井は生徒たちから慕われていて、

合唱部顧問の藤井のタクトに合わせて合唱してから

毎日下校するよう。

うちはなんでも言い合えるクラスだから、

遠慮せずこの場でどんどん聞いて下さいと藤井。

古美門は黒板に『人』と書いた。


「え~、『人』という字はぁ、え~、人と人とがお互いにぃ、

え~、支え合ってぇ出来ている訳ではありましぇん!

1人の人間が両足を踏ん張って

大地に立っている姿の象形文字です。

人は1人で生まれ1人で生きていき1人で死んでいきます。

中学時代の友人や人間関係は

この先の人生で殆ど役に立ちましぇん!

それどころかくだらない友情と地元愛で縛りつけ、

自由な人生を阻害する腐った鎖でしかありましぇん!

あえて言いましょう。 このクラスはクソです!

腐ったミカンだけのミカン箱です!

この部屋にいるだけで吐きそうだ!!」


古美門は和彦と一緒に屋上にいた4人に、

屋上から突き落としたのか、

どんな虐めをしていたのか直接聞く。

正直に話さないと訴えるし親も訴えると。


青山は和彦は親友で止められなかったことを悔いていると言う。

みんなも同じ気持ちだと笑顔で言う藤井。



藤井を素敵な先生だと言う黛を嘲笑う古美門。


「彼女が作り出す生ぬるい空気によって、

あのクラスは完全に『おとぎの国』と化している。

偽ジュリー・アンドリュースの偽善的笑顔によって

全員が洗脳されているということだ。

よく考えろ。 こんな事態になっているのに

誰一人虐めのことを気にしている様子がない。

全員が明るい笑顔で歌を歌っている。

おかしいと思わないか?」


「だから私も悩み始めてるんです。

ホントに虐めがあったのかどうか。

もしかしたら虐めはなかったのかも・・・」


「目を覚ませ! それが洗脳と言ってるのだ!!」


生徒たちは全員藤井に飼われた羊だと。


「でも、ホントに分からないんです。

彼らが嘘をついているようには私には思えませんでした。」


「その通り。 彼らは全員本心を言っている。

これが虐め裁判の難しさだよ。」


それでも収穫はあったと古美門。

ちゃっかり用務員のおじさんに連絡先と小遣いを渡していた。


が、その様子が井手が回していたカメラに映っていて、

三木側にバレバレだった。



用務員を証人として

虐めの証言をさせようとしていた古美門だったが、

勅使河原に上手く立ち回られ証言は信憑性のないものに。



手がなくなった古美門は蘭丸に虐めがあったと

ネット上に書き込みをさせた。

すぐさま噂は広まり、マスコミやPTAが学校へ押しかける。

古美門は藤井が鍵を握ると思っていた。



藤井がアパートへ戻るとドアには

卑劣な貼り紙が何枚も貼られていた。

そこへ古美門と黛が現れる。


「こんな状態を招いてるのはあなたでぇす。

そして、また終わらせることが出来るのもあなただ。

あなたが虐めの存在を認めれば学校側の責任は明確になる。

それで終わりです。」


「虐めはなかったとクラスみんなが言ってたはずです。」


「それがおかしいんですよ。

虐めがあったにせよなかったにせよ、

普通は意見にバラつきが出ます。

ところが、あなたのクラスは全員おんなじ方向を向いている。

まるでコンダクターに従っているように。」


「私が指揮していると?」


「彼らを解放し、自分たちの意思で発言させなさい。」


生徒たちを操っていると言われ心外の様子の藤井は、

買いかぶりすぎだと言う。



古美門の仕業で学校は大騒ぎになり、

古美門事務所は中学校の関係者との接触禁止を言い渡される。

こんなやり方では真実を突き止められないと言う黛を笑う古美門。


「真実なんてどうでもいい!!

虐めはあった。 そしてそれを学校側は認識していた。

そういうことにするのが我々の仕事だ。」


「それでは虐めの根絶に繋がりません!」


「根絶? 君はなんだ?

この世から虐めを根絶しようとしてるのか?」


「そうですよ。 この裁判をそのための一歩にするんです。」


「衝撃だ!

おとぎの国で魔法使いと戦っていたまえ! ドロシーくん。」


「先生こそ裁判官と喧嘩しないで下さい。

私たちが戦う相手は勅使河原先生でしょ?」


「だったら、あの年寄りを徹底的に調べ上げろ!

