テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ お江戸の華々テキスタイル ~

2010-10-31 23:08:49 | ブックス
 今日こそハッピーハロウイン!の筈ですのに、
 街のそこここではクリスマスの飾りつけが~!
 いえ、日本だけじゃありません、
 パリでももうクリスマスツリーが登場してるそうですよ~!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)

 では本日は、夜景キラキラなパリの御本……ではなくて、
 夜景はなくとも花火の技術は当時世界一だったに違いない、
 お江戸文化の御本を、さあ、どうぞ~!



      
                  ―― 江戸デザイン学。 ――



 
 編者はペン編集部の皆さん、’10年3月に発行されました。
 江戸時代に《一世を風靡》した絵画・出版物・グラフィック・テキスタイルなど様々なデザインを
 カラフルな図版や資料で紹介してくれるビジュアルブック、ですね。

「にゃんこッ!
 ひょうしにィ、にゃんこがァ、いまスゥ!」
「ぐるるがるー!」(←訳:鳥も飛んでるー!)

 表紙画になっているのは、
 歌川広重さんの『名所江戸百景 浅草田圃西の町詣』。
 にゃんこ、つまり猫ちゃんの愛らしさで有名な作品ですね。

 デザイン――という点から見直せば、
 この画は、とても象徴的であると申せましょう。
 ここには江戸の文化&デザインのエッセンスがたっぷり詰まっています。

 遠くに見える簡素化された富士山のフォルム、
 空を裂くように西へ向かうのはたぶん雁の群、
 尾が短いニャンコちゃんは和猫でしょうし、
 藍染めらしき手拭いが窓枠に掛けられ、
 その下には『ふくら雀』と呼ばれる紋様が描き込まれています。
 室町、安土桃山の風景ではないことは歴然としています。

  デザインは時代を語る――

 といったら大袈裟でしょうかしら。

「おえどのォ、あーとッ!
 みてるだけでェ、たのしィでスよッ♪」
「がるるーぐるる!」(←訳:きれいでユニーク!)

 御本の前半では、浮世絵に見る江戸のデザインが
 大きく取り上げられています。
 そして後半では……
 スポットライトを浴びるのは、庶民の衣服!
 このパートが、特に素晴らしくて感心しました!

「どれどれッ?」
「がるるるっ?」(←訳:どこどこっ?)

 江戸中期~後期にかけて流行した縞柄・格子縞・市松模様の見本や、
 庶民に人気だった三つの色、
 その人気色をベースにした江戸小紋の各種図柄が、
 お江戸の服飾文化をきりり!と再現しています。
 これが、なんとも格好いい!

 日頃、TVのドラマや時代劇は殆ど観ない私ですが、
 ’09年に放送された『JIN-仁』は拝見しておりました。
 時代考証ガンバってるなあ、と
 制作スタッフさんの偉業に拍手したものですが、
 この御本では、まさにあのドラマに頻出したような
 お江戸の市井の人びとが身にまとっていた衣服のデザインが
 詳細に解説されています。
 時代考証と服飾文化史に興味ある御方には
 本当にハズせない一冊ですよ~♪

「さいきんッ、じだいげきえいがッ、はやッてまスゥ!」
「ぐるるぐるがるる!」(←訳:今年は北斎さん生誕250年だし!)

 江戸版画好きさん、
 お江戸デザイン好きさんは、ぜひ一読を!

「ネーさッ!
 おえどのォ、おかしはァ?」
「ぐるるぐるー!」(←訳:お江戸おやつー!)

 ……えへん、そうね、
 今の季節の江戸のおやつといったら、おそらく……
 焼き芋!!

「むぽッ!
 いもほりにィ、しゅッぱつゥ!」
「がるぐるるぐるー!」(←訳:たくさん掘ってきまーす!) 
 
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開けて……びっくり♪

2010-10-30 23:06:55 | 美味
「はッぴきィ~はろうィんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:Happy Halloween!)

 皆さま、ハッピーハロウィン!
 関東地方は、あいにくの天候で
 ハロウィンパレードなどのイベントが中止になってしまったところもあるようですが、
 なんの! 明日がありますよー!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!がるー…」(←訳:虎ですっ!せーの…)
「とりっくウ、おァ、とりーとォ!!」
「がるー!」(←訳:お菓子ー!)

