▼職場を斡旋するという餌で酒で酔わせ、酩酊状態の伊藤詩織さんをホテルに連れ込み、眠っている間に性行為に及ぶ。この手口は卑劣極まる。怒り以外のなにものでもない。
▼男子100名・女子100名でこの事件を討論させたら、誰一人としてこの男を擁護する者はいないだろう。裁判長でさえ【合意なき性行為だ】と断定したからだ。
▼市中引き回しの上「去勢」、遠島というのが妥当な判決だろう。だが、性犯罪者・山口敬之は、判決に不服とし控訴するという。
▼それも被害者の伊藤さんに対し、1億円もの損害賠償を求めるなどというのは、先ほどの判決を取りやめ、市中引き回しの上、張り付けの刑だ。
▼山口逮捕寸前に待ったをかけた警視庁の中村刑事部長は、次期警視庁長官に栄転だという。山口はアベ総理の茶坊主記者だった。官邸から警視庁へ「忖度要求」があったに違いない。
▼裁判長は「合意なき性行為」と断定したが、罰金刑ですませた。明らかに強姦野郎なのにだ。これではアベ総理のお仲間は、忖度すれば「免罪符」を貰えると勘違いするだろう。
▼アベ長期政権は、記録をごまかし、税金を私物化し、自衛隊を海外に派遣し、性犯罪まで容認する政府になったようだ。もはや日本語をどんなに並べ立てても、馬耳東風だ。
▼遥か明治から、こんな言葉が聞こえてきた。【皇国の興廃アベ長期政権にあり。国民一層奮励努力せよ】。さらに【降る雪や明治は遠くなりにけり」。
▼今朝、我が家の庭は、木々が白雪に覆われ、一幅の水墨画のようだ。明治にあって今の日本にないものといえば【男らしさと潔さ】ではないかと、窓の雪に我が身を照らし合わせてみた。
潔さ捨てて長きのアベ政治
三等下