テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その5・オマケ編!

2017-01-03 22:01:10 | 2017!新春特別企...
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 あけましておめでとうなのでスゥ~!」
「がるる!ぐる!」(←訳:虎です!迎春!)
「ユキノジョンです!めでたや~♪」

 こんにちは、ネーさです。
 2017年の初めから、またまたやらかしてしまいました。
 おフザケ企画に付き合って下さった皆さま、
 ありがとうございます。

 マイクマフトお兄ちゃん、酉くんも、
 体当たりの出演、ありがとう!
 そこで今回は、
 新春特別企画と新春展覧会情報のコラボ編を
 ふたりに仕切っていただきましょう。
 
「うぉほほ♪ やってやるわい!
 皆々さま、こちらを御覧あれ~!」
「コケプッ!」
 
  



         ―― 川瀬巴水 展 ――



 東京都立川市の立川髙島屋8F催事場にて、
 会期は2017年1月2日~1月16日(会期中は無休)、
 『生前の旅を40年 永久に旅立ち60年=旅百年』と副題が付されています。

「そうなんじゃ!
 没後60年の記念展なのだぞよ!」
「コココゥ~!」

 川瀬巴水(かわせ・はすい)さん(1883~1957)は
 日本画家・鏑木清方さんのもとに入門した後、
 伊東深水さんの版画『近江八景』に影響され、
 版画家の道を志した御方です。

「世界的に人気なのだ!」
「コケコ!」

 ええ、そうですね。
 アップル創設者スティーブ・ジョブズさんが
 巴水さんの作品を収集していたのは有名なお話です。

 では、新春にふさわしい巴水さんの名作を
 ネーさ所有のポストカードから、はい、どうぞ♪
 
  「これはァ、はるでス!」
  
  ↑『上野清水堂』(1928)ですね。

  「ぐるるる!」(←訳:これは夏!)
  
  ↑『芝弁天池』(1929)ですよ。

  「イチョウのあき!」
  
  ↑『鶴岡八幡宮』(1931)には、
  いまはもうなくなってしまった銀杏の大樹が……!

  「これは冬じゃ!ぶるるっ!」
  「コケコゥ!」
  
  ↑『社頭の雪』(1939)は井の頭弁天を描いたものです。

 私ネーさ、この展覧会にお出掛けしてまいりましたが、
 巴水さんの図録は既に持っていますので、
 ポストカードを買い集めてみました。

 展覧会会場の出口付近のグッズショップは
 誰でも入店可能です
 (展覧会に入場しなくてもOKなオープンスペースです)。
 ショップでは、額装された巴水さんの版画、
 クリアファイルなどのステーショナリー、
 そしてポストカードも販売されていて、
 ここを覗いてみるだけでも
 初春の“日本の美”を楽しめます。

「立川に行ったらば、ぜひ観賞なされい!」
「ココケピ~!」
 
 
  

  2017年の春夏秋冬も
  テディちゃ&虎くん&ネーさは読書に雑話にガンバります。
  活字マニアの皆々さま、
  よろしくお願いいたしますね~♪


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2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その4!

2017-01-02 22:21:02 | 2017!新春特別企...
 さあ、御話の第四回が始まりますよ。
 真夜中にさしかかったロンドンの街角では、
 一瞬の静寂ののち……

「ちッ、バレたか!」 

  

 もじゃもじゃヒゲの不審者が舌打ちいたします。
 その声に、ああやっぱり、と頷きましたのは、
 名探偵テディちゃムズ、
 ユキノジョン・H・ワトソン博士と
 虎くんのトリオでした。

「おにぃちゃんッてばァ、もうゥ!
 なにをォしてるのッ、こんなところでッ?」

 大勢の依頼人さんたちが
 なくてはならない政府の要・マイクマフト氏を
 必死こいて探しまくってるのに!
 とテディちゃムズはダメ出ししますが、
 マイクマフト氏、
 涼しい顔をして言うには。

「だって、これだもん!」

 ポコっ!
 
  

「えッ?」
「ええっ?」
「がるるっ?」

 マイクマフトお兄ちゃんがピヨコを産み落としたっ?

「違わーいっ!!」

 産み落としたんじゃなくて
 ヒゲの間に隠してただけだわいっ、と
 お兄ちゃんは怒り心頭です。

「このヒゲはMI6技術局のQが作った新型隠れ蓑だ!
 ここに隠せば、
 悪漢クマリアティ教授の魔手から、
 新しい年の幸運のシンボル・酉くんを
 護ることが出来る!」
 
  

 なぁるほど、犯罪界のナポレオンクマと噂に高い、
 あのクマリアティ教授の一味が
 酉くんを狙っていたんですね?

