goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

先行き不透明になった日本

2021年10月01日 09時13分23秒 | えいこう語る

▼この数日間、日本人としてどう考えたらいいのかという、大きな問いかけがなされたのではないかという、出来事が続いた。

▼【自民党総裁選】と【白鵬引退】と【眞子さま結婚】だ。他人事なので、どうでもいいやでは済まされない感じがする。なんだか心に引っかかる内容だからだ。

▼自分の心の中で、整理しておかなければならない問題のように感じる。コロナ戦争後の我が国の在り方に、大きな影響を与えるような気がする、と言えば大げさだろうか。

▼今までの総裁選は、歴代派閥間の戦いだ。派閥の力学で我が国の政治は動いていた。過去には「派閥解消」などの声も上がったが、派閥の力学がテレビで可視化されても、さらに強固になったというのが、今回のキシダ総裁誕生だ。

▼【アベ政治は許さない】という国民の声が上がり始めると、突然戦線離脱し、スガにバトンタッチした。さらにスガが御用済みと見たら、政治家としては“死に体”に近かった、キシダを据えた。

▼キシダもスガ同様、使い捨て総理になるだろう。シンゾウは、自分の汚点を忘却させる装置として、後継者を選んでいるのだ。

▼野党も、3代も前のシンゾウのことばかりほじくっていれば、国民の支持を完全に失う。シンゾウは我が国の政治の質を貶めた「A級戦犯」だ。たが死刑を免れ、今や自民党きってのキングメーカーとして、その地位を揺るぎのないものにしようとしているのだ。

▼ということになれば、思い出すのが、優勝45回という大金字塔を打ち立てた白鵬だ。この大横綱も、相撲協会の品位を貶めたということからすれば、相撲界の「A級戦犯」だ。しかし、白鵬もまた実績の偉大さで、死刑は免れる。

▼シンゾウと白鵬(間垣親方)は、政界と相撲界に、キングメーカーとして君臨するのは間違いない。この二人に共通するのは「体制崩壊」的要素だ。

▼「憲法解体」と「日本相撲協会解体」ではないか。「シンゾウとマガキ」この二人の今後の動向は、日本社会を根底から揺さぶるに違いない。

▼今や政界の天皇はシンゾウで、各界の天皇はマガキだ。だがこの二人、天皇より上の地位“神様”を目指しているのではないだろうか。神聖にして侵さざる事のない地位だ。

▼というような妄想が働きすぎたら、次に「眞子さまの結婚」が浮上してきた。「幸せになってほしい」という、多くの国民の声が聞こえる。

▼皇室は、二人が交際していた時、すでに相手側の調査をしていたはずだ。二人の恋を成就させぬ力は、失っていないはずだ。。

▼妄想と言えども品位に欠けるものは、慎まなければければならないと自戒する。それが私の皇室に対する、確固たる理由もない“忖度”だからだ。

▼政界と相撲界と皇室の揺らぎも、日本を取り巻くプレートが動き始めているせいかもしれない。ふと「日本沈没」などという言葉も脳裏をかすむ。

▼数多の評論家の論評も、心に落ちてこない世の中になったようだ。こうなればNHKの出番だ。我が国の有数な占い師を集合させ、コロナ敗戦後の日本の行く末を占ってもらいたいものだ。

     神頼みの前の占い頼み
             三等下

        

実績主義と現実主義

2021年10月01日 09時13分23秒 | えいこう語る

▼出来レースの自民党総裁選が終了した。新聞のこんな見出しだけが心に残った。【高揚感なきトップ交代】だ。その他の関連記事は、読み飛ばしてもいい、そんな気分だ。

▼記者たちが、派閥の領袖に対し「誰に入れたか」という愚問を向ける。「そんなこと言えるか」と、強面で返される。いつも感じるのだが、総理担当は、ベテラン記者にしてほしい。

▼私の実体験だが、ある自民党議員に「小渕総理の次は誰ですか」と聞いたら「ドングリの背比べよ」と返ってきた。次が森喜朗だった。

▼元自民党議員に「安倍さんの後は誰でしょうね」と聞いたら「ワンポイントリリーフで、菅だ」と答えた。これは大正解だった。

▼本心を引き出すには前置きが大切だ。つまり相手の自尊心を思いやる心だ。話しやすい環境設定をどうつくるかだ。

▼例えぶら下がりでも、TPOに配慮した、有効打(質問)を選ばなければならない。間違えばノック・ダウンされるからだ。

▼主題の「実績主義」と「現実主義」に戻る。「白鵬引退」と「新総裁誕生」から、こんなテーマが浮かんできたからだ。

▼政治家としては「レームダック」と思われた岸田が、第100代総理の椅子を確実とした。「皆さんのおかげで」という内容の選挙だった。

▼【生まれ変わった自民党を国民に示す】というのが第一声だが、この時点で、岸田に期待できないと思った国民は多いだろう。

▼今回の総裁選は【自民党は昔のままだ】ということを実証したからだ。気分は理想主義だが、周囲に配慮し、現実主義を走らせられるのが、岸田の宿命と言ってもいいだろう。

▼森友問題は詮索しないという考えを示している。今回の選挙の最大功労者は安倍だ。安倍の実績をリスペクトするということだろう。

▼もしかして、自分は安倍の祖父から続く、安倍流を継承する「岸だ」!?、と明言しているのではないだろうか。

▼「実績主義」と言えば、日本相撲協会では、不滅の成績を誇る白鵬だ。引退して「間垣親方」を襲名する。今後“垣根”の“間”から、協会ににらみを効かせるに違いない。

▼協会も親方襲名に対し注文を付けたそうだが、実績主義の相撲界では、注文など無視だろう。協会での白鵬の存在は、自民党の「アソウ・ニカイ・アベ」3人を合わせた以上の、力を見せるに違いない。

▼私が自民党総裁なら、間垣親方を講師に招ききたい。講演のテーマは【実績主義と現実主義】だ。この二つを理解し体得すれば、政権の座に長くつけるからだ。

▼白鵬は講演の冒頭でこう述べる。【日本相撲協会をぶっ壊す!】。もしかして日本の政治改革は、白鵬から始まるかもしれない。「日本相撲協会」と「自民党」は、体質が酷似しているからだ。

▼ただし、間垣親方は「実績主義」も「現実主義」も、両方兼ね備えている。そのうえでの「改革」は、実行力を発揮するに違いない。こんなレベルのことしか書けない、第100代日本国総理大臣就任前夜だ。