 はいはい、お菓子をくれなきゃグレちゃうもんねー、っていうアレね。
 そう言われると思って、準備しておきましたよ。
 コンビニで発見しました新作お菓子!
 ↑上の画像、左から順に

 『グリコ』さんの《ポッキー グリコ味》、
 そして《プリッツ グリコ味》、
 ともに数量限定での発売です!

 しかも、ふたつを一緒に購入しましたら、
 オマケとして、お菓子の形をしたクリップを貰っちゃいましたよ♪

「いただきましょうッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:いただきましょう!)

 ええ、では、いただ……ん? んん?
 んまああああっ?!?
 これはっ?
 《ポッキー グリコ味》の箱を開けたら、
 金色をしたキティちゃんのチャームが出てきましたよー!!
 『グリコ』さんと『HelloKitty』さんがコラボしての
 オリジナルチャームは……
 一粒300メートル!のポーズをしているキティちゃんです!
 
 ……パッケージをよ~く見ると、
 『入っていたら当たり!6000名様にオリジナルチャームをプレゼント!』とありますわ!
 私、当たったんですのねー!

「ふァいふァいィ~、よきゃッたでスねッ、
 もぐもぐぱくくッ!」
「がるるるぐる~」(←訳:甘いポッキー美味しいね!)
「ぷりッつもォ、よいィおあじィ♪」
「ぐるるぐる~る!」(←訳:グリコキャラメル風味!)
「もぐもぐッ、ぱッくんッ!」

 あら?
 目を離した隙に、お菓子が激減してますけれど、
 おほほ♪ ハロウィンですもの、お菓子が消えてゆくのは当然ね。
 テディちゃに虎くん、
 おいしいハロウインおやつでしたか?

「ふァいッ!ごちそうゥさまでしたッ!」
「ぐるるぐるがる!」(←訳:御馳走さまでした!)

 以上、キティちゃんコレクターではありませんけれど
 チャームが当たってなんだか嬉しいネーさの新作お菓子レポでした。
 グリコ味ポッキー&プリッツに興味津々のグリコマニアさんは、
 早目にお店で探索を~♪

「みなさまッ、はッぴきィ~はろうィんッ!」
「がるがるぐるるー!」(←訳:楽しいハロウィンをー!)

 
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野望は、ぐぐんっと大きく~!

2010-10-29 23:29:23 | ブックス
 10月最後の週末に台風ぅ~?
 もうすぐハロィン本番なのに……
 かぼちゃ大王の陰謀かしら?と疑ってしまうネーさです、こんにちは。

「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるがるる!」(←訳:虎ですー!台風嫌い!)

 台風なんかブッ飛ばす勢いで、
 読みまくりましょう、本日も!
 さあ活字マニアの皆さま、勢いならオレに任せろ!な一冊は、こちらでーす!



 
                      ―― 初恋ソムリエ ――




 著者は初野晴さん、’09年9月に発行されました。
 前々々回の記事にて御紹介いたしました『退出ゲーム』に続く、
 《ハルチカ》シリーズの第2弾になります!

「わほゥ!
 すいそうがくぶのォ、ちかおねえさんッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:春太おにいさんも!)

 『退出ゲーム』では、
 穂村千夏(ほむら・ちか)ちゃんと
 上条春太(かみじょう・はるた)くんの
 吹奏楽コンクールの聖地・普門館を目指して奮闘、いえ、大々奮闘する
 高校一年生の日々が描かれました。
 あれから時はちょちょいっと流れ……
 4月、ふたりは二年生になりましたよ!

「しんきゅうッ、おめでとうゥございまスゥ!」
「ぐるるーがるがるがるる!」(←訳:良かったー留年じゃなくて!)

 まずはめでたい!と言いたいところですが、
 吹奏楽部では今日もまた事件が?!?

「またまたまたッ、でスかッ??
 いそがしィでスねッ!」
「ぐるるがるがるる~!」(←訳:課題曲の練習をしなくちゃならないのに~!)

