テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

いつか、彼らの足音が。

2014-07-31 21:29:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あしたはァ、はちがつゥ~??」
「がるる!ぐるぐる!」(←訳:虎です!暑さ本番!)

 こんにちは、ネーさです。
 7月最後の読書タイムのテーマは、
 この暑い中よりにもよって……毛皮モフモフの、あのケモノたち!
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



                  ―― オオカミ ――



 著者はギャリー・マーヴィンさん、原著は2012年に、日本語版は2014年5月に発行されました。
 『迫害から復権へ』と副題が付されています。

「おおかみィがァ、きたどォ~ッ!」
「ぐぅる!がるぐるるるぅ!」(←訳:きゃあ!退治しなくちゃ!)

 オオカミは悪いヤツ!
 襲われたらひとたまりもない!
 だから退治しなくては!

 ――といった発想は既に前近代的なものであると
 活字マニアの皆さまは御存知ですよね。
 今や、オオカミを保護の対象としている国も多く、
 退治なんてとんでもない!

「ふァいッ、そうでスゥ!」
「がるるるるー!」(←訳:撃たないでー!)

 ただし、過去を顧みれば、事情はまったく異なります。
 人間にとっての脅威。
 日本を含む幾つもの国や地域で
 狼たちは敵視され、
 根絶してしまうほど、憎まれ、狩られ増した。

 憎まれ……?

 いや、ちょっと待て、と
 著者・マーヴィンさんは読み手に再考を促します。

 人間とオオカミの間には憎しみしかなかったのか?

「うゥ~むッ? そういわれるとォ~…」
「ぐるがるぐる?」(←訳:そうでもない?)

 確かに、恐れられはしたけれども、
 それだけではなかったはず。

 たとえば、
 オオカミの乳をもらったという、
 ローマ建国の英雄ロムルスとレムスの兄弟。

 インドで発見されたという、
 オオカミに育てられた“狼っ子(ウルフ・チャイルド)”。

 北米の原住民族と日本のアイヌにとって
 オオカミは神さまでもありました――

「ふあァ~♪かみさまッ♪」
「がるるる!」(←訳:神聖な獣!)

 一方で、グリム童話に描かれたように、
 オオカミはヒトに害なす悪でした。

 恐れられる獣、
 一掃すべき害獣、
 愛情深い優しい獣。

 オオカミと人間の係わり合いの変化・変容を
 著者・マーヴィンさんは探ります。
 歴史の記録、
 伝説、小説や映画、
 さまざまなオオカミ像を収集しながら……。

「しッてるうようでェ、しらないィ、すがおッ!」
「ぐるるがるるる?」(←訳:どれが本物の狼?)

 図版、写真、イラストなど、
 ビジュアルな資料も豊富に掲載されていて、
 読む&見るのがとても楽しいノンフィクション作品は、
 歴史好きな御方、
 動物好きな御方にもおすすめですよ♪
 南部成美さんによる訳文も素晴らしいので、
 ぜひ、一読を!

「にほんおおかみィもォ、いつかァ~」
「がっるるるるぐるるっ♪」(←訳:戻ってくるといいなっ♪)





 
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みんなが知ってる♪SF世界へ!

2014-07-30 21:21:10 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ねいまーるおにいさんがァ、くるゥ~ッ♪♪」
「がるる!ぐるぐるる~!」(←訳:虎です!はるばると~!)

 こんにちは、ネーさです。
 先日のクリスチアーノ・ロナウドさんの来日に続き、
 ネイマールさんも明日31日に来日、ですって?
 怪我の具合はどうなのかしら?
 長時間のフライトで疲れないの?と心配にもなりますが、
 お顔をTVで拝見できるのは楽しみですね♪
 放送時間を心待ちにしながら、
 さあ、今日は展覧会情報を、どうぞ~!

  



                ―― 日本SF展 ――



 東京・世田谷区の世田谷文学館にて、
 会期は2014年7月19日~9月28日(毎週月曜休館、ただし9/15は開館し翌日休館)、
 『SFの国』と副題?が付されています。

「わぽッ♪ ネーさッ、これみてェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:あの名作だ!)

