テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ まなびの みちのり ~

2024-06-30 22:03:31 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はじまりィはァ~ふィれんつェ、でスよゥ!」

「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!今年は変則的~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 《ツール・ド・フランス2024》がイタリアのフィレンツェで開幕、

 7月21日にニースでゴールするまで熱戦が続きますよ。

 パリでのオリンピックに配慮して、いつもと違うツールですが、

 選手さんスタッフさんにエールを送りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 赤と青のガウン ――

 

 

 著者は彬子(あきこ)女王さま、

 単行本は2015年に、画像の文庫版は2024年4月に発行されました。

 『オックスフォード留学記』と副題が付されています。

 

「わわッ! ほんものォなのでスよゥ!」

「ぐるるがるるるる……!」(←訳:本物のお姫さまだ……!)

 

 故寛仁親王殿下の第一女子である彬子女王さまは、

 ”女性皇族初の博士号取得者”でもあって、

 では、その博士号を

 どこで、どのようにして取得したのかというと――

 

「もッ、もしやッ?」

「がっるるるぅーる!?!」(←訳:オックスフォード!?!)

 

 多くの皇族方と同じ様に

 学習院に通っていた彬子さまは、

 高等科での進路説明会でふと気付きます。

 

 学習院大学の入学案内には、

 オックスフォード大学マートン・コレッジとの間に

 単位互換の交換留学の制度があるらしい。

 この制度を使えば、

 休学をしないでも一年間の留学ができる……!

 

「むむゥ! それがァ、とびらッ!」

「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:留学への入り口だね!)

 

 オックスフォード留学。

 

 実は、それは、父上の寛仁殿下の希望でもありました。

 かつて寛仁殿下御自身も

 オックスフォードのモードレン・コレッジで2年間学び、

 何ものにも代え難い素晴らしい時を過ごしたのです。

 となれば、

 ご息女の彬子さまにも留学を勧めずにはおられませんよね。

 

 そうして2001年9月、

 彬子さまは留学のため、英国へと出立つことに。

 

「わくわくゥ、なのでス!」

「がるるぐる!」(←訳:念願の出発!)

 

 秋色濃いオックスフォードで始まったのは、

 念願の、しかし、試練の”学びの日々”。

 

 皇宮警察の護衛官さんの警衛はなく、

 何をするにも一人で。

 巨大な壁――英語という異国の言葉と闘いながら、

 日本の学校とはまったく違う方式で、

 学びを深めてゆかねばならない。

 

 ときには心も折れてしまいそうなこの難行を、

 彬子さまは敢えて、

 ユーモラスに、

 あたたかな笑いに包んで綴ります。

 

 コレッジの食堂での、壮観そのものの夕食風景。

 一年ではとても足りず、

 再度の留学を!と寛仁殿下に申し出る際の

 途轍もない緊張。

 突然、日本美術の展覧会の準備を手伝うことになって、

 あまりに大変な作業で疲労困憊&意識朦朧。

 極めつきは、

 大使館を通じてバッキンガム宮殿から

 お招きの連絡が!

 

「ひゃあァッ!」

「ぐるるる……!」(←訳:夢みたい……!)

 

 大学から、大学院へ。

 5年を賭けて執筆し、完成した

 博士論文への思い。

 すべては、

 オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか

 袖を通すことを許されない

 『赤と青のガウン』をまとう日に向けて。

 

 面白い!

 と、SNSでの反響をきっかけに、

 いま読書界を騒がせているノンフィクション作品は、

 全活字マニアさんに激おすすめですよ。

 巻末の『文庫版へのあとがき』も素晴らしいので、

 ぜひ、書店さんの店頭で

 文庫を手に取ってみてくださいね~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 銀河で、ふたり。 ~

2024-06-29 22:03:03 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぴのこちゃァ~んッ!」

「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!BJ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 明日6月30日、TV朝日系で放送されるのは

 高橋一生さん主演の令和版『BLACK JACK』!

 録画の予約を済ませたら、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ふたり 矢部太郎 展 ――

 

 

 東京・立川市のPLAY!MUSEUMにて、

 会期は2024年4月24日~7月7日(会期中無休)、

 最近はNHKの大河ドラマで――

 

「おとまるゥ~!」

「ぐるるるがる!」(←訳:乙丸さんだね!)

