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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ アール・ヌーヴォーを箱根で ~

2025-05-10 22:03:12 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きせつゥがァ~ぎゃくもどりィ?」

「がるる!ぐるる~?」(←訳:虎です!寒いね~?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 風薫る5月はどこかに行ってしまって、

 小寒い週末となりましたが、

 さあ、本日は読書……をサボり、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― ルネ・ラリックのファッション図鑑 ――

 

 

 神奈川県足柄下郡の箱根ラリック美術館にて、

 会期は2025年3月22日~11月30日

 (第3木曜日休館、ただし8月は無休)、

 『MODE LALIQUE』と仏語題名が、

 『アール・ヌーヴォーの服飾がわかる18のアイテム』

 と日本語副題が付されています。

 

「あはァ! うるわしのォ~きらきらッ!」

「ぐるるがるるるぐぅるるる!」(←訳:ただのキラキラじゃないよ!)

  

 ルネ・ラリックさん(1860~1945)。

 

 ガラス工芸の巨匠として、

 21世紀の現在も多くのファンを持つラリックさんは、

 超一流のジュエリー作家さんとしても

 広く知られています。

 

 この展覧会では、

 箱根ラリック美術館が所蔵するラリックさんの作品を

 ファッションの視点からピックアップし、

 図鑑形式で、

 ブレスレット、

 指輪、

 ハットピン、

 ネックレス、

 ブレスレット、

 ブローチ、

 コサージュ、櫛……

 といった服飾宝飾品が展示されますよ。

 

「どれすもォ、しゅッてんッ!」

「がるるぐるるるるがる~!」(←訳:当時のデザインを複製~!)

 

 19世紀末に流行した

 『アール・ヌーヴォー』洋式の、

 細いウエストと、

 裾に向かって流れるようなシルエットの

 シルクのドレスを彩るのは、

 飾り襟『アザミ』(1905~06年頃)、

 ブローチ『小葉の輪』(制作年不詳)、

 ベルトバックル『麦の穂』(1900年頃)、

 ハンドバッグ『フジとタワガタソウ』(1901~03年頃)。

 

 展示ケースの中ではなく、

 ドレスの胸元で輝く

 アール・ヌーヴォーの芸術……

 これは新鮮でステキですね!

 

「あいでぃあのォ、しょうりィ!」

「ぐるがる!」(←訳:拍手です!)

 

 ルネ・ラリックさんの没後80年と

 箱根ラリック美術館開館20周年を記念する

 意欲的な企画展へ、

 アート好きな皆さま、ぜひ♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、シュワッ!

   

   こちらは21世紀モダン?なデザインが可愛い

   『森永』さんの

   《PINO シーズンアソート》ですよ。

   「ぴかぴかァ、なのだッ!」

   「がるぐるるーるがるる!」(←訳:ピカイエローが良いね!)

   お天気が不安定でも

   元気なピカチュウくんに笑顔を分けてもらいながら、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪ 

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~ 皐月の名品名物展 ~

2025-05-03 22:03:31 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 れんきゅうゥ~ふぁいなるゥ??」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!4連休だよ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 GW後半、4連休の初日は《憲法記念日》。

 凛々しくも誇らしい条文に励まされながら、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 国宝の名刀と甲冑・武者絵 ――

 

 

 東京・中央区日本橋の三井記念美術館にて、

 会期は2025年4月12日~6月15日

 (月曜休館、ただし5/5は開館)、

 『National Treasure Swords,Historic Armor,and Warrior Paintings』

 と英語題名が付されています。

 

「あはァ! もうすぐゥ、こどものひィ!」

「ぐるるるる~!」(←訳:五月人形だ~!)

