goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

新天皇はホームページの開設を

2018年10月11日 13時21分37秒 | えいこう語る

▼昨日のブログに続き、政治学者・白井聡著「国体論」を布団の中で読んでいた。読書に熱が入ると身体が熱くなり目も輝いてくる。スタンドの灯で眠れないと、妻がうるさいので、間に小さな本棚で壁を作った。

▼布団から立ち上がらなくても、手の届く範囲に自分の好きなジャンルの本を置いたので、なおさら夜更かしをしてしまう。「早く電気を消して」と、苦情は絶えない。

▼「目をつむっていたら、気にならないんじゃないの」というが「目を閉じても灯りがついているのがわかる」と、これまた、剣道の達人「座頭市」のような攻撃がある。

▼睡眠が少なければ「痴呆症になる可能性が高い」というのが妻の叱責の理由のようだ。私としては、そのうち永遠の眠りが来るから「楽しければ眠る時間がもったいない」という気持ちだ。

▼「永遠の眠りにつく前に痴呆になったら何の意味もない」という妻の心の中も、理解しないではない。眠りたくないほどの本に出会うというのも、田舎暮らしでは幸せな気分だからだ。

▼前置きが長くなったが「国体論」読んで「戦前の国体」が、戦後も続いているというのが理解できる。戦後の国体護持は、「天皇の存続」が「戦争放棄」を受け入れることにより維持されたからだ。

▼米国の憲法草案の提示に、天皇自身が【これでいいじゃないか】といったので、幣原首相は受け入れを決意したという。この二つの米国からの提案の総合補完性を、誰よりも理解していたのは、天皇ではないかといわれている。

▼その後、共産主義の台頭が天皇制の破壊につながると考えていた天皇は「日米安保条約」に同感する。戦力も自衛権さえ放棄した我が国は、米軍への基地提供により国土の保全が確保されることになる。

▼それは、沖縄が日本から一旦取り除かれ【基地の島へ】と提供されたことを意味する。さらに『地位協定』と『思いやり予算』で、トモダチ以上のお付き合いを約束することになる。

▼沖縄とは、我が国から置き去りにされた、元薩摩藩が所有する離島なのだ。【置島でもあり基地島】なのだと、本の作者に代わり、私は勝手に筆を付け加えてしまうのだ。

▼大本営や天皇の意見を無視して暴走した、満州事変の首謀者たちの気持ちがちょっぴり理解できる私だ。本の内容にひかれて眠れないのではない。そこに勝手に加筆してしまうから眠れないのだ。

▼昭和天皇の「国体護持」については、様々な意見があるが、私は長男の今上天皇に、自分がなしえなかった「懺悔」を託したのだと思う。

▼現陛下は、日本国憲法前文にある「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないようにすること」を「平成の世」で国民に訴え続けたのではないか。

▼次期天皇・皇后陛下に期待するのは、より国民に開かれた国民に近い天皇家の姿だ。今上天皇に何度か呼ばれ話をした、歴史ジャーナリストの保坂正康さんの講演を聴いた。

▼今上天皇の「お言葉」から、国民はその深い意味を解釈しなければならないという。そして、国民が天皇により近づくことにより「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である」という内容が生かされるのだと、私は解釈した。

▼そのことにより「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないように、政府の暴走を抑えれる」と私は理解した。

▼そこで、次期天皇に期待したいことがある。【天皇家のホーム・ページの開設】だ。「豊洲移転」「貴乃花と角界」「次期オリンピックについて」・・・等々。陛下や皇后のメッセージを期待したいものだ。それらは陛下の「お言葉」なのだ。平和であり続ける我が国の未来へのメッセージなのだ。

▼イギリス王室にホームページがある。ダイアナ妃の事故後に開設したという。Face book – You Tube – Twitterもだ。以前、エリザベス女王がスカーフをかぶり、まち中で自家用車を運転していたのも報道されていた。そんな開かれた皇室の様子を、次期天皇に期待したいからだ。

▼私の友人がかつて、皇太子殿下と酒席を共にしたことがある。お酒が結構強いと話していたのを思い出した。「天皇・皇后両陛下、浅草の居酒屋で仲良く飲んでいた」なんて、チャーミングな情報も皇室に期待したいものだ。

▼2020年東京オリンピック。開会式に登場するのは、なんと「ウルトラマン」に変装した天皇陛下だ。【スポーツの力で核兵器のない平和な地球を目指そう・・・シュワッチ!】。

▼そんな次期オリンピックなら大歓迎だ。「天皇と国民がタッグを組む」それが我が国の平和につながるのではないかと、冗談ではなく本当に思えてきた。・・・今夜の夢が楽しみだ。