 

 ええ、そうです、大河ドラマ『光る君へ』では、

 主人公・まひろ さんの忠実な従者・乙丸さんを演じて大好評、

 お笑い系のタレントさんの演技力の高さを

 あらためて証明している矢部さんですが。

 

 漫画のセンスの高さを証明しているのが、

 ↓こちらの展覧会です。

  

「おおやさんッ、でス!」

「がるぐるがる~!」(←訳:名作だよねえ~!)

  

「こちらはァ、おとうさんッ!」

「ぐるるがぅるるるる……」(←訳:不思議キャラさんだ……)

 

 展覧会のテーマは《ふたり》。

 

 矢部さんの作品『大家さんと僕』『ぼくのお父さん』

 『楽屋のトナくん』『マンガぼけ日和』と

 最新作『プレゼントでできている』を

 さまざまな形で印刷し、

 本を手元で読むのとは異なる手法で

 展示してゆきます。

 

 また、絵本・紙芝居作家の

 やべみつのり さんの作品の展示や、

 『大家さんと僕』アクリル画の描き下ろし作品約100枚なども

 初公開されますよ。

 

「かいきはァ、あとすこしィなのでス!」

「がるぐるがる~!」(←訳:7月7日まで~!)

 

 最終日が七夕とは、

 《ふたり》をテーマとする展覧会にふさわしい、

 シャレた設定ですね。

 

 天の川の《ふたり》に願いを託しつつ、

 乙丸ファンの皆さま、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいな♪

 

 

 

   ではここで、美味しいオマケ画像も~!

   

   『不二家』さんの

   《Desert LOOK コーヒーゼリーサンデー》は、

   夏向きのチョコレートですので、

   しっかり冷やして、手抜きなく冷やして、はいっ!

   「ぱくりんッ!」

   「ぐるがる~!」(←訳:美味なり~!)

   気温が不安定で湿度高めの週末です。

   皆さま、決して無理はせず、

   健やか&穏やかな休日をお過ごしくださいね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 《旅》のゆくえ ~

2024-06-28 22:03:51 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 しゅうまつはァ、おかいものォびよりィ??」

「がるる!ぐるるがるるぐるるる!」(←訳:虎です!半期に1度のSALE!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今週末からSALE開始!

 というデパートやショップは多そうですね。

 明日はお出掛けしてバリバリ買い物したいぞ!と野望に燃えながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのエッセイ作品を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 旅のつばくろ ――

 

 

 著者は沢木耕太郎(さわき・こうたろう)さん、

 単行本は2020年に、画像の文庫版は2023年11月に発行されました。

 JR東日本の新幹線機内誌『トランヴェール』に

 連載されたエッセイを書籍化した作品です。

 

「あはァ! つばめさんッ!」

「ぐるがるるるるる!」(←訳:よく見かけるよね!)

 

 ちょうど今――6月は、

 日本へ渡って来たツバメさんたちが

 巣作り&子育てで賑やかなシーズンですね。

 我が家の周りでもツバメさんたちが

 ピーピーと騒いでいましたが、

 もしや、あのピーピーの内容は……

 

「たびだちィ、ちかしィ~!」

「がるるるる!」(←訳:飛行訓練だ!)

 

 著者・沢木さんがツバメさんのように、

 《旅を愛する》

 あるいは、

 《旅に生きる》御方であるのは、

 『深夜特急』をはじめとする数々の作品から

 よく知られていることですね。

 

 この御本では、

 帯に『初の国内旅エッセイ』と記されていますように、

 日本国内の旅模様が綴られています。

 

 回想で辿るのは、

 ”はじめての旅”。

 16歳の沢木さんは、

 JRの前身『国鉄』が発行していた均一周遊券を握りしめ、

 東北一周の旅に出たのでした。

 

「うふふッ♫ がくせいィなのでェ~」

「ぐるるるが~る!」(←訳:貧乏旅行で~す!)

 

 手元にあるのは、

 小さな時刻表と簡単な地図だけ。

 ガイドブックを買う余裕はなかったけれど、

 気に入った名前の土地があるとそこへ向かうという、

 沢木さん御自身でも

 ”かなり大雑把”と感じる旅、です。 

 

 いや、大雑把とおっしゃいますけど、

 実は、これ以上に贅沢で、豊かな旅って

 そうそうないんじゃありません?