  

 日本のSFファンなら必ず読んでいる、でしょうか、
 筒井康隆さん著『時をかける少女』と、
 大林宣彦さんによる映画化作品。
 はたまた、日本SFの父と言われる海野十三さん……。

  

 センセーションを巻き起こした小松左京さんの『日本沈没』。
 その原作の制作メモと、
 映画のセットデザイン画。

「それにィ、ごじらッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:アトムくんも!)
「うるとらまんもッ!」

 SF関係の資料が大量に展示!されるだけでなく、
 イベントも注目ですよ♪

  

 9月14日には、筒井康隆さんによる朗読会!
 (参加費¥1.000/定員150名)

 9月28日には、豊田有恒さんと夢枕獏さんの対談会!
 (参加費¥500/定員150名)

 9月7日には、漫画家の浦沢直樹さんと
 キーボーディスト・SF作家の難波弘之さんの
 トーク&ライブ!
 (ドリンク付き参加費¥1.000/定員150名)

 他にも、円谷プロさん関連の撮影会、上映会&握手会、
 オリジナルロケットを製作するワークショップ、
 館内スタンプラリーなどなど、
 SF好きのハートを揺さぶる企画がた~くさん!
 ミュージアムショップにはSFの書籍、雑誌もドーンと!
 (イベントの詳細については世田谷文学館HPでご確認くださいね)

「いいなッ♪いいなッ♪」
「ぐっるるがるるる!」(←訳:ロケット作りたい!)

 SFマニアさん&活字マニアさんは
 ぜひ、世田谷文学館へ!
 



   ではここで、恒例のオマケ画像も、はいっ!
   
   『ハーゲンダッツ』さんの
   《スイートベジ トマトチェリー》♪
   「きゃはァ!とまとのォ、おあじィ!」
   「がぅるーるるるぐる!」(←訳:チェリーの味もする!)
   《スイートベジ キャロットオレンジ》も良いのですが、
   サクランボ好きな私ネーさのおすすめはこちらです。
   お試しあれ~♪



  
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たったひとりの、孤独なレース。

2014-07-29 21:21:24 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かきごおりィ、おおはやりィ!」
「がるる!ぐるるがうるっ!」(←訳:虎です!冷えてシャリっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 あぢぢ~な午後のおやつには、美味しいかき氷♪
 そして、夏の読書タイムには
 ノンストップなクライムサスペンスを♪
 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



               ―― 一千兆円の身代金 ――



 著者は八木圭一(やぎ・けいいち)さん、2014年1月に発行されました。
 第12回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作品ですよ~♪

「ぱちぱちぱちィ!じゅしょうッ、おめでとうございまスゥ!」
「ぐる~!がる~!」(←訳:慶賀~!祝福~!)

 いま注目の『このミス』大賞、
 その大賞受賞最新作品は、ええ、お分かりですね。
 身代金……と題名に謳っちゃうくらいです、ずばり、
 《誘拐》もの。

「まねしちゃッいけませんッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:卑劣な犯罪なのだ!)

 最も憎むべき、最も忌むべき犯罪、
 なおかつ最も成功率が低い犯罪でもあるのが、誘拐。

 この物語で描かれているのも
 誘拐……なのですが、
 いやはや、真似しようったって真似できるものじゃありませんね。

「みのしろきんがァ~」
「ぐるるるっる?」(←訳:一千兆円って?)

 莫大な身代金を要求するエンタなミステリ作品は
 以前から日本や米国などに数あれど、
 一千兆円というのは
 ケタが違っています。

 そんなお金、払えるのでしょうか?
 どうやって準備する?
 受け渡し方法は?

「……ううむッ?」
「ぐるるるる!」(←訳:分かんない!)

 いえ、この作品の眼目は、
 お金がどうのこうの、ではないようです。

 お金ではなく、人間
 トリックではなく、感情
 
 或る日、自宅から忽然と姿を消したひとりの小学生。
 “彼”は、普通の小学生ではありませんでした。
 祖父は、元総理。
 つまりその子は、重要人物の家族、なのです。

 となると、巨額な身代金を要求する手紙は
 一挙に信憑性を増してきます。
 たとえ、その文面がどんなに奇妙であろうと――

「ありえないィようなァ、てがみィ、でスゥ!」
「がるぐるる?」(←訳:何が何だか?)

 一斉に動き出す警察の精鋭たち。
 誘拐犯の意図はどこにあるのか。
 さらわれてしまった子どもは、どこにいるのか……。

 前回記事では、元気な四姉妹の夏の物語を御紹介しました。
 対して、こちらの御本は、
 ひとりの少年の物語、
 というべきかもしれません。
 少年の、未来を決定するものがたり――

「こうはんはァ、きゅうてんかいィ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:目が離せません!)

