「こんにちわッ、テディちゃでス!
……ふゥ~、つーるろすゥ、しんこくゥなのでスゥ~…」
「がるる!ぐるるるる~…」(←訳:虎です!寂しいよね~…)
こんにちは、ネーさです。
ジロ・ディ・イタリアが終わり、
ツール・ド・フランスも終わり、
残るはブエルタ・ア・エスパーニャ!
ブエルタが始まるまでには欧州の熱波も落ち着いていますように、
と北半球の長期予報図を眺めて願いながら、
はい、今日も読書タイムです。
本日は、“文芸ノンフィクション”とも呼ぶべき
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 作家と楽しむ古典 ――
著者は収録順に、島田雅彦さん、いとうせいこうさん、
三浦しをんさん、松井今朝子さん、島本理生さん、
2018年6月に発行されました。
《作家と楽しむ古典》シリーズの第3弾です。
「きッかけはァ~」
「ぐるがる~!」(←訳:文学全集~!)
ええ、そうなのよね、
5人の作家さんは
池澤夏樹さん個人編集《日本文学全集》に、
島田雅彦さんは『好色一代男』
いとうせいこうさんは『曽根崎心中』
三浦しをんさんは『菅原伝授手習鑑』
松井今朝子さんは『仮名手本忠臣蔵』
島本理生さんは『春色梅児誉美』
の訳者さんとして
それぞれ参加なさったんですけど、
全集刊行の後に設けられた
《作家と楽しむ古典 連続講義》の壇上で、
古典作品を現代語に訳すに際しての苦心、
作品への思い入れ、共感などを、
しみじみと語りました。
その連続講義を書籍の形にしたのが、
この御本、という次第なんです。
「とッてもォ~ぷふふッ♪」
「がるるぐるるるがるるっ♪」(←訳:笑える講義ですウフフっ♪)
5人の作家さんの顔触れ、
訳出した作品と、
作品の筋立て・特徴を考え合わせると、
ええ、分かる御方には分かっちゃうことでしょう。
堅苦しい訳文なんて、まっぴら。
楽しく、明るく、
古典を面白がってやろうじゃないか!
――そんな心意気が
御本のあちこちでバチバチッとハジケています。
「ほぼッ、おんがくろんッ?」
「ぐるるるがるーる?」(←訳:浄瑠璃はブルーズ?)
いとうせいこうさん、いわく。
浄瑠璃の感覚はブルーズ。
ちょっと調弦が狂ってるくらいがイイんです。
島田雅彦さん、いわく。
西鶴はファッションの描写が細かい。
服を着るということは、
自分の看板を背負って歩いているというもの。
だから、着道楽は偉いんです。
三浦しをんさん、いわく。
またこのチームで作品を作ろうぜ!
前回の上演作ではやり残した感がすごくてさぁ。
次はこんなのどう?
そんな風にスタッフ同士ワイワイ言いながら、
浄瑠璃の名作が作られていったんでしょうね。
「うむうむむゥ! わきゃりィまス!」
「がるぐるるるー!」(←訳:想像できるよー!)
そうして、
5人の作家さんの講義を読んでから、
あらためて古典作品に接すると……
「いッしょにィ、ないたりィ~」
「ぐっるるがっるる!」(←訳:笑ったり怒ったり!)
「きょりかんッ、ちぢまりィましたでス!」
あ~あ、どうしよう、
夏休みの課題として
古典を読まなくちゃいけないのよぅ、と
お困りの学生さんに。
5人の作家さんのファンの方々に。
池澤夏樹さん個人編集日本文学全集を愛読する
活字マニア諸氏さんにも
おすすめの一冊です。
“楽しい古典”の時間を、
皆さまも、ぜひ♫
……ふゥ~、つーるろすゥ、しんこくゥなのでスゥ~…」
「がるる!ぐるるるる~…」(←訳:虎です!寂しいよね~…)
こんにちは、ネーさです。
ジロ・ディ・イタリアが終わり、
ツール・ド・フランスも終わり、
残るはブエルタ・ア・エスパーニャ!
ブエルタが始まるまでには欧州の熱波も落ち着いていますように、
と北半球の長期予報図を眺めて願いながら、
はい、今日も読書タイムです。
本日は、“文芸ノンフィクション”とも呼ぶべき
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 作家と楽しむ古典 ――
著者は収録順に、島田雅彦さん、いとうせいこうさん、
三浦しをんさん、松井今朝子さん、島本理生さん、
2018年6月に発行されました。
《作家と楽しむ古典》シリーズの第3弾です。
「きッかけはァ~」
「ぐるがる~!」(←訳:文学全集~!)
ええ、そうなのよね、
5人の作家さんは
池澤夏樹さん個人編集《日本文学全集》に、
島田雅彦さんは『好色一代男』
いとうせいこうさんは『曽根崎心中』
三浦しをんさんは『菅原伝授手習鑑』
松井今朝子さんは『仮名手本忠臣蔵』
島本理生さんは『春色梅児誉美』
の訳者さんとして
それぞれ参加なさったんですけど、
全集刊行の後に設けられた
《作家と楽しむ古典 連続講義》の壇上で、
古典作品を現代語に訳すに際しての苦心、
作品への思い入れ、共感などを、
しみじみと語りました。
その連続講義を書籍の形にしたのが、
この御本、という次第なんです。
「とッてもォ~ぷふふッ♪」
「がるるぐるるるがるるっ♪」(←訳:笑える講義ですウフフっ♪)
5人の作家さんの顔触れ、
訳出した作品と、
作品の筋立て・特徴を考え合わせると、
ええ、分かる御方には分かっちゃうことでしょう。
堅苦しい訳文なんて、まっぴら。
楽しく、明るく、
古典を面白がってやろうじゃないか!
――そんな心意気が
御本のあちこちでバチバチッとハジケています。
「ほぼッ、おんがくろんッ?」
「ぐるるるがるーる?」(←訳:浄瑠璃はブルーズ?)
いとうせいこうさん、いわく。
浄瑠璃の感覚はブルーズ。
ちょっと調弦が狂ってるくらいがイイんです。
島田雅彦さん、いわく。
西鶴はファッションの描写が細かい。
服を着るということは、
自分の看板を背負って歩いているというもの。
だから、着道楽は偉いんです。
三浦しをんさん、いわく。
またこのチームで作品を作ろうぜ!
前回の上演作ではやり残した感がすごくてさぁ。
次はこんなのどう?
そんな風にスタッフ同士ワイワイ言いながら、
浄瑠璃の名作が作られていったんでしょうね。
「うむうむむゥ! わきゃりィまス!」
「がるぐるるるー!」(←訳:想像できるよー!)
そうして、
5人の作家さんの講義を読んでから、
あらためて古典作品に接すると……
「いッしょにィ、ないたりィ~」
「ぐっるるがっるる!」(←訳:笑ったり怒ったり!)
「きょりかんッ、ちぢまりィましたでス!」
あ~あ、どうしよう、
夏休みの課題として
古典を読まなくちゃいけないのよぅ、と
お困りの学生さんに。
5人の作家さんのファンの方々に。
池澤夏樹さん個人編集日本文学全集を愛読する
活字マニア諸氏さんにも
おすすめの一冊です。
“楽しい古典”の時間を、
皆さまも、ぜひ♫