 千夏ちゃんと春太くんが一年生だった時代、
 足りないのは部員さんでした。
 廃部寸前だった吹奏楽部に新入生を!
 なんとか部の存続を!!

 でも、今年。
 千夏ちゃんたちが二年生になった今年度に足りないものは……

「うむゥ?? なにィかなッ?」
「ぐるるぐるがる?」(←訳:何が足りないの?)

 足りないのは……部費!

「ふァ?」
「がるっ?」

 あら、部費と聞いて、
 な~んだぁ、そんなことかぁ。
 と馬鹿にしてはなりません。
 千夏ちゃんたちの勧誘が実り、
 部員数も増えてゆきつつある現在の吹奏楽部には
 活動費が必要なんです。
 楽器の修理や手入れ、
 部員みんなに楽譜を手配して……ふぅ、やりくりするのは大変ですね。

 そこへ差し伸べられる救いの手、
 いえ、
 誘惑の魔の手?!!

 生徒会会長の日野原くんが、
 突拍子もない提案をしてきたのです。
 部費を増額してあげよう!
 ただ~し!

 条件付きで。

「もふゥ~、やぱりィ!」
「がるるるがるるがるぐる!」(←訳:ウマい話には裏があるんだ!)

 美味しい話の裏側に隠された秘密と、
 さらにまた、秘密の奥底に匿されたもうひとつの秘密……
 春太くんと千夏ちゃんが打つ手とは?

 『退出ゲーム』にも増して
 パワーアップした変人奇人さんたちキャラが爆発します!
 こんなにメチャクチャな学生さんたちがいる学校って、
 ステキです!
 稀少です!
 ジャンル的にはこの御本、ミステリに分類されておりますけれど、
 楽しさ面白さAAA級の青春もの、とも言えますよ♪
 激おすすめ、いたします!

「ぐッどらッくゥ、ちかおねえちゃんッ!」
「がるぐるるがるるー!」(←訳:部費もらえるといいねー!)

 シリーズ第三作の御紹介は、いずれまた!
 
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はてなき言葉の森。

2010-10-28 23:02:13 | ブックス
 今秋の風邪は鼻に来るようです。
 こんにちは、せっかくインフルエンザ予防接種を完了したというのに、
 鼻風邪を引いてしまったネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ~♪」
「がるるー!ぐるるるー!」(←訳:虎ですー!ボクらは元気ー!)

 元気が足りない寒~い雨の日は、
 読み手の手元を温かく照らすランタンのような
 美しい物語の世界へ飛び込みましょう!
 活字マニアの皆さま、本日は、こちらを、どうぞ~!



               
                       ―― 原稿零枚日記 ――




 著者は小川洋子さん、’10年8月に発行されました。
 内容ももちろんですが、今回の御作もとても美しい造本ですね!
 扉ページ写真の天使さんのオブジェ、そして表紙画は
 小杉小二郎さんの作品、
 装釘は水木奏さんによるものです。

「うむッ! きゃわゆいィでス!」
「ぐるるがるー!」(←訳:この絵好きだー!)

 『猫を抱いて象と泳ぐ』の衝撃も未だ冷めぬまま、
 新しく刊行された小川さんの御本は……
 筋書きを紹介するのがちょっと、いえ、だい~ぶ難しい作品です。
 ただ……読んでいて、ふっと想い起こされるのは
 漱石さんの『夢十夜』でしょうか。
 どこかしら、ほのかに怖いような、
 一睡の夢のおぼろな記憶のような……。

 御本の語り手であり、
 たぶん主人公であるのは、
 『私』。

 『私』は夢見ます。
 小説を書いて、
 新人賞を獲って、自分の本を出したい、と。

「さッかさんッ、でスかッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:作家の卵さん!)

 けれど、
 『私』は小説執筆とはまた別種の《書くこと》で評価を得ます。

 あらすじを、書くこと。

 『私』が下読みし、作成したあらすじは、
 大勢の編集者から賞賛されました。
 
 『私』は、複雑な気持ちになります。
 あらすじよりも、
 小説を書く方が得意だったらいいのに。

 その思いに苦しめられながらも
 どうしてか、『私』はあらすじ係を止められません。

 やがて、あまりに傑出した出来となった『私』のあらすじは、
 切なく、
 それでいて甘やかで尊い、
 昇華の時を迎えるのですが……

「ふゥむゥ~?
 すじがきッってェ、ふしぎィでス!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:良い筋書きは天使だよ!)