 

 そう、5月5日は《こどもの日》。

 男の子の健やかな成長を願う日……というよりは、

 すべての子どもたちが健やかに成長しますように、と

 祈願を込めて制定した祝日なんでしょうね。

 飢え、寒さ、疫病、戦争、天災、

 そういった禍(わざわい)に襲われることなく、

 無事に成人しますように、と。

 

 そして、人形飾り、武者絵、守り刀などは、

 古来からのそういった願いを形にしたもの、

 と言えましょうか。

 

「ふァいッ! めいとうゥでェ、やくばらいィ!」

「がるぐる~!」(←訳:退魔退厄~!)

 

 この展覧会では、

 国宝の短刀2点

 《名物 日向政宗》

 《名物 徳善院貞宗》

 をはじめ、

 《太刀 銘則宗》(平安~鎌倉時代・12~13世紀)など

 重要文化財7点を含む

 三井記念美術館所蔵の刀剣が展示されます。

 また、

 三井家の遠祖・三井高安さん所用の甲冑、

 酒呑童子絵巻などの合戦絵巻他、

 『特集展示』として

 三井家伝来の五月人形も

 出展されていますよ。

 

 すべての子どもたちに、

 かつて子どもだった大人たちにも

 幸あれと祈りつつ、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね。

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も、パクリ!と。

   

   ↑右は、『無印』さんの《白桃グミ コラーゲン入り》、

   ↑左は、『UHA味覚糖』さんの

   《究極やわらかグミMochu(モッチュ)白桃味》です。

   「おッ? ぷにゅにゅゥ!」

   「ぐるるる~!」(←訳:やわらか~!)

   硬いグミなんてグミ失格よ!派の方々に

   おすすめの桃味グミ、美味しゅうございました。

   皆さま、 楽しくも穏やかな休日を過ごされますよう♪

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~ その羽根は、炎の色 ~

2025-04-26 22:03:05 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うわァおゥ! はんそろォおにいさんッ、わかいィ~!」

「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!VFXもレトロ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 久しぶりにTV放送された『スターウォーズ』を拝見し、

 意外にジャバ・ザ・ハットが可愛いぞ?

 などと思ったりしながら、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 手塚治虫『火の鳥 』展 ――

 

 

 東京・六本木の東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて、

 会期は2025年3月7日~5月25日(会期中無休)、

 『Osamu Tezuka's HINOTORI Exhibition』と英語題名が、

 『火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平行=宇宙生命の象徴』

 と日本語副題が付されています。

 

「まんがのォ、かみさまッ!」

「ぐるるがるぐるがるるるる!」(←訳:偉大なSF作家でもあるよ!)  

  

 手塚さんの傑作『火の鳥』をテーマとする

 初の大型展覧会を企画監修したのは、

 生物学者・作家の、

 福岡伸一(ふくおか・しんいち)さん。

 

 この展覧会では、

 貴重な直筆原稿約400点を公開!

 『火の鳥』12編を深掘り解説!

 横尾忠則さんによる作品『火の鳥』も展示!

 未完を読み解く!

 と、多角的に『火の鳥』の謎に迫ってゆきます。

  

「ぐッずもォ、たくさんッありますゥ!」

「がるるぐるるがるるっる!」(←訳:豆皿に巾着にマスコット!)

 

 今年1月~2月には

 横浜で『ブラック・ジャック展』が開催されました。

 このGWには『火の鳥展』へ、

 皆さま、ぜひ♪

 

 

   では、ここでオマケ画像も、じゃじゃん!

   

   ここ八王子の名店『ロマン』さんの

   《玉子サンド》と

   《メープル玉子サンド》です。

   

   中身は、↑こ~んな感じで、

   オムレツのような厚焼き玉子のサンドウィッチなんですよ。

   

   《玉子サンド》はシンプルなうすしお味、

   《メープル玉子サンド》は

   甘い玉子焼きの味わい、でしょうか。

   「どちらもォ、おいしィ~!」

   「ぐるるるるがるる!」(←訳:食べ比べてみてね!)