 細部までしっかり構築されたサスペンスフルな作品は、
 ミステリのジャンル、なのでしょうけれど、
 どことなく冒険小説風でもあります。
 ミステリ好きさん、
 警察小説好きな活字マニアさんにも、おすすめですよ~♪♪

 


 
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― 夏には、こんな魔法を ―

2014-07-28 21:46:38 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 2014ツール・ド・フランスにて総合優勝を遂げ、101代目の王者となったのは
 ヴィンチェンツォ・ニバリさん(アスタナ所属)!!
 16年ぶりのイタリア人選手優勝です!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おめでとうゥございまスゥ、にばりさんッ!」
「がるる!ぐるがるるるるぐる!」(←訳:虎です!彼はシチリアの誇り!)

 シチリア島出身のニバリさんの活躍に、
 イタリア国内でのツール・ド・フランス視聴率は連日30%超えだったそうよ♪
 日本人選手・新城幸也さんも中継画像にバンバン写りまくってましたね♪
 選手の皆さん、スタッフさんも、お疲れさまー!
 ……それにしても、年に一度の祭典が終わってしまうのは寂しい~…ので、
 ここは読書に慰めを求めましょう。
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



                ―― 夏の魔法 ――



 著者はジーン・バーズオールさん、原著は2005年に、日本語版は2014年6月に発行されました。
 英語原題は『THE PENDERWICKS』、
 『ペンダーウィックの四姉妹』と日本語副題が付されています。

「なつだァ!」
「ぐるるる!」(←訳:夏休みだ!)

 ええ、そうです、夏休みです。
 全地球的に、夏休み!
 そいて、夏休みにはどっか行こう!っていう思考も、
 たぶん、全地球的な命題、のようですよ。

 米国の東海岸、
 マサチューセッツ州キャメロンに住むペンダーウィック家も、
 サマーヴァケーションだ!お出掛けだ!と
 意気込んでいましたら……

「わぁッ、たいへんッ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:いつもの滞在先が!)

 ペンダーウィック家が毎年借りている海辺の別荘、
 ケープコッドの貸別荘を
 地主さんが売り払ってしまったのです。

 ……どうしよう??
 夏休みにどこにも旅行に行けないなんて……

「そんなのォ、やだーッ!」
「ぐるぐるっ!」(←訳:やだやだっ!)

 いえ、なんとかなりそうよ。
 一家のお父さんの友だちの友だちからのツテで、
 バークシャーマウンテンというところに
 すてきなコテージがあると聞き、
 そこだ!と、

「おッしゃァ!」
「がるがるー!」(←訳:行け行けー!)

 植物学者のお父さん。
 ロザリンド12歳、
 スカイ11歳、
 ジェーン10歳、
 末っ子のバティは4歳――の四姉妹。

 あっと、黒い大型犬のハウンドも
 ペンダーウィック家の一員です。

 車に荷物を満載した一家は
 道に迷いつつも
 目的地の住所に辿りつき……

 えっ? ここなの?

「おやしきィだァ~!」
「ぐるるる!」(←訳:すごい庭!)

 大したお屋敷!
 その、広大な庭の一隅にあるコテージが、
 一家の夏の住まいとなりました。

 コテージで暮らす、夏の3週間。
 いったい何が起こるのか……?

「いいことォ、いッぱァ~いィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:あるといいな!)

 夏にだけ、特別なときにだけ起こる、
 振り返ってみれば、
 確かに“魔法”のような日々。

 この作品はミステリではありませんけど、
 粗筋の紹介はここで止めておきましょう。
 四姉妹(と犬その他)の夏休みがどうなるのか、
 皆さま、御自身で探し当ててくださいな。
 (私ネーさ、小さなバティちゃんの大ファンになりました♪)

 ジャンル的には児童小説、であるこの物語、
 小学校高学年以上の方々に、
 そして、とりわけ大人さんたちに、おすすめです。
 むしろ、大人さんたちにこそ、読んで、感じていただいきたいわね、
 夏休みは、こうでなくちゃ!!と。

「せかいじゅゥ~にィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:楽しい夏休みを!)

 どうか、この御本を読む方々が
 素晴らしい夏を過ごされますように。





 
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ほろ甘く、ほろ苦く。

2014-07-27 21:41:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もうすぐゥ、ご~るッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!パリに凱旋!)

