テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花の咲く《南》へ。

2016-10-31 22:03:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 はッぴきィ~はろうィ~んッ!」
「がるる!ぐるるるがるるぅる!」(←訳:虎です!とうとうハロウィン!)

 こんにちは、ネーさです。
 ハロウィンの幕が上がって、
 レイ・ブラッドベリさんが“黄昏の国”と呼んだ10月が終わり、
 明日からは11月……
 冬用のコートを準備しながらの読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



          ―― ゴッホの地図帖 ――



 著者はニーンケ・デーネカンプさん、ルエ・ファン・ブレルクさん、
 タイオ・メーデンドルプさん、
 原著は2015年に、日本語版は2016年9月に発行されました。
 蘭語現題は『DE GROTE VAN GOGH ATLAS』、
 『ヨーロッパをめぐる旅』と日本語副題が付されています。

「てんらんかいィにィ、あわせてのォ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:たぶん関連本!)

 そうね、東京都美術館で12月18日まで
 『ゴッホとゴーギャン展』が開催されています。
 この御本も、展覧会とシンクロして刊行されたものでしょうけれど、
 一見したところちょっと地味ながら、
 ゴッホさんのファンの方々には
 読み応えあるアート系ノンフィクション作品となっていますよ。

 ゴッホさんが生まれたのは、1853年。

 そして、1890年、
 37歳で歿するまでの、
 特に20歳以降のゴッホさんの後半生は、
 旅また旅――というよりは、
 移動につぐ移動、が特徴でした。

「ろんどんッ、ぱりィ!」
「がるぅっるる!」(←訳:ブリュッセル!)
「ひッこしィしたりィ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:追い出されたり!)

 旅から旅への日々を過ごした芸術家といえば、
 モーツァルトさんを思い浮かべます。
 ゴッホさんの場合は、
 モーツァルトさんとは違う意味での、
 “落着きがない”或いは“落ち着く場所がない”、
 そんな日々だったのでしょうか。

 父との確執を振り払うかのように、
 北の祖国を離れ、
 徐々に南へ、南へ、
 暖かい、太陽が照らす土地へ。

「いちめんのォ、ひまわりィ!」
「がーるるる!」(←訳:アーモンド!)

 先日ご紹介した『世界の文豪の家』では、
 エドガー・アラン・ポーさんが
 終生、心から《家(ホーム)》と呼べる家を持たなかったことに
 溜め息いたしましたが、
 ゴッホさんにもそれと似たところがあるようです。

 これが自分のアトリエだ、という場所を、
 ゴッホさんも持ち得ませんでした。

 探して、探して、
 アルルに見つけたと思ったけれど、
 どうしてか見失ってしまった……

 もはや、ゴッホさんが《家》の気配を感じられるのは、
 弟のテオさんからの手紙のみ。

「どこかにィ、おうちはァ~…」
「ぐるるるるぅ~…」(←訳:あるのかなぁ~…)

 地図の上を放浪するかのように、
 《どこか》へ旅を続けるゴッホさん。

 この御本には、
 ゴッホさんが生きた時代の都市や郊外を写した写真、
 ゴッホさんの油彩画、デッサン、スケッチ、絵手紙など、
 多数の図版資料が解説とともに掲載されています。

「むッ! これはァ、みたことないィでス!」
「がるるぐる!」(←訳:珍しい画だ!)

 そうなんです。
 展覧会で仰々しく展示されたり、
 美術画集に大きく印刷されているのではない、
 いわば“小品”がそこここに載せられているんです。
 でも、その“小品”が非常に魅力的なんですよ。

 ゴッホさんマニアの方々、
 展覧会を観てきたわ!という御方は、
 ぜひ、隅から隅まで、
 この御本を熟読してみてくださいね。
 旅支度をして、
 南へ向かう画家さんの後ろ姿が
 遠くに見えてくる……かもしれませんから。
 
 
 
 
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  氷河にの下に。 

2016-10-30 22:13:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 きょうもォ~はッぴきィ~はろうィんッ♪」
「がるる!ぐるがるがる~!」(←訳:虎です!仮装ぞろぞろ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 《八王子ハロウィン》なるイベントが催されていて、
 小ドラキュラ群や雪の女王のエルザちゃんが行き交う繁華街……
 モンスターたちに囲まれていても、
 ユヴェントスが今朝も勝利を挙げてくれたおかげで
 私ネーさのココロは平穏です♪
 さあ、悪魔の囁きには耳を貸さず、
 ↓こちらの御本で、本日も読書タイムですよ~!
 