 強い印象を残す、
 『一月のある日(火)公民館の事務室から電話があり、
 《あらすじ教室》の講師を頼まれる。』他の、
 小説を書きたいのだけれど、
 今日もまた筆は進まず、
 字で埋まった原稿用紙は零枚、という『私』の日々。
 
 21世紀の《日記文学》を、
 活字マニアさんは、ぜひ~!

「がるぐるがるる!」(←訳:今年のベストBOOKかも!)
「だねッ!!」
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キャラメルまつり~♪

2010-10-27 23:02:54 | ショコラ
 はい、腕を出して。あ、利き腕じゃない方で、ですね。
 ちょっとチクっとしますよ~…グサッ!
 と、本日午後、インフルエンザの予防接種を済ませてきたネーさです。
 こんにちは、ふぅ~。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるぐるー!」(←訳:虎です!注射お疲れさまでしたー!)

 ありがとう、虎くん。
 予約やら注射前の問診やら、
 ほんとに気疲れしちゃいましたので、
 今日はリラックスおやつタイムといたしましょう。
 ちょうど良い具合に、ステキなお菓子が手元に揃いましたよ。
 ↑上の画像を御覧くださ~い♪

 手前から順番に

 『ロッテ』さんの《シャルロッテ アイ とろけるキャラメルソース》、
 同じく『ロッテ』さんの《コロガリータ》リラックマバージョン、
 『不二家』さんの《LOOKチョコレート キャラメル》、
 そして米国『パルマー』社さんの《ソフトキャラメルカップチョコ》。
 
 キャラメル尽くしのラインナップです!
 では、さっそくいただきまー―

「ちょッとォ、まッたァ~!なのでス!」
「がるっ?」(←訳:えっ?)
「ちゅうしゃのォ、あとではァ、しげきぶつはァよくないきゃもしれませんッ!
 ネーさッ!
 ちょこれーとッ、きょうはァ、がまんッするのでスよッ!」
「ぐるる~がるるる!」(←訳:はは~なるほど!)

 えっ? えええっ!?!
 だ、だって、私のチョコレート……大好きなキャラメル味の……

「しんぱいィ、ごむようッ!
 ちょこれーとはァ、われわれがァ、
 せきにんをもッてェ、たいらげまスゥ!
 ではッ、いただきまァ~スゥ!」
「ぐるるぐるがる!」(←訳:ボクもいただきます!)
「ぱくッもぐッ♪」
「がるがるぐる♪」

 えー、と。
 夢中になって食べまくっているテディちゃと虎くんの、
 ぱくく!とか、がるる!を通訳いたしますと、
 《シャルロッテ》は、とろ~りとしたキャラメルソースと
 甘さを抑えたミルクチョコが特徴のスティック型チョコ、ですね。
 《LOOK》は、エアータイプのチョコレートが好きな御方におすすめの、
 ほんわりした食感の御品です。
 《コロガリータ》は、あまりキャラメル味は強くないチョコお菓子。
 《ソフトキャラメルカップチョコ》は、
 これが4品の中で最もキャラメルっぽい味、でしょうか。
 外国のチョコらしく、甘さこってり~♪でもそこが良いね~♪
 ……だそうです。

「もふふッ♪
 おいしかッたァ~♪ ごちそうゥさまッ♪♪」
「ぐるるがるるるがる!」(←訳:美味しかったです御馳走さま!)

 ……本日から、神保町で古本まつりが開催されているそうですね。
 お出掛け予定の御方は、どうぞ防寒対策を!
 ついでに、インフルエンザ対策もお忘れなく~!

「ほりだしものォ、あるといいでスねッ!」
「ぐるるるがる~る!」(←訳:楽しい書物探索を~!)
 