   GW後半は暑くなるかも、とのことです。

   栄養と水分をしっかり補給して、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

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 ~ 黒の美を牽く ~

2025-04-19 22:03:41 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あちゅいィ~ッ! ぱくぱくッ」

「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!暑くてパクパク!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 急な暑さに、アイスクリームの消費量が爆増中……

 まだ4月なのになぁ~とエアコンのお手入れをしながら、

 さあ、本日は、読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 異端の奇才 ビアズリー 展 ――

 

 

 東京・丸の内の三菱一号館美術館にて、

 会期は2025年2月15日~5月11日

 (月曜休館、ただしトークフリーデーの2/24、3/31、4/28と

 5/5は開館)、

 『Beardsley,a Singular Prodigy』と英語題名が付されています。

 

 先日『イギリス世紀末 耽美と幻想の美術』ご紹介の折に、

 ちょっとだけ言及した展覧会の情報を、

 あらためてお報せいたしますよ。

 

「ゆうめいじんッ、なのでス!」

「ぐるるるるるがるるる?」(←訳:世紀末美術のアイドル?)

  

 オーブリー・ビアズリーさんは、

 1872年、英国のブライトンで生を享けました。

 世界に冠たる大都市ロンドンへ“上京“したのは、

 16歳のとき。

 保険会社で働くかたわら、

 絵の道へと進んでゆきます。

 

 最も成功したのは、

 オスカー・ワイルドさん著『サロメ』(1894年刊行)

 といえましょうか。

 

 しかし、1895年、

 ワイルドさんが同性愛の罪で訴えられ、

 大騒ぎになった裁判の判決は有罪、

 収監されてしまう、という出来事があり、

 その影響はビアズリーさんにも及びます。

 

 雑誌やイラストの仕事を次々と失い、

 一時的にパリへ避難する羽目になり、

 それでも、帰国後は雑誌『サヴォイ』創刊に参加し、

 A・ホープさん著『髪盗み』の挿絵が絶賛され、と

 精力的に活動を続けました。

 

 “時代の宿痾”とも言われる

 結核が進行したのは、1897年頃のこと。

 南仏マントンに転地療養するものの、

 1898年3月16日、病没。

 25年の人生は、あまりに短い……。

 

「みじかいけどッ、でもッ!」

「がるるるるるるる!」(←訳:忘れられてないよ!)

 

 英国に、フランスに、ドイツに、

 そしてここ日本に、

 ビアズリーさんが撒いた種が流れ着き、

 いくつもの花が咲きました。

 

 英国V&A美術館との共同企画であるこの展覧会には、

 『アーサー王の死』(1893~94)、

 『サロメ』(1894)

 『モーパン嬢』(1897)他、

 ビアズリーさんの代表作や、

 直筆の素描、ポスターなどが出展されています。

 

 世紀末美術好きな方々に

 特におすすめしたい特別展です。

 美術館になっているレンガ建築も

 見どころ満載ですので、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も、じゃじゃん!

   

   ソメイヨシノのお次は、八重桜が満開!

   よぅし、見に行こうじゃないかと、

   八重桜の並木道に向かってみれば……あれ?

   「あれれッ?」

   「ぐるるがる!」(←訳:なんかヘン!)

   

   こっ、これは……樹の枝が、剪定されちゃった?

   去年はもっと全体にモコモコしてたのに、

   まるでボウズじゃありませんかー!

   「むゥ~…ちょッぴりィざんねんッ!」

   「がるぐるがるぐる!」(←訳:でも花は元気そう!)

   

   ええ、残った枝に咲く花が

   とても元気そうなのでホッとしました。

   今日のこの高温がね、心配なんですけど……。

   「がんばれェ、さくらちゃんッ!」

   「ぐるがるるるる~!」(←訳:まだ散らないで~!)  