 こんにちは、ネーさです。
 日本時間では明日28日になりますが、
 2014ツール・ド・フランスは最終ステージ、
 パリにてゴールを迎えます。
 ああ、終わって欲しくないなぁ~と溜め息しつつ、
 本日の読書タイムは、
 終わりではなく、“始まりの日々”を綴った一冊を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  



            ―― 私がデビューしたころ ――



 編者は東京創元社編集部の皆さん、2014年6月に発行されました。
 『ミステリ作家51人の始まり』と副題が付されています。

「はらはらァ、どきどきィ~!」
「ぐるぅーるる!」(←訳:デビューの日!)

 今はもう、功成り名遂げた有名作家さんたちにも、
 やっぱり新人時代はありました。

 この御本に収録されているのは、
 51人のミステリ作家さんたちの
 デビュー前後の日々の記憶……。
 
「さくひんがァ、はじめてッ」
「がるるるぐる!」(←訳:本屋さんに並ぶ!)

 胸高鳴るような、
 或いは背中を冷や汗が伝うような、
 《デビュー》。

 しかし、作家さんが51人もいれば、
 喜びの記憶あり、
 苦い思い出もあり、
 笑ってしまう記録もあり、と
 それぞれにドラマチックです。

 1988年に『密閉教室』でデビューした法月綸太郎さんは、
 デビュー前後を『ブルー・デイズ』と回想します。
 どうにも切ない、
 心が悲鳴を上げてしまいそうな月日……。

 他方、1993年に『凍える島』でデビューした近藤史恵さんは、
 ――書くことは、身体が震えるほど楽しかった――
 と、当時を思い出します。

「ふむゥ、いろいろォでスゥ!」
「がっるるぐるる!」(←訳:どっちも深イイ!)

 ニヤリ!とさせられるのは、
 1987年『我らが隣人の犯罪』でデビューした宮部みゆきさんのお話。

 宮部さんがデビューしたころ、
 話題になっていたのが北村薫さんの素顔でした。
 当時の北村さんは覆面作家――性別も年齢も不詳の作家さんだったのです。
 宮部さんは、
 北村さんはきっと女性作家さんだわ!
 と決めつけてしまったようで……?

「ぷふふッ♪」
「ぐるるっ♪」

 もう御一方、
 笑いをたっぷり回想にふりかけたのは東川篤哉さん。
 2002年『密室の鍵貸します』でデビューした東川さんが
 小説を書きあげた動機は……
 競馬で敗けちゃったから???

「えええェッ??」
「がるぅ?」(←訳:うそぉ?)

 思い起こせば、
 懐かしくも、ほろ甘く、ほの明るい日々。

 エッセイ集ではありますが、
 作家さんによる自身のドキュメント作品?とも言えましょうか。
 ミステリ好きな活字マニアさんは、ぜひ、
 自分の好きな作家さんはどんなデビュー時代を過ごしたのか、
 確認してくださいね♪

「あつあつのォ、せいしゅんじだいィ!」
「ぐるるるが~る!」(←訳:おすすめで~す!)




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お祭りが来るぞ!(予告編)

2014-07-26 21:20:13 | おまつり
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 はなびィ、きらきらッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!玉屋に鍵屋!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日7月26日は、私たちの地元・東京八王子市の花火大会!
 先程まで、どかん!どどん!と賑やかでしたよ♪
 賑やかさに釣られ、本日は読書もアートもひと休みして、
 お祭り情報を、どうぞ~!

  


            ―― 八王子まつり ――


「ことしもォ、やりまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:八王子まつり!)

 2014年の『八王子まつり』日程は、
 8月1日~3日まで。

 1日金曜日には、氷の彫刻展や、宵宮の舞、居囃子など。

 2日土曜日は、関東太鼓大合戦、山車巡行と神輿渡御、居囃子など。

 3日の日曜日は、神輿渡御、山車巡行、獅子舞、居囃子など。

  

「だしがァ、たァ~くさんッ!」

  

「がるる!」(←訳:出ます!)

  

 上地区の山車は10台、御神輿は8基。
 下地区の山車は8台、御神輿は10基……だったのですが。

  

 今年、下地区・南町の山車が100年ぶりに復元されるのだそうです!
 8月3日の午後3時から
 《山車立ち上げ》という儀式(イベント?)が行われるんですって♪

「ふむむゥ? どんなのかなッ??」
「ぐるる~!!」(←訳:見たい~!!)

