テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

これが、魔法の音色!

2017-11-30 22:10:47 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 えええェ~ッ? じゅうゥにがつうゥ~??」
「がるる!ぐるるるる~る!」(←訳:虎です!信じらんな~い!)

 こんにちは、ネーさです。
 いやー本当にもう、信じられないわよね~?
 明日から12月ですってぇ?嘘でしょお?
 と言いたくなる11月最後の読書タイムは、
 さあ、こちらの新書を、どうぞ~♪

  



       ―― ストラディヴァリとグァルネリ ――



 著者は中野雄(なかの・たけし)さん、2017年7月に発行されました。
 『ヴァイオリン千年の夢』と副題が付されています。

「ふァいッ! ねんまつはァ、あのきょくゥでスねッ!」
「ぐるる!」(←訳:第九だ!)

 そう、年の瀬になると聴こえてくるのは、
 ベートーヴェンさんの交響曲第九番、
 或いはチャイコフスキーさんのバレエ曲《くるみ割り人形》でしょうか。

 どちらもクラシック音楽ですが、
 そこで主役のごとく輝いているのは、
 およそ300年前に造られた、あの楽器――

「むせびィなくゥ~」
「がぅるるるる!」(←訳:ヴァイオリン!)

 楽器の世界の、
 ことに弦楽器の世界の巨匠とされているのは、
 
  アンドレア・アマティさん(1505?~1579)。

  アントニオ・ストラディヴァリさん(1644?~1737)。

  バルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリさん(1698~1744)。

 この御本では、アマティさんも登場しますけれど、
 おもに、アントニオ・ストラディヴァリさんと
 グァルネリさんこと通称グアルネリ・デル・ジュスさんの
 エピソードを中心に
 古今のヴァイオリン事情が綴られています。

「きちょうゥだしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:お高いし!)

 楽器に於いて、
 値段の高さは“良い音”に直結します。

 先日、レオナルド・ダ・ヴィンチさんの絵画が
 500億円で落札されたように、
 ストラディヴァリさん、そして
 グァルネリ・デル・ジュスさんが製作したヴァイオリンとなれば、
 もう10億円くらいの価格は
 オークションでは珍しくもなくなりました。

 それは、何故なのか……?

「とくべつゥだからッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:唯一無二だから!)

 著者・中野さんは記します。

   《音楽家は、
    自分の持っている楽器の性能を超える演奏をすることが出来ない》。

 二流三流の楽器では
 一流の演奏は出来ない。

 一流の演奏には一流の、
 超一流の演奏には超一流の楽器が必要なのだ、と。

「そうかァ、それでッ!」
「ぐるがるるぐるるがるるる!」(←訳:みな最高の楽器を欲しがる!)

 誠実で温厚、
 93歳という長寿を全うしたアントニオ・ストラディヴァリさん。

 対照的に、
 わがままで怒りん坊、
 46歳の若さで没したグァルネリ・デル・ジュスさん。

 判明している限りの、ふたりの生涯。

 ふたりが製作した楽器の、数奇な運命。

 ストラディヴァリさんの、
 グァルネリさんのヴァイオリンを愛し、演奏した音楽家さん。
 そして、狂気さえ漂わせるコレクターさんたち。

 中野さんの筆は
 読み手を啞然とさせるエピソードを幾つも明かしてゆきます。

「ふゥ~…! ためいきィしちゃうのでス!」
「がるるぐるがる!」(←訳:楽器は魔物かも!)

 おそらく、
 このさき何百年も解けることはないと思われる
 ストラディヴァリさんとグァルネリさんの魔法。

 舞台を支配する、永遠の魔術――

 音楽好きさんも歴史好きさんも
 ぜひ、手に取ってみてくださいね。
 おすすめですよ♪


 
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― 白と黒で、撮る世界 ―

2017-11-29 22:03:59 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いるみィーねーしょんッ、たけなわァでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!キラキラです!)

 こんにちは、ネーさです。
 11月も終わり近くなり、
 テーマパークはもとより、デパートや駅ビルなどでも
 冬イルミがチカチカ♪と輝く夕暮れですね。
 去りゆくアートの秋に別れを惜しみながら、
 さあ、本日は読書をサボって、
 こちらの写真展情報を、どうぞ~!
 