コメント

花たちの《♪》。

2010-10-26 23:17:06 | ブックス
 各地から雪の便りが続々と……! どうしましょ!
 まだ冬物の準備が整ってないわ~!
 こんにちは、プチパニックのネーさです。

「むほッ♪
 こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!ボクらは毛玉です!)

 毛玉も人間も、真冬になっちゃう前に、今日もひとときの読書タイム!
 本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!



           
                     ―― 退出ゲーム ――



 
 著者は初野晴さん、単行本は’08年に、画像の文庫版は’10年7月に発行されました。
 可愛らしい御本の表紙画からお分かりでしょうか、
 主人公さんたちは、元気いっぱい?の高校生さんたち!

「ふァ~、いまどきのォ、でスかッ?」
「ぐるるがる?」(←訳:ミニスカに腰パンの?)

 現代の高校生さんたちを主人公にした近年のエンタ作品といえば……
 おどろおどろしいジェノサイドや、生き残りゲームなど凄惨な物語を
 思い浮かべる御方もおられるでしょう。
 でも!
 安心してくださいな!
 この御本に登場する高校生さんたち、
 強烈キャラさん、ひねくれ者さん、切れ者さん、と
 百花繚乱ではありますが、
 とっても健全に《高校生》しているんです。

 なぜって、
 彼らにはでっかい夢がある~!!

「できゃいィ??」
「がるっ?」(←訳:夢っ?)

 清水南高校一年生の
 穂村千夏(ほむら・ちか)ちゃんが目指すのは、
 普門館~!

 メディアに度々取り上げられ、
 ずいぶんと有名になりましたから、
 テディちゃと虎くんも、もちろん知っていますよね?

「ふァいッ!
 すいそうがくゥでス!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:難しいんだよー!)

 吹奏楽の甲子園、と呼ばれる
 中高生を対象にした全日本吹奏楽コンクール決勝の地ー―普門館。
 
 千夏ちゃんと、
 幼馴染の上条春太(かみじょう・はるた)くんは
 吹奏楽部で朝から晩まで練習に明け暮れています。
 顧問の草壁信二郎(くさかべ・しんじろう)先生を
 なんとしても普門館の舞台へ連れて行ってあげたい……!

 けれど、吹奏楽部の面々の前には
 数知れぬ困難が立ちはだかるのでした……
 そう、例えば……

「たとえばッ??」
「がるぐるる??」(←訳:どんな艱難辛苦が??)

 例えば。
 部員さんが足りません。

「……ふァ?」
「……がるっ?」

 吹奏楽部は、弱小クラブ。
 千夏ちゃんたちが注目する成島(なるしま)さんは
 中学校時代に普門館で演奏した経験を持つ全国レベルのオーボエ奏者!
 この優秀な人材さんになんとか入部してもらいたいところですけれど、
 再三の誘いに、
 成島さんは、全く乗ってくれません……。
 どうして、なんでしょう?

 成島さんの秘密とパズルをテーマにした『クロスキューブ』、
 表題作品の『退出ゲーム』他、
 4編から成る連作ミステリは、
 音楽好きさんにもアピールする楽しい作品です!

 実は、前回の記事で御紹介しましたアンソロジー『名探偵に訊け』に
 千夏ちゃんと春太くんの登場する短編ミステリが
 収録されています。
 つまり、高校生さんたちののんびりのほほんミステリと見せながら、
 その正体は立派な本格派系!
 
「ふむむッ!
 こうこうせいのォ、そこぢからッ、おそるべしィ!」
「ぐるるがるがるるー!」(←訳:普門館へ行くためなら謎解きも辞しませんー!)

 ミステリ好きさん、
 青春&学園ものファンさんに
 おすすめの『ハルチカ』シリーズ、
 未読の御方は、ぜひ~!
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名探偵博覧会。

2010-10-25 23:20:30 | ブックス
 秋の花粉が飛んでいるようですね。
 皆さま、ご無事でしょうか?
 こんにちは、ブタクサとはお友達になれそうもないネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 ブタクサとは絶縁しても構いませんが、
 いざという時のために?お友達になっておきたい存在が……名探偵さん!
 本日は、名探偵さんたち大集合の一冊をご紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!