弱みを握るんだ!!」


が、勅使河原に弱みはなかった・・・



そんな時、遂に和彦が目を覚ました。

早速和彦に話を聞きに行く古美門と黛。


和彦は強要されて飛んだ、虐めがあったと言う。

藤井も知っていたが何もしてくれなかったと。

古美門は法廷に立ってもらいたいと言う。

もう少し回復してからと言う黛に、

痛々しい方がアピール出来ると古美門。



法廷で証言する和彦。

事件当日、青山から飛ぶよう強要された。

やらなければアナコンダ(プロレス技)をすると脅された。

虐めをやめて欲しいといつも言ってたけど、

言えば言う程みんなが笑った。

藤井も知っていたはずだが何もしてくれなかった。

すぐに言わなかったのは母に心配かけたくなかったからだと。

痛々しい和彦の姿に傍聴席の涙を誘う。

勝訴は確実だと思ったが、

勅使河原の反対尋問で和彦の証言の曖昧さを突かれた。

藤井の視力を問題に上げ、本当に虐めを認識していたのかと・・・


「和彦くん。 虐められていると感じていたのなら、

立ち向かうべきだったんじゃないのかな?

男同士、殴り合いのひとつもすれば

理解し合えることがあるのも事実だよ。」


そして裁判長に和彦を証人として出廷させたのは、

時期尚早だったのではないかと勅使河原。

こんな姿で立たせ同情を買うためだったら問題だとも。



その夜、ぐったりする古美門に

蘭丸が藤井の調査報告書を持って来た。

服部の話を聞き、報告書を読んだ古美門は、

藤井を見誤っていたと・・・


「指揮棒を振っている者が指揮をしているとは限らない。」



法廷には藤井が証人として立つ。

この日は勅使河原ではなく

古美門を叩きのめすため三木が自ら出ていた。


和彦と青山たちは仲の良い友達同士に見えた。

いつもふざけあっているように見えたと藤井。


三木は藤井に対する生徒たちの手紙や、

藤井を守って欲しいとの保護者からの嘆願書を出し、

藤井は信頼が厚かったと訴えた。

そして藤井のような素晴らしい先生を潰してはいけないと。

その間、藤井はずっと笑顔で受け答えしていた。

法廷の空気は藤井寄りになり、三木は勝利を確信。


古美門の反対尋問が始まる。

三木が言う通り素晴らしいクラスだと、

どうすればそんな素敵な先生になれるのかと。


「かつては正反対の先生だったのに。」


蘭丸が持って来た報告書には、

藤井が以前いた中学でのことが書かれていた。

その中学校名を聞き笑顔が消える藤井。


「漸く、その薄気味悪い笑顔が消えましたね。

4年前、あなたが初めて受け持ったクラスです。

当時の生徒に取材してみたところ、

あなたの評判は今と全くの正反対でした。

冷たくて厳しくて、思いやりの欠片もない教師。」


生徒にも保護者にも学校にも嫌われ衝突し、

結果、学級崩壊。

半年の休養を命じられた。


当時の自分は未熟だった。

生徒には愛情を持って接しなければならないと気づいたと。


「あなたの言う愛情とは、目立つ生徒のご機嫌を取って

目立たない生徒を黙殺することですか?

大多数の生徒に好かれるために、

虐めに遭っている子を犠牲にすることかと聞いてるんです。

私は、初めあなたが指揮棒を振って

生徒たちを操っているものだとばかり思ってました。

しかし違ったんですね。

まさに買いかぶりすぎだったんです!

あなたにそんな能力はなかったんだ。

虐めはなかったとしているのはあなたではなく生徒自身。

指揮をしているのはおそらく青山瞬でしょう。

あなたは彼らの方針に従ってるだけだ。

彼らの顔色を伺い、嫌われないよう必死で笑顔を作っているだけ!!」


「黙れ・・・やめろ!!

あんたに何が分かるんだよ!!

教師って仕事はあんたが思ってるほど単純じゃないんだよ!

教師にはね、やらなきゃならない仕事が山ほどあるの!

無意味な会議、バカ親どものクレーム処理、

マナーも知らないガキどもの躾、

教育委員会のジジイどものご機嫌取り。

クラスで問題が起きようものなら授業どころの騒ぎじゃない!

なのに教師は体罰のひとつも許されない。

こんなんで理想の教師なんてどうやって追えばいいんだよ!

クラス運営を守らなきゃならないの!

それで精一杯なんだよ!!」


「小暮和彦もあんたが守らなきゃならない生徒の1人だろ。

私が聞きたいことはただひとつ。

小暮和彦が虐めに遭っていたかどうかです。」


「それはすでに証言した!」


「証言したのは先程のあなただ!

私が質問したい相手は違います。

それは羊飼いであることを放棄し、

思考停止の羊の群れに一匹に成り下がったあなたじゃない!

生徒や学校とぶつかりながらも、必死で戦い、

もがき苦しんでいた4年前のあなたです!!

あの頃のあなたならどう答えますか?

もう一度聞きます。 藤井先生。

小暮和彦は虐めに遭っていましたか?