  



            ―― 失踪者 ――



 著者は下村敦史(しもむら・あつし)さん、2016年9月に発行されました。
 『MISSING CLIMBER』と英語題名が付されています。

「ううッ、こッ、このォひょうしィはァ~…」
「ぐるる~っ!」(←訳:寒そう~っ!)

 そうね、御本の表紙になっているのは、
 青みがかった氷河と、
 絶壁のようなクレバス――

 どうにもこうにも寒そうで、
 少しでも気を抜いたら凍傷になってしまいかねない、
 そんな土地を歩く場面から
 物語は始まります。

 真山道弘(まやま・みちひろ)さんは
 登山家さんにして、
 山岳カメラマンさんなのですが。

「ひゃわァ~、それはァたいへんッでスゥ~!」
「がるるぐるっるがる!」(←訳:カメラ背負って登山!)

 今日のところは、カメラマン業はお休みです。

 真山さんが、いま歩いているのは、
 南米アンデスのシウラ・グランデ峰。

 ここに来ているのは
 お仕事のためではありません。
 自分のため、
 そして、友人のため。

「ゆうじんッていッてもォ?」
「ぐるがるるる?」(←訳:誰もいないよ?)

 雪に覆われた斜面と氷河には人影もなく、
 人の住む村落があるわけでもありません、でも。

   雪の下に、友人はいる。

   氷河の亀裂の奥に、友人は眠っている――

 10年前、
 極寒の雪山でクレバスに転落した友人の樋口友一さん。
 彼の亡骸を探すため、
 真山さんはここに来たのです。

 氷壁に支点を作り、
 ザイルを通して安全を確認して、
 少しずつ氷河を降りてゆけば、
 そこに、青い氷の世界に、
 確かに見覚えのあるウェアの色が。

 彼だ。

 だが、しかし?

「あれッ? へんでスゥッ!」
「がる!」(←訳:顔が!)

 氷河の中では、時は流れない。
 何もかもが凍りつくクレバスの狭間では、
 亡骸が歳を取ることはないはず、なのに。

 友人の顔は、
 10年前の彼の顔ではない?

 明らかに、歳を重ねている……!

「ほわわゥ?? ありえないィでス!」
「ぐるるるがるっ??」(←訳:どういうことっ??)

 これはどういうことなのか。
 友人の身に何が起こったのか。
 まさか――
 彼は10年前に亡くなったと思っていたけれど、
 そうではなかった……?

「そうでないィならァ?」
「がるぐっるる?」(←訳:何があったの?)

 10年前と現在、そのふたつをつなぐ間に、
 何があったか、何が起こっていたのか。

 真相を追う真山さんの物語は
 ミステリ小説であり、また
 登山の専門用語が頻出する
 峻烈な山岳小説でもあります。

 とはいえ、
 登山をやったことない御方でも分かるようにと
 随所に工夫が凝らしてありますので、
 初心者さんも門外漢さんも
 充分についてゆけますよ。

「ではッ、しゅじんこうさんとォ、いッしょにィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:世界の絶峰へ!)

 どこか遠くへ、
 はろばろと旅するような物語を読みたい。

 そんな御本をお探しの活字マニアさん、
 ぜひ!
 
 
 
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 《人》を描く、《白》で描く。

2016-10-29 22:10:06 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さいたまァをォ、かけぬけるゥ、ちゃんぴおんずゥ!」
「がるる!ぐっるがるる~!」(←訳:虎です!カッコよすぎ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 《ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2016》の覇者は、
 ペーター・サガンさん(ティンコフ所属、国籍はスロバキア)!!
 現世界チャンプの実力をガッツリ見せつけてくれました♪
 欧州の自転車レース界では有名な《悪魔おじさん》も登場して、
 今年は華やかな雰囲気だったわ!
 来年も盛り上がりますように、と願いつつ、
 さあ、週末の今日は読書をサボって展覧会情報を 
 お送りいたしますよ~♪♪

  




       ―― レオナール・フジタとモデルたち ――




 千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館にて、
 会期は2016年9月17日~2017年1月15日
 (月曜休館、12/25~1/2の年末年始と1/10は休館)、
 『Leonard Foujita et Ses Modeles』と仏語題名が付されています。

「ふたたびィ、れおなーるゥおじさんッ!」
「がーるぐる!」(←訳:ブームかも!)

  

 上野のお山の美術館では
 都美術館の『ゴッホとゴーギャン展』
 上野の森美術館の『デトロイト美術館展』に
 ゴッホさんの名作が集結して話題となっています。

 そして、こちらの
 藤田嗣治/レオナール・フジタさんも!