   八重桜ちゃんも皆さまも、

   熱中症に注意して、

   どうか穏やかな休日を♪  

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~ いつもカメラを ~

2025-04-12 22:03:27 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あうゥ? もうゥ、さくらふぶきィ~…」

「がるる!ぐっるぅるるぅ~…」(←訳:虎です!散っちゃうねぇ~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ここ八王子市でも、ソメイヨシノの散り時が近付いてきました。

 まだお別れしたくないなぁ、と溜め息しつつも、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― WAR ROBERT CAPA ――

 

 

 東京・目黒区の恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館にて、

 会期は2025年3月15日~5月11日まで

 (月曜休館、ただし5月5日は開館し、5月7日は休館)、

 『戦争 ロバート・キャパ』と日本語題名が付されています。

 

「おおゥ、きゃぱさんッ!」

「ぐるるがるるぐる!」(←訳:偉大な写真家さん!)

 

 ロバート・キャパさん(1913~1945)。

 

 本名は、アンドレ・フリードマンさん。

 その名を聞いて、多くのひとが思い浮かべる代表作は、

  

 ↑『崩れ落ちる共和国側の兵士』(1936)でしょうか。

 

 世界各地で戦争・紛争が激化し、

 対立と緊張が深まる今、

 東京都写真美術館では

 報道写真家ロバート・キャパさんの

 展覧会が開催されます。

 

 20世紀を代表する写真家さんの一人であり、

 『カメラの詩人』とも呼ばれ、

 仏領インドシナ(現ベトナム)に散ったキャパさんは、

 

 《戦場カメラマンのいちばんの願いは、失業することなんだよ》

 

 と、語っていました。 

 

 キャパさんが没して70年以上が経っていますけれど、

 いつになったら彼の願いは実現するのか……。

  

 この展覧会では、

 《戦争》に焦点を当てたキャパさんの作品

 約140点が展示されます。

 

「ものくろのォ、せかいィ……」

「がるぐる……!」(←訳:涙の世界……!)

 

 戦後80年となる今こそ、ぜひ。

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も、ぱくり!と。

   

   『ロッテ』さんの、

   《プレミアム ガーナ ショコラカレ 季節限定 香るティーラテ》 は、

   紅茶チョコレートとミルクチョコレートの

   2層仕立てのチョコレートです。

   「こうちゃちょこォ、おいしィ~!」

   「ぐぅるるがるぐるるがるる!」(←訳:ちょうど良い感じの紅茶味!)

   ショコラマニアさんにおすすめの新作チョコ、

   実食してみてくださいね。

 

   目がヒリヒリと痒いのは、

   花粉か、黄砂のせいでしょうか……

   皆さま、外出の際は十分に注意&防御して、

   どうか穏やかな休日を♪

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~ 続・ページに花の色が咲く ~

2025-04-06 22:03:43 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうはァなんのひィ~でスかッ?」

「がるる!ぐるるがるぐるるる!」(←訳:虎です!今日はあの名作の日!) 

 

 こんにちは、ネーさです。

 1943年の今日――4月6日、

 サン=テグジュペリさん作『星の王子さま』(初版)が

 米国NYで刊行されました。

 現在は200以上の国と地域の言葉に翻訳されている

 『Le Petit Prince』に敬意を表しつつ、

 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― エロール・ル・カイン ――

 

 

 前回記事でご紹介しました『エロール・ル・カイン 展』の図録作品は、

 2009年12月に発行されました。

 『ERROL LE CAIN The Enchanter of Images』と英語題名が、

 『イメージの魔術師』と日本語副題が付されています。

 書籍として、一般書店さんでも取り扱われていますよ。

 

「たしかにィ、まじゅつしィ~でしたでス!」

「ぐるがるぐっるるるる!」(←訳:色彩感覚すっごいんだ!)

 

 展示室で拝見した原画の第一印象は、

 色使いの素晴らしさでした。

 19世紀末~20世紀前半の有名な絵本作品、

 それに、アニメーターだったからでしょうか、

 初期のディズニー作品を想わせる

 細やかな配色……。

 

 そしてまた、

 保存状態が素晴らしい!