  



    ―― 生誕100年 ユージン・スミス 写真展 ――



 東京都目黒区三田の東京都写真美術館 地下1階展示室にて、
 会期は2017年11月25日~2018年1月28日
 (月曜休館、ただし1/8は開館し翌1/9休館、12/29~1/1の年末年始は休館)、
 『W.Eugene Smith:A Life in Photography』と英語題名が付されています。

「あッ! このォおしゃしんッ!」
「ぐっるるる~!」(←訳:知ってるよ~!)

 ええ、チラシ(フライヤー)表面に大きく印刷されているのは、
 『楽園への歩み、ニューヨーク郊外』(1946)。

 写真家W・ユージン・スミスさんの代表作とされる作品で、
 実は私ネーさも好きなんですよ~♪

  

 ユージン・スミスさん(1918~1978)は、
 20世紀に活躍したドキュメンタリー写真家として知られる御方です。

 スミスさんがグラフ雑誌『ライフ』を中心に発表した
 フォトエッセイは高く評価され、
 また、太平洋戦争に従軍した際には
 沖縄戦で重傷を負いながらも、
 戦後は幾度となく日本を訪問した親日家さんでもありました。

「ものくろォしゃしんッでッ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:現実を切り撮れ!)
 
  

 負傷者と救急救命員。
 ウェールズの炭鉱労働者。
 公害に苦しむ水俣の人びと。
 沈没した客船アンドレア・ドリア号から
 救助された乗客を港で待つ修道女さん……。

 この展覧会では、
 米国アリゾナ大学クリエイティヴ写真センターが所蔵する
 ヴィンテージ・プリント約150点が展示されます。

 写真展開催に併せて
 『ユージン・スミス写真集』も刊行されましたので、
 写真マニアさんは本屋さんでチェックを!

「いべんともォ、ありまスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:今週末です!)

 12月3日には英語による講演(通訳付き)、
 2018年1月14日にも講演が予定されています
 (各回とも当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します)。

 詳細を美術館HPで参照の上、
 JR恵比寿駅から徒歩7分の写真美術館へ、
 皆さま、ぜひ、お出掛けくださいね♪



   では、ここでオヤツなオマケ画像も!
   
   『不二家』さんの
   《カントリーマアム プレミアム 大人のケーキチョコ》!
   「どっしりィ~しょこらッ♪」
   「がるるる!」(←訳:濃厚な味!)
   チョコレートたっぷりのプレミアムなお菓子、
   ショコラマニアさんにおすすめです♪



   
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味わい、あたたか。

2017-11-28 22:14:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きゃほほゥ! あったかそうゥ~♪」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!冬はコレだね!)


 こんにちは、ネーさです。
 鍋料理が恋しくなるこの季節……
 前回記事で御紹介した『夜廻り猫レストラン』に続いて、
 本日の読書タイムでも、
 あったかかったり、ホクホクしてたり、
 ピリっときたりする美味しいもの尽くしな一冊を手に取ってみましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



          ―― 日本のすごい味 ――



 著者は平松洋子(ひらまつ・ようこ)さん、2017年9月に発行されました。
 『土地の記憶を食べる』と副題が付されたこの御本には、
 食エッセイの達人・平松さんによる
 《食の現場》15ヶ所を訪ねた記録が収録されています。

「ひょうしのォ、おしゃしんはァ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:うどんです!)

 鍋の中で、
 くるくるっと軽快に踊っているのは
 五島(ごとう)列島で作られている《五島うどん》。

 ひゃあ美味しそう~!と
 麺好きさんは身を乗り出すこと確実の、この《五島うどん》――

 実は“幻のうどん”とも呼ばれているんですって。

「ふァ? まぼろしィ、でスかッ?」
「がるるるぐる?」(←訳:入手困難なの?)

 ええ、《五島うどん》は、
 手に入りにくい“幻のうどん”です。

 機械を使わない、手延べ方式で作っているのに加えて、
 生産数も限られていて、
 『島の外まで出にくい』。

 通販で《五島うどん》は買えるとしてもね、
 産地ならではの食材を用いた調理法を見、
 味わい方を知るには、
 やっぱり五島列島に行かないと!

「くうろッ、ながさきィへッ!」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:その次は高速船だよ!)

 長崎へ。
 はたまたチーズを求めて岡山県の吉備高原へ。

 静岡県の沼津市ではクラフト・ビールの工場へ。

 大阪は難波の蒲鉾屋さんへ。

 鹿児島県の伊佐市では、かごしま黒豚を育てる牧場へ。

 京都府丹後の、オイルサーディン工場へも。

「あわわッ、どうしようゥ~!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:お腹空いてきたよ!)

