浜が泣いている。
春先から魚がとれない。ホッケもイカも鮭もスケソウ鱈も。
原因は海水温の高さといわれる。道東沖のサンマ漁も不良に終ったようだ。
今朝の新聞は、鵡川沖のシシャモ漁も過去20年間で最低の漁獲量という報道だ。
水温の高さばかりではないのではないか。福島原発事故での海への影響はどうなのかと心配にもなる。
今建設中の大間原発は、我が国最大規模の138万キロワットの発電量だ。
原子炉を冷却するには海水を使うが、炉心で温められた温排水は再び海に投棄される。
放射能で汚染された温排水は、大間原発では【1秒間で91トン】だという。10基の福島では、どのくらい海が暖められたのだろうか。
福島原発の前浜では、温排水の環境に住み慣れたウニが、原発が停止し温排水が流れなくなったら、環境が急激に変化したため、死んでしまったという報道があった。
やはり生物はデリケートなのだ。
※合併し椴法華村という名はなくなってしまったが、ここだけは残っていた。

私の村の前浜の話だが、先日漁協青年部が昆布の胞子を撒くという作業をしたという。
今年のように不漁でも、大きな船で漁をする漁業者は何とか食べていかれるが、磯舟で前浜だけで漁をする根付漁業者の生活は、大変なものがある。
今年は昆布が豊漁だったが、昆布問屋には在庫があるらしく値段がいまいちだった。
だが近年需要があるガゴメ昆布は、真昆布より値段が高かった。
そこで青年部がガゴメを採取し、乾燥をしてからちょいと手間をかけ、それを玉葱の袋に入れ、海中に沈めたという。そうすると胞子が放出しやすくなり、来年のガゴメの生育が期待できるのだ。
若い者もやるものである。他の漁業組合もやっていないことを自らやったのだ。
「明日この世が終ろうとも、私は希望という名の種を撒く」という、誰かの言葉を思い出した。
私の村の前浜は、来年の夏にはガゴメ昆布が海底一面に繁茂するだろう。
昨日、ついに殴打の痛みに耐えかね「解散」を口に出した野田首相。
落選の危険を背に負いながら必死で走る候補者の、愛情のかけらさえない騒音が我が日本列島を覆い尽くすだろう。
私の村の漁協青年部のように、明日に希望の種を撒けるような政治家を、大きく目を見開いて選びたいものである。
春先から魚がとれない。ホッケもイカも鮭もスケソウ鱈も。
原因は海水温の高さといわれる。道東沖のサンマ漁も不良に終ったようだ。
今朝の新聞は、鵡川沖のシシャモ漁も過去20年間で最低の漁獲量という報道だ。
水温の高さばかりではないのではないか。福島原発事故での海への影響はどうなのかと心配にもなる。
今建設中の大間原発は、我が国最大規模の138万キロワットの発電量だ。
原子炉を冷却するには海水を使うが、炉心で温められた温排水は再び海に投棄される。
放射能で汚染された温排水は、大間原発では【1秒間で91トン】だという。10基の福島では、どのくらい海が暖められたのだろうか。
福島原発の前浜では、温排水の環境に住み慣れたウニが、原発が停止し温排水が流れなくなったら、環境が急激に変化したため、死んでしまったという報道があった。
やはり生物はデリケートなのだ。
※合併し椴法華村という名はなくなってしまったが、ここだけは残っていた。

私の村の前浜の話だが、先日漁協青年部が昆布の胞子を撒くという作業をしたという。
今年のように不漁でも、大きな船で漁をする漁業者は何とか食べていかれるが、磯舟で前浜だけで漁をする根付漁業者の生活は、大変なものがある。
今年は昆布が豊漁だったが、昆布問屋には在庫があるらしく値段がいまいちだった。
だが近年需要があるガゴメ昆布は、真昆布より値段が高かった。
そこで青年部がガゴメを採取し、乾燥をしてからちょいと手間をかけ、それを玉葱の袋に入れ、海中に沈めたという。そうすると胞子が放出しやすくなり、来年のガゴメの生育が期待できるのだ。
若い者もやるものである。他の漁業組合もやっていないことを自らやったのだ。
「明日この世が終ろうとも、私は希望という名の種を撒く」という、誰かの言葉を思い出した。
私の村の前浜は、来年の夏にはガゴメ昆布が海底一面に繁茂するだろう。
昨日、ついに殴打の痛みに耐えかね「解散」を口に出した野田首相。
落選の危険を背に負いながら必死で走る候補者の、愛情のかけらさえない騒音が我が日本列島を覆い尽くすだろう。
私の村の漁協青年部のように、明日に希望の種を撒けるような政治家を、大きく目を見開いて選びたいものである。