羊飼いに戻るなら今です。」


「小暮くんは・・・虐めに遭っていました・・・

職員会議で報告しましたが有耶無耶にされました。」


別府裁判官が藤井に質問する。

最初と今と違う証言をしたのは何故か。

虚偽の証言をしたのかと。

考えが変わったという藤井に、

次の尋問でも逆の説得をすればまた証言を変えるのではないかと。

証言の信憑性については吟味し判断すると別府。

それに対し古美門が反論。

しかし別府は聞き入れず閉廷する。

法廷から出て行こうとする別府の後姿に古美門が拍手。


「嫌がらせもここまで来ると感動しますよ。 サディスト裁判長!」


「なんと言いましたか?」


「男に相手にされないイライラをここで発散してるんですね!」


「あなたは法廷をなんだと心得ていますか?」


「法廷!? ここを法廷と仰るんですか?

あなたにとって、ここはSMクラブのプレールームだ!

女王様気分で下々の者を虐めるのはさぞ気持ちがいいことでしょう。

そりゃ虐める側に加担するのも当然ですよね!」


「発言を取り消し私に謝罪しなさい。 今すぐ。」


黛が飛び出してきて古美門に謝罪するよう言う。

直ちに謝罪しなければ自分の権限で措置を取ると別府。

古美門は深々と頭を下げた。


「どうも申し訳ありませんでした。」


そしてバカにしたように顔を上げて言う。


「どうぞ、この私をロープで縛って、

蝋燭責めの刑に処して下さいませ。

女王様のお気に召すまで!!」


「古美門研介弁護士。

法廷の秩序維持を害する行為とみなし監置に処します。」


古美門は手錠をかけられ連れられて行く。



黛は別府の元へ。

個人的な感情で不当な対応をしていると。

ただの嫌がらせだと言う黛に、

あなたも牢屋に入る?と別府。

黙った黛に別府は、自分も虐めに遭ってきたから、

虐められる側の気持ちは分かるつもりだと。

自分はどちらにも肩入れはしていないと。

古美門が自分に謝罪しない限り、最大二十日間監置すると言う。



三木はこれを機会に徹底的に潰すつもりだったが、

勅使河原はここが引き際だと和解に持っていた方がいいと言う。



黛は和彦親子を訪ね、相手が和解を申し入れてきたと。

決めるのは2人だと黛。

和彦は和解でもいいと、

お金が入った方が助かるでしょと言う。

しかしお金は入っても虐めは認定されない。

考えた秀美は最後まで戦いたいと言う。



一方、藤井は裏切り者の烙印を押され、

教師や生徒たちの群れからはじかれた。



黛は藤井を心配してアパートを訪ねる。


「当然でしょ。

仲間を裏切った羊が群れから下ろされるのは。」


群れのリーダーは青山ではないと、

群れを率いているのは他にいると藤井。

けどそれは誰だか分からない。



古美門に面会に行き話をする黛。

しかし古美門はもうどうでもいようで、勝手にやれと。



藤井は身体を壊したことを理由に休職届けを出す。

黛が様子を見に行くが返事はない。

不審に思い、ドアを開けると藤井が倒れていた。

窓には目張りがしてあり、部屋中にガスの臭いが漂う。


藤井は命は取り留めたものの、意識が戻らず危険な状態のよう。



黛はクラスに乗り込んで行く。


「藤井みなみ先生が自殺を図りました。

非常に危険な状態です。

リーダーは誰なのよ!

藤井先生を排除するように仕組んだのは誰!?

あなたたちは自分のしたことが分かってるの!?