 

 行きたいところへ、行く。

 時間も、日付けも、何も気にせず、

 周遊チケットのルールが許す限り、

 どこどこまでも。

 

「とびきりのォ、ぼうけんッ!」

「がるぐぅる!」(←訳:最高じゃん!)

 

 その16歳の旅の日々で、

 沢木さん、或る理由から怖気付いてしまい、

 訪れることが出来なかった土地がありました。

 

 津軽半島の、龍飛岬。

 

 以来ずっと、いつか行こうと思い続けて50年。

 ”いつか”を回収すべく、

 いざ、旅支度!

 

「よゥしッ、いッたるぜィ!」

「ぐる~!」(←訳:出発~!)

 

 本文57ページの

 『終着駅』、

 その続編といえる

 『風の岬』『なりつづける』『人力飛行機』は

 この御本の白眉!……と言いたいところですが、

 『太宰の座卓』(91ページ)、

 『過去への回路』(164ページ)

 も、激おすすめですよ。

 

 巻末の『文庫版あとがき』も含めて、

 旅好きな活字マニアさんは、

 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 暗雲にも、筆は折れず? ~

2024-06-27 22:03:30 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうもォ~すいぶんッ、わすれずにィ!」

「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!蒸し暑いからね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 熱中症の症状がいくらか好転しましたので、

 さあ、通常版読書タイム復活!ですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 神作家 紫式部のありえない日々 4 ――

 

 

 著者はD・キッサンさん、2024年3月に発行されました。

 《紫式部さんはオタクな引きこもり作家》

 《名作『源氏物語』は同人誌》

 という、一見トンデモな、

 しかしよく考えてみれば、

 その通りじゃん!

 と膝を打ってしまう設定のもと、

 第4巻となるこの御本では――

 

「たたたッ、たいへんッでスよゥ!」

「ぐるがる!」(←訳:政争だあ!)

 

 のちの世では、紫式部の名で知られることになる

 藤式部(とうしきぶ)さん。

 御自身の局(つぼね)で、うう~むと唸っております。

 

 その憂い顔は、

 『源氏物語』の新刊執筆が進まないせいでしょうか。

 主(あるじ)である

 中宮・彰子(しょうし)さまの境遇を

 慮ってのことでしょうか。

 

 って、いやいやいや、

 今はそれどころじゃありません。

 夜半だというのに、

 藤式部さんの弟・惟規(のぶのり)くんが

 駆け込んできたのです。

 

「ねえちゃんッ、どうしようゥ~!」

「がるるぅっるるる!」(←訳:聞いちゃったんだ!)

 

 そう、惟規くんは立ち聞きしてしまったのでした。

 

 藤原伊周(ふじわらのこれちか)さんが、

 弟・隆家(たかいえ)さんや仲間たちと

 語らっていたのは、

 

 左大臣・藤原道長(みちなが)さんに対する

 暗殺計画。

 

「あわわわわわッ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:伊周側は本気だ!)

 

 金峯山へ参拝行脚中の道長さんに

 刺客部隊が放たれた??

 と知って、藤式部さんの心も騒ぎます。

 

 最高権力者が暗殺されたら、

 政(まつりごと)は混乱するし、

 彰子さまの立場は危うくなるだろうし、

 伊周陣営がさらに暴走したら

 国のあちらこちらで戦火が……?

 

「そんなのォやめようよゥ~!」

「がるるぐるるがるぐるる~!」(←訳:平和な時代でいてほしい~!)

 

 悩んだ末、藤式部さんは惟規くんを

 ”ある場所”へ走らせました。

 

 今なら、まだ間に合う?

 左大臣さまの命を救える、かもしれない?

 

「ふうッ! まにィあいますようにッ!」

「ぐるがっるるる!」(←訳:間に合ってくれ!)