                  ―― 名探偵に訊け ――



 編者は日本推理作家協会の皆さま、編纂委員は千街晶之(せんがい・あきゆき)さん、
 ’10年9月に発行されました。
 2007年~2009年に発表されたミステリ短編の傑作群から選び抜かれた13の作品が
 この御本に収録されています。

「むッぽッぽッ♪
 たんていさんッ! まッてたでスよッ!」
「ぐるぐるがるがるるーる!」(←訳:バリバリ逮捕しちゃって下さい!)

 一流の作家さんたちの分身……とも言える
 『探偵』さん。
 コナン・ドイルさんにホームズさんがいたように、
 収録作品のトップバッターを飾る有栖川有栖さんには
 京都の大学の准教授である
 火村英生さんがいます。
 若竹七海さんには
 女性の腕利き探偵・葉村晶(はむら・あきら)さんが、
 三津田信三さんの作品には
 怪奇幻想&探偵小説の作家・刀城言耶(とうじょう・げんや)さんが寄り添い、
 私たちミステリ好きを大いに愉しませてくれていますよね。

「どのォたんていさんもォ、かッちょいいィ!」
「がるるる!」(←訳:天才さ!)

 13人の作家さんたちの、13人の探偵さん……
 皆さん、それぞれに魅力的なのですが、
 この御本で特におすすめしたいのは
 門井慶喜さんの
 『図書館滅ぶべし!』
 という作品でしょうか。

 む!
 図書館滅ぶべし、ですってぇ?
 我々活字マニアへの挑戦ですか?

「けんかァ、じょうとうッ!」
「がるがるるるぐる~!」(←訳:売られた喧嘩、買いましょう!)

 毎日レファレンス・カウンターで図書館業務にいそしむ図書館員さんの、
 和久山隆彦さんも、
 ついつい売られた喧嘩を買い、いえ、挑発に乗ってしまいました。
 だって、新しく赴任してきた副館長の言い分をきいていたら、
 市の図書館は廃絶への道をまっしぐら……!
 何としても、
 副館長の認識を改めさせなくては!

「がんばれェ、としょかんいんさんッ!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:活字マニアの星となるのだ!)

 副館長が提出した難題に、
 和久山さんと、先輩の楢本さんは取り組みます。
 期日までに、答えは出るのでしょうか……!

 ミステリマニアさんたちを十分に満足させる
 ハイクオリティな短編の数々、
 ミステリ初心者さんたちも、どうぞ気兼ねなくお楽しみください!

 なお、この御本に登場する探偵さんたちは
 警察官さんではない探偵さん、です。
 警察官さんが探偵を務める作品は
 続いて刊行される
 『現場に臨め』に収録されるそうですよ♪

「うむゥ!
 そッちもォ、おもしろそうゥでスゥ!」
「ぐるるがるーるる!」(←訳:すべての名探偵さんに祝福を!)
 
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~ 匠のお菓子事典 ~

2010-10-24 22:56:53 | ブックス
 お菓子マニアの皆さま、さあ今日も楽しいおやつタ~イム!
 いえ、そうではなくて。
 お菓子に理解をお持ちの活字マニアの皆さま、
 今日のスターは貴方です!

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ん? テディちゃに虎くん、何故にお皿とフォークの準備をしてるの?

「だッてェ、これェ、おいしそゥでス!」
「がるるるぐるる!」(←訳:すてきなケーキ!)

 ええ、ステキの上にもステキなケーキ♪……ですが、
 これは写真です。御本の表紙です。
 食べることは出来ませんけれど、
 その代わりに、飛び込んじゃいましょう!
 ステキなお菓子の御本の世界へ、さあ、皆さまも、どうぞ~!


 
               ―― 古くて新しいフランス菓子 ――



 著者は河田勝彦さん、’10年9月に発行されました。
 この御本は、約3年の月日をかけ、
 東京・尾山台の名店『オーボン ヴュータン』のオーナーシェフ河田さんが作り上げた
 フランス菓子の大事典です。
 
「うひゃほうッ♪ とッてもォ、にんきのォ、おみせでス!」
「がるぐるがるがるるーる!」(←訳:美味しいケーキた~っくさん!のお店!)

