▼今回の北海道胆振東部地震で、北海道全体が停電したのに驚いている。苫小牧に近い厚真町に火力発電所があるのは、その付近を何度も車で走っているので知っていた。だが、その発電所が北海道の電力供給量の半分(165万キロワット)を担っているというのは知らなかった。
▼今回の地震で【発電量と使用量のバランスが崩れ周波数が乱れ、他の発電所の機器の故障を避けるため、稼働している発電所も自動的に停止】したという。
▼電気のことはよくわからないが、広大な北海道だ、ブロック別に遮断でき、全停電という事態は避けてほしいものだ。
▼災害地への救援も、北海道全域が停電であれば遅れが出てしまう。全道のコンビニやスーパーの弁当類は工場がストップしてしまった。1週間も停電が続いたら大パニックになったに違いない。
▼停電の夜が続く恐怖感というのは、精神的ダメージが大きいということを実感した。こういう声も聞こえた。【泊原発が稼働してれば、こんなに停電にはならないのに】。だが先に書いたが、配線関係と需要と供給量の問題であって、原発が稼働していればというのは意味がないようだ。
▼新聞を熟読していれば、原発再稼働などという考えにはならないが、長期の停電の影響で、一瞬のうちに原発再稼働を求める声が大きくならないか心配する。
▼だが、もし泊原発周辺の活断層が動き、このような地震があったらと考えると『停電+放射能』なら,北海道は壊滅状態だというのを認識してほしい。
▼一週間以内に、M7以上の地震の発生の可能性も考えるという。太平洋プレートや南海トラフの動きも伝えられ、今後大地震の可能性は大だ。
▼我が国には54基の原発がある。福島第一原発でも巨大な被害だ。全部が地震で壊れたとなれば、日本には人が住めなくなる。
▼プル-トー(冥王星)から名付けられたプルトニウム。冥土の王様を名乗る世界最強の猛毒といわれる元素だ。【冥土in日本】。このような国にならぬよう、原発は日本からなくさなければならないというのが,私の考えです。