「こんにちわァ、テディちゃでス!
ごがつゥはァ、だァーびィ~!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!2400mの闘い!)
こんにちは、ネーさです。
馬券を買ったことすら無い私たちですが、
勝ったロジャーバローズ号は12番人気の伏兵だったんですって?
よくやった!めでたい~!と拍手を送りながら、
さあ、ここからは読書タイムに出走いたしましょう♪
本日は、こちらの長編ミステリ作品を、どうぞ~!
―― ハムレット殺人事件 ――
著者は芦原すなお さん、2019年3月に発行されました。
『THE HAMLET MURDER CASE』と英語題名が付されています。
「あれッ? みすてりィなのにィ、はじまりィはァ~…?」
「ぐるるがるぐる?」(←訳:こんな夢を見た?)
そう、物語の始まりは、まさに
“こんな夢を見た”――
私立探偵・山浦歩(やまうら・あゆむ)さんは
あんまり楽しくない夢を見ました。
かなたまで続く長い長い城壁の、
石畳の通路を懸命に駆けてゆく夢。
日本の城ではない、
西洋の城の城壁通路の、
ずっと向こうに、
誰かがいる――
「げんそうてきィ、でスねッ?」
「がるるるるぐるるぅ?」(←訳:ヘンテコな夢だなぁ?)
何度も何度も同じ夢を見て、
山浦さんは気付きます。
あの城は、そうだ、デンマークの城だ、
エルノシアの城だ……。
「ふァいッ! それはッ!」
「ぐるるっるるがる~!」(←訳:ハムレットのお城~!)
夢の余韻が醒めぬ中、
ダイレクトメールに封入されていたチラシを手に取り、
山浦さんは呆然としました。
《ハムレット》の上演広告。
しかも、
人気俳優ばかりが集うそのお芝居のキャストには、
山浦さんの学生時代の同級生の名が……!
「わおォ! たしかにィ、なまえもォかおもォ~!」
「がるる!」(←訳:彼女だ!)
城壁の夢と、
古い記憶に操られるようにして
《ハムレット》のチケットを購入し、
上演の日を待つ山浦さん。
しかし、山浦さんが
舞台に立つ旧友を目にすることは
ありませんでした。
「だいじけんッ、はッせいィでス!」
「ぐるるがる~!」(←訳:上演は中止~!)
彼女の身に何が起きたのか。
事件の真相は。
突き止めなくては。
友人に協力を求め、
難事件の調査に取り掛かる探偵さん……というと
聞こえはいいんですけど、
消極的で引っ込み思案で、
とにかく欲がないのが山浦さんの実像です。
いったい何が、
山浦さんを駆り立て、
事件を解決させようとするのか。
「おもいィはァ、ふくざつゥ~…」
「がるるるぐる~…」(←訳:こころも複雑~…)
各キャラさんの会話や、
やり取りについ吹き出したり、
びっくりしたりしているうちに、
明らかになってくる《犯人》の姿――
探偵・山浦さんの人物造形も相当にユニークですが、
山浦さんの相棒役さん、
脇を固めるキャラさんたちも
なかなかの突っ走りぶりを見せてくれる長編作品、
ミステリ好きな活字マニアさんは
一読してみてくださいね~♪
ごがつゥはァ、だァーびィ~!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!2400mの闘い!)
こんにちは、ネーさです。
馬券を買ったことすら無い私たちですが、
勝ったロジャーバローズ号は12番人気の伏兵だったんですって?
よくやった!めでたい~!と拍手を送りながら、
さあ、ここからは読書タイムに出走いたしましょう♪
本日は、こちらの長編ミステリ作品を、どうぞ~!
―― ハムレット殺人事件 ――
著者は芦原すなお さん、2019年3月に発行されました。
『THE HAMLET MURDER CASE』と英語題名が付されています。
「あれッ? みすてりィなのにィ、はじまりィはァ~…?」
「ぐるるがるぐる?」(←訳:こんな夢を見た?)
そう、物語の始まりは、まさに
“こんな夢を見た”――
私立探偵・山浦歩(やまうら・あゆむ)さんは
あんまり楽しくない夢を見ました。
かなたまで続く長い長い城壁の、
石畳の通路を懸命に駆けてゆく夢。
日本の城ではない、
西洋の城の城壁通路の、
ずっと向こうに、
誰かがいる――
「げんそうてきィ、でスねッ?」
「がるるるるぐるるぅ?」(←訳:ヘンテコな夢だなぁ?)
何度も何度も同じ夢を見て、
山浦さんは気付きます。
あの城は、そうだ、デンマークの城だ、
エルノシアの城だ……。
「ふァいッ! それはッ!」
「ぐるるっるるがる~!」(←訳:ハムレットのお城~!)
夢の余韻が醒めぬ中、
ダイレクトメールに封入されていたチラシを手に取り、
山浦さんは呆然としました。
《ハムレット》の上演広告。
しかも、
人気俳優ばかりが集うそのお芝居のキャストには、
山浦さんの学生時代の同級生の名が……!
「わおォ! たしかにィ、なまえもォかおもォ~!」
「がるる!」(←訳:彼女だ!)
城壁の夢と、
古い記憶に操られるようにして
《ハムレット》のチケットを購入し、
上演の日を待つ山浦さん。
しかし、山浦さんが
舞台に立つ旧友を目にすることは
ありませんでした。
「だいじけんッ、はッせいィでス!」
「ぐるるがる~!」(←訳:上演は中止~!)
彼女の身に何が起きたのか。
事件の真相は。
突き止めなくては。
友人に協力を求め、
難事件の調査に取り掛かる探偵さん……というと
聞こえはいいんですけど、
消極的で引っ込み思案で、
とにかく欲がないのが山浦さんの実像です。
いったい何が、
山浦さんを駆り立て、
事件を解決させようとするのか。
「おもいィはァ、ふくざつゥ~…」
「がるるるぐる~…」(←訳:こころも複雑~…)
各キャラさんの会話や、
やり取りについ吹き出したり、
びっくりしたりしているうちに、
明らかになってくる《犯人》の姿――
探偵・山浦さんの人物造形も相当にユニークですが、
山浦さんの相棒役さん、
脇を固めるキャラさんたちも
なかなかの突っ走りぶりを見せてくれる長編作品、
ミステリ好きな活字マニアさんは
一読してみてくださいね~♪