人間は醜い生き物です。

気に入らない相手を叩きのめして楽しむ残酷な生き物。

だから無意識のうちに嫌われないように振る舞い、

集団の中で生き抜く術を身につける。

それも大事なことでしょうね。

だけど忘れないで欲しい。

人間は正しくあろうと努力する美しい生き物でもあるということを。

群れを出て、藤井先生と小暮くんに続く勇気のある者は

私に連絡しなさい!!」



生徒たちから連絡を受けた黛は古美門の元へ行き報告。

さすがの古美門も動いた。


別府の前に連れられた古美門は別府を睨む。

やがて小さな声で言った。


「スィ~ヤセンデシタァ~・・・」


膝まづきなさいと別府。

言われた通りやり、謝罪する古美門は監置を取り消してもらった。



法廷に立った古美門。

法廷に入らず扉の隙間から中を見ている三木。


証人の生徒たちが証言する。

そこには青山の姿もあった。

虐めをしている自覚はなかった。

みんなに言われてやっていたと。

教師たちも止めなかったし、それでいいんだと思ったと。

そして和彦に謝罪する青山。


勅使河原も「ありません」と。


秀美は本心は復讐したかっただけと。

けど息子が笑顔で元気になったことで全て消えたと言う。


最終弁論で古美門が言った。


「以前、共同代理人の黛先生が

このように言っていたことを思い出します。

『この世界から虐めをなくしたい。

この裁判をその一歩にするのだ。』

私は嘲笑いました。 不可能だと思ったからです。

勅使河原先生は、和彦くんに

虐めに立ち向かうべきだと仰いました。

果たして立ち向かえる相手なのでしょうか。

そもそも、虐めの正体とは一体なんなのでしょうか。」


虐めとは実体のない空気だと雄弁に語り出す古美門。


「あえて申し上げます。

この世界から虐めをなくすことは出来ます。

この裁判をその第一歩にしましょう。」



判決は古美門側の勝利。

勝ち序でにまた別府にナンパを試みた古美門だったが、

返り討ちにされた。



勅使河原が古美門に挨拶。

三木の事務所を離れ、個人事務所を開くと。



和彦親子が古美門事務所に挨拶にやって来た。

学校や友達は引き止めてくれたけど、

やはり引っ越しし転校することにしたと。

親子2人つつましく暮らして行きますと言いつつ、

引っ越し先は抗争マンション。

バッグはシャネルを使っていた秀美。

帰って行く2人を見送る古美門たち。

すると和彦が戻って来て言った。


「あの、先生。

僕・・・時間が経って色々思い出してたんだけど、

自分から言い出したかも。

飛び降りてみせるって。 なんか、飛べる気がして。」


呆然とする黛。



学校では教育委員会や中学教員を

一新されることになったらしいから、

辞めることないんじゃないかと引き止められた藤井。

しかし藤井は学校を辞めた。


去って行こうとする藤井の元へ生徒たちが駆けつけ、

最後に一緒に合唱をしたいとタクトを渡す。

手渡されたタクトを振り、枝を落とす藤井。

次の学校の生徒たちに使うかと言い、去って行った。



「古美門先生、私、感動しました。

この間の意見陳述ですよ。 素晴らしかったです。

虐めはなくすことが出来る。 私もそう信じます。

やはり先生にも弁護士としての良心があったんですね。

私、生まれ変わった先生にならこれからもついて行けそうです。

藤井先生ももうすっかり体調もいいみたいですし。

ま、めでたしめでたしですね。」


「体調はいいに決まっているはずだろう。

窓にガムテープを貼って寝ていただけなのだから。」


藤井は古美門の指示で遺書のようなものをテーブルに残し、

寝ていただけだった。

処置した医者は古美門の友達。

部屋に充満していた臭いは缶詰のシュールストレミング。

藤井は計画にノリノリだったと。


クラスの生徒が立ち上がったのはメモが回ったから。

蘭丸が証言しよう書いたメモを回した。

生徒たちは回りの空気に乗っかっただけ。


「あのクラスに初めからリーダーなんでいなかったのだ。

誰が作り出した空気であろうが構わない。

ただその場にある空気に従う腐った羊の群れ。

希望なんてあるものか。 所詮これが現実だ。

おとぎの国と違って現実世界はそう簡単には変わらないのだよ。

虐めはなくなる? そんなことがあるはずないだろう。

ぶうぅぅぅぅぅわあぁぁぁぁぁかあぁぁぁぁぁ!!

ということでぇ。

私はバカンスの続きを楽しむことにしまぁ~す。

今度は南の島に行っちゃおうかなぁ。」


「いいえ、違います!

そんな仕込みは余計なことだったんです!!

メモなんか回さなくたって、

彼らは自分の意思で立ち上がったはずです!!

彼らは確かに空気を打ち破ったんです!!」


「ああ・・・そういう解釈も出来ますかな。」


「永遠にほざいていたまえ、ドロシー!!」


「よくよく考えたら、私が先生から受けてきた仕打ちって、

虐めなんじゃありません!?」


「君は虐めと教育の区別もつかんのか~。」


「教育だったんですか~。」


「そうですよぉぉぉ~。

このクソ音痴のポンコツオタマジャクシーーー!!」


「絶対虐めだあぁぁぁ!!」


「えぇ~、教育でぇす。」





さすがですね、堺さん。


古美門健在でした。



藤井の自殺未遂は絶対嘘だと思ったよ。


目張りまでしておいてドア鍵かかってないっておかしいから!!


そこに気づかない黛も黛ですけど。


だからおとぎの国と言われるんだろう。



古美門が監置されるところは必要だったかな?


別府の「膝まづきなさい」もどうかと・・・


まぁ、そこはドラマということで。



今秋連ドラ決定だそうで今からとても楽しみ♪


また古美門が見れるの嬉しいわ~ヾ(≧∇≦*)〃





【リーガル・ハイ】

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話 第9話 第10話 最終話


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