 

「ほぞんじょうたいィ??」

「がるぐるがる!」(←訳:そこ重要です!)

 

 ル・カインさんの作品は、水彩画やペン画が中心です。

 つまり、“紙”に描かれたもの、ですね。

 劣化や日焼け、カビの脅威から“紙”を守り、

 長期間しっかり保存するのは難しいんです。

 

 嬉しいことに、

 展示されているル・カインさんの作品にカビや汚れはなく、

 絵の具の色の鮮やかさ、

 髪の毛のように細い線もくっきり……

 もう、それだけで感激してしまいました。

 

「これからもォ、ずッとォ~」

「ぐるるるるがる!」(←訳:このままでいて!

 

 かくも美しい原画作品ですが、

 ル・カインさんの病没後、

 途方もない危機に見舞われました。

 

 相続人であった未亡人さんは、

 ル・カインさんの絵本のお仕事を嫌っていたらしく、

 遺された原画を次々と売り払い、

 売れ残ったものは捨ててしまおうとしていたところ、

 現在『えほんミュージアム』を主宰している

 渋谷稔さんに説得されて思いとどまり、

 作品は辛うじて散逸・損失を免れたのでした。

 

 これはとても奇跡的な出来事で、

 絵本の歴史上では名作とされている作品の多くは、

 原画の所在が不明、

 管理者・著作権者が不詳、

 となっているのが現状です。

 

 冒頭に挙げた『星の王子さま』も、

 フランスの国宝といえる作品なのに、

 原画や資料は散逸状態なんですよね……。

 

「かなしいィでス……」

「がるるるる……」(←訳:悔しくて涙……)

 

 渋谷稔さんが買い取ったル・カインさんの作品は、

 『えほんミュージアム清里』の収蔵品となり、

 常設展示されています。

 

 今回(4月5日~6月1日開催)の、

 八王子夢美術館での『エロール・ル・カイン展』では、

 《魔術師キャッツ》シリーズが

 私ネーさのイチ押し!ですよ。

 病と闘いながら描いたル・カインさんの遺作、

 しかし、線には微塵の迷いもなく、

 躍動するニャンコたちの表情は

 神々しいほど晴れやか……!

 T・S・エリオットさんの詩を原作とする

 ファンタジックな冒険物語を、

 皆さまもぜひ、ご覧になってくださいね♪

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~ ページに花の色が咲く ~

2025-04-05 22:03:13 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はなよりィ~だんごッ?」

「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!花よりアート!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日は珍しく全国的にほぼ晴天で、絶好のお花見日和♫

 でも花名所の混雑はちょっと苦手で……という活字マニアさんは、

 さあ、読書をサボって、↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― エロール・ル・カイン 展 ――

 

 

 東京・八王子市の八王子夢美術館にて、

 会期は2025年4月5日~6月1日

 (月曜休館、祝日の場合は開館し、翌日が休館)、

 『イメージの魔術師』と副題が付されています。

 

「ふわァ~…こまかいィでスよゥ!」

「ぐるるがるる!」(←訳:繊細な線と色!)

  

 エロール・ル・カイン(Errol Le Cain)さんは、

 1941年、シンガポールに生まれました。

 少年時代はインドやシンガポールで過ごし、

 日本、香港、ベトナムなどへ旅したのち、

 15歳のとき初めて渡英します。

 

 渡英後は、アニメーションを学び、

 ロンドンのリチャード・ウィリアムズ・スタジオに入社、

 1989年に47歳で世を去るまで、

 ル・カインさんは

 同社でアニメーション映画製作に携わりました。

 

 そうして、アニメーターとして活躍するかたわら、

 絵本の制作も手掛けるようになり、

 1968年、『アーサー王の剣』を刊行したのです。

 

「うむうむゥ、これェでスねッ!」

「がるるぐるるがる!」(←訳:チラシ表面の作品!)