 先日御紹介しました府中の森美術館の
 『レオナール・フジタ 藤田嗣治展』と並行して、
 千葉県ではこの、
 『レオナール・フジタとモデルたち』展が
 開催されているんですよ。

「じんぶつがァ、おおいィのでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:美女画に自画像!)

  

 そう、人物画です!

 府中の展覧会には、
 静物画、戦争画なども展示されていましたけれども、
 こちらの展覧会では
 『モデルたち』と銘打っているだけあって、
 フジタさんの作品中でも名作と謳われる
 《タピスリーの裸婦》(1923年制作、京都国立近代美術館蔵)、
 《眠れる女》(1931年制作、平野政吉美術財団蔵)、
 《アンナ・ド・ノアイユの肖像》(1926年制作、DIC川村美術館蔵)
 などの、人物画作品を筆頭に、
 初期から晩年までの約90点の作品と書簡や写真の資料、
 壁画4点が出展されています。

「やぱりィ、れおなーるゥおじさんはッ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:人物画家さんだ!)

 講演会、
 学芸員さんによるギャラリートーク、
 ワークショップなども予定されている展覧会場では、
 ガイドスタッフさんによる定時ツアーも
 催行されています
 (講演会・ギャラリートーク開催日を除く毎日14時~)。
 
 あの《乳白色の下地》作品をまだ見たことがないアート好きさんは、
 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね。
 本っ当にキレイ!なんですから~!
 



    さて、ハロウィン間近な週末のオマケ画像といえば……
   
    『チロルチョコ』さんの
    《SWEET HALLOWEEN カップチョコ》2016年版!
    「はッぴきィ~はろうィ~!」
    「ぐるがるるぐるる!」(←訳:街はオバケだらけ!)
    JR八王子駅周辺をチビ魔女さんやプチガイコツくんが歩いているのは、
    微笑ましくも可愛らしい光景でした。
    皆さまも、どうか楽しいカボチャ祭りのひとときを♪ 


   
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ワンもニャンもウサもその他も。

2016-10-28 22:16:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 すたァーしゅうけつゥでスッ!」
「がるる!ぐぅるるぅるるぅ!」(←訳:虎です!フェスティバルぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 先週末は宇都宮で《ジャパンカップ2016》が開催されましたが、
 今週末はさいたま市で《ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム》が開催されます。
 ロードレース界のスター選手さんたちが集う秋の大イベント、
 自転車競技好きさんは注目してくださいね!
 では、読書タイムも、よ~いドン!
 本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
 
  



        ―― ペットショップボーイズ ――



 著者は竹吉優輔(たけよし・ゆうすけ)さん、2016年9月に発行されました。
 『PETSHOPBOYS』と、そのまんまズバリの英語題名が付されたこの御本は、
 物語の舞台もやっぱり、
 ペットショップさんです。

「にゃふふゥ! どうぶつゥ、いろいろッ♪」
「ぐるるるがぅるるる!」(←訳:ワンコもニャンコも!)

 そのお店は、
 茨城県にある大型ホームセンター内のペットショップさんです。
 『ユアセルフ上城三重 ペットファミリー』――
 東京ドーム2個分という大きなホームセンターに店舗があり、
 お店にいるのは、
 哺乳類、熱帯魚、昆虫、爬虫類と
 さまざまな種類の動物たちがいますが、
 あっ! 逃げちゃった!

「はふッ? なッなにがッ??」
「がるがるっ??」(←訳:どこどこっ??)

 ネザーランドドワーフ種のウサギさんが、
 ケージから脱走!
 良かったわね、ウサちゃんで。
 これがチビサイズのハムスターだったりしたら
 狭~い隙間に入り込んじゃったりして、
 そりゃもう大変ですもの。

「あッ! いましたでスッ!」
「ぐるるぅ!」(←訳:そこだぁ!)

 はい、ご安心ください。
 逃亡ウサギちゃんは、
 お店でアルバイトをしている幸多(こうた)くん、
 語り手の“ガッくん”こと学人(がくと)くんの
 ナイスなコンビネーションにより
 無事に確保されました。

「ないすゥきゃッちィ!」
「がっるぅる!」(←訳:グッジョブ!)

 超がつくほどの動物好き、幸多くん。
 大学生の学人くん。

 ふたりともアルバイトではありますが、
 お店の立派な戦力です。

 水槽のコケをとる、
 ケージのお掃除をする、
 動物たちの体調に気を付けつつ、
 イソギンチャクに関するお客さんの質問に答え、
 お気に入りのアメリカンショートヘアちゃんが
 いっこうに売れそうにないことに胸を痛める……

「ふァ~、にくたいィろうどうゥでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:気力も要るね!)