「コケコっ♪」

  

「その通り!
 ワシは教授のデラしつこい追跡をかわすため、
 あちこちの生垣や塀に穴をブチ開け、
 屋根の上を激走して煙突をヘシ折り、
 酔客に紛れて近付いてきた刺客に
 大樽いっぱいのギネスビールを浴びせ、
 植物園のチケット売り場では
 新春イベント用割引クーポン1000枚を巻き散らかして、
 ようやくここまでやって来たのだぞ!」

 ……えーと、それは、
 ずいぶんと傍迷惑な逃走劇だったに違いありませんけれど、
 まあ、とにかく、無事は無事であった、と。

「そうじゃ!
 逃げるは恥だが役に立ったわい!
 あれを聞けい!」

 ヒゲを毟り取ったマイクマフトお兄ちゃんに促され、
 皆で耳を澄ませてみれば。
 
  

 ゴォ~ン……

 年の変わりを世にしろしめす鐘の音の、
 最後の残響がゆっくりと、
 未明の空へ吸い込まれてゆきました。

 新しい年の始まりです。

「はっはっはっ!
 新年来たりなば、
 干支の酉くんのパワーは2倍3倍いやいや100万倍増しじゃ!
 いかなクマリアティ教授とて
 もう手は出せん!」

 テムズの川面にきらきらと反射する
 新年の陽の光。

 あたたかな陽光を肩に乗せ、
 名探偵テディちゃムズは
 疲れてグーグー眠ってしまった兄を背負い、
 ユキノジョン・H・ワトソン博士と虎くんは
 酉くんを案内しながら進みます。

 行く先は、ホワイトホールの首相官邸?
 それともクマッキンガム宮殿でしょうか?

「ちかいィほうにィしようッ!」
「うん、ちかいところがいいよ!」

 そうですね。
 遠いところではなく、すぐそこに。


 しあわせは、遠くではなく、近くにある、といいますから。



  ~その5!(え?あるの?)に続く~
 
 

  
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2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その3!

2017-01-01 21:56:58 | 2017!新春特別企...
「さがそうッ、おにぃちゃんをォ!」

 ええ、そうです。
 2017年新春特別企画の輪郭がこの《3!》で顕わになりましたね。
 名探偵テディちゃムズの兄、
 行方不明になっているマイクマフト氏を探し出そう!

 と、ロンドンの街へ繰り出したテディちゃムズ、
 友人のユキノジョン・H・ワトソン博士と虎くんでしたが。

 どうやって探せばよいのやら?

「がるるぐるる!」(←訳:ボクに任せて!)
 
  

 ぐいっと一歩踏み出したのは、虎くんです。

「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:ボクの嗅覚があれば!)

 近年、警察犬に増えているのは、
 ジャーマン・シェパード以外の犬――
 可愛いプードル犬たち。

 プードル犬に可能ならばボクだって!と、
 実は虎くん、秘かに特訓をしていたのです。
 匂いを手掛かりに“目標”を何キロも追尾し、
 発見する訓練を。

「たのむよゥ、とらくんッ!」

 さっそくテディちゃムズたちは急ぎます。
 マイクマフト氏の下宿と、
 下宿の向かいの、テディオゲネス・クラブへ。
 しかし……

「がるるぐる!」(←訳:匂いが薄い!)

 残っていたのは、何日も前の、古い匂いのみ。
 それでも、殆ど消えかかっている匂いの痕跡を
 虎くんは追跡します。

 メイフェアの裏道を抜け、
 騒々しいクマファルガー広場へ。

 テムズ川沿いに南下して、
 足が棒になっちゃうくらい、
 細い道をあっちへ、こっちへ。

 やがて――

「ぐるっ?」(←訳:うんっ?)

  

 おっ? 虎くん、立ち止まりましたよ。
 その視線の、いえ、鼻の先には。

「がるるるぐるる!」(←訳:あのひと怪しい!)

  

 虎くん同様に、
 テディちゃムズとユキノジョン・H・ワトソン博士も、
 じ~っとそちらを凝視すれば。

 なんだか、どこかで見たことあるような……

 どこか、なじみがなくもないような……

 例えますなら、このように、

    ↓《ビフォア》  
  
    ↓《アフター》
  

 的な何かを感じさせる気配の持ち主は。

「おにぃちゃんッ!」


   ~その4!に続く~
 
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2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その2!

2016-12-31 22:12:28 | 2017!新春特別企...
 さてさて、前回よりの続きでございます。

 一年の終わりが刻々と迫るこのとき、
 ベーカーストリートを襲った事件とは――

「うひゃっ! これ、ほんものかいっ??」

 名探偵テディちゃムズから
 ユキノジョン・H・ワトソン博士が受け取ったのは、
 一枚の便箋でした。

 窓際に立ち、
 ガス燈の明かりにかざしてみれば、
 便箋の上部に浮びあがったのは……なんと!

