▼この数日間、日本人としてどう考えたらいいのかという、大きな問いかけがなされたのではないかという、出来事が続いた。
▼【自民党総裁選】と【白鵬引退】と【眞子さま結婚】だ。他人事なので、どうでもいいやでは済まされない感じがする。なんだか心に引っかかる内容だからだ。
▼自分の心の中で、整理しておかなければならない問題のように感じる。コロナ戦争後の我が国の在り方に、大きな影響を与えるような気がする、と言えば大げさだろうか。
▼今までの総裁選は、歴代派閥間の戦いだ。派閥の力学で我が国の政治は動いていた。過去には「派閥解消」などの声も上がったが、派閥の力学がテレビで可視化されても、さらに強固になったというのが、今回のキシダ総裁誕生だ。
▼【アベ政治は許さない】という国民の声が上がり始めると、突然戦線離脱し、スガにバトンタッチした。さらにスガが御用済みと見たら、政治家としては“死に体”に近かった、キシダを据えた。
▼キシダもスガ同様、使い捨て総理になるだろう。シンゾウは、自分の汚点を忘却させる装置として、後継者を選んでいるのだ。
▼野党も、3代も前のシンゾウのことばかりほじくっていれば、国民の支持を完全に失う。シンゾウは我が国の政治の質を貶めた「A級戦犯」だ。たが死刑を免れ、今や自民党きってのキングメーカーとして、その地位を揺るぎのないものにしようとしているのだ。
▼ということになれば、思い出すのが、優勝45回という大金字塔を打ち立てた白鵬だ。この大横綱も、相撲協会の品位を貶めたということからすれば、相撲界の「A級戦犯」だ。しかし、白鵬もまた実績の偉大さで、死刑は免れる。
▼シンゾウと白鵬(間垣親方)は、政界と相撲界に、キングメーカーとして君臨するのは間違いない。この二人に共通するのは「体制崩壊」的要素だ。
▼「憲法解体」と「日本相撲協会解体」ではないか。「シンゾウとマガキ」この二人の今後の動向は、日本社会を根底から揺さぶるに違いない。
▼今や政界の天皇はシンゾウで、各界の天皇はマガキだ。だがこの二人、天皇より上の地位“神様”を目指しているのではないだろうか。神聖にして侵さざる事のない地位だ。
▼というような妄想が働きすぎたら、次に「眞子さまの結婚」が浮上してきた。「幸せになってほしい」という、多くの国民の声が聞こえる。
▼皇室は、二人が交際していた時、すでに相手側の調査をしていたはずだ。二人の恋を成就させぬ力は、失っていないはずだ。。
▼妄想と言えども品位に欠けるものは、慎まなければければならないと自戒する。それが私の皇室に対する、確固たる理由もない“忖度”だからだ。
▼政界と相撲界と皇室の揺らぎも、日本を取り巻くプレートが動き始めているせいかもしれない。ふと「日本沈没」などという言葉も脳裏をかすむ。
▼数多の評論家の論評も、心に落ちてこない世の中になったようだ。こうなればNHKの出番だ。我が国の有数な占い師を集合させ、コロナ敗戦後の日本の行く末を占ってもらいたいものだ。
神頼みの前の占い頼み
三等下