 

 精密に描かれるのは、

 内裏に蠢(うごめ)く不穏な動きと、

 権力者vs反乱者の攻防。

 しかし。

 

 この御本のテーマは、おそらく、

 

  《創作とは》。

 

   創作とは、何なのか。

   創作に、なぜ我々は魅せられるのか。

 

 この永遠の問いを身の内に抱え、

 藤式部さんは、『源氏物語』の読者たちは、

 どこに向かおうとしているのか。

 

「むむむッ、つづきをォよみたァ~いッ!」

「がるるぐるがるる!」(←訳:5巻はまだですか! )

 

 次巻がひたすら待ち遠しい

 藤式部さんの《源氏》執筆格闘記は、

 全活字マニアさんに、

 とりわけ、古典愛好家さんにおすすめですよ。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ こまめに、水分? ~

2024-06-26 22:03:02 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうはァ、ちょッとォ~だッせんッ?」

「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!対策しないと!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ええ、本日の読書タイムは、

 書物をパスして、少しばかり変則的に、

 ↓こちらの小冊子を、どうぞ~!

  

 ……はい、お察しの通りです、

 私ネーさ、昨日からまた熱中症の症状が出てしまいました。

 そこで、読みふけっておりますのが、

 

  『脱水症 & 熱中症』

  『夏の熱中症対処方法』

 

 という2種類の冊子なんです。

 いやぁ、勉強になる、ていうか、耳が痛い……

 水分って大事ですね。

 けっこう飲んでいるつもりでも、まだ足りない、

 もっと飲んでいい、もっと飲むべきなのか、と。

 

「たいみんぐゥはァ、ここでスゥ!」

「ぐるるがる!」(←訳:基本の8回!)

  

 1…起床時に。

 2…朝食時に。

 3…午前10時頃に。

 4…昼食時に。

 5…15時(午後3時)頃に。

 6…夕食時に。

 7…入浴前後に。

 8…就寝前に。

 

 以上が、《1日8回の水分補給》の目安です。

 

 イラストを見る限りでは、

 お食事の時は、

 お味噌汁やスープをいっぱい飲んだからもういいわ、

 ではなく、

 お味噌汁などの汁物に、

 さらに水分をプラス! すると良いみたいですね。

 

 イメージとしては、

 『孤独のグルメ』で井之頭五郎さんが

 食堂の定食を平らげる前後に

 お水やウーロン茶をしっかり飲んでいる……

 あんな感じでしょうか?

 

「おおッ、ごろうさんッ!」

「がるるるるるぅ!」(←訳:見習わなくちゃ!)

 

 温度や湿度、労働量や疲労の度合い等を考えて、

 基本の8回の合間でも

 せっせと水分補給をするべき、なんでしょうね……

 なお、

 『通常の水分補給』の場合は

 スポーツドリンクでいいんですけど、

 『軽度から中程度の脱水症』の場合は

 経口補水液を摂ること!ですって。

 

 そして、言うまでもありませんが、脱水時には――

 

「おさけェ、だめでス!」

「ぐるるーるるがる!」(←訳:アルコールは厳禁!)

 

 画像の冊子2種は、

 処方箋薬局さんでいただいたものです。

 読みたい&欲しいと思った御方は

 薬局さんで薬剤師さんに訊ねてみてくださいね。

 脱水症のチェック方法なども

 とても参考になりましたので、皆さま、ぜひ。

 

 

(注:大塚製薬さんのHPの、

 経口補水液『OS1』関連ページでも

 同様の解説が公開されています。

 ただ、読みやすさ・分かりやすさの点で

 私ネーさは冊子版をおすすめしたいです)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 住みたいかも!を絵にしたら ~

2024-06-25 22:03:30 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ええッ? おなじひにィ~しゅつえんッ?」

「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!サザンが彼らと!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 サザンオールスターズが『ロック・イン・ジャパン』に出演?

 これで夏フェス卒業? でもって同じ日の出演者さんには、

 THE YELLOW MONKEYとCreepy Nuts、ヤバT屋さんも!

 いいなあ~9月23日のステージを観たいわ~と心底熱望しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― ここに住みたい ――

 

 

 著者は堀内誠一(ほりうち・せいいち)さん、

 画像の文庫版は2022年9月に発行されました。

 マガジンハウスさんから1992年に刊行された

 単行本『堀内誠一のここに住みたい』を改題・再編集した文庫作品です。

 

 アートディレクターとして

 雑誌『an an』『BRUTUS』『POPEYE』他の創刊に携わり、

 また『ぐるんぱのようちえん』『たろうのおでかけ』など

 絵本作家として現在も大人気の

 堀内誠一さん(1932~1987)。

 

 この御本は、

 堀内さんの旅のスケッチ画と

 エッセイで構成されていて――

 

「いたりあッ!」

「ぐーるるるるるるがる!」(←訳:オーストラリアに中国!)