 クマとユニコーンが王冠の下で向かい合う紋章ではありませんか。

  

「バッキンクマきゅうでんの、あのおかたが!」

「それだけじゃァないんだよッ」

 言われて目をやれば、
 部屋中に散乱しているのは
 電報やら、官庁の用箋やら。

 そして差出人はというと。

  

「わわっ! これも、ほんものかいっ?」

 バッキンクマ宮殿のあの御方だけではありません。

 総理大臣、
 内閣官房長官、
 外務大臣、
 貴族院院長、
 下院議員代表、
 ロンドン市長局に、
 ハロッズのハチミツ仕入係さん?

 そして、差出人さんたちがこぞって問い合わせているのは――

  

 《マイクマフト氏は、いずこなりや?》

「これは、どういうことだいっ、テディちゃムズ?」

 ユキノジョン・H・ワトソン博士、
 友人の名探偵に訊ねます。
 
 バッキンクマ宮殿のあの御方を筆頭に、
 ホワイトホールのお偉いさんたち大勢と
 英国の蜂蜜市場に多大な影響力を持つハロッズのハチミツ係さんが、
 探し求めているのは、まさか。

「おにぃちゃんッ、なんだよゥ!」

「はぁ?」
 
  

「あのねェ、おにぃちゃんてばァ、
 ゆくえふめいィ、らしいんだよねェ~…」

 名探偵テディちゃムズの兄・マイクマフト氏が行方不明?

 そうか、それでか、とユキノジョン・H・ワトソン博士は頷きました。
 聞くところによれば、
 国内外の政情に通じ、
 情報分析の大家にして
 国家随一の博識を誇るマイクマフト氏は、
 “政府そのもの”だとか。

 そんな人物、いえ、クマ物が消えてしまったなら、
 そりゃ関係各所は
 パニックすることでしょう。

「だからねッ、さあァ、ゆこうゥ!」

 行くって、どちらへ?

「おにぃちゃんをォ、さがしにィ、ゆくのさッ!」

 いざ、赴かん、大晦日の街角へ!


   ~その3!に続く~
 
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2017!新春特別企画♪《連名の依頼人》その1!

2016-12-30 22:04:51 | 2017!新春特別企...
 ゴォ~ン、ゴォ~ン……
 鐘が鳴ります、鐘が鳴る、
 もうすぐ2016年も暮れてゆくよ、と
 ビッグベンがロンドンの街に告げております。

 今年もやってまいりました、新春特別企画!
 例年のごとく、
 霧けぶるベーカーストリートに響くのは、
 おや?
 ヴァイオリンの調べではありませんね?
 これは、はずむように軽い足音?

  

「るんっ♪るんるるるんっ♪
 やった、やったぁ、だいしゅうかく~♪」

 スキップしながら家路を辿るのは、
 名探偵テディちゃムズの盟友、
 シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士ではありませんか。

 ははぁ、なるほど。
 大収穫と申しますのは。

 英国の都市ではクリスマスの翌日から、
 《ボクシングデー》のSALEが始まっております。

 老舗百貨店さんやブランドショップさん他、
 さまざまなお店でバーゲンセールが行われ、
 50%off!70%off!の特売価格ですから、
 行列をものともしないクマたちで
 あちこちのお店は大混雑!

「げんていひんの、こうちゃ!
 ハチミツクッキーに、
 ハチミツケーキ!
 はんがくで、てにいれたんだもんねっ♪」

 ほっこりほくほく♪
 恵比寿顔で、いえ、恵比寿テディくま顔で、
 下宿の階段をトコトコ登ってゆく
 ユキノジョン・H・ワトソン博士でしたが――

「ただいま~!……うんっ??」

  

 ドアを開けて、
 あら、びっくり。
 室内の空気は緊迫感に満ちております。

「どっ、どうしたんだい、テディちゃムズ? 虎くんっ?」

「おおゥ!
 ユキノジョン・H・ワトソンくんッ!」

  

 振り向いたのは、
 名探偵テディちゃムズ。

「じけんがァ、きたぞッ!」

 はあ? 事件が来た、ですって?
 依頼人が来た、のでしょうか?

 ハチミツケーキの包みをテーブルに置き、
 ユキノジョン・H・ワトソン博士、
 そっと溜め息いたします。

 ああ今年こそは、
 事件のない、平和な年越しが出来ようかと
 期待しておりましたのに、
 ちょこっとSALEへお出掛けした隙に
 来ちゃったんですねえ、事件が。

 しかし、名探偵の友である以上、
 お盆もお正月もヘッタクレもないことは、
 とうの昔に覚悟しております。

 来るなら来い、事件め!
 ちゃきちゃきっと解決してくれるわ!
 てな心意気ですよ。
 
「これをォ、よんでみたまえッ!」

 テディちゃムズが差し出した紙片を、
 一瞥したユキノジョン・H・ワトソン博士、

「え? えええええ~っ??」

 思わず目を丸くいたしました。

 はて、ユキノジョン・H・ワトソン博士を
 かくも驚かせたのは?
 名探偵テディちゃムズが差し出した紙片には、
 何が書かれていたのでしょうか?


   ~その2!に続く~

 

 
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