 戦災で焼失した山車人形を復元、
 今年平成26年に建造当初の一本柱人形山車に復元、ということらしいわ。
 八王子近郊の山車マニアさん、見に来てくださいね!

  

 そして、今年もやります!
 神輿渡御!
 八王子の東の鎮守・八幡八雲神社さんから、宮神輿!

  

 西の鎮守・多賀神社さんからは、千貫神輿!

「おォ~もォ~いィ~おみこしィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:見どころですよ!)

 8月1~3日が猛暑にならぬよう、
 皆さま、祈ってくださいませ!




   では、と。オマケ画像も忘れずに!
   
   『森永製菓』さんの新作、
   《期間限定 レモンティークッキー》♪
   「れいぞうこでェ、ひやしてッ」
   「ぐるるるがぅ~る!」(←訳:いただきまぁ~す!)

   異常な暑さはまだ続く……のでしょうか?
   とにかく皆さま、
   御身体に気を付けて、穏やかな休日を!



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《伝説》、ここに再現!

2014-07-25 21:36:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 せみのォこえがァ、すッごいィ~でス!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!大音量です!)

 こんにちは、ネーさです。
 窓のすぐ外で鳴くセミくんたちに困っちゃいつつも、
 さってと、読書タイムでリラックス♪
 涼しい場所を確保したら、
 はい、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



            ―― 私の上海バンスキング ――



 写真と文は明緒(あきお)さん、2013年12月に発行されました。
 『My SHANGHAI VANCE-KING   A Photographic Chronicle of“SHANGHAI VANCE-KING.”1996-2012』と
 英語題名が付されています。

 『上海バンスキング』――
 って、テディちゃと虎くんは知ってるかしら?

「むゥ? どこかでェ、きいたことォ、あるよゥなッ???」
「ぐるがっるる!がるるる!」(←訳:ボク知ってる!お芝居だ!)

 ええ、そうなんです。
 『上海バンスキング』とは、
 演劇好きな方々にとっては、

 《伝説の音楽劇》
 《小劇場空前のロングランヒット》
 《演劇界の大事件》

 として語られる《伝説》の舞台のこと。

「でんせつゥ~!?!」
「がるるるぐるる!」(←訳:ホントに伝説的!)

 1979年1月。
 東京・六本木のオンシアター自由劇場で
 ある舞台が幕を開けました。
 それが、
 『上海バンスキング』。

 初日の観客数は、わずか30人……だったのですが、
 一週間後には当日券を求めるお客さんの
 長蛇の列が生まれました。

 以降、全公演、満席。
 長期の公演も、全国ツアーも
 チケットがたちまち完売してしまう大人気ぶり。

 けれど、1994年、
 自由劇場のリーダー・串田和美さんは突然、
 『上海バンスキング』の封印を宣言します。
 さらには2年後、劇団を解散。

「ええッ、それじゃァ~…!」
「がるぐるるるるぅ!」(←訳:もう観られないぃ!)

 かくて、《伝説》と化した舞台は、しかし。

 2010年3月、
 『上海バンスキング』は
 オンシアター自由劇場オリジナルメンバーによって
 東京・渋谷のシアターコクーンにて再演の運びとなりました!

「わはォ~いィッ♪」
「ぐっるぅ!」(←訳:やったぁ!)

 この御本は、写真家の明緒さんが目にし、そして撮影した、
 再演の楽屋風景、
 出演者さんたちのポートレート、
 実際の上海の風景、
 そして《演劇》を巡る文章から成っています。

「ものくろォしゃしんがァ~」
「がるるるぐるぐる!」(←訳:ステキに格好いい!)

 一場の夢――演劇。

 そんな空間が好きでたまらない御方に、ぜひ♪
 そしてもちろん、
 『上海バンスキング』をこの眼で見たぞ!という御方にも、ぜひ♪
 写真集好きさんにも、おすすめの一冊ですよ~♪♪




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2014のBEST候補?登場です!

2014-07-24 21:38:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しょちゅゥおみまいィもうしあげまスゥ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!夏ド真ん中です!)

 こんにちは、ネーさです。
 暦の上では、昨日7月23日が大暑、とのことですが、
 皆さま、まだまだこれからも暑さ対策怠りなきよう!
 しっかり水分&塩分ミネラル補給もしましたら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~!