「めきしこォ!」

 

 売れっ子グラフィックデザイナーでありながら、

 フランス移住を宣言して、

 御家族と一緒に、本当にパリへと移り住んでしまった堀内さん、

 相当な旅好きさんだったのでしょう。

 

 学校がバカンスに入った?

 なら、旅だ!

 

 といわんばかりに、パリを起点として

 欧州のあちこちへお出掛けしたようです。

 

「だッてェ、ちかいもんッ!」

「がるるぐるがる!」(←訳:電車でGOだよ!)

 

 パリの駅から長距離列車に乗り込めば、

 一日かそこらで、イタリアや、スペインに。

 車を使っても、そんなに遠くなくて。

 

 ことに、イタリアは堀内さんのお気に入りの国だったらしく、

 冒頭から大絶賛しています。

 

 スパゲッティをつるりとやりたい、と言い

 ムール貝のスープに舌鼓を打って、

 ローマにナポリ、ボローニア、アレッツォを巡り、

 タオルミナの絶景にうっとり……。

 

 イタリアに向ける熱量に比べると、

 オーストラリアや中国は、ややあっさり?

 

「あッ! みてみてッ!」

「ぐるる!」(←訳:王様だ!)

 

 それは、スペインのカゲケスに出掛けたときのこと。

 

 スペインのコートダジュールと言われるその名勝地の、

 街の歩道に張り出したレストランで

 食事をしていた堀内さんは、

 或る人物を目にしたのです。

 

 スペインが誇る芸術家、

 ダリさん。

 

 もはや老齢なれど、

 トレードマークのお髭をピンと立て、

 お供を連れて歩く様子に

 堀内さんは何を感じたのか――

 

 コラム『ダリ美術館テアトロ・ミュゼオを見る』

 (本文92~100ページ)は、

 とても温かな”ダリさん目撃譚”となっています。

 スペイン美術好きな御方は必読ですよ。 

 

「そしてェ、もちろんッ!」

「がるるるる~!」(←訳:おフランス~!)

 

 御本の後半部分を占めるのは、

 フランス各地への旅行記と、

 パリでの出来事です。

 中でも、最終章の

 『パリ、子どもたちの歓声』からは

 絵本作家・堀内さんの素顔が、チラリと……?

 

「いらすともォ、かわいいィ~!」

「ぐるるがるるる!」(←訳:この色だい好き!)

 

 堀内さんが愛した土地へ、町へ。

 

 子供の頃『ぐるんぱ』を読んだなあ、

 『マザー・グース』も楽しかったなあ、

 と御記憶の活字マニアさんに

 おすすめの一冊です。

 アート好きな方々も、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 海路を見張る眼 ~

2024-06-24 22:03:19 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あううゥ~…せんせいィ~…!」

「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!三瓶先生~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 4月~6月期のドラマが次々と最終回を迎え、

 今日は『アンメット』がラスト回……(涙)。

 スタッフさん&俳優さんたちにお疲れさまの拍手を送りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 九人と死で十人だ ――

 

 

 著者はカーター・ディクスンさん、

 原著は1940年に、画像の東京創元社版は2018年7月に発行されました。

 英語原題は『NINE―AND DEATH MAKES TEN』、

 80年以上も昔の作品ですけれど――

 

「じつにィ、げんだいてきィ~なのでスゥ!」

「ぐるるがるるるる!」(←訳:設定がスゴイんだ!)

 

 《密室を描かせたら右に出る者なし》とされ、

 ミステリ愛好家の敬愛を集めるディクスンさんが

 この作品の舞台に選んだのは、

 豪華客船エドワーディック号。

 

 正確には、ええ、”豪華”とは言えません。

 その船体は、どんよりした鈍色(にびいろ)に塗装され、

 すべての舷窓も鉛色に塗りつぶされています。

 船内の光が外に漏れぬよう、隙間なく。

 

 そう、時代は、戦時下。

 1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻し、

 英国とフランスはドイツに宣戦布告して応戦、

 第2次世界大戦が始まっていたのです。

 1940年には、ドイツ軍は西ヨーロッパへの侵攻も開始して、

 情勢は悪化の一途を辿っていました。

 

 かくも危険な雲行きの中、

 NYから英国の某港へ向かわんとするエドワーディック号が、

 ”普通の船旅”をするはずはなく。

 

「ふねのォかんぱんにィ~…?」

「がるるぐるる!」(←訳:異様な荷物が!)

