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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

アベ政治と鈴木北海道知事

2019年12月28日 20時02分31秒 | えいこう語る

▼日本語の意味が不確かで伝わりにくくなっていることが、この頃頻繁に話題になる。若いタレントの発言やスーパーの若いレジなどの対応が、頭に来てしまうというものだ。

▼些細なことと言われて済ませるものではなくなった。その些細なことが拡大すると、日本語が崩壊し最終的には日本人そのものコミニケーションが崩壊してしまうのではないかと、戦後まもなく生まれた私などは、まるで世の中が終了してしまうくらいに心配するのだ。

▼本を送るために近くの郵便局に、レターパックなるものを買いに行った。小さめのサイズでよいと思い購入したが、家に戻ると本の方が大きくて入らなかった。

▼すぐ戻しに行って、大き目のサイズに変えてもらおうと思った。その間わずか15分ほどだったと思う。「一度買い上げたものは戻しすことはできないので、新たに購入してください」という。・・・!?。

▼私の頭に、越路吹雪の♪サントワマミーが流れてきた。♪目の前が暗くなるサントワマミー♪だ。若い局員は私がめまいしたと見たのか「今日は特別、自分がミスをしたという処理で、取り替えてあげます。今回は特別です」と、念を押した。

▼その時、局員が私の心の中を読む力があったら「そんな対応だから、かんぽ生命のような不祥事を起こすのだ」と、私が思っているのを感じてくれたに違いない。

▼少し前なら、局長を呼びつけていたのだが、もはやこのような日本語の不明瞭さに接すると、たぶん上司もこのような会話に馴染んでいるのだろうと、話してみる能力も喪失してしまうのだ。

▼私は無言で、不足分を支払い局を出た。郵政民営化の前は、地域で一番親切なのは、郵便局だったからだ。「コイズミのバカヤロー」と、太平洋の荒波に叫んだ。

▼「日本語乱れ製造所」は、我が国の国会だ。『海自・中東派兵』を【調査・研究】と言い換えた。さらに菅官房長官は『国民に対する説明責任の明確化という観点から、閣議決定を行うことにした』という。

▼正確な日本語は【戦闘状態に突入の恐れがあるので、閣議決定だけではなく、国会で審議したい】だ。いくら、この閣議決定が、国会審議を経なくてもよいとなっていてもだ。

▼我が国は、集団的自衛権行使容認で【総理の判断で、防衛大臣の権限の下、戦闘開始ができる】国になっているのだ。その元凶は、日本語の理解能力が欠如した総理とその閣僚のある。

▼と思っていたら、我が北海道の鈴木知事も『今回はIRを見送るが、準備は進める』と発言した。2020年1月までのIR誘致申請が、21年の7月までに伸びたからに違いない。

▼国は3ヶ所認定を予定していたが、初めは2ヶ所認定しにし、北海道枠を残しているのではないかと、道民はすでに疑っている。ゴミゴミした都会の横浜や大阪より、広大で、快適な北海道は【世界のカジノ】には最適な環境だからだ。

▼ふと思い出したのだが、財政破綻した夕張市の再建に乗り込んできたのは、東京都職員の鈴木直道だ。その活躍ぶりに、富山県出身で元通産省官僚の高橋はるみ北海道知事の、後継者だと私はみていた。その通り菅官房長官の応援で、38歳で北海道知事に圧勝した。だが、埼玉県出身なのだ。

▼半世紀前の埼玉は「ださいたま」「さいたまのイモ」などと揶揄されていた。だが今の大宮市を汽車で通過すると、当時の畑の匂いのする埼玉ではない。東京ではないかと間違うほどの発展ぶりだ。

▼そんな、私が思う埼玉の印象など、若い鈴木にはないはずだ。経済発展が続く都会派の知事だ。それに夕張で、いやというほど「ビンボウ生活」を味わっている。

▼鈴木知事の頭には、東京都より優れた自然環境の北海道を【世界一の観光地】に変身させ、北海道経済の活性化を目指すことしかないように思う。

▼それに「ミュ―ヘン・サッポロ・ミルウォーキー」。サッポロは世界三大ビールの産地なのだ。IRの中に、世界最大の屋内ビアガーデンなどいうのがあれば、カジノもあってもいいような気がする。

▼など、私までがIRの中で、カジノ面積が3%位なら、賛成かなと思ってしまう。しかしアベ政権は、日本語を曖昧化し、理解しにくくして、あたかも自分たちの考えが正しいと押し通してきた。そこには、徐々に「憲法9条」の破戒活動が現れている。

▼北海道生まれでない若い鈴木知事は「しがらみのない」知事だ。北海道人の野望「ボーイズ・ビ・アンビシャス」を最も実践できる知事かも知れない。

▼アベ総理は間違いなく総理不適格人物だ。だが、鈴木知事は北海道の未来を託す可能性を秘めた知事のようだ。しかし若過ぎはしないか?。【若さとは、犯すことなかれと与えられた、冬の季節だ】という、誰が言ったか忘れたが、そんな言葉もかみしめてほしい。

▼知事は幌延の地下研究所の延期をも認めた。いずれは核のゴミは処分しなければならない。だから間違いなく幌延になるのだ。国民が処分しなければならないと思わせるように、時間をかけて仕向けるつもりだろう。

▼積極的平和主義と言いながら、着々と戦争できる国へと準備を怠らないアベ総理だ。そんな官邸の手法など真似ず、北海道らしい世界に誇れるまちづくりに邁進して貰いたい。

▼しかし、私はやはり心配なのだ。50年前に田舎の匂いが漂っていた大宮が東京化した。その変化を、都会化した埼玉で生まれた鈴木知事が、身体で感じているのだろうか。

▼やはり私には、鈴木知事が北海道生まれでないということが心配なのだ。気が付けば、ラスベガス以上の世界の遊技場と化しているかもしれない。それは、故郷が違うというだけの理由かもしれない。

▼鈴木知事の前の高橋はるみ知事が、富山県出身だという身体の温度差が、4期16年経っても、常に違和感がぬぐえなかったからだ。

▼言葉ではうまく言い表せないが、同郷ではないというのと、年齢が若過ぎるということが心配なのだ。そんな杞憂は、私が鈴木知事が知らない50年前の感覚を、思い出しすぎることなのかもしれないが。

▼郵便局員の対応や知事の言動を振り返ると、アベ総理にちょっぴり似ているところがあるような気がし、なんだか心配になる私だ。 
  
   アベ政治に慣れた国民は悲し
               三等下