  



             ―― ローマで消えた女たち ――



 著者はドナート・カッリージさん、原著は2011年に、日本語版は2014年6月に発行されました。
 伊語原題は『IL TRIBUNALE DELLE ANIME』、
 前作『六人目の少女』が大評判となったカッリージさんの
 第二作目がこの御本です。

「いたりあッ♪」
「ぐるぐっるがる!」(←訳:伊の作家さん!)

 イタリアの作家さんの小説、
 それも古典や純文学や芸術評論ではなくて
 現代のミステリ作品が刊行されるのは珍しいわね。
 ちょうどいま、
 ツール・ド・フランスの個人総合成績第一位につけているのも
 イタリアの選手さん(ニバリさん)であることだし~…♪

 と、ワクワクしながら読み始めた私ネーさ、
 最初の数ページで驚倒させられましたよ。

 これは、大作だわー!!

「ネーさァ、それはァ~…」
「がるるぐるるるぅ!」(←訳:読後の感想でしょ!)

 いえ、それがね、分かっちゃうんです、
 恐ろしいことに。

 なんか、すんごい御本に出会ったみたいだ、って。
 本当にもう、少し読んだだけで。

 物語の主な舞台は、
 題名にもある通り、ローマ。

 イタリアが、いえ、ヨーロッパが誇る永遠の都です。

「れきしあるゥ、だいとしィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:世界遺産の街!)

 古代ローマの時代からの、大都市。
 そして、大都市には犯罪がつきもの、のようです。
 今日もローマのTV、新聞には
 事件発生を報じる不吉な見出しが躍りました。

 建築を学ぶ、女子学生の失踪。

 その事件とはまた別に、
 ローマで起きた或る事故が眠りから目を醒ましました。
 事故ではなかったのかもしれない、と
 強まる疑念。

「なんだかァ、あやしィ!」
「がるぐるる!」(←訳:複雑だけど!)

 複雑に絡まり合ったストーリーは、
 列車のダイヤを調べてアリバイ崩し、とか、
 長々と手間暇かけて密室のトリックを暴く、といった作風とは
 対極にあります。

 嵐のような、連続する謎、事件。
 あれよあれよの新展開。
 その乱打戦を
 巧みに収斂してみせる、作者さんのチカラ技!

「めがァ、まわるゥ!」
「ぐるるーる!」(←訳:猛スピード!)

 この御本の読後に連想したのは、
 浦沢直樹さんの、あの有名な漫画作品……
 似た香りを感じさせるこちらの作品は、
 ミステリなのか、
 SFなのか、
 それとも本質は幻想小説?

「えすえふゥ、でしょゥ!」
「ぐるがーるるるるるがる!」(←訳:変形ハードボイルドかも!)

 分量のある御本だけに、
 夏の夜の読書にはぴったりですね。
 ミステリジャンルで2014のベスト本ランキング入りする可能性も高そうな
 イタリア発の新鋭フィクション、
 活字マニアの皆さま、
 必読ですよ~♪♪




 
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これが、地球の素顔?

2014-07-23 21:23:57 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 あさごはんはァ~あいすくりィ~むッ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!昼食もアイス!)

 こんにちは、ネーさです。
 そうね、夕御飯もアイスクリーム!っていいたい猛暑です。
 こんな日は、いつも申しておりますように、
 美術館へ退避いたしましょ。
 本日おすすめの退避場所、いえ、展覧会情報は、こちらです~♪

  



             ―― ナショナル ジオグラフィック展 ―― 



 群馬県高崎市の高崎市美術館にて、
 会期は2014年7月6日~9月30日
 (会期中の休館日は7/7・14・22・28、8/4・11・18・25、9/1・8・16・22・24・29)、
 『―写真で伝える地球の素顔 ―』と副題が付されています。

「すごいィ、いろあいィ!」
「ぐるがる!」(←訳:劇的瞬間!)

 この展覧会では
 『冒険・探検の記録』『野生の世界』
 『人類と文化』『科学技術』などのテーマごとに
 約150点の写真作品が展示されるんですよ。

  

「うえのォ、しゃしんはァ~」
「がるるる!」(←訳:海中洞窟!)

  

「えェ~とォ、こちらはァ~」
「ぐるるるるるがるるがるる!」(←訳:砂漠の壁画と難民の女の子!)

