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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

耳が遠くなってきたようだ

2019年12月16日 07時53分50秒 | えいこう語る

▼60歳を過ぎた頃から、同年代の友人に耳が遠くなった者が見受けられるようになった。本人も自覚しているようだ。70歳を過ぎた私も、この頃相手の話が聞きづらくなっている。老いは耳からやってきているようだ。

▼我が家の菩提寺に、私の先祖が寄贈した「御賓頭盧」という仏様がある。通称「なで仏」といわれ、自分の身体で悪い部分を、仏様のその部分に触ると治るといわれている。

▼悪いところといえば「頭」だ。そこで「なで仏」の頭はつるつるになっている。私も頭・肩・背中・内臓・足など、ほとんどなでまわしてくるが、耳には触ってこなかったように思う。

▼子供の頃読んだ「耳なし芳一」の物語を思い出す。私は御賓頭盧様の耳を撫でなかったばかりに、耳が遠くなったのだ。だがその御蔭で、世の雑事に惑わされことはないが、アベ政権の悪事だけは、聞こえる耳になったようだと、自分勝手な解釈をしている。

▼「耳なし芳一」の物語は、小学生の時叔母からいただいた本の中にあったと思う。叔母は今年86歳だと思う。若い頃は教育大学を出て教師をしていたこともあるが、最近とみに耳の遠くなった一人だ。

▼今でも読書は欠かさない。読書後その本をいただき、叔母に感想を述べたりしている。美術館巡りの趣味を持ち、身内ながら「才女」だと尊敬している。

▼電話では、自分の耳が遠いのを自覚はしているが「あなたの発音がはっきりしなくて聞きづらい」と、私のせいにする。才女とは、老いてますます、自分の非を認めたがらないのが特徴らしい。

▼先日も電話で「そちらは雪が多いか」と聞いても、全く聞こえないようだ。そこで「雪・雪・雪が多いか」と大声を出したが、その日は体調がよくなかったのか、一向に伝わらない。

▼私も面倒になり「スノー・スノー・スノー」と声を荒げたら「こっちは雪は少ないよ」と返事が返ってきた。思わず笑いだし、なんだかほっとした気分になった。

▼今年、叔母からいただいた本、3冊はまだ読んでいない。お正月にゆっくり読んで、感想を伝えたいと思っている。そうでなければ、昔先生だったので「まだ読んでいないの」と、催促されそうだからだ。

▼今日のテレビで、アベ総理は、小泉進次郎を環境大臣という一番難しいポジションにつかせて、進次郎イジメをしているのではないかと、解説していた人がいた。

▼アベ総理の後継者が囁かれているが、たぶんアベ総理以下の人物が、次期総理に指名されるに違いない。有能でないトップは、後継者は自分の能力以上を指名しないのが、世界の常識だからだ。

▼後継者が無能で短期で失脚し、アベ再登板などがあったなら、日本は日の昇らぬ国になるだろう。そんな声が、私の耳にかすかに聞こえている。

▼小泉八雲編集現在版【聞く耳なしの晋三】は、我が国で一番恐ろしい怪談物語のようだ。

       耳なしの総理いる恐怖
                 三等下