 それに、頭脳もフル回転させなきゃなりません。

 或る日、
 ルリコンゴウインコのルリちゃんが、
 お客さんの前でとんでもない言葉を口にしました。

 いわゆる、《忌み言葉》というヤツで、
 お店で接客中に使っていい言葉ではありません。

 いったい誰が
 こんな言葉をルリちゃんに教えたんだ?!?と
 仰天する幸多くんと学人くん。

 僕たちでないのは確かで、
 ならば店員の誰かが……?
 でも、何のために……?

「うゥ~むゥ、みすてりィ!」
「がる!」(←訳:謎だ!)

 ものすごい凶悪事件が起きるわけではないけれども、
 捨て置けない、
 見過ごしに出来ない《謎》に取り組む幸多くん&学人くん。

 ふたりを取り巻く動物たちについて、、
 ペットショップの仕組みについて知ることも
 新鮮に感じられる短編連作集です。

 ペットショップって生命(イノチ)を簡単に売り買いするようで
 なんだかなぁ……と思っていた私ネーさ、
 ちょっと考えを改めました。
 こういうお店なら、あってもいい。
 いえ、こういうお店ばかりになってほしい。

「どうぶつもォ、にんげんもォ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:一緒に仲良く!)

 ミステリ好きさんにも
 動物好きさんにもおすすめの一冊です。
 書店さんの、動物本コーナー……ではなく、
 小説/ミステリのオーナーで
 探してみてくださいね~♪
  

 
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  必要な、もの。

2016-10-27 22:00:08 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 きょうからァ~はじまりィましたでスッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!読書週間~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日10月27日~11月9日は読書週間ですね。
 いつもよりグンと本屋さん通いをしたくなるこの期間の読書タイム、
 先ず御紹介いたしますのは、
 こちらの御本ですよ~♪
 
  



          ―― これだけで、幸せ ――



 著者は小川糸(おがわ・いと)さん、2015年11月に発行されました。
 『小川糸の少なく暮らす29ヶ条』と副題が付されています。

 著者・小川さんといえば、
 映画化もされた『食堂かたつむり』、
 『喋々喃々』『つるかめ助産院』や
 そして今年2016年に刊行された『ツバキ文具店』が大好評!と
 小説作品で名高い御方ですが、
 こちらの↑御本もスゴイんです。

「じわじわァ~くちこみィ!」
「ぐるるがるーるる!」(←訳:ロングセラーです!)

 初版はたちまち売り切れ、
 以来、版を重ねて、
 書店さんのエッセイ/ライフスタイル本のコーナーでは
 “主役”扱い?
 
 かといって、
 最近流行の《何も持たない》暮らしの御本とは、
 同一には語れません。
 小川さんの身の周りには、
 ちゃんと“もの”が存在しています。

「ふきんッ!」
「がる!」(←訳:鉄瓶!)
「せいまいきィ!」
「……ぐるる??」(←訳:……精米機??)

 精米機、あります。
 けれど炊飯器は必要なし。
 なぜって、愛用の文化鍋で美味しいご飯が炊けちゃうから♪

 食器を洗うのは、食器洗浄機にお任せ。
 床掃除は、掃除ロボットの出番。
 そうやって、苦手な家事を機械にゆだねて、
 執筆のための時間、
 心を休めるためのティータイムをを作る方が、
 日々の快適さやゆとりにつながる――

「つまりはァ、かしこくゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:自分に素直に!)

 そして、海外に旅するときは、
 “自由”に。

 モンゴルで、ベルリンで、
 人はこうあらねばならない、という思い込みから
 解き放たれてみる。

「もんごるゥとォ、どいつゥ?」
「ぐるるがる!」(←訳:意外な旅先!)

 第四章では、さらに驚かされていまいます。
 小川さん、なんと、

  《携帯電話を持っていません》

 というのです。

「わおゥ!」
「がるぅ!」

 会社勤めをしていた頃は持っていたものの、
 すぐに手放し、
 以降は固定電話とメール、ファクシミリで十分こと足りている。

 不便、かもしれない。
 公衆電話が見つからない場合は困る、かもしれない。
 でも、この方がいい。
 情報の海で溺れてしまうよりも、
 現実の、
 リアルな世界を見る楽しみを満喫したいから――

「ふぎゅぎゅゥ~、それはァ~…」
「ぐるがるるぐるぅ~…」(←訳:耳がイタいですぅ~…)

 人生にとって必要なものは?

 『ツバキ文具店』を読み終えた御方は、
 ぜひ、こちらの御本も手に取ってみてくださいね。
 素敵なお写真にも注目を!
 