 お写真を拝見しただけでうっとり♪な
 オイルサーディン缶の作り手『竹中罐詰』さんの三代目、
 竹中史朗さんの言葉が、
 この御本に登場する大勢の作り手さんたちの思いを
 きりり、と代弁しています。

   わるいもんからええもんはできない。

   ええもんからしか、ええもんはできない。

「うむゥ~!」
「ぐるる!」(←訳:名言だ!)

 まっとうな、
 まっすぐな作り手さんのお店から送り出されるものは、
 きっと、美味しいに違いない。

 そんな想いが粛々と伝わってくる《食》の地誌、
 美味しいモノ好きな御方も
 エッセイ好きな御方も、
 ゆったり読んでじっくり温まってくださいね。
 おすすめです!
 

 
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~ 《闇》の画家伝 ~

2017-11-27 22:22:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぱふふゥ! かちましたでェ~スゥ♪」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!完封で快勝!)

 こんにちは、ネーさです。
 は~い♪ ユヴェントスが勝利してくれると
 週明けの月曜日もココロ平穏に過ごせますわ♪
 さあ、平穏なまま、本日の読書タイムは……あらら、
 平穏とはほぼ縁のない或る巨匠さんの評伝作品を、どうぞ~!

  



        ―― カラヴァッジョの秘密 ――



 著者はコスタンティーノ・ドラッツィオーさん、
 原著は2013年に、日本語版は2017年10月に発行されました。
 伊語原題は『Caravaggio Segreto』、
 以前に御紹介しましたドラッツィオーさんの著作
 『レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密』の姉妹編といえる作品です。

「うむゥ! もんだいじィさんッ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:超のつく問題児!)

 カラヴァッジョさん――

 本名は、ミケランジェロ・メリージさん(1571~1610)。

 この御本の巻末にある『訳者あとがき』で
 訳者の上野真弓さんも触れておりますように、
 日本では“誰もが知っている画家”さんだとは
 言えないかもしれません。

 けれど、カラヴァッジョさんの描いた作品を
 画集で一目見れば、
 或いは幸運なことに原画に接する機会を持てたなら、
 その漆黒のパワーをひしひしと感じるはずです。

 この光。
 光を受け止める闇。
 革新的な人物造形を支える確かな技術。

「ざんしんッ、なのでス!」
「がるぐるる!」(←訳:今も新しい!)

 ドラッツィオーさんが著したこの御本は、
 難しい学術書ではありません。
 訳者・上野さんは『物語風の随筆』と評していますが、
 カラヴァッジョさんの人生に係わった人々を
 《主な登場人物》と呼び、
 “できごと”や“事件”ごとに
 章をふりわけてゆくスタイルは、
 演劇、いえ、
 ドキュメンタリー映像を観賞しているかのようです。

「じけんッだらけェ、でスからァ~」
「ぐるるるがるるるぅっる!」(←訳:どの章もドラマティック!)

 読みやすく、を念頭に書いてはいても、
 ドラッツィオーさん、手を抜くことはしません。

 カラヴァッジョさんの名を一気に高めた
 『聖マタイの殉教』
 『聖マタイの召命』
 の制作過程を描くくだりでは、
 時代考証、近年の鑑定や分析結果を踏まえ、
 その上で想像の翼を羽ばたかせます。

 彼は、こんな風に描いた――

 こんな風に喧嘩をして、
 こんな風に逃げて、
 こんな風に自分で自分を破滅に追い込んで行った――

「むちゃくちゃァ、だッたのでス!」
「がるるぐる!」(←訳:誰とも衝突!)

 破滅一筋に突き進んでいった画家さんの生涯に、
 ドラッツィオーさんは御本の巻末近くで
 《疑問》を寄せています。

 カラヴァッジョさんの命日――
 1610年7月18日に彼が亡くなったというのは
 本当だろうか?

 いや、カラヴァッジョさんが亡くなったことに疑いの余地はない、が。

 本当にその日、だったのか?

 マラリア熱に罹って
 アルジェンタリオの海岸で心臓発作に見舞われたのが
 直接の死因と伝えられているけれども
 それって、
 病身の画家さんが徒歩で百数十キロも移動した、
 っていうことになっちゃうぞ?

「おおいィなるゥ~むじゅんッ?」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:謎が増えるぅ!)