  

 その後、

 『キャベツ畑』『おどる12人のおひめさま』

 『魔法使いキャッツ』『美女と野獣』など、

 40冊余の絵本を発表します。

 『ㇵイワサのちいさかったころ』(1985年)では、

 ケイト・グリ―ナウェイ賞を受賞していますよ。

 

「それはァわんだふるゥ!」

「ぐるるがるるぐる!」(←訳:絵本界最高の栄誉!)

 

 この展覧会では、

 ル・カインさんの絵本原画、スケッチ、

 貴重な資料が展示されます。

 

 ……で、実は。

 私ネーさ、本日午後に

 さっそくお出掛けしてきちゃいましたので、

 次回記事では、会場の様子や、

 図録についてレポートいたしますね。

 お楽しみに~♪

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃじゃん!

   

   『文明堂』さんの

   《ブッセ 桜クリーム》は、

   サクラの季節限定のお菓子です。

   他に《桜カステラ》や《桜どらやき》もあって、

   オンラインショップではもう販売終了していますが、

   『文明堂』直営店さんではまだ扱っているかも?

   「おはなみのォおやつにィ~」

   「がるるるぐる!」(←訳:おすすめです!)

   サクラの下をそぞろ歩きしながら、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪     

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~ 急げ故郷へ! ~

2025-03-29 22:03:14 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むッ? もしかしてェ、あのォこえはァ~…」

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!ツバメの声だ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 昨日とは一転、メチャクチャ寒~い土曜日ですが、

 雨の止み間に、ピピピっというツバメたちの会話が聴こえてきました。

 もうツバメの季節なのかぁ、と驚きつつ、

 さあ、本日は読書も展覧会もサボって、

 こちらの映画情報を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― パディントン 消えた黄金郷の秘密 ――

 

 

 監督はドゥーガル・ウィルソンさん、脚本はポール・キングさん、

 2024年に製作された長編作品(107分)です。

 

「あはァ! ぱでぃんとんくんッ!」

「ぐーるるーる!」(←訳:マーマレード!)

 

 かつて、エリザベス女王と一緒に

 仲良くお茶のテーブルを囲み、

 マーマレードサンドウィッチ好き!と

 意気投合したクマちゃんといえば、

 ええ、パディントンくんです。

 

 パディントンくん主演映画の

 3作目となるこの作品では、

 英国を飛び出してペルーで大冒険!

  

「ぺるゥ?」

「ぐるる?」(←訳:南米の?)

 

 実は、パディントンくんの故郷は、

 英国・ロンドンではなく、

 南米大陸西部の、ペルー共和国なんです。

 

 その故郷から、

 ロンドンでブラウンさん一家と暮らしている

 パディントンくん宛に

 1通の手紙が届きました。

 

 育ての親のルーシーおばさんの元気がない……

 という内容に、

 パディントンくんとブラウンさん一家が休暇を取り、

 ペルーへ赴いてみれば。

 

 ルーシーおばさんは、行方不明に?

 

「だいィじけんでスゥ!」

「がるぐるがるぅるるるぐる!」(←訳:奮起せよパディントンくん!)

 

 故郷ペルーで、

 はたしてパディントンくんは

 どんな活躍っぷりを見せてくれるのでしょうか。

 本国英国では大ヒットとなった

 愉快なクマ映画は、

 5月9日公開予定です。

 映画好きな皆さま、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も!

   

   ↑こちらは、『伊藤園』さんの

   《TULLY'S & TEA ピーチティー&カモミール》です。

   紅茶葉+カモミール+ハイビスカス+ピーチ果汁の、

   水出ししてもよし、

   お湯で淹れてもよし、の

   飲料用茶葉ですよ。

   「おおォ、ももッ!」

   「ぐるがる~!」(←訳:桃の香り~!)