  
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 ― その視線、500年 ―

2016-10-26 22:05:35 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ。あえませんでしたでスゥ!」
「がるる!ぐる~る!」(←訳:虎です!鷹く~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日出会った鷹くんに今日は会えなくて、
 ちょっとばかりガッカリしている私ネーさが、
 はいっ、こんな時は読書をサボって気分転換!
 本日はこちらの、展覧会情報をどうぞ~♪

  



           ―― クラーナハ ――



 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 会期は2016年10月15日^2017年1月15日
 (月曜休館、ただし2017年1月2日は開館、2016年12月28日~2017年1月1日は休館)、
 『LUCAS CRANACH THE ELDER 500Years of the power of Temptation』と英語題名が、
 『500年後の誘惑』と日本語副題が付されています。

「うむゥ! どいつゥ、ッてかんじィでスねッ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:北欧だよね~!)

  

 ドイツ・ルネッサンスを代表する画家
 ルカス・クラーナハさん(父、1472~1553)。

 日本では初となる大規模なこの回顧展には、
 ウィーン美術史美術館、
 ワシントン・ナショナル・ギャラリーなど、
 世界的な美術館が所蔵するクラーナハさんの名品が
 やって来るんですよ。

「さいみつなァ、かきこみィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:肌色がすごい!)

  

 マルティン・ルターさんに始まる宗教改革運動にも
 深く係わったクラーナハさんの作品は、
 宗教改革が開始された1517年から500年となる2016~17年、
 あらためて注目されています。

 謹厳な、宗教をテーマとする作品と、
 それらとは対照的に、
 舞姫、女神ヴィーナスなどテーマにした魅力的な作品……

 特に、↑いちばん上の画像の
 『ホロフェルネスの首を持つユディト』(1530年頃・ウィーン美術史美術館蔵)は
 数年を費やした修復作業が終了し、
 日本初公開となりました。
 ドイツ美術好きな御方は必見でしょう♪

「じッくりィ、みてみたいィでスゥ!」
「ぐるるるがるぅ?」(←訳:混んでるかなぁ?)

 博物館・美術館が集まる上野周辺では
 秋のアートシーズンにあわせてイベント等も開催されています。
 他館との鑑賞券がセットになったチケットなども販売されているので、
 展覧会公式HPもご参照の上、皆さま、
 賢く、おトクに、楽しいお出掛けを!

「あるきやすいィ~くつでッ!」
「がっるぐっるぅ~る!」(←訳:行ってらっしゃ~い!)
 


    さて、小春日和な秋の日のオマケ画像は……
   
    『赤城乳業』さんの
    《PABLO監修“チーズタルト風味”モナカアイス》!
    「これはァ、ゆにーくゥ!!」
    「ぐるるるがる!」(←訳:新しくて贅沢!)
    さっくり最中に、
    パリっとしたホワイトチョコ、
    アップリコットソース、
    チーズタルト風味アイスの組み合わせ、
    美味しゅうございます。
    アイス好きな食いしん坊さんにおすすめですよ♪♪



    
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いつまでも、そこに。

2016-10-25 22:12:52 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すてきィなものォ、みちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるるぐる!」(←訳:虎です!大型猛禽類だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日の午後のこと、近所の河原で私ネーさが目撃したのは……
 鷹匠さんと、鷹狩りの訓練をしている鷹くん!
 うわあ!なんたる凛々しさ!
 滑空する鷹くんの神々しい翼に一目惚れでございます♪
 また会いたいなぁ鷹くん……
 会えますようにと願いながら、
 さあ、本日も読書タイムです。
 こちらの御本を、どうぞ~
 
  



        ―― 図説 英国ナショナル・トラスト ――



 著者は小野まり さん、2016年8月に発行されました。
 『美しいイギリスを遺した人々』と副題が付されています。
 
 前々回記事ではキングさんの『ミスター・メルセデス』、
 前回記事ではシーラッハさんの『テロ』と、
 読み終えるまでに相当なエネルギーを要する作品が続きましたので、
 はい、ここで肩のチカラを脱いて、
 清々しいお写真たっぷり♪な御本で
 頭脳をリフレッシュさせましょう。

「しんこきゅうゥ~ッ!」
「ぐる~っ!」(←訳:ぷは~っ!)