 画家として生きた年月は、あまりにも短く。

 しかし、残した爪痕は、深く、大きく、
 現代の私たちをも魅了してやまない
 《漆黒》の画家――

 アート好きさんに、
 ヨーロッパ史好きな方々にもおすすめしたい一冊です。
 皆さま、ぜひ♪

 
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涙は、どこに。

2017-11-26 22:13:38 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふふッ♪ へいぞうゥさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!集会だー!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、前回記事での展覧会情報に続いて
 今日も《夜廻り猫》祭りですよ♪
 本日は書店さんの新刊コーナーで出会える
 こちらのコミック作品を、どうぞ~!
 
  



          ―― 夜廻り猫 3 ――



 著者は深谷かほるさん、2017年11月に発行されました。
 第21会手塚治虫文化賞短編賞受賞、
 第5回ブクログ大賞マンガ部門大賞受賞した
 《夜廻り猫》シリーズの3作目です。

「まッてたんだァもんねッ!」
「ぐるるがるぅ~!」(←訳:読めて嬉しぃ~!)

 既にweb上で発表されている作品が殆ど……ではありますが、
 1篇ずつに“扉”の役を担うイラストが追加されていたり、
 御本の巻頭にはカラーイラストと
 『夜廻新聞』も併載されていたり、
 書籍を手に取った人のみが味わえる
 とっても楽しい構成になっています。

 主人公は、
 いえ、主人公たちは、猫……と人間。

 ノラ猫ちゃん、
 家があっても外を自由にウロついちゃう外猫ちゃん、
 屋内で暮らす内猫ちゃん。

 モフモフの可愛いボディーと
 長短のシッポを持つ彼らは無敵――ってことはなくて。

 悲しいこともあれば、
 苦しいこともあり、
 ドン底を見ることもある……。

「でもォ、たのしいィ~こともッ!」
「がるるる!」(←訳:あるのさ!)

 頭にサケ缶を乗っけて、
 夜の街角を往く強面ニャンコの
 遠藤平蔵(えんどう・へいぞう)さん。

 平蔵さんのお弟子さんともいうべき、
 おチビなトラネコ・重郎(じゅうろう)くん。

 ふたりが探し当てる涙の持ち主は、
 この3缶、いえ、3巻が初登場の人間もいれば、
 1巻2巻にも登場してくれた方々もいて、
 ファンとしてはホッとしますねぇ♪

「おでんきィでしたでスかッ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:また会えたねえ!)

 ストーリーについてのお喋りは、
 ええ、もうこれくらいにしておいて。

 『夜廻り猫3』と
 同時に刊行されたのが、↓こちら!
 
  


        ―― 夜廻り猫レストラン ――


 《夜廻り猫》シリーズに於いて、
 読み手の食欲を増進加速させる
 美味しそうだわ!
 これはトライせねば!
 明日作ってみよう!
 と思わせるお料理の数々が
 みごと、実写写真となりました♪

「あくまでェ、おしゃしんッのみィ!」
「がるるるぐぅるるるるる!」(←訳:レシピ本じゃないのです!)

 お料理写真たちをサンドイッチするかのように、
 巻頭と巻末には
 この御本で初公開となるカラー漫画が収録されています。

 《夜廻り猫》の真髄を語るこのカラーページを、
 どうか皆さま、
 ぜひ、一読を。

 あ、帯付きの画像も↓こちらに載せておきますから――

  

「ほんやさんでェ~」
「ぐるるる~!」(←訳:探してね~!)

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夜廻りニャンズ、躍動中!

2017-11-25 22:13:36 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 なくこはァいねがァ~!」
「がるる!ぐるがる…!」(←訳:虎です!涙の匂い…!)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、週末です♪
 いつもならば、読書をサボって展覧会情報の日なんですけど、
 本日は特別編!
 読書もアートも同時進行で楽しめる、
 こちらの個展へ、どうぞ~♪

  

「わほゥ♪ えんどォさんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:重郎くん!)

 そう、夜な夜な町から町へと廻っては
 涙に暮れるあの人この人にそっと寄り添う、
 オサカナの缶をかぶったニャンコでお馴染みの――

  



  ―― 夜廻り猫のクリスマス ~ 深谷かほる作品展 ~ ――



 東京・日本橋の三越本館7Fにて、
 会期は2017年11月22日~12月5日(会期中無休)、
 発売されたばかりの『夜廻り猫3』と
 『夜廻り猫レストラン』の原画展示を中心に
 カフェも展開されていますよ~♪

「おいしィのみものとォ、おかしィとォ~」
「がっるるぐるるる!」(←訳:グッズもたくさん!)
 