 

 エドワーディック号の甲板に積載されているのは、

 ロッキード社製の爆撃機4機と、

 当時の価格にして50万ポンド相当の高性能爆薬です。

 

 これだけでもう、

 尻尾を巻いて逃げ出したくなっちゃうというのに。

 

 乗客が、9人?

 

「むぐぐぐゥ! しょうきィでスかッ!」

「ぐるるるる~る!」(←訳:信じられな~い!)

 

 ドイツ軍のUボートに発見されたら

 即座に魚雷を浴びせられるに違いない船、

 それがエドワーディック号です。

 

 いったい何を好き好んで、

 彼/彼女たちは、この船に乗ったのか。

 

「あやしいィ!」

「がるるぐる!」(←訳:怪しいよね!)

 

 私たち読み手が疑いを募らせるのも当然で、

 そしてやっぱり、

 事件が起きてしまうのも、当然で。

 

 実質的に軍事徴用されている客船――

 巨大な海上の密室で、何が起こったのか。

 探偵として登場するのは、

 ”H・M”ことヘンリ・メルヴェール卿。

 

 英国の陸軍省情報部長であるヘンリ卿の、

 絵解きや如何に?

 

「たんていィさんッ、がんばッてェ~!」

「ぐるーるがるる!」(←訳:スピード解決で!)

 

 エドワーディック号の物語は、

 80年前の、つまり前世紀の作品でありながら、

 戦火がいっこうに止まない21世紀の現在、

 到底『昔のこと』としては片付けられず、

 むしろ、つい昨日起こった出来事のように感じられます。

 

 知力とユーモアを駆使して

 難路を切り拓いてゆくヘンリ卿に

 あらためてエールを送りながら、

 ミステリ好きな活字マニアの皆さま、

 ぜひ、一読を♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 花の女王を探せ ~

2024-06-23 22:03:50 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふァいッ! らじおォたいそうゥ~だいいちィ!」

「がるる!ぐるがるぐるるる~!」(←訳:虎です!手を前に伸ばして~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 運動不足になりがちな梅雨シーズン、

 筋力を維持すべく室内で軽いストレッチや体操をした後は、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、目に麗しいこちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― はじめてのバラ ――

 

 

 著者は松尾祐樹(まつお・ゆうき)さん、

 2024年4月に発行されました。

 『気軽に 楽しく 満開に!』と副題が付されています。

 

 6月も下旬になると、

 花屋さんの主役は

 湿度たっぷりなアジサイから、

 パァっと明るいヒマワリが中心になってきました。

 色とりどりのバラに陶然と見惚れるばかり……な時季は

 残念ながら過ぎてしまったようですが――

 

「いいえッ、つゆどきォ~だいじィでス!」

「ぐるるるるがる!」(←訳:お手入れに注力!)

 

 著者・松尾さんは、

 NHK『趣味の園芸』でもお馴染みの園芸家さんです。

 

 この御本もNHKテキスト『趣味の園芸』に連載された

 《教えて松尾さん!はじめてのバラ》

 をもとに編まれたムック本なのですが、

 花のお手入れ方法の分かりやすさ以上に

 感心を超えて感動すら覚えるのは、

 バラという花が作り出す

 色彩の可能性でしょうか。

 

「じゅうまんしょくッ? ひゃくまんしょくッ?」

「がるぐるるるる~!」(←訳:数え切れないよ~!)

 

 私ネーさ、

 《バラの画家》《花の画家》と讃えられる

 ピエール=ジョセフ・ルドゥーテさん(1759~1840)

 の花の画がもう大好きで♫

 以前に展覧会情報でお伝えしたこともありましたね。

 

 ルドゥーテさんが王妃マリー・アントワネットの知己を得て

 宮廷画家となったのは30代はじめの頃、

 その後、

 ナポレオン妃ジョゼフィーヌのマルメゾン館に咲く花を写し取り、

 『バラ図譜』(1817年)を刊行した、

 というのは有名なお話ですが。

 

 ルドゥーテさんが、

 この御本のバラの写真を見たら、

 引っくり返るわね。

 

「ふァいッ、まちがいないィでスゥ!」

「ぐるがっるぅるる!」(←訳:目を疑っちゃうよ!)