 ナショナル・トラスト――
 以前は耳慣れなかったこの名称も、
 ようやっと日本でも多くの人々に知られるものとなりました。

 歴史的名所または自然景勝地のための
 国民(市民)信託
 (National Trust for Place of Historic Interest or National Beauty)。

 この御本では、
 英国のナショナル・トラストが1895年に誕生した経緯や背景、
 ナショナル・トラス誕生ト以前に行われていた環境保護運動、
 人々の賛同を得て拡大・整備されてゆく機構など、
 ひとうの組織の成長と歴史が綴られていますが。

 いやー、トラストさんのツボの押さえっぷりがすごいわね!

「ゆうめいなァおしろッ、ていえんッ!」
「がるぐるるるるがるる!」(←訳:殆どトラストの持ち物!)

 英国の著名なお城、庭園、荘園、城址、
 森林や海岸、
 ときとして村までもまるごと、
 ナショナル・トラストは所有しています。

 100年以上に渡って
 ブリテン島の観光名所の数十%をも維持してる、って……

「こんじょうッなしィにはァ~」
「ぐるるるる!」(←訳:出来ないね!)

 そういった《正史》が
 御本の前半で語られていますけど、
 さて、後半にさしかかると。

「あッ、このォおしろォ~♪」
「がるぐるがる~!」(←訳:見たことある~!)

 ええ、そうです。
 オールスターランキングというのでしょうか、
 トラストが所有する物件の中でも
 とても人気が高く、
 映画やドラマに引っぱりダコのお城&庭園が
 お写真とともに紹介されていますよ。

 本国の英国はもちろん、
 米国他でも熱狂的ファンのいる
 『ダウントン・アビー』シリーズは、
 NHKでも放送されていましたね。

 ディズニー映画版『シンデレラ』も
 トラスト所有のお城で撮影されました。

 カズオ・イシグロさん原作の映画『わたしを離さないで』もやはり、
 トラスト所有の館が撮影場所になっています。

 映画好きな方々、
 海外ドラママニアさんにはもう、
 お城の名前まで分かっちゃってるんでしょうけど、
 敢えてここには記しませんので、
 ドラマのファンの皆さまは
 胸躍らせて御本の第七章『映画・ドラマの世界へ』を
 ご覧くださいね~♪

「わくわくッ!」
「ぐるるぅ!」(←訳:美景だぁ!)

 巻末には、
 ナショナル・トラストサポートセンター、
 日本ナショナル・トラスト、
 日本ナショナル・トラスト協会や
 英国ナショナル・トラスト訪問のための基本情報なども
 掲載されています。

 上記の団体へはWebからもアクセスできますが、
 ぜひ、この御本も一読を!
 いつまでも残っていてほしい風景に癒されますよ♪
 
 
 
 
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虚構を超えて。

2016-10-24 22:11:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 わおおゥ! ふッてくるでスゥ~!」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!避難だー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、今年もこの季節がやって来ました。
 イチョウの枝から熟した銀杏の実が降ってくる季節です。
 ここ東京・八王子の、イチョウ並木の下を歩く予定がある御方は、
 どうか頭上にご注意くださいね。
 もちろん、踏んじゃったりしてもエラいことになりますので
 足元、靴の裏にも注意しながら、
 さあ、本日の読書タイムは
 こちらを、どうぞ~♪
 
  



            ―― テロ ――



 著者はフェルディナンド・フォン・シーラッハさん、
 原著は2015年に、日本語版は2016年7月に発行されました。
 2012年に『犯罪』で本屋大賞・翻訳賞悦部門第一位を受賞し、
 日本の活字マニアさんにも広く知られることとなった著者・シーラッハさんの、
 この御本は……

 はたして小説作品といっていいのか、
 賛否両論を呼んでいる新作です。

「むゥ~、むずかしィのでスゥ~…!」
「ぐるるるるがる?」(←訳:虚構なのか否か?)

 “ストーリー”自体は、
 いたってシンプルです。

 そこは、ドイツの、とある法廷。
 裁判長と、
 検察官と弁護人、
 そして被告人が揃い、
 ちょうど審理が始まろうとしているところで、
 検察官が起訴状を朗読します。

  2013年7月26日、
  被告人ラース・コッホは
  ドイツ上空で旅客機を撃墜し、
  乗客164人を死に至らしめた――

 彼は有罪か、無罪か、
 参審員であるあなたがた(=読み手)は
 評決をせねばならない――

「だいじけんッでスよゥ!」
「がるるるる!」(←訳:どうしよう!)

 そう、この事件には、
 どうしよう、と悩まざるを得ない背景があるのです。

 ベルリン発ミュンヘン行きのッルフトハンザ航空機は、
 テロリストにハイジャックされ、
 強制的に進路を変更させられたました。

 テロリストの狙いは、
 アリアンツ・アレーナ・スタジアム。

 7万人の観客で満員となっている
 ドイツ王者バイエルンのホームスタジアムに
 旅客機を墜落させようとしていたのでした。

「そんなのォ、よくないィでスゥ!」
「ぐるがるっ!」(←訳:テロ反対っ!)