  

 私ネーさはまだ会場に伺えていないんですけど、
 ネーさ弟が初日に出陣し、
 カフェラテを味わい、
 作品の原画を堪能し、
 グッズを買い込んでまいりましたので、
 ここでちょっぴり御紹介いたしましょう。

 ↑上の画像は、会場でいただいた
 書店さんなどで販促に用いられる内容見本です。

 そして、↓こちらは――

  

 2018年『夜廻り猫カレンダー』、卓上サイズと――

  

 ↑こちらは、缶バッジ2種類。
 缶バッジには他のデザインもあったようです。

「どれもォ、しゅやくはァ~」
「ぐぅるる!」(←訳:にゃんこ!)

 三越さん入口のライオン像さんには
 夜廻り猫たちがやって来た証し?のネコ足型が
 点々と捺されていたり、
 カフェのクリスマスツリーには
 サーモン缶やサンマが飾られ、
 会場内の自販機(人間は使用不可・ネコのみ可?)には
 『見たい夢を見られる猫の呪いココア』や
 『PINK LABEL 波麗』など
 摩訶不思議な飲料が陳列されていたり、と
 《夜廻り猫》シリーズファンさんは小躍りしちゃう
 ファンキーな展示内容は、
 なんと、日々変化しているんですって。

「きのうゥとはァ~?」
「がるるるぐる!」(←訳:どこかが違う!)

 どう違うのか?を知りたい御方は、
 深谷かほるさんのTwitterを覗いてみてくださいね。

 日本橋三越さんは遠過ぎる……という方々は、
 三越さんのオンラインショップで
 《夜廻り猫》グッズが販売されていますので、
 検索してみてくださいな。

  

 書籍『夜廻り猫3』は、
 次回記事にて、あらためて御紹介いたします。

 でもやっぱり、原画を拝見したいわ!とお考えの皆さまは――

「みつこしィさんへッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:お出掛けを!)

 三越さんのライオンくんの横っちょに、
 ひっそりたたずむ、ニャンコのシルエット……

 ニャンコちゃんたちも、
 そして皆さまも、
 風邪など引かぬようぬくぬくと、
 どうか穏やかな休日を♪
 
 

 
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攻防、ここに極まれり!

2017-11-24 22:09:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァむむゥ! これはァ、もうゥ~!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!事件なのです!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝日と週末の狭間の、
 ちょこっと気がゆるんでしまうよう今日のような日は、
 ふっふっ♪ ちょこっとどころじゃなくメリハリのきいた御本での
 読書タイムはいかがでしょうか。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



           ―― 〆切本 2 ――



 編者は左右社編集部の皆さん、2017年10月に発行されました。
 《〆切》をテーマとした大ヒット異色アンソロジー『〆切本』に続く、
 シリーズ第2弾の『〆切本2』は、
 いやー、凄いです。凄まじいです。
 泣いたり笑ったりの、
 《〆切》をめぐる攻防、最高潮です!

「このよォにィ、なぜかァ、あるゥものォ……!」
「がるるぐる!」(←訳:それは〆切!)

 どんなお仕事にも、まず有りますよね、
 〆切とまでは言わなくても、
 期日はこのくらい、とか、
 納品はここらが目安で、といった“約束”が。

 出版の世界では、
 目安、なんてヌルい呼び方はせず、はっきり
 〆切日というものが存在することは
 活字マニアの皆さまも御存知の通り。

 けれど。
 この〆切日を守らない、
 いえ、守らない者もまた、
 確かにこの世に存在する、んです。

「かけませんッ!」
「ぐーるるるぅる!」(←訳:ノーアイディア!)

 まだ拙ブログでは御紹介できていないのですが(申し訳ありません)、
 『〆切本』では
 明治から現代にかけての
 〆切にまつわるエッセイ・手紙・日記・対談など
 90人の作家さんたちの
 《〆切との闘い》が収録されていました。

 そして、こちらの『〆切本2』では、
 《〆切との闘い・ふたたび》!な
 80篇が収録されています。

「わらッちゃだめェでスゥ!」
「がるぐるるるるぅ~!」(←訳:ダメなんだけどぉ~!)