 

 なぜって、紫のバラ、ですよ?

 

 本文6ページの『レイニー・ブルー』(2012年作出)、

 同じく20ページの『コフレ』(2019年作出)、

 23ページの『カミーユ』(2021年作出)、

 29ページの『爽(そう)』(2016年作出)

 

 と、ページを捲ってパッと目についただけでも

 4種類の紫のバラが掲載されていて、

 しかも、花屋さんや園芸店にゆけば

 ごく簡単に手に入ってしまう。

 

 それどころか、

 もっと青みがかった紫のブルー系のバラも存在する、

 ブラウン系の花もある、なんて

 ルドゥーテさんが知ったら……

 いえ、これは知らない方がいいかもしれませんね。

 

「ひみつにィ~しましょうゥ!」

「がるぐるるがるる!」(←訳:心の平穏のために!)

 

 おっと、申し訳ありません、

 話がだいぶ逸れました。

 

 ルドゥーテさんの時代には

 夢か幻だろうと思われた色合いの花、

 四季咲き、繰り返し咲き、

 つる性、半つる性、木立ち性など、

 花それぞれの特長、性格、

 手入れ法・剪定・健康チェックといった育て方など、

 花まわりの最新知識をやさしく教えてくれる一冊は

 バラ初心者さんにおすすめです。

 

 お花を育てる予定はないんだけど?という御方も、

 ”花の女王”さんたちの麗しい写真を眺めて、

 ちょっと肩の力を抜いてみてくださいね。

 

 ちなみに、私たちがLOVE!なバラは、

 伝説のチェロ奏者さんの名を戴く

 『ジャクリーヌ・デュ・プレ』です

 (本文23ページ)。

 皆さまも、ぜひ、お気に入りのバラを探してみてくださいな♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 石岡瑛子さんの《 I(アイ)》 ~

2024-06-22 22:03:47 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふァわわッ! つゆいりィ~でスかァ?」

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!雨の季節だね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 昨日6月21日、関東甲信地方は梅雨入りとなりました。

 災害のない、穏やかな梅雨になりますようにと

 今夜の満月《ストロベリームーン》にお願いしながら、

 さあ、本日は、読書をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 石岡瑛子 I デザイン ――

 

 

 茨城県水戸市の茨城県近代美術館にて、

 会期は2024年4月27日~7月7日(月曜休館)、

 『石岡瑛子がここにいる』と副題が付されています。

 

 石岡瑛子さん(1938~2012)さんの、

 初めての大規模な回顧展が開催されたのは、

 東京都現代美術館での

 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』展、

 2020年~2021年の秋冬期のことでした。

 

「こんかいィはァ、いばらきけんッ!」

「ぐるるがる~!」(←訳:水戸市だよ~!)

 

 ええ、茨城県近代美術館では、

 アートディレクターさんを”主役”とする企画展示は

 これが初!なのだそうです。

 そして、掲げられたテーマは、

 

 『 I(アイ)= 私 』。

  

 この展覧会では、

 石岡さんが東京を拠点にしていた

 1960~80年代のお仕事を中心に、

 広告界に大きな衝撃を与えたポスターやCM,

 グラフィックアート、

 自筆の資料など400点以上の作品が展示されます。

 

 石岡さんのお仕事では、

 後年の、ハリウッドでの映画の衣装デザインに

 どうしても目が奪われがちですが、

 東京時代の資生堂さんとPARCOさんのポスターやCMは、

 いま観ても、凄い!と唸らされる傑作が揃っています。

 1979年に制作された

 映画『地獄の黙示録』のポスターも石岡さんの作品で、

 こちらに斬り込んでくるような

 マーロン・ブランドさんの眼光が……!

 

「こわいィ!」

「がるるぐる~!」(←訳:重くて鋭い~!)

 

 茨城県近代美術館は、

 JR水戸駅から徒歩20分、もしくはバスで5分ほど。

 アート好き&広告デザイン好きな方々は、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、しゃららん!

   

   『シャトレーゼ』さんの人気アイス

   《チョコバッキ― ザ・プレミアム 京都府産宇治抹茶》を、

   せ~の!で、ぱくり!