 では、どうするか。

 ドイツ空軍の戦闘機パイロットである被告人は、
 選択を迫られます。

 ハイジャックされた旅客機ををそのまま行かせるのか。
 行かしたら、7万人の観客の生命は?

 それとも、
 旅客機を撃墜するのか。
 撃墜したら、旅客機に乗っている164人の生命は?

 そうして、被告人は、選びました。
 旅客機を撃墜する方を。

「ええええェ~ッ!」
「がるるー!」

 旅客機は、畑に墜落。
 乗客164人に生存者なし。

 一方で、スタジアムの観客7万人は無事でした。

 7万人の生命を守るために、
 164人の生命を見棄てた被告人の行為は
 罪であるか、否か――

 あなたの答えは?

「そッそんなことォ、いわれてもッ」
「ぐるるるるがるぐるっ?」(←訳:選ばないとダメなのっ?)

 164人か、7万人か。

 それはそもそも、選ぶなど許されることなのか?
 数が多い少ないと、
 天秤にかけていいものなのか、人命とは?
 
 白熱する議論に、
 読み手の私たちは何を思うべきなのか。

「こたえェ、だせないィでスゥ!」
「がるるるるるぅ!」(←訳:分からないよぉ!)

 著者さんが読み手に突きつける命題を
 冷静に判断することは可能でしょうか。

 私たちはとうに、
 現実がフィクションを追い越してしまったと痛感しています。
 パリで、シリアで、イスタンブールで、ニースで、
 起こった事々はフィクションではないと知っています。

 その上で、
 判断せねばならない被告人の《罪》とは、何なのか。

「むずかしィすぎまスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:誰か助けて!)

 読み手にすべてをゆだねる“作品”です。
 全活字マニアさん、ぜひ、一読を。
 

 
 
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饒舌、そして執念!

2016-10-23 22:09:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、たいさくをォごしょうかいィでスッ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!ズシンと来るよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、今日の読書タイムは、大作というか、XLサイズというか、
 分厚~い御本がやって来ました!
 さあ、活字マニアの皆さま、
 気合を入れて、こちらを、どうぞ~♪
 
  
  



         ―― ミスター・メルセデス ――



 著者はスティーヴン・キングさん、
 原著は2014年に、日本語版は2016年8月に発行されました。
 ↑上の画像からもお分かりのように、上下二巻からなるこの作品は、
 米国のミステリに与えられる賞としては最も権威ある
 《エドガー賞》の最優秀長編賞を受賞した“純粋”ミステリ!

「おばけェ、でてこないィでスかッ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:怖いのはなし?)

 ホラーの帝王と呼ばれるキングさん。
 
 しかし、この御本では超常現象が起こることはなく、
 飽くまでミステリ路線を走ります。

「しゅじんこうゥさんもォ~」
「がるるぐるるる!」(←訳:普通のおじさん!)

 ビル・ホッジズさんは退職した刑事さんです。

 超常現象を体験したこともなく、
 超能力も持たず、
 地道に警察官の職を務めあげて、
 半年前からは、
 タプタプの体型や体調に不安はあるものの、
 一般市民としての生活を送っていた或る日。

 手紙が届きました。

 《メルセデス・キラー》と署名された手紙が。

「なんだかァ、これッて……!」
「ぐるるっがるぅ!」(←訳:イヤな感じぃ!)

 ホッジズさんの心に浮かんだのは、
 現役刑事だった頃の出来事でした。

 2009年4月、
 市民センターの扉の前に並んでいた人々の列に
 車が突進して8名が死亡、という事件があったのです。

 そう、事故ではなく、事件。
 8名の生命を奪った暴走車は、
 速度をゆるめぬまま故意に人の列に突っ込み、
 そして逃亡しました。

 結局、ホッジズさんたち捜査員は、
 暴走車――メルセデスの運転手を
 逮捕できなかったのですけれども。

「いまにィ、なッてェ?」
「がるる?」(←訳:挑戦状?)

 もはや警官のバッジを着けてはいなくとも、
 骨の髄から、ホッジズさんは刑事です。

 犯人からの挑戦、挑発を無視できないのは
 もちろんだけれども、
 コイツは……
 いままた、何かの事件を、
 より悪辣な事件を起こそうとしている?

「それはァ、みすごせませんッ!」
「ぐるるるるるぅ!」(←訳:捕まえなくちゃ!)