 ええ、作家の皆さん、真面目なんです。
 ごく真面目に、《〆切》をのばそう、
 知らんぷりしよう、忘れたことにしよう、と
 全力を注いでおられるのです。

   明日やる。もう呑まぬ。明日からやる。本当にやる。
   ――山本周五郎さん。

   〆切日の書いてない原稿の催促なんか、およそナンセンスです。
   ――萩原朔太郎さん。

   私はこの締切りという言葉が嫌いだ。
   ――野間宏さん。

 などなど、この御本は〆切を呪う名文に満ち満ちておりますが、
 たぶん最も笑っちゃう、あ、失礼、
 腹筋が引きつりそうになるのは、
 校條剛さんによる
 『野坂昭如《失踪》事件始末』。

「しッそうゥ、だもんねェ~」
「ぐるがる~」(←訳:怖いよね~)

 昭和の人気作家・野坂昭如さん、
 編集者さん泣かせの“〆切やぶり”大魔王でした。

 家を訪れてみても、
 いない、なんてことは当たり前で。

 ホテルにカンヅメにすれば、
 履物を捨て、裸足で逃亡してしまう。

 それがエスカレートして、
 或る時、ついに行方不明に?

 連絡途絶、
 家族も行く先を知らず、
 まったく音沙汰なし……!

「せんせェ~いィ!」
「がるぐるるっ!」(←訳:どこですかっ!)

 野坂さんVS.編集者さんのガチの一戦、
 ネタばれ厳禁なので、
 決着の詳細は、さあ、御本の本文で!

「おなかァ、よじれるゥ~!」
「ぐるぐるっ♪」(←訳:くすくすっ♪)

 漫画家の赤塚不二夫さん、江口寿史さん、
 高橋留美子さん、水木しげるさん、
 それにタモリさんまでも!

 《締切りとは何なのか》

 を、御自身の方法で熱く語っておられます、けれど。

「しんみりィ~」
「がるる~…」(←訳:じわり~…)

 そう、読むうちに涙させられる作品も、あるんです。

 澁澤龍子さん著『執筆の日々』は、
 ありし日の澁澤龍彦さんを想う、
 どうしようもなく美しい文章です。

 現在、世田谷文学館で展覧会も開催中の
 澁澤龍彦さんのファンの方々必読ですよ~!

「しりーずゥ、だいさんさくゥ!」
「ぐるがるっ?」(←訳:あるかなっ?)

 守ればいいのに、守れない。
 破ればいいのに、無視できない。
 〆切の魔力。

 次作がありますようにと祈りたくなる、
 《〆切》シリーズ、
 皆さま、ぜひ、一読を♪
 

 
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~ 樹木の大地 ~

2017-11-23 22:07:20 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ふゥ! ひきわけェでしたでス!」
「がるる!ぐるがるるー!」(←訳:虎です!緊迫したねー!)

 こんにちは、ネーさです。
 チャンピオンズリーグのグループステージ、
 ユヴェントス対バルセロナはスコアレスドローでした……
 勝利は出来なかったけれど、いろいろ収穫が多くて
 これはきっと“明日につながる”一戦なんだわ~♪と信じながら、
 さあ、今日も読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
  
  



        ―― 心に響く 樹々の物語 ――



 写真・文はダイアン・クックさんとレン・ジェンシェルさん、
 原著は2017年に、日本語版は2017年10月に発行されました。
 英語原題は『WISE TREES』、
 写真集……であり、
 樹木に関するエピソードを集めたノンフィクション作品である、
 ともいえる御本ですよ。

「おしゃしんッ、きれいィでス!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:精彩かつ精細!)

 このクオリティは、ちょっとアマチュアには出せないわね、
 構図はもちろん、
 発色も素晴らしい!と感嘆させられる写真を撮影した
 ダイアン・クックさんとレン・ジェンシェルさんは
 米国ニューヨークに住む風景写真の大家さん、なのだそうです。

 『ナショナル ジオグラフィック』誌に20年もの間、
 写真を提供しているクックさんとジェンシェルさんが
 この御本で取り上げている
 《物語をもつ樹々》とは――

 あら、私たちが聞き知っている樹、
 見知っている樹木も載ってますねえ。

「さくらァ、でスゥ!」
「がるるるるる!」(←訳:ワシントンの!)

 1912年、米国ワシントンDCの、
 ポトマック川沿いの湿地に植えられたのは、
 東京市(当時)から贈られた3000本のサクラの木。

 いまではワシントンDCの春の風物詩となっている
 サクラ花の眺めがここに誕生するまでには、
 長い長い物語がありました。

 紀行作家エライザ・シモドアさんが
 日本を旅行したことをきっかけに
 サクラをワシントンDCに!とアイディアを得てから
 ほぼ25年――四半世紀の時間を経て、
 ようやく植樹が始まったのです。

「りッぱなァ、じゅもくゥにはァ~」
「ぐるがるるるぐるるるる!」(←訳:時の神さまがついてます!)

