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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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岸田総理は聖徳太子の再来か

2021年10月07日 10時21分30秒 | えいこう語る
▼真面目そうに見える第100代岸田総理。特技は「人の話を聞くこと」だという。聖徳太子を思い出した。

▼太子の特技は「一度に10人の話を聞ける」といわれる。その特技を蘇我馬子は「あまり民衆の声に耳を傾ければ、決断が鈍り政治に支障をきたす」として、太子をトップの座に付けなかったというような記憶が私にはある。

▼以前太子に興味を持ち、資料を読み法隆寺を見学した私にとって、人間的な魅力がある故、太子一族は滅亡させられたという理解をしている。

▼と考えれば岸田の周辺には、麻生・阿部・二階一族がうごめいている。そんな複雑な政治構造の上に、座らせられているようにみえるからだ。

▼それに岸田太子は「所得倍増計画」なる、庶民に夢を与える政策を掲げた。戦後ゼロ経済から出発した時期なら理解できるが、今の現状認識では、誰の心にも響かないはずだ。寝言を言っているようなものだからだ。

▼「所得倍増計画」と言えば思い出すのは、池隼人が総理の時代だ。昭和35年の新安保条約成立で岸信介内閣が倒れ、池田勇人に変わった。その時打ち出したのが「所得倍増計画」だ。時代背景を見れば、国民の喜ぶ顔が見えてくる。

▼池田は「わたしはウソは申しません」という流行語まで生んだ。その頃実質GNPは、年平均10,9%にもなったので、国民生活から物質的な貧困の影が消えたそうだ。

▼言いたいことをはっきり言う性格は「貧乏人は麦を食え」や「中小企業の二人、三人自殺しても、やむえをない」という、アソウタロウも驚くような発言をしていた。

▼そんな池田を岸田は尊敬しているので「所得倍増計画」が国民に受けるとして、再び使わせてもらったのだろう。「真面目過ぎて、古くせえ野郎だ!」と、アソウは側近に漏らしているかもしれない。

▼今の時代背景としては、五輪が終了しコロナ戦争の真っただ中だ。国家予算は厳しい。この二つに使用した金額がいくらかなのかも発表されていない。

▼ちなみに1964年(昭和39年)の東京五輪の聖火に使用したプロパンガス代金が、1時間当たり1万7千200円だという。

▼私の記憶では、当時うどんやラーメンが50円だったので、桁違いのお金が五輪に費やされたようだ。だがその時の五輪の経済効果の大きさは、私も実感している。

▼1年遅れの今回の五輪、大会委員長だった森喜朗の顔を浮かべれば、財政は底に穴が開いているのではないだろうか。さらに、ワクチンの海外からの購入費も、いったいいくらなのか、明らかにしてほしい。

▼そのうえでの「所得倍増計画」であれば、国民の納得も得れるだろう。だが、アソウから変わった財務大臣鈴木俊一の姉が、アソウの妻だという。そのアソウが副総理だ。

▼いつもながらとりとめもないが、そんなわけで、聖徳太子フアンである私は、岸田新総理の特技が【人の話を聞くこと】というのに、一抹の不安を覚える。

▼国民の声以上に、義兄のタロウやシンゾウの話もよく聞くような気がするからだ。



    所得倍増より五輪決算
             三等下