 身体の不調をだましだまし、
 調査に取り掛かるホッジズさんと、
 主役のホッジズさんを喰ってしまうほど
 超個性的な脇役さんたちのやり取りは、
 下巻の半ばから一段とスピードアップして
 終幕へと雪崩れ込んでゆきます。

 ホッジズさんと犯人の、
 いったいどちらが最後の最後まで
 “くたばる”ことなく
 立ち続けていられるのか?

「こころはァ、はーどぼいるどォ!」
「がるるぐる!」(←訳:正統派だね!)

 ホラー要素はなくとも、
 物語の密度と饒舌っぷりは、
 やはり、帝王・キングさんならではの仕上がりです。

 レイモンド・チャンドラーさんたちの
 王道ハードボイルド小説を想わせる
 根性と執念のミステリ作品、
 ミステリ好きさんも
 キングさんファンの方々も
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
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 美術館に、新システム?

2016-10-22 22:07:30 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 きょうゥはぁ、とくほうゥでスよゥ!」
「がるる!ぐるるる??」(←訳:虎です!トクホン??)

 こんにちは、ネーさです。
 あのね、“特報”ですよ、トクホンじゃなくて。
 私ネーさが、週末は読書をサボっての展覧会情報の日ね、と
 準備していたところへ……
 緊急性の高い新情報が飛び込んできました!
 まずは、こちらを、どうぞ~!
 
  



          ―― 高倉健 追悼特別展 ――



 東京・千代田区の東京ステーションギャラリーにて、
 会期は2016年11月19日~2017年1月15日
 (月曜休館、ただし1/2と1/9は開館し、年末年始の12/29~1/1、1/10は休館)、
 『Retrospective KEN TAKAKURA』と英語題名が付されています。

「けんさんッでスかッ!」
「ぐっるるる~!」(←訳:かっこいい~!)

 首都の玄関口である東京駅の、
 ステーションギャラリーで開催されるのは、
 いまも追慕の声が絶えない《健さん》こと
 俳優・高倉健さんを偲ぶ特別展なのですが、
 なんと、この展覧会――

 日時指定の完全予約制!!

  

「ふァ?? よやくゥ!?!」
「がるるぐる?」(←訳:日時も指定?)

 そうなんです!
 私ネーさも驚いちゃったわ。
 アート系の施設で日時予約というと、
 三鷹市にあるスタジオジブリ美術館が思い起こされますが、
 ステーションギャラリーのようなメジャーな美術館では
 日時完全予約制って初の試みじゃないかしら?

「ふむむゥ!はつみみィでス!」
「ぐるがる!」(←訳:挑戦だね!)

  

 そして、この展覧会の見どころは。

 横尾忠則さん、森山大道さんによる
 高倉健さんをモチーフにした作品、
 出演作品250本のすべてから抜粋した高倉さん出演場面の映像紹介、
 また、
 高倉さんが所蔵していた台本や小道具、
 スチール写真、ポスター、プレスシートなど
 貴重な資料も併せて公開されます。

「えいぞうはァ、でじたるゥしゅうふくゥ!」
「がるるるぐっるるる!」(←訳:きれいになったんだ!)

 フィルムの経年劣化により見ることが難しくなっていた作品を
 デジタル修復し、
 その一部が観覧可能となった、んですって。
 一本一本の抜粋時間は限られていますけれど、
 時代ごとの《健さん》の画像がくっきり!

「よッ! せんりょうゥやくしゃッ!」
「ぐるがる!」(←訳:花形役者!)

 繰り返しますが、
 日時指定の完全予約制、です。

 ステーションギャラリー窓口では、
 前売り券・当日券とも
 販売されません。

 チケットは美術館訪問前に、
 ローソンチケット、チケットぴあ、
 JTBの店頭もしくはJTB電子チケットサービスにて
 予約・購入の上で
 お出掛けしてくださいね。

 なお、チケットは既に10月19日から販売されています。
 土曜、日曜、祝日などのチケット希望の御方は
 早目の予約がおすすめです!
 



    では、ここで恒例のオマケ画像タ~イム!
   
   
   
   『アフタヌーンティー』さんで見つけたのは、
   新種?のチーキーちゃんたちと、
   《アリス》グッズ新作の数々!
   ことに、画像いちばん下の、
   ウサギくんの懐中時計風にデザインされた
   ミラーケースが可愛いんです。
   「かたちィ、かわいいッ!」
   「がるぐるるるる!」(←訳:鍵が付いてるよ!)
   《アリス》グッズコレクターさん必見ですよ~♪

   鳥取へ、全力で元気玉を送ります。
   どうか皆様、穏やかな休日を!



    
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