 王子シッタールダが悟りを開いた、
 インド・ブッダガヤの、インドボダイジュの樹。

 マオリ族の人々が
 『テ・レレンガ・ワイルア(魂が飛び降りる場所)』と呼ぶ岬の、
 これまで一度も花を咲かせたことのない
 ポフツカワの樹――『愛(テ・アロハ)の木』。

 米国の人々にとって大きな意味を持つ
 『奴隷解放の樫』――
 バージニア州ハンプトン大学のバージニアガシ。

「うむゥ! れきしィなのでスゥ!」
「がるぐるるぅる!」(←訳:本が書けちゃう!)

 そうね、
 長編時代小説になりそうな由来が、
 幹に、根に、葉に、
 ずしんと宿っている59の樹木たちの写真と解説文は
 風景写真好きな御方にも
 歴史小説好きな御方にもおすすめです。

 ワシントンのサクラ以外にも
 日本の木が掲載されていますので――

「どこのっ?」
「ぐるるる?」(←訳:どんな木?)

 と、想像しながら、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
 

 
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ココニモ、ニャンコ?

2017-11-22 22:17:39 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いつのォまにかァ、まふゆゥ??」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!耳も凍るよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 湯たんぽ、じゃなくてネコたんぽが欲しくなる晩秋は、
 前回記事の流れに乗って、
 ニャンコな読書、
 いえ、ニャンコな展覧会情報をお送りいたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



          ―― 吾輩の猫 展 ――



 東京都新宿区の佐藤美術館にて、
 会期は2017年11月7日~12月24日(月曜休館)、
 『現代作家70名が描く、つくる』と副題が付されたこの展覧会は、
 夏目漱石さんの生誕150周年を記念する企画展です。

「うむむッ! それでッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ネコの展覧会!)

  

 日本に於ける最高のニャンコ小説作品のひとつ、
 数多のパロディ&パスティーシュのタネとなり、
 ときに笑われ、おちょくられもする
 『吾輩は猫である』。

 漱石さんの生誕150年と、
 新宿区『漱石山房記念館』開館を記念し、
 また新宿フィールドミュージアム連携イベントとして
 開催される展覧会のテーマとなっているのは、
 ええ、もちろん、
 《猫》!

「たァ~くさんッ、あつめてェみましたでス!」
「がぅるるるぐるるる!」(←訳:ジャンルもいろいろ!)

 出品したアーティストさんは、
 日本画家さん、油彩画家さん、版画作家さん、
 立体彫刻やミクスドメディアを専門とする方々、70名。
 
 チラシ(フライヤー)にも
 いろんな色やいろんな尻尾のニャンコたちが
 印刷されておりますけれど、
 私ネーさが、どうにもこうにも気になるのは――

  

 ↑この子です!

 ショボンとした毛並み、
 困ったなぁ~とでも言いたげな目、
 短い脚……!

「いッたいィ……?」
「ぐるがるる?!?」(←訳:何者なんだ?!?)

 漱石さんと、もし、このショボン猫ちゃんが出会っていたら?
 どんな作品が生まれただろうか――
 などと空想してしまうんですよね。

「にゃんこにはァ、もうゥ~」
「がるるるぐる!」(←訳:こりごりかも!)

 ニャンコ好きなアートマニアさん、
 漱石さんのファンの方々におすすめしたい展覧会への最寄駅は、
 JR総武線の千駄ヶ谷駅から徒歩5分、
 信濃町駅からは徒歩6分、
 地下鉄・大江戸線の国立競技場駅A3出口からは徒歩4分、
 となっています。

 アクセスや詳細なMAPを美術館HPで参照の上、
 お出掛けしてくださいね。

「しんじゅくゥぎょえんのォ、すぐちかくゥ、でス!」
「ぐるるがるるるるぐる!」(←訳:御苑で紅葉見物もぜひ!)
 

 

    では、祝日前夜のオマケ画像も、じゃじゃん!
   
    『ロッテ』さんの
    《Chococo ワインがおいしくなるバル》は
     シナモン風味のクッキーで~す♪
    「うすいィのでェ~ス♪」
    「がるるるるる~る♪」(←訳:美味しいので~す♪)
    ワイン好きさん、御実食あれ~♪

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宇宙に、にゃんこ。

2017-11-21 22:10:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さむさァたいさくゥにはァ~!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!この一冊を!)

