我が国にはたくさんの半島があるが、半島といえば真っ先に思い出すのが、朝鮮半島だ。特に北朝鮮はいつ国が崩壊するかしれない。その時に核ミサイルが日本に向け飛んでこないかと、動向が気になるからだ。
私の地域は、大きな枠組みでいえば渡島半島だが、正式には亀田半島という。
函館市に合併する前は、亀田郡椴法華村、明治時代に隣の旧南茅部町から独立した時は、渡島国椴法花村というから、私も半島人である。
私は自分の力が及ばぬ時は、自らを「半頭人」と称している。
旧国土省主催の、半島会議なるものに出席したことがある。
半島とは地の果てで、そこにくるとある決意を迫られる場所だという。最果ての地にとどまるか、そこから外洋に飛び出し新たな未来を築くか、その選択を迫られるという。
遥か縄文の昔、渡島半島と海峡を挟んで対岸の下北半島、交流が盛んであったのは想像に難くない。
下北は何度か旅行したことがある。「下+北=下北」「上+南=上南」そんなイメージを浮かべると、下北という名は淋しさが漂ってくるように思える。
昨日、函館市内で小さな講演会があった。そこで聞いたのは、対岸の下北半島東通村の産業廃棄物三菱マテリアル工場では、宮城県と岩手県の瓦礫処分を行うため、10月から搬入が始まった。いずれは福島の瓦礫も搬入されるのだろう。
さらに隣のむつ市では、リサイクル燃料貯蔵工場が建設中だ。その会社、東京電力が80%,日本原子力発電が20%株主の会社だ。
※北海道で最も下北に近いのは戸井町だ。その漁民の貴重な収入源は、流れてくる拾い昆布漁だ。浜は汚してはならない。

戊辰戦争の時、新政府軍に対抗した会津藩は、禄高を下げられ下北半島に移封され斗南藩となり、不毛、極寒の地での生活は、筆舌に尽くしがたいものがあると、歴史は語っている。
その歴史の経過と今の下北半島の現状は、つながり深いものがあるように思う。
本州最北端の地が、国家権力により無言を強いられているようだ。
生きる権利を奪われようとしている、下北半島の隣人に声をかけてやれるのは、函館市民ではないだろうか。
反対の声を上げられぬ故郷を愛する下北の隣人のために、私たち函館市民はどのような応援をしていけるか。
声高の大間原発反対のなかに、隣人を愛することも忘れてはならないと感じた、小さいけど情熱に溢れた講演会であった。
私の地域は、大きな枠組みでいえば渡島半島だが、正式には亀田半島という。
函館市に合併する前は、亀田郡椴法華村、明治時代に隣の旧南茅部町から独立した時は、渡島国椴法花村というから、私も半島人である。
私は自分の力が及ばぬ時は、自らを「半頭人」と称している。
旧国土省主催の、半島会議なるものに出席したことがある。
半島とは地の果てで、そこにくるとある決意を迫られる場所だという。最果ての地にとどまるか、そこから外洋に飛び出し新たな未来を築くか、その選択を迫られるという。
遥か縄文の昔、渡島半島と海峡を挟んで対岸の下北半島、交流が盛んであったのは想像に難くない。
下北は何度か旅行したことがある。「下+北=下北」「上+南=上南」そんなイメージを浮かべると、下北という名は淋しさが漂ってくるように思える。
昨日、函館市内で小さな講演会があった。そこで聞いたのは、対岸の下北半島東通村の産業廃棄物三菱マテリアル工場では、宮城県と岩手県の瓦礫処分を行うため、10月から搬入が始まった。いずれは福島の瓦礫も搬入されるのだろう。
さらに隣のむつ市では、リサイクル燃料貯蔵工場が建設中だ。その会社、東京電力が80%,日本原子力発電が20%株主の会社だ。
※北海道で最も下北に近いのは戸井町だ。その漁民の貴重な収入源は、流れてくる拾い昆布漁だ。浜は汚してはならない。

戊辰戦争の時、新政府軍に対抗した会津藩は、禄高を下げられ下北半島に移封され斗南藩となり、不毛、極寒の地での生活は、筆舌に尽くしがたいものがあると、歴史は語っている。
その歴史の経過と今の下北半島の現状は、つながり深いものがあるように思う。
本州最北端の地が、国家権力により無言を強いられているようだ。
生きる権利を奪われようとしている、下北半島の隣人に声をかけてやれるのは、函館市民ではないだろうか。
反対の声を上げられぬ故郷を愛する下北の隣人のために、私たち函館市民はどのような応援をしていけるか。
声高の大間原発反対のなかに、隣人を愛することも忘れてはならないと感じた、小さいけど情熱に溢れた講演会であった。