   美味しく喉を潤して、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

 

   

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~ PLAY!MUSEUMへ、ちょこっとお出掛け ~

2025-03-22 22:03:30 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うおおォ! はるゥ~ッ!」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!春ですね~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 サクラ開花宣言も秒読み!の気候となった本日は、

 前回記事でお知らせしましたように、

 《堀内誠一 展》観賞プチレポをお送りいたしますよ。

 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

 JR立川駅北口を出て、徒歩10分弱……

 PLAY!MUSEUM(プレイ!)ミュージアムに到着しました。

 エントランスホールの左側には――

  

 

 

          ―― 堀内誠一 展 ――

 

 

 の大型ポスターが掲げられています。

 では、画像左奥の入り口から、会場へ!

 

「わあッ! ざッしのォひょうしィ!」

「ぐるるるがる!」(←訳:ananだよ!)

 

 展示室に入ってすぐ、私たち鑑賞者を取り囲むのは、

 壁いっぱいの『anan』。

 現在も高い人気を誇るファッション誌『anan』の、

 創刊時のエディトリアルデザイン、

 記事の構成、モデルさんの選考など、

 すべてに堀内さんのセンスが感じられます。

 70年代のファッションも必見です!

 

 それに、会場の一画には、

 『anan』『BRUTUS』『Olive』の旧号を

 手に取って読むことができるコーナーもあるんですよ。

 

「みなさんッ、しんけんにィ~よんでいまスゥ!」

「がるぐるるがっるぅる!」(←訳:つい夢中になっちゃう!)

 

 FASHIONのエリアから、

 次はFANTASYのエリアへ。

 ここは堀内さんの絵本作品を中心とする展示ですが、

 撮影OK!なスポットもいくつかあって、

 ↓こんな感じで~す♫  

  

 『ぐるんぱのようちえん』のオブジェに、思わずニッコリしたり、

  

 ここは土足禁止になっているため、

 コロンと寝転がって絵本を読んだり、と

 自由に過ごせます。

 他にも、撮影の背景にうってつけな場所が、

  

  

 あちらこちらに作られていますよ。

 

 そして、3つ目の展示エリアのテーマは、

 『FUTURE』。

 

 堀内さんのエッセイ、絵画作品他と、

 堀内さんと一緒にお仕事をした方々から寄せられた文章が

 多数展示されています。

 

 堀内さんの”人となり“が

 最もにじみ出ているのは、ここ『FUTURE』かもしれません。

 未完の作品、

 出版の企画が頓挫してしまった作品も展示されていて、

 やるせなく、立ちすくんでしまいました……

  

 後ろ髪を引かれる思いで展示室を出てみれば、

 はい! そこはミュージアムショップ!

 

「むふふゥ! あれがァほしいィ~!」

「ぐるるがるる~!」(←訳:これも欲しい~!)

  

 書籍、絵本、ハンカチ、ぬいぐるみ、

 トートバッグ、お菓子、マグネットなどなど、

 全部欲しい!んですけど、

 いや、そこは堪えて、

 公式イメージブックと

 ポストカード、小型ポスター、グラス、を選んでみました。

 

 展覧会の会期は、4月6日まで。

 アート好きな方々は、

 お散歩を兼ねて、

 立川のPLAY!MUSEUMへ、ぜひ!

  

 では、ぐるんぱちゃんが描かれたグラスに、

 冷たい飲み物を注いで、おやつタイム……

 おっと、油断してはいけません。

 昼間は暖かくても

 朝晩との気温差がありますから、

 皆さま、体調に気を付けて、

 穏やかな休日を♪ 

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~ ちょこっとお出掛け ~

2025-03-21 22:03:14 | ミュゼ

 こんにちは、ネーさです。

 本日は、立川市のPLAY!MUSEUMで開催中の

 《堀内誠一 展》へお出掛けしてまいりました♪

  

 さっそく観覧記を……といきたいところですが、

 申し訳ありません、

 まだ写真などの整理が終わっていませんので、

 詳しい観覧レポートは、

 次回記事にてお送りいたしますね。

 (明日は頑張って書きま~す!) 

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