 こんにちは、ネーさです。
 冬の寒い日、抱っこするとほっこり暖っかいのは、
 そう、ニャンコ!
 前回記事ではパンのアンソロジーを御紹介しましたが、
 本日の読書タイムは、
 こちらのニャンコ本を、どうぞ~♪

  



        ―― 猫は宇宙で丸くなる ――



 編者は中村融(なかむら・とおる)さん、2017年9月に発行されました。
 『猫SF傑作選』と副題が付されたこの御本は、
 猫にまつわるSFとファンタジーを集めた日本オリジナル編集の
 アンソロジー作品です。

 著者は収録順に、
 ジェフリー・D・コイストラさん、ロバート・F・ヤングさん、
 デニス・ダンヴァースさん、ナンシー・スプリンガーさん、
 シオドア・スタージョンさん、ジョディ・リン・ナイさん、
 ジェイムズ・ホワイトさん、ジェイムズ・H・シュミッツさん、
 アンドレ・ノートンさん、フリッツ・ライバーさん。

「たんぺんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:長編も欲しい~!)

 そうね、ハインラインさん著『夏への扉』は
 ニャンコが登場するSFとして有名です。
 が、ここは、あくまで短編で、
 ニャンコなSF小説を楽しんでみましょう。

 ライバーさん著『影の船』、
 マシュマロを焼く天才ニャンコが読み手の度肝を抜く『パフ』他、
 どれもニャンコ好きさんにはたまらない作品ばかりですが。

 私ネーさが一推ししたいのは、
 ジョディ・リン・ナイさん著
 『宇宙に猫パンチ』!

「うちゅうにィ??」
「がるるる??」(←訳:猫パンチ??)

 この題名を目にした時点で、もう、
 ぷふふっ♪と笑ってしまいますよね。

 宇宙に猫パンチ、って、何なの、それ?
 とツッコミたくなる物語の舞台は、
 遠い遠い未来の宇宙でしょうか――

「はるかァ~むかしィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:銀河の彼方で!)

 そう、ちょっと《スターウォーズ》的な、
 地球人やら異星人やらが
 わらわら入り乱れて社会を構成してる、
 そんな世界で――

 ベイリン・ジャーゲンフスキーさんは、
 宇宙船《パンドラ》の船長に任命され、
 いましも出港しようとしているところです。

 ジャーゲンフスキーさんを雇用する総合商社が
 《パンドラ》の目的地に設定したのは、
 獅子座星域の惑星アーガイレア。

 最大加速をしても片道62日はかかるという
 はるか遠方の星、ですが、
 《パンドラ》に搭載されている最新型コンピュータは
 37日以内に到着すると断言しました。

「うわほッ♪ はやいィ~!」
「がるるぅる!」(←訳:いいじゃん!)

 そいつはいい、
 早く着くほど、
 会社から高額のボーナスが支給されるんだから。

 と、ジャーゲンスターさんと2名の乗組員さんは
 大喜びしました。

 いや、もう一人……ではなくて、
 もう一匹の乗組員、
 猫のケルヴィンちゃんは
 われ関せず、な態度ですけれどもね。

「うちゅうせんにィ、にゃんこッ??」
「ぐるがるーるる?」(←訳:それフツーなの?)

 あら、船乗りニャンコは幸運のマスコットなのよ。
 昔むかし、ネズミの害から船荷や食糧を守るため、
 ニャンコたちは航海に同行してきたんですもの。

 今回も、伝統にのっとり、
 ケルヴィンちゃんは《パンドラ》に乗船したんです。

「むゥ? にゃんこのォ、おひげがァ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:ピクピクしてるぞ!)

 或る日、順調な航海から一転して。

 最短航路を選んだツケが、
 《パンドラ》を襲ました。

 船体を揺るがす衝撃に
 くずおれる乗組員さんたち!
 毛を逆立てるケルヴィンちゃん!
 ああ、《パンドラ》の運命や如何に?

「すぺくたくるゥ~!」
「ぐるがるるぐるー!」(←訳:これ映画にしてー!)

 どうなる《パンドラ》?
 どうなるケルヴィンちゃん?

 収録されている作品それぞれについての解説、
 そして巻末の『編者あとがき』も
 作品に負けないくらい楽しく充実しています。

 ボク犬派なんだよね~
 あたしウサギ派なの~
 という活字マニアさんも、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪



 
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