 はい、ネーさも大ファンの『オーボン ヴュータン』!
 日本のフランス菓子界を牽引してきたお店と申し上げても
 過言ではないお菓子屋さんですね。
 そんな名店の知識と技術を駆使し、
 はるばると辿りまするは
 《古典》とされる18世紀末頃から、
 20世紀初頭からの近代&現代のお菓子の歴史。
 また、お菓子職人さんの略伝や、
 フランス各地に残る伝統菓子も
 詳しく紹介されています。

「さいきんのォ、りゅうこうおかしィとはァ、ちょッとォ、ちがッてまス!」
「がるるーがるる!」(←訳:素朴で、力強い!)

 伝統のお菓子の素朴な形、色合いが
 巧みに写真の中に撮り込まれている点も
 この御本の貴重なところです。
 伝説のパティシエさんが創作したお菓子の
 本来の形、出来上がりの姿はどのようなものだったのか?
 現代のお菓子の、基礎ともなった焼き菓子の素顔は?
 簡単そうで簡単には分からない、
 お菓子の変遷が綴られてもいるんですね。

 掲載されているすべてのお菓子のレシピ、
 作り方が添えられていますので、
 作る気満々!な御方は、
 すぐにでも取り掛かってくださーい!

「ふァ~♪
 ばたーのォ、いいかおりィ、してきそうゥでスよッ」
「がるぐるぐるる!」(←訳:粉砂糖の甘い香りも!)

 お菓子のすばらしさ、
 そのお菓子を作り上げた河田さんの底力もさりながら、
 アシスタントを務められたスタッフの皆さま、
 そして写真家さんのお仕事にも拍手を!
 僕お菓子マニアってほどじゃないんだけど……という御方も、
 一流建築のようなお菓子の写真、
 ぜひ御覧下さいな~♪

「ふァいッ!
 このしゃしんをォ、みてるとォ……みてるとォ……」
「がるぐるるるー!」(←訳:食べたくなるー!)

 食欲の秋にふさわしい、一冊です! 
 
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週末のショウガ前線♪

2010-10-23 23:04:47 | 美味
 集まれジンジャラー!
 秋本番となってジンジャラーたちの本能が目覚める時がやってまいりました♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「がるるっ!ぐるるっ?」(←訳:虎ですっ!ジンジャラっ?)
「れッつゥ、じんじゃーおかしィ!」

 そうです、生姜です!
 本日のおやつタイムは、生姜を使用したこちらのお菓子を選んでみましたよ。

 昨今、生姜を使った製品でジンジャラーの共感を得ている
 『永谷園』さんと、
 『ジャパンフリトレー』さんのコラボ作品、
 《冷え知らずさんの 生姜参鶏湯味 コーンスナック》!

 参鶏湯(サムゲタン)……エスニックフード好きな御方は
 このネーミングだけでにっこり♪でしょうね。
 生姜好きの私たちもにっこり♪
 という訳で、にっこにこの実食タ~イム!
 いただきまーす!

「いただきまスゥ~ぱくりんッ♪」
「がるるる~がる♪」(←訳:いただきますなのだパクッ!)

 これは、もぐぱく、ガーリックが効いた鶏スープ風味……?
 ぱくぱく……生姜は、後味にほんのり、といった印象です。
 もっと生姜を増やしてもいいなぁ~と
 ジンジャラーとしては考えてしまいますが。

「でもォ、おいしィでス!
 ぱくっもぐッ!がァ、とまりませんッ!」
「ぐるがるるぐるぐる!」(←訳:塩味お菓子もたまにはいいね!)

 しょっぱいスナック好きな御方に
 おすすめしたいおやつお菓子、ということですね。
 この『冷え知らず』さんシリーズには他にも
 《生姜とん汁》などのカップスープ、
 《生姜キャラメル》、
 《生姜湯》、
 《生姜チャイ》などホットドリンク類も
 販売されているそうです。

「ちゃいッ!
 テディちゃ、のんでみたいィでス!」
「がるるっ!」(←訳:ボクもっ!)

