goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

布袋様がやって来た

2011年12月10日 11時56分31秒 | えいこう語る
今日3度目のウニ漁に出かけた。
バフンウニが1キロ700円、ムラサキウニが1キロ600円だ。
1キロ1,500円以上の値が付けばいいが、海の世界は円安である。
昨夜休む前に海模様を見たが、波音一つない静けさで、水平線上にはたくさんのイカ釣り漁船がエンジンの音を響かせていた。
その上方には雪雲が広がり、その合間に月が顔を出したり引っ込めたりしていた。なかなか幻想的な真冬の夜空である。


ゴッコという、これからな旬の魚がいる。
学術名は布袋魚という。姿形が布袋様に似ているからだ。
風船のように膨らみ、尾ひれは小さいので泳ぎもぎこちない。
子供たちの遊びに「鬼ごっこ」というのがあるが、ゴッコとは遊びのことではないだろうか。海中で泳いでいるというのではなく、あっちにちょろちょろ、こっちにうろうろと、まるで遊んでいるように見えるからだ。
見た目はグロテスクだが、メスはお腹いっぱいに卵が入っている。醤油仕立てにするゴッコ汁、コラーゲンだらけで最近は女性に人気がある。


これを食べなければ厳冬を過ごす甲斐がないと思うほどの、一品だ。
お正月近くにはメスが一匹3,000円以上にもなる。旬が過ぎる3月近くなると、メス一匹とオス二匹で、1,000円位になる。考えればメス上位の魚である。
今朝ウニ漁の最中に、泳いできたのだ。網ですくっていとも簡単にゲットした。
ちょっぴり早いが、思わぬクリスマス・プレゼントだ。
国会も閉幕し、政権交代の期待感も失望に変わり始めているが、布袋様が我が家にやって来たのだ。
来年はメリハリのある堅実な世の中になってくれるだろうことを祈念し、今夜はゴッコ汁と、生ウニで乾杯したいと思う。