1年間の謹慎処分が解け土俵に復帰したのは、小結「北ノ宗男」関だ。
小柄ながら、横綱や大関を時々負かすという番狂わせが魅力だ。
技能賞は少ないが、敢闘賞や殊勲賞の候補には顔を出す、根強い人気がある関取である。
得意技は「突っ張り」だ。マシンガンのように手を休めない。突っ張っては引き、引いては突っ張る。勝っても負けてもその元気のよさに、観客は拍手を送るのである。
土俵に上がるたびに懸賞金がかかるので、所謂お金の稼げる関取だ。
情にも厚く仲間の面倒見もよい。相手が困っていれば黙っていれないタイプだ。
何度か八百長を指摘された場面もあるが、そこは国技のなせる業だ。外国人が席捲する相撲界にあり、古きよき時代の大相撲フアンは、この関取こそが大相撲の伝統を引き継いでいると思っている人も多い。
復帰の第一声が、フアンの心を揺さぶるのである。
まずは、国後山、択捉山、色丹山、歯舞山などを率い、北方領土部屋を設立したいなどというのだ。さらに、外国人大関TPP山を、投げ飛ばしたいと威勢がいい。
一番感動するのは、東日本大震災の被災地を励ますため、時間の許す限りでかけて行き、自分が晴れて土俵に上がる日まで巡業を繰り返し、元気付けるというのだ。
※真イワシが来ているせいか、沖にたくさんのカモメの群れ。そのイワシを追って、鰤も来ているようだ。

国際相撲大会「サミット」においての、我が国の番付は幕内下位というところであろう。力の米国、荒業師の中国、多彩な技を披露する仏国など、我が国は大関すら程遠い感じだ。
我が国の経済を考えてみたい。円高によりジリ貧状態であるが、小さな町工場の技術力は世界一流だ。国際社会での競争力を生き抜くのは「気合の問題」だ。
気合なら私は、だれにも負けない。
横綱になる資格のない者が多いのなら、私が横綱を目指せばいい。
執行猶予のあけた5年後の場所。
横綱・北ノ宗男、堂々の土俵入りである。
ところが四股を踏んでいるのは、別の顔である。自分が横綱のはずだが、太刀持ちになっているのだ。
「俺が横綱なんだ」と叫んだところで目が覚めた。
昨日はめずらしく風邪気味で、ちょっと早めに薬を飲んで休んだら、こんな複雑な夢を見てしまったのだ。
昔敵対していた政治家が、宗男氏の出所祝いで歯の浮くようなお世辞を述べていた。
そんな場面を見せつけられたせいかもしれない。
昔から変わらぬ土俵態度で、相手を萎縮させてしまう気合の入った政治家。言い換えれば「突っ張り」一本で勝負する、ぶれない政治家は鈴木宗男氏なのかもしれないと思ったりもする、夢の覚めた後の感想である。
小柄ながら、横綱や大関を時々負かすという番狂わせが魅力だ。
技能賞は少ないが、敢闘賞や殊勲賞の候補には顔を出す、根強い人気がある関取である。
得意技は「突っ張り」だ。マシンガンのように手を休めない。突っ張っては引き、引いては突っ張る。勝っても負けてもその元気のよさに、観客は拍手を送るのである。
土俵に上がるたびに懸賞金がかかるので、所謂お金の稼げる関取だ。
情にも厚く仲間の面倒見もよい。相手が困っていれば黙っていれないタイプだ。
何度か八百長を指摘された場面もあるが、そこは国技のなせる業だ。外国人が席捲する相撲界にあり、古きよき時代の大相撲フアンは、この関取こそが大相撲の伝統を引き継いでいると思っている人も多い。
復帰の第一声が、フアンの心を揺さぶるのである。
まずは、国後山、択捉山、色丹山、歯舞山などを率い、北方領土部屋を設立したいなどというのだ。さらに、外国人大関TPP山を、投げ飛ばしたいと威勢がいい。
一番感動するのは、東日本大震災の被災地を励ますため、時間の許す限りでかけて行き、自分が晴れて土俵に上がる日まで巡業を繰り返し、元気付けるというのだ。
※真イワシが来ているせいか、沖にたくさんのカモメの群れ。そのイワシを追って、鰤も来ているようだ。

国際相撲大会「サミット」においての、我が国の番付は幕内下位というところであろう。力の米国、荒業師の中国、多彩な技を披露する仏国など、我が国は大関すら程遠い感じだ。
我が国の経済を考えてみたい。円高によりジリ貧状態であるが、小さな町工場の技術力は世界一流だ。国際社会での競争力を生き抜くのは「気合の問題」だ。
気合なら私は、だれにも負けない。
横綱になる資格のない者が多いのなら、私が横綱を目指せばいい。
執行猶予のあけた5年後の場所。
横綱・北ノ宗男、堂々の土俵入りである。
ところが四股を踏んでいるのは、別の顔である。自分が横綱のはずだが、太刀持ちになっているのだ。
「俺が横綱なんだ」と叫んだところで目が覚めた。
昨日はめずらしく風邪気味で、ちょっと早めに薬を飲んで休んだら、こんな複雑な夢を見てしまったのだ。
昔敵対していた政治家が、宗男氏の出所祝いで歯の浮くようなお世辞を述べていた。
そんな場面を見せつけられたせいかもしれない。
昔から変わらぬ土俵態度で、相手を萎縮させてしまう気合の入った政治家。言い換えれば「突っ張り」一本で勝負する、ぶれない政治家は鈴木宗男氏なのかもしれないと思ったりもする、夢の覚めた後の感想である。