 ええ、私もそう思い、
 《生姜チャイ》を探してみたのですけれど……
 見つけられませんでしたの。
 今後、さらに気合を入れて
 自販機・コンビニ・スーパーで捜索してみましょ。

「うむゥ!
 ひえはァ、びようのォ、たいてきィでスゥ!」
「がるぐるーるるぐる!」(←訳:風邪予防にも生姜は良さそう!)

 朝晩ぐぐ~っと冷え込むようになった週末、
 皆さま、美味しいおやつで楽しい休日を♪
 
 
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めざせ外宇宙!

2010-10-22 23:13:36 | ブックス
 おおっ? 昨日のニットに続いて、
 今日の街にはダウンジャケットを着た人が!
 う~む、今年は秋が短いという噂は本当なんでしょうか?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 冬の予感におののく本日は、
 前回記事の続編となりますこちらのSF作品を御紹介いたしましょう。
 活字マニアの皆さま、御覧あれ~!



           ―― ガニメデの優しい巨人 ――

           ―― 巨人たちの星 ――



 著者はJ・P・ホーガンさん、それぞれ原著は1978年、1981年に発行されました。
 英語原題は『THE GENTLE GIANTS OF GANYMEDE』、『GIANTS' STAR』。
 第一作『星を継ぐもの』と、こちらの第二作・第三作とで
 シリーズ三部作が構成されております。

「それでェ、なぞはッ? どうなりましたかッ??」
「ぐるるがるぐるっ?」(←訳:5万年の謎はっ?)

 シリーズ一作目『星を継ぐもの』で提示されたのは
 月面で発見された仮称『チャーリー』なる人物の生きた時代でした。
 チャーリーが亡くなったのは、5万年前……!
 世界中の科学者たちが激論を戦わせても、
 チャーリーの謎は解けません。
 様々な調査の結果、
 チャーリーの身体構造は人類のそれと同一だとの結論が出されたのです。

 人類黎明以前の、5万年前に、
 すでにヒトが存在していたなんて……!

「うむッ! びくりィぎょうてんッ!」
「がるぐるる!」(←訳:信じ難いね!)

  チャーリーは何者なのか?
  彼は、どこから来たのか?

 画家ゴーギャンさんがキャンバスに刻んだ文字のごとく、
 チャーリーの《過去》を辿る科学者たちの旅は、
 地球&月を飛び出して、
 木星の衛星・ガニメデへと舞台を移します。

 ガニメデの氷の中に
 異星の宇宙船が発見された――!
 大ニュースが世界を震撼させました。

 人類にとって初の異星文明との出会いとなる
 ガニメデの宇宙船……
 もしかしたらそれは、チャーリーの謎と密接な関係があるのでしょうか……

「ありそゥなァ、きがしまスゥ!」
「ぐるるー?」(←訳:どうかなー?)

 月面の土砂に埋もれていた『チャーリー』というひとつの謎から、
 人類の起源を探り、
 さらに人類誕生の秘密から、
 宇宙の歴史と興亡をも描く3部作!

 ……なのですが、正直に言いますと、
 今となってはちょっと古臭いな~?と思われる面もあることを
 否定できません。
 30年も前に書かれた作品文中には、
 現在では最先端ではなくなったアイテムも見受けられますし、
 この表現は差別的なのでは?と取られかねない記述もあり、 
 何より、作品執筆当時に、
 ベルリンの壁崩壊や
 ソ連邦の消滅は予見できないことでした。
 
 けれど、マイナスな側面を抱えつつも、
 SFファンさんたちは、
 ホーガンさんの代表作は?と訊かれたら
 迷わず答えるに違いありません。

 この3冊さ!
 『ガニメアン』シリーズ三部作だよ!と。
 
「うむッ!
 こんしんのォ、りきさくッ!でスねッ」
「がるがるる!」(←訳:大ロマンです!)

 SF初心者さんにも、
 また謎解きの要素が強いのでミステリ好きさんにもおすすめの
 知的好奇心を沸騰させる名作を、
 あっという間に過ぎちゃいそうな秋の読書タイムにぜひ!
 
「あきのォ、よぞらをォ、みあげればァ♪」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:億千万の星が待ってます!)
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