goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

対米従属防衛予算

2018年09月01日 19時45分26秒 | えいこう語る

▼私たち団塊世代にとって、防衛予算といえば「GNPの1%以内」という言葉が、いまだに記憶に残っている。それを超えない範囲が平和の安全ラインで「9条がある国」の矜持だと考えていた。団塊以後のアベ総理やオノデラ防衛相には、その言葉は「死語」なのだろう。

▼防衛予算に「死語」というニュアンスは、少なからずの恐怖感を覚えるが、来年度の防衛予算の概算要求額が発表になった。7年連続の増額で【5兆2986億円】だ。もちろん過去最高額だ。

▼自衛のための安全予算と考えれば、国民は納得するとでもいうのだろうか。次期国会で【9条改正】を目指すアベ総理。過去の事例で戦争になれば国家予算の7・8割も軍事費に使うことを考えれば、この程度は「ノープロブレム」ということか。

▼「イージス・アショア2基」「SM3ブロック2A迎撃ミサイル」※SMなどといえば、S攻めるM守る。つまりSMゲームではないか!?さらに「F35ステレス戦闘機」などの購入だ。

▼「2020五輪」は、ステレス戦闘機が五輪の輪を描くのではないかと、団塊世代の私は極めて貧弱な想像をしてしまう。

▼考えてみたら、憲法が改正されたら『国家の(安)全のために防衛費の(倍)増などというのは常識』ということになりそうだ。【安・倍】という字が入っているのも妙に心配だ。これも団塊世代ならではの、こじつけのオヤジギャグだ。

▼冗談はさて置き、12月には「防衛大綱」が見直されるという。その中で敵を想定した実践即応の訓練部隊を新設するようだ。近代戦らしく実弾代わりにレーザー光線の武器を使う部隊だという。

▼その部隊新設に11億円の予算というと、他の武器購入費から見ればずいぶん安い金額ではないかと思わせられてしまうが、配置場所が千歳市となれば寒気がしてくる。

▼先日の新聞報道では、帯広市にオスプレイの常駐基地を置く計画もあるといわれている。沖縄基地以上に北海道の米軍基地化が進むのではないかと不安になる。なんといっても北海道は過疎化が進み広大な土地だからだ。

▼アベ総理が目指す「憲法改正」の行く付くところは「日米安保の強化」で、我が国を【世界最強の軍事基地】にすることに違いない。

▼世界最強の軍事基地にすれば、だれも戦争を仕掛けてくることは無いので、恒久平和を保つことができるという考えではないか。そうなれば、世界最高の軍事力を背景に、外交でもイニシアチブを発揮できると考えているに違いない。

▼アベ政権の考えはそんなところだろうと、団塊世代の邪推は果てしなく続く。そんなアベ一強を挟み撃ちするのは、9月30日の沖縄知事選で、米軍の辺野古基地建設に反対する玉城デニー氏に勝利をしてもらうことだ。

▼さらに来年4月の北海道知事選に、反自民の逢坂誠二氏を知事候補に擁立させ、自民の最有力候補といわれる、現夕張市長鈴木直道氏を倒してもらうことだ。

▼沖縄戦は野党が総力を挙げ勝ち取る。さらに北海道戦は勝利した玉城さんが逢坂氏の応援に入る。「南北戦争」に勝利すれば、アベ独裁主義にくさびを打つことができるだろうになるだろう。

▼「日米同盟」VS「南北同盟」。これが団塊世代の戦後民主主義で育った最近の私の夢だが、夢で終わらせることなく現実で見てみたいものだ。

▼「対米従属主義のアベ総理」が、なりふり構わず見せる「対米従属防衛予算」に、異常に反応を示した団塊世代の私です。