   「もぐぐッ!」

   「ぐぅるるがるるる!」(←訳:チョコがバキバキ!)

   「んまッ!」

   湿度のせいで、疲れやすい時季ですから、

   皆さま、お気に入りの冷菓を常備して、

   どうか穏やかな休日を♪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 音を描く、線を奏でる ~

2024-06-21 22:03:16 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうがァ、いちばァ~んッながいけどォ?」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!明日から短縮~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日6月21日は、夏至ですね。

 一年でいちば~ん長い夕暮れ……を楽しむには

 お天気がいまひとつでしたが、

 さあ、読書タイムで明るく気分転換と参りましょう~♪

  

 

 

    ―― デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界 ――

 

 

 著者は村上春樹(むらかみ・はるき)さん、

 2024年2月に発行されました。

 『The Wonderful World of David Stone Martin』と

 英語題名が付されています。

 

「むむッ? なにものォ、でスかッ?」

「ぐるるがるぐるる?」(←訳:実在のヒトだよね?)

 

 デヴィッド・ストーン・マーティンさんは、

 はい、もちろん、実在の人物ですよ。

 

 1913年6月13日、

 シカゴに生まれたマーティンさんは、

 早くから絵の才能を認められ、

 奨学金を得てシカゴ美術学校で学んだのち、

 イリノイ州のアートプロジェクトのディレクターを務め、

 大戦中は従軍画家として戦地にも赴きました。

 

 そのマーティンさんが

 レコード・ジャケットのデザインを初めて手掛けたのは、

 1944年のこと。

 

 小さなレコード会社の、

 SPレコードのデザインから始まって、

 有名なトランぺッターさんのロゴをデザインしたり、

 新興レーベルのデザインを請け負うようにもなり、

 やがてはレーベルの美術ディレクターの地位を提供されるほど

 マーティンさんのお仕事は好評を博しました。

 

「じゃずゥ、でスねッ!」

「がるぅるぐるぅ♫」(←訳:オシャレだなぁ♫)

 

 御本冒頭の『まえがき』で

 著者・村上さんが言うには、レーベルの経営者さんは、

 

    どうやらこのユニークなデザイナーに

    細かい注文を一切つけなかった

 

 ということで、

 つまりマーティンさんは、

 気の向くまま、自由に、

 ジャケットのデザイン画を描いていたようです。

 米国では、これは非常に珍しいことで、

 レコードジャケットのデザインをする際は

 あれこれ細かく注文されるのが当たり前、なんですね。

 

 マーティンさんは数多くのジャケットをデザインしましたが、

 この御本で村上さんが紹介しているのは、

 

 チャーリー・パーカーさん(アルト・サックス)、

 ジョニー・ホッジズさん(アルト・サックス)、

 スタン・ゲッツさん(テナー・サックス)、

 バド・パウエルさん(ピアノ)、

 オスカー・ピーターソンさん(ピアノ)、

 ライオネル・ハンプトンさん(ヴィブラフォン)、

 タル・ファーロウさん(ギター)、

 ビリー・ホリディさん(ヴォーカル)

 

 といった音楽史に輝くアーティストさんの、

 歴史的な名盤たち。

 

 私ネーさは、

 ビリー・ホリディさんのジャケ(本文120~123ページ)、

 マトリックスか?と笑ってしまいそうになる

 12インチ盤(本文139ページ)、

 オスカー・ピーターソンさんの『COLLATES』(本文74ページ)

 に見惚れました……。

 

「いまもォ、きらきらァしてまス!」

「ぐるがるるるる!」(←訳:全然古びてない!)

 

 1992年3月、

 コネチカット州ニューロンドンにて、

 マーティンさんは旅立ちました。

 おそらくは、愛する音楽に包まれて。

 

 この御本には、著者・村上さんが所蔵する

 マーティンさんのデザインによるジャズレコード188枚の図版と、

 解説文が収録されています。

 配信が”常識”になりつつある現在、

 レコードやCDの《ジャケ買い》は

 すっかり遠くなった……のかもしれませんが、

 音楽好き&アート好きな活字マニアさんは、

 ぜひ、マーティンさんの『素晴らしい世界』へ

 飛び込んでみてくださいね~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする