「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぱふゥ! しゅうまつもォ、すていィほォーむゥ?」
「がるる!ぐるっるぅるるる!」(←訳:虎です!それっきゃないね!)
こんにちは、ネーさです。
梅雨が明けたらお出掛けしたいわ!
と考えていましたが、
儚い夢でございました……
まあ仕方ないわね~と割り切って、
さあ、エンジョイホームの読書タイムと参りましょう。
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪
―― 秘祭ハンター 椿虹彦 ――
著者は てにをは さん、2020年6月に発行されました。
出版社さんの紹介文によれば、
《摩訶不思議なお祭りミステリー》とのことですが、
読み始めてみれば、
これは……
あららっ、懐かしい!
北森鴻(きたもり・こう)さんの
《蓮杖那智フィールドファイル》シリーズの感覚だわ♪
「わほゥ! たしかにィ~!」
「ぐるがる~!」(←訳:蓮杖先生~!)
異端の民族学者・蓮杖那智(れんじょう・なち)さんと
助手の内藤三國(ないとう・みくに)さんを探偵役とする
歴史民俗ミステリシリーズは、
ミステリ好きな活字マニアさんに大好評を得た傑作でした。
けれど、著者の北森さんが急逝してしまったせいでしょうか、
近年、民俗学をテーマにしたミステリは影が薄れ、
寂しい思いをしておりましたところへ……
新星登場です!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「がぅるるるぐる!」(←訳:ウェルカムだよ!)
田中潮(たなか・うしお)さんは、
東京・練馬区にある房篠(ふさしお)大学に
通い始めたばかりの、大学生。
ようやく大学にも町にも、
一人暮らしにも慣れてきた彼女は、
ある講義の存在を知りました。
《日本の祭りに潜むモノ 講師:椿虹彦 客員講師》
「おまつりィ~?」
「ぐるるがる?」(←訳:ひそむモノ?)
さっそく講義に出席した潮さん、
手を挙げて質問!したのに、
講義終了のチャイムが鳴って、
講師の先生はさっさと出ていってしまいました。
呆気に取られはしたものの、
これくらいでギブアップする潮さんではありません。
「せんせいィ! つばきィせんせいィ~!」
「がるるぐるる~る!」(←訳:聞いてくださ~い!)
実は潮さん、
ずっと探しているんです。
桜の樹にたくさんの人がぶらさがっている祭。
調べてみても、分からない。
いえ、もしかしたら
夢だったのかもしれない。
細かい事柄は憶えていないのだから。
けれども、
どうしても
その存在を確かめたい。
「でもねェ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:手掛かり少なし!)
存在するかどうかも分からない、
不思議なお祭り。
そんなモノを見つけられるのは、
《秘祭ハンター》の別名を持つ
椿先生しか、いない?
「みつかるゥ~…かなァ?」
「がるるるるぐる~?」(←訳:見つけたいよね~?)
お祭りを探しての、
椿先生と潮さんの追跡、いえ、珍道中は、
はたして何処へ行き着くのか。
ユーモアも、
歴史も民俗学も、
そしてミステリも盛り合わせた
楽しくも欲張りな意欲作は、
週末の読書タイムにおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ぱふゥ! しゅうまつもォ、すていィほォーむゥ?」
「がるる!ぐるっるぅるるる!」(←訳:虎です!それっきゃないね!)
こんにちは、ネーさです。
梅雨が明けたらお出掛けしたいわ!
と考えていましたが、
儚い夢でございました……
まあ仕方ないわね~と割り切って、
さあ、エンジョイホームの読書タイムと参りましょう。
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪
―― 秘祭ハンター 椿虹彦 ――
著者は てにをは さん、2020年6月に発行されました。
出版社さんの紹介文によれば、
《摩訶不思議なお祭りミステリー》とのことですが、
読み始めてみれば、
これは……
あららっ、懐かしい!
北森鴻(きたもり・こう)さんの
《蓮杖那智フィールドファイル》シリーズの感覚だわ♪
「わほゥ! たしかにィ~!」
「ぐるがる~!」(←訳:蓮杖先生~!)
異端の民族学者・蓮杖那智(れんじょう・なち)さんと
助手の内藤三國(ないとう・みくに)さんを探偵役とする
歴史民俗ミステリシリーズは、
ミステリ好きな活字マニアさんに大好評を得た傑作でした。
けれど、著者の北森さんが急逝してしまったせいでしょうか、
近年、民俗学をテーマにしたミステリは影が薄れ、
寂しい思いをしておりましたところへ……
新星登場です!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「がぅるるるぐる!」(←訳:ウェルカムだよ!)
田中潮(たなか・うしお)さんは、
東京・練馬区にある房篠(ふさしお)大学に
通い始めたばかりの、大学生。
ようやく大学にも町にも、
一人暮らしにも慣れてきた彼女は、
ある講義の存在を知りました。
《日本の祭りに潜むモノ 講師:椿虹彦 客員講師》
「おまつりィ~?」
「ぐるるがる?」(←訳:ひそむモノ?)
さっそく講義に出席した潮さん、
手を挙げて質問!したのに、
講義終了のチャイムが鳴って、
講師の先生はさっさと出ていってしまいました。
呆気に取られはしたものの、
これくらいでギブアップする潮さんではありません。
「せんせいィ! つばきィせんせいィ~!」
「がるるぐるる~る!」(←訳:聞いてくださ~い!)
実は潮さん、
ずっと探しているんです。
桜の樹にたくさんの人がぶらさがっている祭。
調べてみても、分からない。
いえ、もしかしたら
夢だったのかもしれない。
細かい事柄は憶えていないのだから。
けれども、
どうしても
その存在を確かめたい。
「でもねェ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:手掛かり少なし!)
存在するかどうかも分からない、
不思議なお祭り。
そんなモノを見つけられるのは、
《秘祭ハンター》の別名を持つ
椿先生しか、いない?
「みつかるゥ~…かなァ?」
「がるるるるぐる~?」(←訳:見つけたいよね~?)
お祭りを探しての、
椿先生と潮さんの追跡、いえ、珍道中は、
はたして何処へ行き着くのか。
ユーモアも、
歴史も民俗学も、
そしてミステリも盛り合わせた
楽しくも欲張りな意欲作は、
週末の読書タイムにおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