 いずれも、“世界で最も読まれている雑誌”のひとつだという
 『ナショナル ジオグラフィック』誌の表紙や、
 特集ページで大きく取り上げられた有名な作品です。
 同誌の使命は
 『《世界とそこにあるものすべて》を明らかにすること』。

「うむゥ! きゃッこいィ~!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:SF映画みたいだ!)

 理系、文系、
 子どもと大人、
 どちらの脳をも刺激しそうな特別展、
 夏休みに、ぜひ~♪♪




   では、ここで本日のオマケ画像も。
   
   『カルビー』さんの
   《じゃがりこ アボカドチーズ味》!
   「ちょうどよいィ~しょッぱさッ!」
   「ぐるがるぐるっ」(←訳:かりぽりかりっ)
   ツール・ド・フランスをTV観戦しながらいただきました。
   ああ、自転車競技の夏の祭典も
   もうあと数ステージで終わってしまいます……。
   「もッとォ、つづけてェ~!」
   「がる!」(←訳:ムリ!)



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― みつばち、世界を翔ぶ ―

2014-07-22 21:50:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つゆあけェ、だァ~!」
「がるる……がるるぅ~…」(←訳:虎です……あついぃ~…)

 こんにちは、ネーさです。
 梅雨が明けたと同時に、昨日とは一転、ここ東京・八王子も暑くなりました。
 あぢぢな夏には栄養補給で熱中症予防だ!ってことで、
 本日の読書タイムは、食べもの関係の御本を、どうぞ~!

  



               ―― 世界出張料理人 ――



 著者は狐野扶実子(この・ふみこ)さん、2014年2月に発行されました。
 『Les diners prives d'une cuisiniere autour du monde』と仏語題名が付されています。

「おッ? ふらんすごッ??」
「ぐるるるがるぐる??」(←訳:フランス料理の本??)

 著者・狐野さんは、現在、
 日本とパリを中心に料理プロデューサーとして
 活動されている御方です。
 フランスで出版された『LA CUISINE DE FUMIKO』は
 グルマン世界料理本大賞の女性シェフ部門で
 世界最優秀賞を受賞!というすごい経歴をお持ちの、
 プロフェッショナルな料理人さんなんですよ♪

 けれど、狐野さんはかつて、
 プロデューサー/料理本製作者だけではなく、
 なかなかに変わった“料理活動”もしていたのでした。

 それが、この御本の題名の――

「しゅッちょうゥ~?」
「がるるるぐぅる?」(←訳:出張するシェフ?)

 ええ、出張しちゃう料理人さん。

 その出発は、
 知人さんの或る言葉から。

 パリの友人のお家で、
 ホームパーティーの料理を手伝った狐野さんは、

     うちにも来てこういうご馳走、作ってくれる?

 と頼まれたのでした。

「それがァ、だいいッかいめのォ~」
「ぐるぐるがる!」(←訳:出張料理依頼!)

 知人さんの家でお料理を作り、
 次はその知人さんの友人さんの家でお料理を。

 
 狐野さんの出張料理は
 ドミノ倒しのように思いがけずつながり、広がってゆきます。

「いろんなァ、いらいにんさんッ、とうじょうッ!」
「がるるる!」(←訳:普通の人!)
「ゆうめいィじんッ!」
「ぐるるる!」(←訳:大金持ち!)

 権威ある、ボルドーのワイン博覧会で
 美食家たちにオリジナル料理を。

 フランスの英雄ナポレオンが眠る、
 観光名所でもあるアンヴァリッドでは結婚披露のパーティーの料理を。

 ルーヴル美術館のモナリザ展示室改装記念の食事会では、
 業務用エレベーターの中で
 調理して、盛り付けをして。

「ひゃはァ! ぜんだいィみもんッ?」
「がるぐーるるる!」(←訳:あのルーヴルで!)

 包丁をスーツケースにしのばせ、
 みつばちのように世界を移動して、
 行く先々で作った料理に大喜びしてもらう。
 それが私にとって一番の幸せ。

 そう言い切る狐野さんの、
 パリ、米国、カナダ、ギリシャなどの土地での出張料理は
 驚きの記録でもあります。
 料理って、いろんな可能性に満ち満ちている!

「それにィ~なによりもォ~」
「ぐるるるるがる!」(←訳:美味しそうだし!)

 見たことのない、
 いえ、読んだことのない出張料理の世界、
 全活字マニアさんにおすすめです。
 ぜひ、一読を~♪



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