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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

IRはやはり賭博場だ

2019年12月19日 17時27分11秒 | えいこう語る

▼北海道苫小牧市が誘致を進めていたIR(統合型リゾート)は、知事判断で見送りとなった。何度も言うが、鈴木知事は必ずIR誘致をするはずだ。

▼なぜかというと鈴木知事は菅官房長官と親しく、菅は道内7空港の民営化を図り、IR(カジノ)を作り、北海道を世界から金を巻き上げる観光地にする計画だからだ。

▼IRの敷地に占める賭博場の割合はわずか3%だというが、IR全体の売り上げの多くは、カジノ収入だ。つまり【観光賭博場】を作ろうとしているのだ。

▼言い過ぎかもしれないと思うが、IR選定前に、すでに「袖の下=賄賂」が出回っているようだ。さすが世界的賭博場の建設ともなれば、悪党たちの行動は素早い。賭博事業を展開する中国企業が、自民党衆議院議員秋元司に近づいた。

▼秋元は内閣府の元副大臣でIR担当だった。沖縄県でのIRに関するシンポジュームで、中国企業のトップが講演し秋元も参加している。その企業が外為法違反のお金を日本に持ち込んでいた。そこで秋元が賄賂を貰っているのではと、現在取り調べ中だ。

▼その企業は、大規模な観光施設がありIR誘致を目指す北海道留寿都村にも出向き、好印象を与えている。妄想するに、秋元から村長に「中国企業よろしく」などという電話が入っていたのかもしれない。

▼留寿都村周辺は外国人が大勢集まるニセコがある。ニセコ周辺も近年は、外国資本の高級宿泊施設が次々立っている。最近ニセコ地区を訪れた知人は、まるでちがう土地に来たのではないかと、その変貌ぶりに驚いていた。

▼今日(19日)の北海道新聞には、英国企業がニセコ地区に400億円を投資し、1棟20億円の別荘を10棟建てる計画が発表されている。その会社のトップは「富裕層が、ニセコを拠点に楽しめる体制を作りたい」と話している。

▼もはやこの地域はIR法(統合型リゾート)の適合地ではないか。後はカジノ誘致をおこなえば、出来上がりだ。苫小牧市よりはるかに、IR誘致の可能性の高い地域だ。

▼外国資本で潤っているニセコ周辺の町村は、もしかして住民感情も、道内では一番カジノを受け入れやすい環境になっているのかもしれない。

▼この周辺は、世界から称賛を受けるニッカウヰスキーや、ワインづくりの好適地でもある。それにフルーツ王国とも言える地域だ。さらに日本海の豊富な海鮮が提供できる。

▼観光アクセスの整備に予算も増えている。国際空港新千歳空港から高速道路を整備すれば、あっという間の地域だ。「苫小牧からニセコ周辺へ」。すでに鈴木知事のIR移動は決まっているような気がしてくる。

▼道民も海外資本で活性化しているニセコ周辺を【世界観光特区】として認定すれば、IR誘致を納得しそうな気がする。世界一のパウダースノーのニセコ地区を、道民はすでにそんな感情で、了解しているような気がするからだ。

▼鈴木知事は北海道にIR を誘致するのが知事としての使命だと考えている。なぜなら、それを決断実行できれば、2期か3期後に、衆議員の椅子が用意されているからだ。私の妄想はそこまで働いている。

▼話はちょっと先走ってしまったが、IRはなんといっても賭博場の開設だ。賭博場には「悪が群がる」。つまり悪の世界には心が奪われる要素が大きいからだ。

▼若くして副大臣というポストに就き、博打法案に関わったばかりに、命取りになりそうな秋元議員を見ると「賭博には手を出すな」という閻魔大王の声が、どこからか聞こえてきやしないだろうか。

    IRに入ったらすっからかんの寒
                 三等下